朏魄の落書き帳

今日も一日ご安全に

評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 発見されたSCP-XXX-JPはすべてサイト-81██の低危険度物品収容ロッカーに保管されます。SCP-XXX-JPの取扱・実験にはセキュリティクリアランス3の認証が必要です。SCP-XXX-JP実験にはDクラス職員以外の参加は禁止されます。未発見のSCP-XXX-JPが存在する可能性があるため、建材店やホームセンターなど当該品目を扱う可能性のある商店に対し、カバーストーリー『棚卸し』による定期的な捜索を行います。また当該物品を用いて危険予知活動を行う可能性のある作業現場に対し、カバーストーリー『品質管理による査察』による捜索を行います。

説明: SCP-XXX-JPは一般的に「危険予知活動表」と呼ばれる縦400mm、横600mm、重さ2kgのスチール製の片面ホワイトボードです。各種検査の結果、SCP-XXX-JPの素材は異常性を持たないことが判明しています。
SCP-XXX-JPの異常性は、SCP-XXX-JPを用いて危険予知訓練1を行った後、労働災害を引き起こした際に発現します。
SCP-XXX-JPに名前を書き込み労働災害を引き起こした人間(以降『被災者』と呼称)の名前はSCP-XXX-JPから削除され労働災害を引き起こした場所から身につけている物品ごと速やかに消失します。また、被災者の名前が明記されている当該の作業に関わっている物理的根拠2および被災者が現場で作業を行っていたという記憶も同様に消失します。
同時に、被災者が参加していた労務に関わっている人間は距離にかかわらず被災者を認識できなくなります。この際、被災者の身につけていた物品や流出した血液、機材等に原因があった場合はその機材にも影響が及びます。この異常性は被災者の名前が記載されていない場合には発現しない為、無記名のプラスチック札を作業前に配布し作業後に回収された枚数と比較することは未発見のSCP-XXX-JPに対する対策となります。
現在までに██個のSCP-XXX-JPが発見・収容されています。

補遺1: SCP-XXX-JPは20██年8月にサイト-81██にて、「サイト内作業従事者の不自然な減少」という現象が発生した際に発見されました。当時の調査により、サイト-81██内で行われていた施設拡張作業従事者のリストと実際に作業している人員の乖離という着目点から、作業環境を再現した実験によりSCP-XXX-JPの異常性が確認されました。

補遺2: SCP-XXX-JPの2件目の発見事例は20██年11月にサイト-81██近傍の建材販売店にて確認されました。以降の捜索活動により発見された実例の共通点として、異常性を持たない無地のパッケージと販売店舗で読み込むことのできるバーコードおよび「有限会社如月工務店」の文字が印刷された紙片が実例とともに封入されていることが確認されています。

補遺3: 20██年2月、内偵を進めていた東幣重工の関連施設でSCP-XXX-JPが発見されました。当該施設への人物の出入りは2月12日時点で██名が確認されていましたが、翌13日14時の時点で人員の出入りが確認できなくなりました。異常を感知したフィールドエージェントが施設に突入したところ、施設内は無人の状態でした。しかし突入後に不可視の攻撃を受け一時撤退、増援を要請する事態となりました。攻撃の性質上、通常の方法での制圧は難しいと判断された為爆発物を使用した制圧攻撃が行われました。その後の捜索により、SCP-XXX-JPと四肢のような可動部を持った未知の機械の残骸を入手しました。おそらくこの機械により発生した何らかの事故が、SCP-XXX-JPの異常性発現に寄与した結果と推測されます。

評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の菌類サンプル収容庫に1サンプルのみを収容し、他のSCP-XXX-JP実体は発見し次第財団基準の汚染性生体組織収容プロトコルに基づき焼却処理を行ってください。SCP-XXX-JPを扱う際にはクラス-ⅡHAZMATスーツの着用が義務付けられます。焼却・消毒作業後にはスーツ上から再度消毒・洗浄を行い、組織片などの持ち出し・持ち込みを徹底的に禁止します。また、後述の特異性により、SCP-XXX-JP罹患者及び罹患の疑いがある人物との聴覚的接触は禁止されます。専用の遮音イヤーマフを用いて作業を行ってください。また、罹患者とコミュニケーションをとる場合は筆談を用いてのみコミュニケーションを行ってください。それに伴い各通信機器メーカーの協力の下、特定の位相の音波を送話に介在させる機能の設置を行ってください。

説明: SCP-XXX-JPは化膿レンサ球菌 (Streptococcus pyogenes)3の変異種(以下SCP-XXX-JP-Aとする)とおもわれるグラム陽性球菌です。SCP-XXX-JPの特異性はその病理と感染経路にあります。

SCP-XXX-JPは常在菌という性質上、完全な収容は不可能です。SCP-XXX-JPは感染時以外には一般的なレンサ球菌属と同じ振る舞いを見せますが、人体に感染した際に特異な病理を見せます。SCP-XXX-JPに感染し発症した場合、一般的な溶連菌感染症の症状4は見せず、表皮または咽頭の表層にコロニーを形成し、その後感染箇所へ蜂巣状の微細な穿孔を引き起こします。その際、未知の作用により神経組織に穿孔が到達した場合でも罹患者(以下SCP-XXX-JP-Bとする)は痛みを自覚せず、組織液の漏出等によって異常に気付く事となります。血管組織に穿孔が到達した場合、穿孔部から剥離した組織片に付着しているSCP-XXX-JPが血流に乗り全身へ運ばれます。その後、発症者の██%は穿孔部位の拡大及び全身に拡大したSCP-XXX-JPの作用により筋組織の壊死による壊死性筋膜症やそれに伴う多臓器不全などによって、発症から約12時間ほどでSCP-XXX-JP-Aは死に至ります。発症から劇症化までの早さのため治療の際には患部を外科的デブリードマン5により除去する必要があります。

またSCP-XXX-JPは通常の飛沫感染以外に咽頭部に病巣が現れた場合、SCP-XXX-JP-Bからの音声による感染を引き起こすという特異な感染経路を持ちます。これは録音越しにも発現するため、SCP-XXX-JP-Bの可能性がある人物と接触する場合は防音装備を着用の上で筆談での接触を行ってください。咽頭部に病巣が発生した場合、罹患者が発する音声の中に█Hz及び█████Hz前後の音波が入りはじめます。この音声を聞いた場合、その人物(以下SCP-XXX-JP-Cとする)の咽頭部にSCP-XXX-JP-Bと同様の病巣が発生する結果となります。病巣部の形成は音声を聞いた直後より行われ、██分後にはSCP-XXX-JP-Cの音声にも同様の音波が介在し始めます。更にSCP-XXX-JP-Cとなった場合、体表に常在しているSCP-XXX-JP-Aが爆発的に増殖し、他の常在しているレンサ球菌属や表皮上の他の菌類を駆逐するという現象が発生します。ただしこの場合皮膚表面上には病巣が形成されず、咽頭部にのみ病巣が集中するという事態になり、不明な原理によって咽頭部に病巣があるにも関わらず、SCP-XXX-JP-B及びSCP-XXX-JP-Cの発声は病状によらず通常時と変わらないなめらかな発声が可能です。このため、各通信機器メーカーに協力を要請し逆位相の音波によるノイズキャンセルを行い、通報や救援のための通信による大規模感染の予防を行っています。

補遺: SCP-XXX-JPは19██/██/██に██県██市の██市民病院で発生した院内感染事例に於いて、防護服を着用した職員や術式を担当した医師が同様の症状により死亡したことにより発見されました。これにより、当該事例に対しカバーストーリー"人食いバクテリアの院内感染"を適用し、関係者へ記録処理を行いました。

HAZMATスーツ着用者の中にも罹患者が出たので徹底的に感染の要素を洗い出していた時です。
SCP-XXX-JP-Bの音声を調べていたときにほんの僅かですがヒトの可聴域から少しだけ外れた周波数帯に2つのスパイクを見つけたのです。
後の実験でこの僅かな音によって感染が拡大していくことが確認されました。
まるでたちの悪いブービートラップですが感染経路としてはこれ以上ないものでしょうね。 ――███博士

評価: 0+x

アイテム番号: SCP-1013-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1013-JP-1標本はサイト-81██の標準規格水槽に収容されます。水槽内の環境はSCP-1013-JP-1が確保された海域の環境を保ち、水槽の清掃の際にはウェットスーツと防護手袋等で素肌を完全に覆い、素肌での接触を防いでください。また、SCP-1013-JP-1が発見された沿岸域はカバーストーリー"特別保護地区"により人の立ち入りを制限してください。

説明: SCP-1013-JPは、未知の毒性物質を持つミズクラゲ科ミズクラゲ(Aurelia aurita)(以下SCP-1013-JP-1と呼称)の亜種と考えられる生物とSCP-1013-JP-1の刺胞細胞がもつ未知の毒性物質(以下SCP-1013-JP-2と呼称)の総称です。

SCP-1013-JP-1は刺胞内のタンパク質の分子量によってのみ通常のみ判別が可能であり、外見・遺伝的な差異による判別は不可能です。一般的なミズクラゲの刺胞の毒性物質が分子量43000であるのに対し、SCP-1013-JP-1の持つ毒性物質の分子量は██████に及びます。また、SCP-1013-JP-1の刺胞細胞と接触した場合、一般的なミズクラゲの刺胞との接触とは異なり「僅かなむず痒さ」を感じる程度にとどまります。

SCP-1013-JP-2の異常性は、SCP-1013-JP-2が体内にある状態で1.0MPa11以上の圧力を受けた場合に発現します。1.0MPa以上の圧力を受けると、未知の作用により細胞膜間の結合が崩壊を始め、圧力を受けている箇所から連鎖的に崩壊を始めます。この崩壊は圧力が解除されるまで続き、仮に圧力を解かれなかった場合、一般的な成人男性が完全に崩壊するまでの時間は約███秒です。

補遺1: SCP-1013-JPは20██/██/██に███県██市の██浜周辺に伝わる「人の消える海岸」の伝承と、周辺地域の行方不明者の増加傾向の関連性を調査中だったフィールドエージェントによって発見されました。現地警察へ潜入中であったエージェント██がダイビングショップから「ツアー客とインストラクターが予定時刻になっても帰って来ない」という通報を受け、調査により異常性が確認され収容されました。

補遺2: 調査結果を受け、SCP-1013-JPの異常性を調査するための実験を行いました。

補遺3: 以下のインタビュー記録は通報時に発見された██氏へのインタビュー記録の抜粋です。

補遺4: 全国の行方不明事件とSCP-1013-JPとの因果関係は不明です。また、SCP-1013-JP-1の正確な分布域も未だ判明していません。

                                             
     

[[/tab]]