朏魄の落書き帳

劇症型蜂巣炎

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の菌類サンプル収容庫に1サンプルのみを収容し、他のSCP-XXX-JP実体は発見し次第財団基準の汚染性生体組織収容プロトコルに基づき焼却処理を行ってください。SCP-XXX-JPを扱う際にはクラス-ⅡHAZMATスーツの着用が義務付けられます。焼却・消毒作業後にはスーツ上から再度消毒・洗浄を行い、組織片などの持ち出し・持ち込みを徹底的に禁止します。また、後述の特異性により、SCP-XXX-JP罹患者及び罹患の疑いがある人物との聴覚的接触は禁止されます。専用の遮音イヤーマフを用いて作業を行ってください。また、罹患者とコミュニケーションをとる場合は筆談を用いてのみコミュニケーションを行ってください。それに伴い各通信機器メーカーの協力の下、特定の位相の音波を送話に介在させる機能の設置を行ってください。

説明: SCP-XXX-JPは化膿レンサ球菌 (Streptococcus pyogenes)1の変異種(以下SCP-XXX-JP-Aとする)とおもわれるグラム陽性球菌です。SCP-XXX-JPの特異性はその病理と感染経路にあります。

SCP-XXX-JPは常在菌という性質上、完全な収容は不可能です。SCP-XXX-JPは感染時以外には一般的なレンサ球菌属と同じ振る舞いを見せますが、人体に感染した際に特異な病理を見せます。SCP-XXX-JPに感染し発症した場合、一般的な溶連菌感染症の症状2は見せず、表皮または咽頭の表層にコロニーを形成し、その後感染箇所へ蜂巣状の微細な穿孔を引き起こします。その際、未知の作用により神経組織に穿孔が到達した場合でも罹患者(以下SCP-XXX-JP-Bとする)は痛みを自覚せず、組織液の漏出等によって異常に気付く事となります。血管組織に穿孔が到達した場合、穿孔部から剥離した組織片に付着しているSCP-XXX-JPが血流に乗り全身へ運ばれます。その後、発症者の██%は穿孔部位の拡大及び全身に拡大したSCP-XXX-JPの作用により筋組織の壊死による壊死性筋膜症やそれに伴う多臓器不全などによって、発症から約12時間ほどでSCP-XXX-JP-Aは死に至ります。発症から劇症化までの早さのため治療の際には患部を外科的デブリードマン3により除去する必要があります。

またSCP-XXX-JPは通常の飛沫感染以外に咽頭部に病巣が現れた場合、SCP-XXX-JP-Bからの音声による感染を引き起こすという特異な感染経路を持ちます。これは録音越しにも発現するため、SCP-XXX-JP-Bの可能性がある人物と接触する場合は防音装備を着用の上で筆談での接触を行ってください。咽頭部に病巣が発生した場合、罹患者が発する音声の中に█Hz及び█████Hz前後の音波が入りはじめます。この音声を聞いた場合、その人物(以下SCP-XXX-JP-Cとする)の咽頭部にSCP-XXX-JP-Bと同様の病巣が発生する結果となります。病巣部の形成は音声を聞いた直後より行われ、██分後にはSCP-XXX-JP-Cの音声にも同様の音波が介在し始めます。更にSCP-XXX-JP-Cとなった場合、体表に常在しているSCP-XXX-JP-Aが爆発的に増殖し、他の常在しているレンサ球菌属や表皮上の他の菌類を駆逐するという現象が発生します。ただしこの場合皮膚表面上には病巣が形成されず、咽頭部にのみ病巣が集中するという事態になり、不明な原理によって咽頭部に病巣があるにも関わらず、SCP-XXX-JP-B及びSCP-XXX-JP-Cの発声は病状によらず通常時と変わらないなめらかな発声が可能です。このため、各通信機器メーカーに協力を要請し逆位相の音波によるノイズキャンセルを行い、通報や救援のための通信による大規模感染の予防を行っています。

補遺: SCP-XXX-JPは19██/██/██に██県██市の██市民病院で発生した院内感染事例に於いて、防護服を着用した職員や術式を担当した医師が同様の症状により死亡したことにより発見されました。これにより、当該事例に対しカバーストーリー"人食いバクテリアの院内感染"を適用し、関係者へ記録処理を行いました。

HAZMATスーツ着用者の中にも罹患者が出たので徹底的に感染の要素を洗い出していた時です。
SCP-XXX-JP-Bの音声を調べていたときにほんの僅かですがヒトの可聴域から少しだけ外れた周波数帯に2つのスパイクを見つけたのです。
後の実験でこの僅かな音によって感染が拡大していくことが確認されました。
まるでたちの悪いブービートラップですが感染経路としてはこれ以上ないものでしょうね。 ――███博士

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アイテム番号: SCP-XXX-JP(SCP案:貌の亡い男)

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の標準的な人型生物収容室内に収容されます。SCP-XXX-JPの収容区画内部では監視カメラ、デジタルカメラおよびデジタルな映像処理を行うすべての装置の使用・持ち込みは禁止されます。何らかの形でSCP-XXX-JPの容姿や行動を記録しなければならない場合は、アナログな記録方式4を用いてのみ記録してください。現在、SCP-XXX-JPには軽度の抑うつ傾向がみられるため、週に1度のカウンセリングを実施してください。また、収容によるストレス緩和のため、SCP-XXX-JPから娯楽用品の申請があった場合は所定の審査ののちに許可されたものを与えてください。

説明: SCP-XXX-JPは4█歳の日本人男性です。収容のストレスによる体重減少はみられるものの、標準的な同世代の日本人の身長と体重とは大きな差異は認められません。SCP-XXX-JPの特異性として、SCP-XXX-JPの顔の造形をデジタル処理した画像5を目視した場合、視認した人物の脳の顔領域に甚大な過負荷を引き起こし、その結果視認した人物の顔識別能力に対して永続的な喪失をもたらします。また、SCP-XXX-JPの顔を顔認識システムなどで分析しようと試みた場合、莫大な容量のデータ処理動作によりシステムエラーを引き起こす結果となります。

SCP-XXX-JPは200█/██/██に██県██市内で相貌失認の増加を確認したフィールドエージェントによって

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アイテム番号: SCP-1013-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1013-JP-1標本はサイト-81██の標準規格水槽に収容されます。水槽内の環境はSCP-1013-JP-1が確保された海域の環境を保ち、水槽の清掃の際にはウェットスーツと防護手袋等で素肌を完全に覆い、素肌での接触を防いでください。また、SCP-1013-JP-1が発見された沿岸域はカバーストーリー"特別保護地区"により人の立ち入りを制限してください。

説明: SCP-1013-JPは、未知の毒性物質を持つミズクラゲ科ミズクラゲ(Aurelia aurita)(以下SCP-1013-JP-1と呼称)の亜種と考えられる生物とSCP-1013-JP-1の刺胞細胞がもつ未知の毒性物質(以下SCP-1013-JP-2と呼称)の総称です。

SCP-1013-JP-1は刺胞内のタンパク質の分子量によってのみ通常のみ判別が可能であり、外見・遺伝的な差異による判別は不可能です。一般的なミズクラゲの刺胞の毒性物質が分子量43000であるのに対し、SCP-1013-JP-1の持つ毒性物質の分子量は██████に及びます。また、SCP-1013-JP-1の刺胞細胞と接触した場合、一般的なミズクラゲの刺胞との接触とは異なり「僅かなむず痒さ」を感じる程度にとどまります。

SCP-1013-JP-2の異常性は、SCP-1013-JP-2が体内にある状態で1.0MPa9以上の圧力を受けた場合に発現します。1.0MPa以上の圧力を受けると、未知の作用により細胞膜間の結合が崩壊を始め、圧力を受けている箇所から連鎖的に崩壊を始めます。この崩壊は圧力が解除されるまで続き、仮に圧力を解かれなかった場合、一般的な成人男性が完全に崩壊するまでの時間は約███秒です。

補遺1: SCP-1013-JPは20██/██/██に███県██市の██浜周辺に伝わる「人の消える海岸」の伝承と、周辺地域の行方不明者の増加傾向の関連性を調査中だったフィールドエージェントによって発見されました。現地警察へ潜入中であったエージェント██がダイビングショップから「ツアー客とインストラクターが予定時刻になっても帰って来ない」という通報を受け、調査により異常性が確認され収容されました。

補遺2: 調査結果を受け、SCP-1013-JPの異常性を調査するための実験を行いました。

補遺3: 以下のインタビュー記録は通報時に発見された██氏へのインタビュー記録の抜粋です。

補遺4: 全国の行方不明事件とSCP-1013-JPとの因果関係は不明です。また、SCP-1013-JP-1の正確な分布域も未だ判明していません。

                                             
     

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