huyunagi

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル:
SCP-XXX-JPはパスワード付き電子機器保管庫高驚異度電子機器保管庫に常に充電をし充電を0にし、監視カメラで常に状態を確認できるようにして保管してください。
研究をする為にはレベル3以上の職員三人以上の許可が必要です。現在は研究を凍結しています
研究の際には必ず指定の拘束具をつけた上で実験を行い、実験後には精神安定剤を服用させた後に精神鑑定を行いBクラス記憶処理を行ってください。

説明:
SCP-XXX-JPは██社で販売されているモデル名████と同種のタブレット型コンピューターです。
製品化されている従来の製品に比べネットに繋げることは出来ず、一度利用をすれば充電が無くなるまで再起動、強制終了をすることは出来ません。
操作の有無、充電をしているのに関わらず30分後充電がなくなります。
起動する際も充電が最大になったランプが点灯しない限り起動は出来ません。その際充電が最大になるまでの所要時間は12時間となってます。

起動時には指紋認証が必要となり認証を済ませることによって起動され操作が可能となります。
SCP-XXX-JPを操作できるのは指紋認証を済ませた人物のみとなります。指紋認証後に別の人物に渡した場合、画面はスリープ状態のような真っ暗な画面しか映らず一切の操作を受け付けません。
指紋認証をし起動した画面はモデル名████の初期設定時と変わらない背景が設定されており、画面には何かの冊子のようなアイコンがあり、アイコンの下には「アルバム」と表示のあるアプリケーションのみが画面中央にあります。
アプリケーションを起動すると、中はフォルダがあり1つから確認されたので4つまであります。
全てタイトルは「閲覧注意!!」と書いており2つ目以降は2~4の数字が末尾についています。
フォルダ内は指紋認証を済ませた個人に合わせた静止画ないし動画が保存されています。(以下SCP-XXX-JP-1)

被験者がSCP-XXX-JP-1を一度閲覧すると全てのSCP-XXX-JP-1を閲覧し終えるまでSCP-XXX-JPに固執し手放そうとしなくなります。
SCP-XXX-JP-1の閲覧を中断させる為には精神状態を整えたあとBクラスの記憶処理をすれば中断させれることが判明しています。

SCP-XXX-JP-1を閲覧する際には従来の製品と同様の機能である覗き見防止のようなくすんだような状態に画面が変わります。ただし従来の製品の場合の画面を正面から見れば他者でも見れるようなことはなく指紋認証をした本人のみにしか見えないようになっています。
その特性から画面をカメラでの撮影すらも出来ず本人以外が確認する術は現在見つかっておりません。

SCP-XXX-JPはエージェント・███がモデル名████を購入し、自宅に届き起動した際に異常を感じた為財団に報告し、発見されました。

三回の実験後████博士の研究凍結申請があり受理され実験は凍結されました。
しかし19██/██/██に起きた事案により、SCP-XXX-JPの特別収容プロトコルの変更とSCP-XXX-JPの無力化要請を受けましたが、特別収容プロトコル変更後異常が無かった為要請は却下されました。

我々は勘違いをしていたようだ。何故気付けなかったのか。性質を理解する為に本質を見抜くことが出来なかった。SCP-XXX-JPがどうしてここにあるのかを、記憶に触れているかもしれないという考えに至ったのに"どうやって"触れているかしか考えていなかった。我々は今回の件を最悪の事態を想定して今後は動かねばならない。 - ████博士