慣れるまでこちらで活動します。

収容中のSCP-XXX-JP
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8181内の標準用ロッカーに収容、
後述するSCP-XXX-JP-1は標準用ロッカーを100%鉄に置き換えたロッカーに収容してください。
現在、463本のSCP-XXX-JPと5本のSCP-XXX-JP-1が収容されています。
今後SCP-XXX-JPを用いた実験は許可されません。
また、SCP-XXX-JPを発見した職員は直ちに回収してください。
説明: SCP-XXX-JPはDE-304とラベルに書かれた単三マンガン乾電池です。また、使用期限が永久と表記されています。
また、SCP-XXX-JPを破壊、分解する試みは全て失敗しています。
SCP-XXX-JPの半径10m以内に存在する人間がSCP-XXX-JPを肉眼で視認すると、どのような心理状態にあろうと 心神喪失状態となり、現在所持している電子機器の電池と交換し始めます。交換し終えると、 心神喪失状態から回復します。
電池を使用する機器が無い場合はこの現象は起こりません。
SCP-XXX-JPを電子機器に接続すると、直ちに非常に大きな電圧(以下大波電圧と呼称)1を発生し、電子機器を破壊します。大波電圧が発生するのは電子機器に接続された場合のみです。また、どの様にしてSCP-XXX-JPが大波電圧を発生されているのかは不明です。
ただし、SCP-XXX-JP自体はこの影響を受けません。
発生した電圧を計測すると、1μ秒間に約90000Vもの電圧が計測されました。これは雷サージ電圧とほぼ同等です。
さらに、SCP-XXX-JPは使用する物資が拡大することでその性質を変化する特異性が確認されています。
補遺XXX-01: ██博士がSCP-XXX-JPの特異性を研究するために、SCP-XXX-JP、5本を用いて実験を行いました。
以下は実験記録です。
実験記録XXX - 01 - 日付20██/██/██
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: SCP-XXX-JPを市販されている電子機器に接続する。
結果: 電子機器は破壊されました。この時、大きな電圧を検知しました。
実験記録XXX - 02 - 日付20██/██/██
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: SCP-XXX-JPを市販されている電子機器に金属箔などでケーブルをシールドされた状態で接続する。
結果: 電子機器は破壊されました。
分析: 電圧が大きすぎて焼き切れてしまう、では過負荷が予想される箇所に半導体の代わりに真空管を使ってみようか。 -██博士
実験記録XXX - 03 - 日付20██/██/██
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: SCP-XXX-JPを市販されている電子機器に過負荷が予想される箇所に半導体の代わりに真空管を使用した状態で接続する。
結果: 電子機器は正常に起動しました。
分析: 成功だ!次はレーザーの動力源をSCP-XXX-JPに置き換えてみようか! -██博士
実験記録XXX - 04 - 日付20██/██/██
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: SCP-XXX-JPをレーザー照射装置の動力部分を上記と同様の対策を施し、接続する。
結果: 接続して12秒後に突如、電磁パルスを半径1㎞に検知しました。サイト-8181内の殆どの電気設備が破壊されました。
分析: SCP-XXX-JPは最初は電磁パルスを発生させる異常性は無かったのに、おそらく、SCP-XXX-JPは使用する物体の規模に合わせてその特異性を変化させるのかもしれない。 -██博士
事後処理: このSCP-XXX-JPは以後SCP-XXX-JP-1と呼称し、SCP-XXX-JP-1には別の特別収容プロトコルを適用させます。
今後、SCP-XXX-JPを用いた実験は凍結されています。
補遺XXX-02: SCP-XXX-JPは20██/██/██に機動部隊が制圧した東弊重工の施設内の段ボール箱に入っているSCP-XXX-JPを発見しました。この段ボール箱には『廃棄予定』と書かれていました。
発見した隊員は直ちに自身が装備する懐中電灯の電池をSCP-XXX-JPと取り換え、破壊された後、我に返りました。心配して寄ってきた隊員の現象を引き起こしました。
また、この施設からは282本のSCP-XXX-JPが発見されました。
補遺XXX-03: 廃棄された東弊重工の施設の再調査を行った結果、倉庫の中から186本のSCP-XXX-JPと書類が発見されました。
以下は書類の内容です。
SCP-XXX-JPの開発報告書と思われる書類
番号: E-304
概要: E-304は[編集済]、DPEW-401のエネルギー源として開発。
現在、量産中です。
旧世代の試験用動力源PE-303はE-303に改名、[編集済]、FP-10の動力源として、本部に運送してください。追記: E-304はDPEW-401の動力源としては問題はありませんが、接続時にサージ電圧を発生するため、DPEW-401が破損してしまう場合があります。
現在、次世代の動力源を開発しています。メモ: E-305が開発されたらE-304はどうやって処理するのだろうか?
E-304の処理について
対象:全ての研究員
E-304はDPEW-401の新たな動力源として有力視されていましたが、E-305の開発成功に伴い、E-304をDE-3042と改名、500本のSEV-304全てを処分をしてください。
また、処分する手段に関しては各自の判断に任せます。
東弊重工

収容中のSCP-XXX-JP
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8181の非危険物用ロッカーに電池を抜き出した状態で保存します。
また、レベル2以上のセキュリティクリアランスを持つ職員が実験を行うことができます。
説明: SCP-XXX-JPは機動部隊の標準装備である電池式の携帯型無線機に見える物体です。
この無線機は補給班から機動部隊隊員に配給されています。
SCP-XXX-JPは通常の無線機と同様に、周波数を合わせる事で通常通り使用する事ができます。
SCP-XXX-JPの特異性は電源が起動した状態でSCP-XXX-JPを手に握った人間(以下被験者と表記)が何らかの方法で死亡した場合、約一時間後に被験者の肉体、服装、装備が瞬時に生成されます。同時に被験者の死体は生成と同時に急速的な風化が始まり、約5秒後に完全に消失します。
SCP-XXX-JPから生成された被験者は検査の結果、生成前の被験者とSCP-XXX-JPに生成された被験者はDNAが一致していますが、SCP-XXX-JPから生成された被験者は患っていた病や傷が消滅している事から、生成前の被験者と生成後の被験者では多少の差異が生じています。
また、SCP-XXX-JPが被験者を生成する事ができるのは同じ被験者に対して一度のみです。
以下は実験ログです
実験記録XXX - 日付20██/██/█
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: D-13002にSCP-XXX-JPを持たせ、銃火器で終了する
結果: D-13002は問題なく生成されました。
分析: SCP-XXX-JPには傷一つありませんでした。
実験記録XXX - 日付20██/██/█
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: 肺炎を患っているD-11102にSCP-XXX-JPを持たせ、銃火器で終了する
結果: D-13002は問題なく生成されました。
分析: 生成された被験者は肺炎や傷などが消滅している事から、SCP-XXX-JPから生成された被験者には若干の差異が生まれているようです。
実験記録XXX - 日付20██/██/██
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: D-12012に電源を切ったSCP-XXX-JPを持たせ、銃火器で終了する
結果: D-12012は終了しました。
分析: 電源を切った状態では特異性は発揮されない様です。
実験記録XXX - 日付20██/██/██
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: D-13012にSCP-XXX-JPを1分間触れさせた後、銃火器で終了する
結果: D-13012は終了しました。
分析: 単に触れただけではSCP-XXX-JPの特異性は発揮されませんでした。
実験記録XXX - 日付20██/██/█
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: SCP-XXX-JPと首輪型爆弾を所持させている猫を終了する
結果: 猫は問題なく修復しました。
分析: SCP-XXX-JPを所持している状態であれば、如何なる生命体でも修復される。
実験記録XXX - 日付20██/██/█
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: D-13002にSCP-XXX-JPを持たせ、静脈に塩化カリウム3を注射し終了する
結果: D-13002は心停止後、問題なく生成されました。
分析: SCP-XXX-JPには傷一つありませんでした。
実験記録XXX - 日付20██/██/██
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: D-13002にSCP-XXX-JPを持たせ、多目的対戦車榴弾でD-13002を終了する
結果: D-13002は終了しました。
分析: 一度使用した人物に対してはSCP-XXX-JPの特異性は発揮されない可能性があります。また、SCP-XXX-JPには傷一つありませんでした。
実験記録XXX - 日付20██/██/██
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: D-13005にSCP-XXX-JPを持たせ、多目的対戦車榴弾でD-13005を終了する
結果: D-13005は問題なく生成されました。
分析: SCP-XXX-JPがその特異性を発揮するのは同じ被験者一人に対し一回のみのようです。
SCP-XXX-JPを所持している限り、被験者を爆発四散しようと生成されるようです。
実験記録XXX - 日付20██/██/██
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: D-13003にSCP-XXX-JPを持たせ、10キロトン級核爆弾で終了する
結果: D-13003は問題なく生成されましたが、D-13003は生成された後、熱と放射能により即座に死亡しました。この後D-13003が生成される事はありませんでした。
分析: SCP-XXX-JPには傷一つありませんでした。
メモ: SCP-XXX-JPは生成された後の事は考えていないようです。
補遺XXX-01 SCP-XXX-JPが初めて発見されたのは、サイト-81██内に駐留中の機動部隊█-█、上野隊員がSCP-███-JPの収容違反により死亡、その一時間後に生成されたことで、初めてSCP-XXX-JPの特異性が発覚しました。
現在、SCP-XXX-JPが何時からその特異性を示しだしたのか、SCP-XXX-JPを作成した職員の調査を行っています。
画像元
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは市販されている電子機器に、過負荷が予想される部分を真空管に置き換えた電子機器にSCP-XXX-JPを接続された状態で、職員用ロッカーに収容してください。
説明: SCP-XXX-JPは市販されている単三マンガン乾電池に見えます。SCP-XXX-JPには、使用期限∞年と表記されています。
SCP-XXX-JPの持つ特異性は電子機器にSCP-XXX-JPを接続すると半径0.13mに電界強度50kV/mの電磁パルスを発生し、接続されている電子機器を破壊します。この電磁パルスが発生するのは電子機器にSCP-XXX-JPを接続された場合のみです。
また、SCP-XXX-JPを使用している人間は電子機器が使えない原因がSCP-XXX-JPの電池切れと考えず、電子機器に問題があると思い込みます。
この現象は当本人が諦めるまで続きます。
また、SCP-XXX-JPは電子機器に接続されていない間に、他の電池切れを起こした人間の所へと未知の力で移動します。
電磁パルス対策で接続されている電子機器に接続され使用されている状況下にあると、SCP-XXX-JPは移動を行いません。
補遺XXX-1: SCP-XXX-JPが初めて発見されたのは、目覚まし時計の電池切れを起こしたエージェント・███の部屋にSCP-XXX-JPが移動した時に初めて発見されました。
SCP-XXX-JPを発見したエージェント・███はSCP-XXX-JPを使用し、目覚まし時計は破壊されました。しかし、原因がSCP-XXX-JPでは無く、目覚まし時計にあると考え、再び目覚まし時計を購入しました。
_インタビューログ
対象: エージェント・███
インタビュアー: ██博士
<録音開始, 20██/██/██>
██博士: エージェント・███、当時の状況を教えてください。
エージェント・███: 確かあの時は目覚まし時計の電池が切れて、任務に遅れた時だったな。その日はイライラしながら帰ったんだ、そしたらあの乾電池があったのさ。
██博士: その当時SCP-XXX-JPは何所にいましたか?
エージェント・███: あれは俺の目覚まし時計のすぐ隣に置いてあったのさ。俺を使え、と言わんがばかりに。
██博士: 貴方はその時どうしましたか。
エージェント・███: 最初は流石に怪しいと思ったさ、でも誰かが俺の為に分け与えたなら使わないとな、って思ったのさ。でも、接続しても動かないんだよ。その日仕方なく自力で起きる事にしたのさ。
██博士: 貴方はその後どうしましたか?
エージェント・███: 次の日、任務が終わって新しい目覚まし時計を買いに行ったさ。考えてみればなんで電池切れが原因って考えなかったんだろうな。
██博士: 新しく買った電子機器にもSCP-XXX-JPを接続しましたか?
エージェント・███: ああ、当然また動かない、店に連絡して返品してもらったんだが、同じ様な事が続くんだよ。嗚呼、もう諦めて自力で起きるしかないな、って考えたら、あれは何所かへ行ってしまった。
██博士: 分かりました、インタビューはこれで終了します。
エージェント・███: ところで博士、新しく目覚まし時計を買いたいけど、財団の経費で落ちませんかね?SCiPの発見の功績で。
██博士: それは…、残念ながら自費でお願いします。
エージェント・███: 了解しました……
<録音終了, 20██/██/██**>
補遺XXX-3: その後、SCP-XXX-JPはエージェント・███の部屋から、同様に乾電池の電池切れを起こした██研究員の部屋へ移動し、電子機器を破壊しました。
破壊された電子機器を██研究員が直そうと試みたところ、電子機器のケーブルが焼き切れてい
ていました。これにより、SCP-XXX-JPの特異性が発覚しました。
以下はSCP-XXX-JPを確保した後に行われた実験ログです。
実験記録XXX-1 - 日付20██/██/█
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: SCP-XXX-JPを市販されている電子機器に接続する。
結果: 電子機器は破壊されました。
分析: 半径0.13mで電磁パルスが検知されました。
実験記録XXX-2 - 日付20██/██/█
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: SCP-XXX-JPを、市販されている電子機器を、半導体の一部を真空管に置き換え、改造した物に接続する。
結果: 電子機器は正常に作動しました。
分析: 使用されている状況下にあるとSCP-XXX-JPは移動する事はありませんでした。
現在作り直しております。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の地下施設に、15㎥の強化コンクリートで作られた部屋の中に入れ密閉し、監視カメラ2台を設置し、常に監視出来る状態で厳重に収容して下さい。
また、セキュリティクリアランスレベル3以下の職員がSCP-XXX-JPを使い実験、研究する事は許可されません。
説明: SCP-XXX-JPは蓋を開けると光が出現する、4㎤の小さな黒い箱です。SCP-XXX-JPの材質や光がどこから出ているかについては未だ分かっていません。
SCP-XXX-JPの特異性は生命体が箱の蓋を開けてしまった場合、どの様な生命体であろうと、SCP-XXX-JPが発する光に包まれ、対象者の肉体、衣類、装備、銃火器などが一つの”黒い霧状”(以下SCP-XXX-JP-1)の生命体となります。この時、SCP-XXX-JPの蓋は未知の力によって一瞬で閉まります。
このSCP-XXX-JP-1になった場合、意識は残り、聴覚を失い、視界も若干黒い靄がかかって見えにくくになります。進みたい方向に自由自在に動くことが可能ですが、如何なる物体に触れることが出来なくなります。またSCP-XXX-JP-1は、通常の霧や煙と違い、時間経過により蒸発したり、薄くなる事がありません。
この霧の性質は不明ですが、有害な物質を持たない、
元の姿に戻る場合は、SCP-XXX-JPの蓋を開ける前の自身の姿を強く意識する必要があります。元の姿を形成できると、聴覚が戻り、視界も良好になり、物体に触れることも可能になります。しかし、形成し直した肉体からは、皮膚の所々から、絶えずに黒い煙が出続けます。
また、当時持っていた装備、衣類などは、意識外でも出現する事が確認されています。これらのアイテムも同様に、表面から黒い煙が出ますが、人体から離れると2分後には黒い煙は出現しなくなります。
補遺XXX-1: SCP-XXX-JPは財団の上層部の研究員がSCP-███-JPの研究の過程で作成されたオブジェクトです。
この研究員がどの様にしてSCP-XXX-JPを作り上げたのかは不明です。
現在は、他のオブジェクトや無関係な職員がSCP-XXX-JPを悪用する事態を避けるために、SCP-XXX-JPとして厳重に収容しています。
財団はこの特異性を利用して、要注意団体に対して、偵察や、工作などを行う、特殊な機動部隊を構成する予定です。