Hoito Gairu
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SCP-XXXX-JP

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-81██のスクラントン現実錨が装備された高脅威度物品収容室に保管されなければなりません。内部は物理的・化学的耐性を施し、一定の清潔感を有している必要があります。
収容室の前には詰所を設置し、2名以上の財団職員が常に滞在して定期的に実行される異常性の発露を予防するための監視を24時間体制で行うようにしてください。収容環境のサイクルは財団内における標準的な中脅威度オブジェクト用のプロトコルに則って行われますが、物品を収容室に持ち込むことは禁止されています。また、収容室に如何なる人員が入室する事もエージェント・深代による同伴がない場合、認められません。収容室からオブジェクトを持ち出すことも先述のエージェントよる定期的な収容維持以外は原則禁止です。

1週間に1度、SCP-XXXX-JPは自発的な収容協力の対価として午後8時以降にエージェント・深代を同伴した上でのサイト-81██ユニット-77内における散策が許可されます。ユニット-77においてはSCP-XXXX-JPの行動は制限されませんが、午前0時までには収容室に戻すよう徹底してください。なお、周辺のセキュリティチームは常時その足取りを監視し、不測の事態が引き起こされた場合には定められた行動規定に従い、適切な方法にてオブジェクトを鎮圧してください。

監視要員によってイベントXXXX-JP発生の予兆が観測された場合には即座に監視要員は収容室から退避し、エージェント・深代にイベントの発生を通知してください。通知を受けたエージェントは如何なる理由があろうとも通常の業務を停止してイベントXXXX-JPに対しての対処を行ってください。それまで対処要員を除く、職員は収容室に接近することは控えてください。イベント終了後における事後処理はサイト-81██管理官に一任されます。

説明: SCP-XXXX-JPは、標準的な███社製のPENTAX KMフィルムカメラに見える異常な物品です。外見・機能上は同社より販売されている類似のカメラとほとんど差異はありませんが、 SCP-XXXX-JPの表面には修復が困難な細かな傷が29箇所ほど確認されています。 製造番号は削り落とされており、外見以外で製造年代を判別することはできません。また、シャッターボタンならびに裏蓋を開閉するための機能が破損しています。

SCP-XXXX-JPの異常性は、その内部に知性的な人型実体(SCP-XXX-JP-1と呼称)を有している点にあります。SCP-XXXX-JP-1はSCP-XXXX-JPに備え付けられているファインダーを通してしか認識することができず、ファインダーを覗いた被験者は周辺の環境音の欠如と引き換えに、知覚する景色に溶け込むようにしてSCP-XXXX-JP-1を認識することができます。認識される外見は主だって10歳程度の白い簡素なワンピースを纏った日本人女性であると確認されていますが、反ミーム的作用と考えられる影響によりSCP-XXXX-JP-1の顔などの部位は認識が阻害されます。人間の言葉などには理解を示し、実施された知性テストにおいては人間の平均的な10歳程度の知性を示しました。しかし、発声などは確認されず、SCP-XXXX-JP-1のコミュニケーションの方法は主にその四肢を使った身振り、手振りなどで表現されます。

SCP-XXXX-JP-1は認識される間、ファインダー内におさめられている物体に対して相互作用を及ぼすことが可能です。その一例として、周辺の家具などを使用したり、存在する人間に自分の存在をアピールするために物品に対して干渉する行為などが挙げられます(詳細は実験記録を参照)。干渉できる物品に制限はなく、ファインダー内におさまってさえいればどのような物であっても干渉することができます。しかし、生物に対しての干渉は妨げられることが確認されています。

多くの場合、そのような生物などに干渉する手段として主にSCP-XXXX-JP-1はSCP-XXXX-JPを介した精度の低い現実改変を及ぼそうとします。それはファインダー内におさめられているヒューム値を固定されていないあらゆる物体に対して有効であり、物体に対して"強化"や"劣化"といった改変を引き起こします。改変の優劣を決める具体的な分岐点については判明していませんが、SCP-XXXX-JP-1の"気分"によって変動しているのではないかと推察されています。これらの能力は完全にSCP-XXXX-JP-1の制御下にあるようであり、改変結果の強度をある程度、調整することも可能であると判明しています。しかし、極めて精度の低い現実改変であるため、SCP-XXXX-JP-1も行使によって引き起こされる現象を予測しえないことが確認されています。また、改変直後の物体の周囲5m以内はクラスBの現実稀薄性領域に分類される点にも留意すべきです。なお、これらの性質改変は精度が低いのと同時に現実的優位性も低く改変後からおよそ1週間から2週間程度で改変された事象は不安定となり、元に戻ることが判明しています。また、先述の理由によりこれらの現実改変はスクラントン現実錨などを用いた対現実改変処置により完全に封殺することが可能です。

定期的にSCP-XXXX-JPは起源不明のエネルギー放出現象(イベントXXXX-JPと呼称)を引き起こします。そのエネルギー量は[編集済]であり[編集済]およそ2発分に相当するエネルギー量です。イベントXXXX-JP発生の兆候としてSCP-XXXX-JPの急激な熱量上昇、周辺の空間ヒューム値の低下といった特徴が挙げられますが、現在、それを予防する確実な手法は確立されていません。唯一、上記のエージェントによる収容方法のみがイベントXXXX-JPの発生を未然に防ぐ方法であることが判明しています。

事案記録XXXX-JP-2以降、SCP-XXXX-JP-1は[編集済]所属のフィールドエージェントであるエージェント・深代に対して非常に高い興味を抱いていることが判明しています。SCP-XXXX-JP-1は自身の興味の対象等には積極的に存在をアピールしようとするのと同時に対象からの指示に対して従順になる傾向が観察されています。よってSCP-XXXX-JP-1とエージェント・深代の関係性は現状の収容状況を維持するためとしてあえてより多くの接触時間が設けられ、維持されます。

発見経緯: SCP-XXXX-JPは██県██市に存在していた民家に要注意団体[編集済]の上級幹部であると目される未収容の現実改変能力者が滞在している可能性が示唆されたために、これの確保を目的とする機動部隊い-8(████)による突入作戦が決行された際に発見されました。当該の現実改変者の身柄は確保されませんでしたが、痕跡を探す際に偶然にも機動部隊員の一人がSCP-XXXX-JP-1による攻撃を受けたため、異常性が発覚。その後に収容班により回収されました。なお、作戦が行われた民家はカバーストーリー「強盗放火魔」に偽装されるために十分な検証の後に焼却処分されました。

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]