Ichijikiの小箱
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid

特別収容プロトコル: SCP-xxx-JPの周辺一帯はカバーストーリー「開発予定区画」を適用し、監査担当者に偽装した職員を常駐させ 

説明: [SCPオブジェクトの性質に関する記述]

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

myosotis-arvensis-855452_1920.jpg

██氏の所持する土地にて生育していたSCP-XXX-JP-1の画像

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-1の花粉はサイト81██の冷凍室内で保存されます。SCP-XXX-JPが実験などで必要となった際には、一般の勿忘草の株と受粉させ結実したものを使用してください。また、その異常性から1度の実験において同時に10粒以上を取り扱うことは承認されません。

事故などにおいて、大量発生が確認された際に塩素酸塩によって迅速な除去を行ってください。

説明: SCP-XXX-JPは異常性を備えたワスレナグサ(学名:Myosotis scorpioides)の種子です。日本各地の3█店舗の生花店にて、遺言花という品種名で流通、「死体に植える」という説明文が目を引きエージェントが発見、その後流通元を特定し栽培する農家からSCP-XXX-JPを回収及び収容、Bクラス記憶処理を施したのちに解放しました。

SCP-XXX-JPの異常性は死骸を苗床とする変則的な生育生態です。土壌や水中などの一般的な自然環境下では一切発芽しないにも関わらず、SCP-XXX-JPが死骸に付着した状態で半径10m以内に人間が侵入すると直ちに発芽・急速に生育し開花します。(この状態のSCP-XXX-JPをSCP-XXX-JP-1と呼称)

SCP-XXX-JP-1は開花した直後から花弁を震わせることで、幽かではありますが聞き取れる声のような音を発生させる異常性を持っています。これは、苗床となった死骸によって内容が変化し、必ず結びの部分は「[一人称]は~をできたか?」という旨のものを述べているように聞き取ることができます。この異常性が発揮されたSCP-XXX-JP-1はその後、自家受粉により種子を結実します。

また、この際に大量に亜酸化窒素ガスと特殊な花粉を空気中に散布する性質もあり、この花粉を吸入すると前後24時間の記憶が強く定着され、Bクラス記憶処理等を施されない限りは健忘などにあってもこの記憶が失われることはありません。
通常種の株がこの花粉と受粉した場合、通常種の遺伝子情報は一切引き継がれず、SCP-XXX-JPの遺伝子情報と異常性を保持した種子が結実します。この為、現存する全てのSCP-XXX-JPは突然変異を除いては全て同一の遺伝子を備えており殆ど多様性がありません。その性質から駆除にあたっては塩素酸塩の散布が極めて有用です。

実験結果とその記憶定着の性質から、財団はSCP-XXX-JPの活用を検討しており、現在研究が進められています。


補遺: 財団が制圧した日本生類創研の拠点の一つで、SCP-XXX-JPと思われる品種の株と同研究員の遺体が発見されました。その際、エージェントが近づいて採取を試みたところSCP-XXX-JPは異常性を発揮し黒色の花弁のSCP-XXX-JP-1へと移行。以下は、その際録音された音声内容の書き起こしです。

残された人々に、先だった者から遺せるものを。僕の勿忘草が、みんなの救いになればいいな