hyoroika09の水槽
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警告

本報告書は情報災害キャリアに指定されています。


本項を閲覧する場合は必ずSCP-XXX-JP対抗ミームの摂取を行ってください。抗ミームなしの本項閲覧は記憶影響を含む複数の情報災害の原因となります。

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]

説明: SCP-XXX-JPは高等学校在学中の体験として認識される虚偽記憶です。SCP-XXX-JPはその具体的な内容を説明することによって伝播し、それらを一定以上の水準で理解した人物はSCP-XXX-JPを自分の身に起こった事象であると確信します。この異常性は満17歳以上の全ての人物で発現し、高等学校に在学したことのない人物であってもSCP-XXX-JPを違和感なく自身の記憶であると確信します。SCP-XXX-JPは通常手順の記憶処理によって喪失させることが可能です。

SCP-XXX-JPの内容は「部活が終了した後の帰り道で不明な存在に追いかけられる」というものです。所属していた部活動やそれ以前の学校生活についての記憶はSCP-XXX-JPに存在せず「部活が終了した後の帰り道で不明な存在に追いかけられる」という記憶のみが漠然と存在します。SCP-XXX-JPを保持する人物(以下、SCP-XXX-JP-A)によるインタビューの結果、SCP-XXX-JPの舞台は静岡県██市であり、帰路から推測される高等学校は県立███高等学校であることが判明しています。

SCP-XXX-JPには“セイヤ”および“カズタカ”として認識される人物1が登場します。SCP-XXX-JP内でSCP-XXX-JP-Aは彼ら2人と共に下校し、その道中で不明な存在に遭遇します。この存在は体高3 m前後の頭部が著しく肥大した人間型の実体として認識され、SCP-XXX-JP-Aが偶然振り返った際に初めて発見されます。発見後、SCP-XXX-JP-Aは2人にその存在を伝えようとしますがこれは否定されます。この間その存在は接近し続けており、距離が10 m程度になるとSCP-XXX-JP-Aは1人その場から逃走します。その後SCP-XXX-JP-Aは逃走を続け、自宅として認識される住宅に入り母親として認識される人物の声を聴いた時点でSCP-XXX-JPは終了します。

被験者が新たにSCP-XXX-JP-Aとなった場合、被験者はSCP-XXX-JPに加えもう1つの虚偽記憶を保有するようになります。この虚偽記憶はSCP-XXX-JP-1に指定され、その内容は各SCP-XXX-JP-Aによって異なります。以下は現在まで確認されている虚偽記憶の例です。

  • カラオケの客引きに声を掛けられそれを断る
  • 空き地でラジオ体操の屈伸運動を行う
  • ██通りと推測される道を歩く(類似例多数)
  • 河川敷沿いの土手で柴犬を散歩する

SCP-XXX-JP-1は通常手順の記憶処理の効果が薄く、数十秒程度で再発します。しかし本項作成中に開発途中にあったセルアセンブリ孤立式記憶処理2は有効であり、問題なくSCP-XXX-JP-1の無効化が可能です。

補遺: 以下はSCP-XXX-JPに曝露した研究員によって作成されたSCP-XXX-JPの子細な記録です。

時系列SCP-XXX-JP:
作成者: 堂園研究員

付記: タイムラインはSCP-XXX-JPの開始地点を00:00:00として表記されています。またこの時間経過は作成者の主観に元づく感覚的なものであり、あくまで目安であることに留意してください。


[00:00:00]: SCP-XXX-JP開始。河川敷沿いの土手を“セイヤ”“カズタカ”と共に下校している。話の内容はある程度鮮明だが重要度の低いものとして略記。

[00:00:00]: “セイヤ”が「██さん」と呼ばれる都市伝説について話す。この存在についての知識は“カズタカ”も持ち合わせていた。2人の話によると「██さん」はその存在を知ると現れるがその目的は一切不明であるという。

[00:00:00]: その後も雑談が続く。

[00:00:00]: 背後から自動車が接近していないかを確認するために振り返ると頭部が肥大した実体が200 mほど後方に認められる。またこの存在の外見的特徴は説明された「██さん」のものに合致する。これらを“セイヤ”および“カズタカ”に説明するが2人は「そんなものいるわけがない」と認めない。特筆すべき点として彼らは「██さん」出現後1度も振り返ることはなかった。

[00:00:00]: 後方から「██さん」が接近する。その接近速度は成人男性が全力で走るよりも少し遅い程度である。その間も2人を説得し続けるが、依然として2人は振り返って確認しない。

[00:00:00]: 「██さん」が接近し続ける。「██さん」に由来すると推測される声あるいは鳴き声が聞こえた時点で2人の説得は諦めその場から走って逃走する。

[00:00:00]: 逃走が続く。最中に何人かの人物とすれ違っているが、その全ての人物が「██さん」に関して無関心あるいは認識していないように振舞う。後方の確認は行わないが「██さん」が発する音によってその接近は確認できる。

[00:00:00]: 橋を渡り住宅街に至る。信号機の関係で通常の帰宅路を大きく外れる。途中に通過した空き地では老人会と推測される団体が体操を行っているが、いずれの人物も「██さん」には気付いていない。

[00:00:00]: 自宅と認識される住宅に到着する。玄関の鍵は掛かっていない。玄関を閉める際、磨りガラス越しに「██さん」を認識する。鍵を閉め終えた直後に母親として認識される人物の「おかえりなさい」という声がリビングから聞こえる。

<記録終了>

[まだ終わらない]: 記録終了

[ずっと終わらない]: 記録終了

[きみはこちらがわ]: 分裂した記憶において、私は記録を終了してデスクから離れている。私はコーヒーを淹れ、もう一度デスクに戻り提出すべきレポートの再確認をしている。ただ、それと同時に、私はまだこの我が家にいる。記憶はまだ続いている。片割れの私はそれに気づかない。

[]: 母親の声が聞こえる。玄関を開けてリビング向かう。いつも通り。靴はきちんと整頓しないと後で小言を言われるが、今はそれどころではない。玄関から向かって正面に2回へ続く階段があって、リビングは左に折れた部屋にある。

[00:00:00]: リビングに母親の姿はない。据え置かれたテレビには昨日録画したバラエティ番組が映し出されている。

[00:00:00]:

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trick-star.jpg

実体化中のSCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 現在、SCP-XXX-JPは未収容です。SCP-XXX-JPおよびそれらによって引き起こされた消失現象の目撃者には記憶処理を施したのち、適切なカバーストーリーの流布が行われます。実体化中のSCP-XXX-JPに直接接触する試みは、接触者の意図しない消失につながる可能性があるため、必ずDクラス職員が行ってください。

説明: SCP-XXX-JPは自立行動を行う実体の総称です。各個体の形状や体高に一貫性は認められませんが、どの個体も体に無数の孔を有しています。孔の内部からは一切の光線や音波は観測されず、内部の構造は不明です。またSCP-XXX-JPが物理的、化学的な破壊耐性を有していることに加え、蛍光X線分析装置等を用いた非破壊の成分分析においても原因不明のエラーが表示され続けるため、SCP-XXX-JPの組成は明らかになっていません。現在、SCP-XXX-JPはおよそ500 個体確認されています。

SCP-XXX-JPは後述する実体化中を除き、その存在を認識できません。これは反ミーム等による認識の阻害や、霊的存在への変化などが原因と推測されています。しかしながら、非実体化中のSCP-XXX-JPは、現在財団が保有するあらゆる検出手段を用いても観測不能であることから、その正確な存在方法は判明していません。

SCP-XXX-JPは一個体につき、約600日周期で実体化し主に地上で活動を行います。実体化したSCP-XXX-JPは動物が持つ口器に似た構造体を伸ばし、物体に接触させた後、触れている物体を徐々に消失させます。SCP-XXX-JPの動作が比較的緩慢であるため、活動的な物体がSCP-XXX-JPによる活動の影響を受けることは稀ですが、この消失は無機物・有機物、あるいは生物・無生物関係なく発生します。SCP-XXX-JPは一個体につきおよそ500 kgの物体を消失させた後、再び観測不能になります。また、消失した物体の追跡は全て失敗に終わっています。

実体化中のSCP-XXX-JPを捕獲する試みは現在成功していません。

SCP案置き場

tale案置き場