罪の虚像と羞恥の涙
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter Safe

特別収容プロトコル: SCP-×××-JPはサイト-812█の標準的人型収容室に収容されています。現在、複数の財団職員の監視下のもと限定的な自由を与えられていますが、反抗的な態度を取った場合鎮圧を警告してください。また、SCP-×××-JPを刺激し、異常性を発揮させることによる体調の改善を図ったり空気清浄機の代わりにしたりする行為は一切認められていません。

説明:

アイテム番号: SCP-████-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-████-JPは地下███mでカルビン製のコンテナに収容し、3日ごとに隔壁を交換してください。用意が間に合わない場合は人工ダイヤモンド製のもので代用しても構いませんが、その場合隔壁交換の頻度を1日ごとにして下さい。

説明: SCP-████-JPは体長██. ██mの████に類似した生物で、人類に対し極めて敵対的です。知能を有し会話が可能ですが、SCP-████-JP の脱走、また激怒を誘発する可能性により推奨されません。SCP-████-JPは目視した対象を任意に破壊する能力を有しています。この能力は対象となった物体の硬度に反比例して効果を発揮することが判明しています。対象が人間であったとき、SCP-████-JP は0.2秒ほどで致命的なダメージを与えられます。またこの破壊能力は大気に使用することが可能であり、その場合SCP-████-JPを除くあらゆる生物にとって有害な毒ガスに変化することが分かっています。

以上のSCP-████-JPはSCP-×××-JPが事案-×××-JP-1を経る前の姿です。現在のSCP-×××-JPは体長1.43mの小柄な少女です。目視下に置いた任意の対象を破壊する能力は、対象を治癒する能力に変化しました。SCP-×××-JPが大気に能力を使用した場合、臭気や湿気などが消えた爽やかな空気に変化します。

事案-×××-JP-1: ████/9/10に発生したSCP-████-JPの脱走事案についての概要です。
SCP-████-JPは人工ダイヤモンド隔壁の交換途中に、破壊能力と高い身体能力を駆使し脱出を強行しました。機動部隊お-5 ("邪魅")が派遣された時すでにSCP-████-JPは████山の山中に侵入し、行方不明となっていました。その翌日の████/9/11に、探索中だった機動部隊お-5 ("邪魅")の一チームが山中より悲鳴を聞きつけ、少女を保護しました。一般人かに思われましたが、極端に反抗的な態度や非財団関係者には知りえない情報の羅列、また反抗行為の際に隊員に使用された治癒能力を根拠に確保に到りました。後に入念な山中捜索にもかかわらずSCP-████-JPの痕跡が得られなかったため、SCP-████-JPが少女に変身した可能性が示唆されました。
なお、少女は確保の際激しく抵抗しましたが、捕縛は極めて容易だったと報告されています。

補遺1: SCP-████-JPがSCP-×××-JPに変身するまでの情報は、SCP-×××-JPへのインタビューによる証言より確認できます。インタビューログを参照して下さい。

補遺2: 最近SCP-×××-JPを面白半分にからかう財団員が多いとSCP-×××-JPより苦情が上がっています。かつてketer級オブジェクトだった彼女を徒に刺激する行為は危険を伴うかもしれません。自制してください。

補遺3: SCP-×××-JPと過度に接触を図る行為は感情移入を招きます。愛着を持ってしまうことを防止するためにも、接触は最低限にすべきです。特に機動部隊お-5は、申請なしに職員同士の食事会にSCP-×××-JPを招く行為は軽率であると認識してください。

補遺4: SCP-×××-JPを涙目にさせる目的の、サイト内におけるドッキリなどのサプライズ行為は実行前に申請する必要があります。SCP-×××-JPの精神は強靭であることが心理テストで判明していますが、それは過度にSCP-×××-JPを精神的に傷つけていいという理由にはなりません。

補遺5: SCP-×××-JPがかつて複数名の財団職員を殺害したketer級オブジェクトだったという理由で、独断によって彼女の食事を破棄する行為は身勝手であると認識してください。どうしても必要な場合は申請が必要です。可能な限り共有してください。

補遺6: SCP-×××-JPに対する██行為には申請が必要です。以後気を付けてください。

事案-×××-JP-2: ████/10/3に発覚したSCP-×××-JPへのサイト-812█での虐待行為についての概要です。
事案-×××-JP-2はSCP-×××-JPをサイト-812█に収容して以来の、フィールドエージェントの二度目の視察で発覚しました。発見時、SCP-×××-JPは激しい衰弱状態に置かれながら、精神的には安定状態にありました。フィールドエージェントはサイト-812█職員によって日常的に行われる虐待行為よりSCP-×××-JPを救出しようとした際、SCP-×××-JPに向けられた表情に強い嗜虐欲求にかられたため、サイト-812█がSCP-×××-JPのミーム的影響下に置かれたのではないかと推察しました。

こんなことを言うと誤解されかねないから嫌なんだが……SCP-×××-JPの赤面と涙目は、恐らく男女問わず「もっと見たい」と思わせるものだ。—██フィールドエージェント

事案-×××-JP-2を受けてSCP-×××-JPの再分類が検討されています。以下は虐待を行っていたサイト-812█職員とのインタビューログです。参照してください。

サイト-812█職員とのインタビューとSCP-×××-JPの調査報告書より、SCP-×××-JPのミーム的性質が確認されました。SCP-×××-JPの魅力についての情報はSCP-×××-JPと接触したいという欲求を誘発し、SCP-×××-JPの扱いを示す情報はどれだけ過激でも疑問を抱かせない効果があります。

またSCP-████-JPの報告書が虚偽である可能性が浮上しています。2度目のSCP-×××-JPとのインタビューログより確認できます。

事案-×××-JP-2を前後して、差出人不明の手紙が財団に届きました。以下はその内容です。

親愛なる財団様へ

我々の作品の第一弾が、そろそろ真価を発揮した頃とお見受けして、お手紙を差し上げます。
我々はAre We Cool Yet?より、よりサブカルチャー的に分派した集団です。今回のテーマは「赤面し涙目を浮かべている女の子は可愛い」というところから出発しました。製作は難航しましたが、本流であるAWCYより認可を受けましたので、サンプルの一つを財団様の環境でこそ輝く形でお届けした次第です。彼女の愛らしさを堪能いただけたのなら幸いです。

Are We Cool Yet? 日本支部新派閥 Is She Cute Yet? より

これによりSCP-████-JPの情報群が、手紙の差出人を名乗る団体の何者かによる1度限りの認識災害であるとの仮説が立てられています。

以上を受けて大幅に報告書が改定されたため、第2稿を参照してください。