鴻池の砂箱
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Foundation Collective
"何かの悪い冗談"

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"我々は暗闇の中に立つ"

クローラー: OMLET | クエリー: 蟹 | サーチ: CRAB
オプションフィルタ | アンド: Cancer? | 自動接続: 有効


アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 担当職員は、SCP-XXX-JPの流布及びSCP-XXX-JP-1の出現を厳重に監視し、SCP-XXX-JP-1出現時は収容プロトコル「フードコート」を実行してください。
以下は「フードコート」の実行手順です。
1:SCP-XXX-JPの特性を利用し、SCP-XXX-JP-1の対抗ミームを作り出す。
2:対抗ミームはSCP-XXX-JP-1を捕食可能な唯一な現界/夢界実体とする。
3クロウラー1を使用し、日本国内の対象全員に、夢界経由で対抗ミームを散布する。
4:機動部隊ほ-S"クックマン"は、バレットM82対物ライフル及び、ブローニングM2重機関銃を用いてSCP-XXX-JP-1を終了する。またSCP-XXX-JP-1感染者は消音性の高い方法で終了し、カバーストーリーの流布に務める。

説明: SCP-XXX-JPは、広域感染型のミーム的概念であり現実改変能力を持ちます。主に壮年期から中後期高年期の男性(以後対象と記述)に感染します。対象は自身の過去について語る際「自分が若い頃は(任意の物品・文化風俗・概念など)はなかった」と言及するようになり、現在との乖離を嘆く様子を見せます。症状発生から24時間後、対象は一般的なカニ科の生物に対して恐怖感と忌避感を示すようになります。また過去への言及が頻繁に行われるようになり、発言内容に「自分の若い頃にあったもの」について言及を繰り返します。この時点では、記憶処理によってその影響を消去する事が可能です。症状発生から1週間が経過すると「自分の若い頃にあったもの」の全てが「人食い宇宙蟹」に置換され、現実改変が発生します。この時点で、記憶処理薬によるミームの消去は不可能となります。現実改変発生後、対象の半径100m以内にSCP-XXX-JP-1が出現します。

SCP-XXX-JP-1は甲幅2.5m、全長10m(脚部を開いた際の長さ)、重量36tの、過去改変によって出現するズワイガニ(学名:Chionoecetes opilio)の外見を持つ実体です。甲殻の厚さは12cmで、NIJ規格クラスIVの耐久力を持ち、熱に対して高い耐久性を持ちます。SCP-XXX-JP-1の腹部及び甲殻表面には焦げ跡が確認でき、この事からSCP-XXX-JP-1の外殻には1000〜1600℃の熱が与えられていた事が推察できます。この焦げ跡は大気圏突入時のものであるという仮説が提唱されていますが、詳細は不明です。SCP-XXX-JP-1の重量を6本の脚で支える事は力学上の限界から不可能と推察できますが、SCP-XXX-JP-1は一般的なカニ科の生物と同様、脚を使って水平方向に移動する事が可能です。SCP-XXX-JP-1の食性は肉食であり、その対象にはヒトも含まれます。SCP-XXX-JP-1は周囲の生物を発見し次第捕食します。特に、SCP-XXX-JP-1の感染者を即座に発見し、追尾して捕食する傾向が見受けられます。この事から、SCP-XXX-JP-1は、感染者を不明な方法で判別する事が可能であると考察されています。なお、夢界2に於いては落語家の三遊亭███の外見を持つ夢界実体として出現し、演目「叩き蟹」を公演します。SCP-XXX-JP-1はこれにより、夢界から対象に干渉を行っている事が判明しています。

補遺: SCP-XXX-JP-1は、20██年に発生した事案-0532を契機に財団の目を引きました。事案-0532は、東京都███市で発生した男性の連続失踪事件と、それに伴うSCP-XXX-JP-1の大量発生事件発生財団は機動部隊を派遣し、SCP-XXX-JP-1の無力化に成功。その際███名・機動部隊員███名・収容エキスパート██名の損害を受けました。また、周辺被害としてに民間人███が犠牲となっています。当該事案はカバーストーリー”大規模な連鎖ガス爆発”が流布されました。また、目撃者に対してはクラスC記憶処理が実行されています。

財団はSCPXXX-JP及びSCP-XXX-JP-1への対処を策定しました。SCP-XXX-JP-1の発生源について、財団はインターネット上での懐古的表現に対するミームをWEBクローラを用いて調査しましたが、現在もその発生源については特定できていません。しかしながら、ファウンデーション・コレクティブ3から、夢界での異常事例発生の報告が確認されました。

以下は、オネイロイ・ウェストにて確認されたSCP-XXX-JP-1の発見報告例です。



yag2

ゾエア・マッカンドル @ZoerMak1984


誰だよ、落語なんてやってるのは。落語は好きだが、演目が古臭い。現界基準の奴じゃなくて、どうせならオネイロイらしい奴をやってもらわなきゃ。
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2:00 AM - 01 April 2018




rakugoka_oldman.png

Seafd

そうすると蟹がツツーッときて、一言「どうかこちらをお使いください」

Upvote Reply +436,498 - Seafd



yag2

ゾエア・マッカンドル

なあ、この演目しかやらないのか?あんた延々とこればっかやってるんだが?

Upvote Reply +5237 - Sunday 2018/04/01 1:26pm



rakugoka_oldman.png

Seafd

えー、近年ニュースなんかを見ますと子供への虐待なんぞが取りざたされる事が多いですね。
昔なんぞは子供が叩かれたァなんてのは日常茶飯事でございます。
しかし、今はそうはいきません。叩いて教えるなんてえのは言語道断ってんで……

Upvote Reply +341596 - Seafd



yag2

ゾエア・マッカンドル

おいまたマクラに戻るのかよ、いい加減にしてくれよ。
全く、こんなんじゃなかった。俺の若い頃には……

Upvote Reply +7,946 - Sunday 2018/04/01 1:26pm



ファウンデーションニュース

落語家、夢界に現る。

81地区で同じ演目を幾度も繰り返す落語家が出現し、夢界を賑わせている。その出現する場所はランダムであり、財団の情報筋によれば、ユーフォニアにすら出現するという。

ファウンデーション・コレクティブの81担当官は、異常実体についての緊急報告を行った。担当官によると、個体数は同一時刻に複数の目撃例があり、その報告件数は8000件にも上るという。

この演目を視聴した人々は一様に呆れかえっており、その後懐古的な表現で嘆く様子を見せている。当該実体がなんらかのScipである可能性は十分に考えられるため、財団DD4は当該個体を発見し次第肉体持ちの担当者と密接な連携を取りつつ実体を確保する作戦を遂行中であるとの事。

しかしながら担当官及びDDの努力にも関わらず当該個体の確保には至っていない。また、出現元の特定についても現状困難を極めており、担当官は特別研究チームを発足、これらの個体への収容プロトコルを策定する方針を発表したとの事である。

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47 スレッド


Agt.サキガケ・クロイツェル - サイト8165 - 京都・中京区
首都に潜り込んだ。
クローラーに投影しつつ内部を偵察中。
SCP-XXX-JPの影響下に入った対象を見つけた。


Upvote Reply ·+3 · Apr 01, 2018 3:24am



Agt.ムラクモ・ムーンウォーク
おう、了解。こいつらは他の肉体持ちにも手を伸ばしてるのか?

Upvote Reply ·+1 · Apr 01, 2018 3:30am



Agt.ソラリス・マルチスプーン - 帝京大学 - 京都中京区
そのようね。見たところ、現界のbotネット5に近い。
汚染範囲はどれくらいかしら?

Upvote Reply ·+1 · Apr 01, 2018 3:31am



Agt.2564-NES

管制から連絡を受けた、こいつの感染規模は全国区だ。
エリア-81の管轄区域全ての対象に感染してる。
で、どうする?

Upvote Reply ·+1 · Apr 01, 2018 3:34am



Agt.ムラクモ・ムーンウォーク

面倒だな…SODStin6に適当な悪夢を乗せて放り込みゃいい。
首都から伸びるネットワークがあるなら、クローラにとっちゃハイウェイみたいなもんだ。
肉体持ちの奴ら、驚いて飛び起きるぜ。
実体は山ほどいるんだ、9割駆除して残りの1割を囲んで凍結すりゃいい。

Upvote Reply ·+1 · Apr 01, 2018 3:35am



Agt.ソラリス・マルチスプーン

相手の夢界構造7を解析できていない以上、発砲は許可できない。
それに、今回の任務はあくまで偵察よ。

Upvote Reply ·+1 · Apr 01, 2018 6:35am



Agt.2564-NES
クロウラーを使って爆撃してもいいが……当該オブジェクトの夢界構造解析が先決だ。
奴らの首都の座標は?

Upvote Reply ·+1 · Apr 01, 2018 3:36am



Agt.サキガケ・クロイツェル
ここだ、今送る。

Upvote Reply ·+3 · Apr 01, 2018 3:36am



死文化概念集合体 — 精神の忘れ去られた廃墟であり、SCP-XXX-JP-1の夢界実体の巣です。 拠点は███党の代議士、村上直養です。基本構造は1970年〜90年代の東京であり、中心地には巨大な立体構造物があります。階数は500階ほどで、内部は全てのフロアが演芸場となっています。

主に死文化-形骸化された社会的儀礼及びハイコンテクストが重要視されています。そのほとんどが肉体持ちのオネイロス幽体であり、SCP-XXX-JPの対象です。対象は夢を夢であると認識していません。内部の実体では料理や酒が提供されます。あるいは女性型のオネイロスによる[編集済]を受けます。饗応を受けた対象は、互いに自身の家族構成・勤務先・人間関係などの情報を交換し合い、その中に壮年期から中後期高年期の男性が居た場合、SCP-XXX-JP-1はその人物を死文化概念集合体の一部に取り込みます。取り込まれた対象の肉体の半径半径100m以内に、現界でSCP-XXX-JP-1が出現します。 実体は夢界にアクセスしている肉体を殺害・捕食しますが、そのオネイロス実体は死文化概念集合体内部で意識を保ち続けます。

SCP-XXX-JP-1は少年期から青年期のオネイロス幽体を召喚し、様々な用途のために使役します。彼らは死文化概念集合体内部に於ける奴隷階級として設定されており、混雑の整理・接客・雑用・性的なサービスの提供・無目的な暴力の受容などを請け負わされていますy。時折オネイロス実体が死亡する事もありますが、その事実に対する社会的な制裁は一切行われません。

これらの召喚されるオネイロス実体については、エリア-81管区内で大規模な昏睡事件が発生しており、かつその年齢層が少年-青年層の男女である事から、SCP-XXX-JP-1は肉体持ちを定期的に拉致している可能性が考えられています。SCP-XXX-JP-1の影響下にある肉体持ちの総数は200〜600万体ほどと見られています。

現在首都となっている村上直養は、SCP-XXX-JP-1の第1感染者であると目されています。公人としては穏やかに振舞っていましたが、私生活に於いては粗暴な傾向が見られていました。特に若年層に対しての暴言や暴力などが度々見られています。村上がどのような経緯でSCP-XXX-JP-1のキャリアとなったのかは不明です。


死文概念集合体

首都
村上直養

最大都市
黒島大演芸場

公用語
日本語

民族構成 (2014):
61.9% 肉体
23.8% 拉致被害者
9.5% ノンコン
4.8% 一時滞在者

住民の呼称:
俺たち/我々/私たち

政府:
なし

時間経済:
なし

現実:
既に過ぎ去った何もかも

心理学:
ノスタルジア

特権階級:
SCP-XXX-JP-1キャリア

移民の状態:
拉致

脱出者の状態:
現状なし


Last Edited 3:36AM FC by ムラクモ・ムーンウォーク


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補遺1: 上述の調査後、SCP-XXX-JP-1の夢界構造の解析が行われました。夢界構造の解析のため、200名の財団職員が招集されました。招集された職員の精神は夢界に於いてクラウド・ネットワークとして連結され、ファウンデーション・コレクティブのワーキング・スペースとして使用されました。その結果、夢界構造の解析は1時間で完了しました。SCP-XXX-JP-1の解析完了後、ファウンデーション・コレクティブは対抗ミームの作成へ移行し、短時間で対抗ミームを作成しました。SCP-XXX-JPへの対抗ミーム流布計画「フードコート」が立案され、現在の収容プロトコルが策定されました。これによりSCP-XXX-JP-1は、ほぼ完全に無力化されました。SCP-XXX-JP-1の首都で奴隷として使役囚われていた多くの肉体持ちも、SCP-XXX-JP-1の無力化と同時に解放されました。しかし、現在も僅かながら、SCP-XXX-JP感染者及びSCP-XXX-JP-1の発生が確認できます。SCP-XXX-JP-1の封じ込め作業は現在も継続中です。

補遺2: 「フードコート」で使用された対抗ミームは、未だ必要であると考えられるため、流布されたミームの概要をここに記載します。対抗ミームは、便宜上SCP-XXX-JP-2という識別符号を与えられています。
SCP-XXX-JP-2は、SCP-XXX-JPの現実改変特性を用いて作成された知性を持つ飛行可能な知性化オムライス型現界実体/夢界実体です。SCP-XXX-JP-2は、SCP-XXX-JP-1の夢界構造を解析した結果作成されたものです。

SCP-XXX-JP-2は人類全般及び人類の文化を愛し、それを守護しなければならないという使命感を持って行動します。SCP-XXX-JP-2は、SCP-XXX-JP-1を「蔑むべきカニミソ野郎」と認識しており、SCP-XXX-JP-1を積極的に捕食します。SCP-XXX-JP-2は、自身の使命が終わった後に自身が消失する事を知っており、またそれを受け入れています。

補遺3: メモ

あんたがどういう方法で、ここまでたどり着いたかは聞かない。
それを俺が知る事はできないだろうからな。
だが頼む、こいつを読んでほしい。
俺たち財団は、正確には俺たちの研究チームは、SCP-XXX-JP-1へれの対抗ミームを研究していた。
ほとんどが平成生まれで、年も若かった。30代の人間はかなり少なかったな。
理由としては、過去を懐かしむほど長く生きてはいないってのが理由だった。
懐古的なセンチメンタリズムには毒されていないというのがお偉いさんの考えだったらしい。
俺たちは研究を行った、その結果、SCP-XXX-JP-2が作られた。
どうしてオムライスなのかは聞かないでくれよ、あれがいちばんいい方法だったんだ。
俺たちの考えでは、ミームは1週間ほどで消失し、SCP-XXX-JP-2に置き換わるはずだった。
それは結果的に成功した。SCP-XXX-JP-1は綺麗さっぱり消えてしまったんだ。
でもそれは甘い考え方だった。SCP-XXX-JP-2は消えなかったんだ。
俺たちは奴らに「もう仕事は終わった」と伝えた。
だがあいつらは「消えるつもりはない」と言った。
だから俺たちはSCP-XXX-JP-2を消そうと考えた。

しかし、奴らは俺たちの知らないところで自らを更新していたんだ。
だから俺たちは奴らを群制御していた中核に自壊命令を出した。
それで奴らは綺麗さっぱり消えてくれた、でも問題があったんだ。
あいつらはSCP-XXX-JPの特性を利用して作られた。
その結果、SCP-XXX-JP-1は復活した。しかも、今度はもっと大量に発生し始めた。
タチの悪い事に、SCP-XXX-JPの感染者が俺たちの間にも出始めた。
そして進化したミームは記憶処理薬すら通用しなくなってしまった。
研究チームのほとんどがカニの餌になったよ。
奴らは外敵との戦いの結果、大きな進化を遂げていた。もう対物ライフルでも殺せない。
そして……今俺は、あのクソ蟹が装甲ドアを叩く中、これを書いている。

俺の若い頃には、あんなものはなかった。
俺が若い頃には、人食い宇宙蟹と人食い宇宙蟹を食べる知性化オムライスがいた。
今はもう、知性化オムライスはいない。この地球には人類と、人食い宇宙蟹がいる。
もはや、その間に立つ何者も存在しない。

だから頼む。これを読んでるあんた。この研究を再開してくれ。
あんたが研究者じゃなくて自衛官か、そうじゃなきゃ、誰かの雇われでも構わない。
この研究をどこか、できればGOC極東支部にでも持ち込んでくれ。
────███研究員[[/tab]]




これはhey_kounoikeのサンドボックスです。
お役立ち:http://ja.scp-wiki.net/how-to-write-an-scp

財団宇宙支部へようこそ。
当資料は、2300年に機密解除指定の予定です。
閲覧には、SCL4以上を必要とします。

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-8169の標準型飼育室内に収容してください。
担当研究員はSCP-XXX-JPの行動を常時記録してください。また、機動部隊はSCP-XXX-JPの同型個体の出現予想地域を常時監視し、同型個体の出現に備えてください。同型個体の出現が確認された場合、収容プロトコル「チマランテプ」を発動、同型個体を即時終了してください。

説明: SCP-XXX-JPは、1匹のヒグマ(学名:Ursus arctos)です。体長は2.8cm、体重は780kgです。食性は一般的なヒグマと違い、食事・水分補給・排泄を一切行いません。また、動物や人間に対して攻撃的になる事はなく、ほとんど動くこともありません。時折、口腔内部から赤色の液体を100〜500mmlほど吐き出す事があります。液体の成分は水と化学物質で構成されており、その割合は9:1です。液体に含有されている化学物質は、タウロウルソデオキシコール酸等の胆汁酸代謝物、ヘモグロビン、鉄分等であり、胆汁と血液の混合物である事が分かっています。SCP-XXX-JPの異常性は、背や腹に手で直接触れた時に発現します。SCP-XXX-JPに接触すると、SCP-XXX-JPの体内に潜り込む事が可能となります。

SCP-XXX-JPの体内に潜り込んだ人間(以下対象と表記)はSCP-XXX-JPの体内を泳いで移動する事が可能です。SCP-XXX-JPの体内はSCP-XXX-JPの体毛・血液・筋肉・内臓が混ざり合った空間となっています、空間の広さは10×25×50mであり、対象は空間内部を満たす液体を吸引することにより、呼吸を空間内での呼吸が可能となります。対象は「下を目指したい」という欲求を抱き、空間の下層を目指して泳ぎ続けます。

50m下降した時点で、対象はSCP-XXX-JP-1の天井部に到達します。SCP-XXX-JP-1は、5×5×5mの広さを持った部屋です。内部は明かりで満たされています。その光源は壁から放射されている事が判明しており、動作原理は不明です。壁の素材は外見からモルタル製と考察されますが、壁に衝撃を与えようとすると不可視の障壁に阻まれるため、破壊は不可能です。SCP-XXX-JP-1の天井部はゼリーのようになっており、物理的破壊を行わずとも容易に通過する事が可能です。対象は水中を降下するように、緩慢にSCP-XXX-JP-1の床へと降着します。部屋の中央にはSCP-XXX-JP-2が存在します。

SCP-XXX-JP-2はクマ科の個体であり、複数の種類が存在します。SCP-XXX-JPと同様、背や腹を触ると内部に潜り込む事ができ、空間内部で50m下降するとまた同じデザインのSCP-XXX-JP-1に到達します。現在、SCP-XXX-JPの体内空間は7つの階層に分けられている事が判明しています。これらの階層をB1及びB7と呼称します。

以下は、B1からB7に存在するSCP-XXX-JP-2を表にしてまとめたものです。

階層 SCP-JP-2 付記
B1 ツキノワグマ
学名:Ursus thibetanus
東アジア全域に生息する個体。胸部に偃月状の白い斑紋がある。
B2 アメリカグマ
学名:Ursus americanus
アメリカ北東部に生息する個体、体色はヒグマと似通っているが顔が長い。
B3 メガネグマ
学名:remarctos ornatus
南アメリカに生息する個体。目の周囲ににメガネの状白い輪がある。
B4 ナマケグマ
学名:Melursus ursinus
インド・アッサム・スリランカに生息する個体。黒色の長い毛を生やしている。
B5 マレーグマ
学名:Helarctos malayanus
マレー半島、スマトラ島、ボルネオ島に生息する個体。小型であり、毛が短い。
B6 ジャイアントパンダ
学名:Ailuropoda melanoleuca
中国に分布する個体。体毛は白と黒に別れている。
B7 ホッキョクグマ
学名:Ursus maritimus
北極圏及びカナダ北部に分布する個体。体毛は透明に近く、光の反射によって白く見える。

B7まで降下した対象は、B7に存在するSCP-XXX-JP-2の体表に触れ、体内へと潜り込みます。SCP-XXX-JP-2を通過すると、対象はSCP-XXX-JP-3に到達します。

SCP-XXX-JP-3は、所在地不明の空間です。大気の組成は窒素が78.08%、酸素が20.95%、アルゴンが0.93%、二酸化炭素が0.03%で、現代の地球と同じ組成で、呼吸する事が可能です。

SCP-XXX-JP-3に到達した対象は、SCP-XXX-JP-3の上空500mに転移します。B1からB7への移動と同様に、対象は緩慢な降下を開始し、島浜辺に着地します。島の広さは1,825km2で、植生や野生動物は存在せず、水脈もありません。浜辺からは、赤色の液体を湛えた広大な海が見えます。海上には波が発生しており、SCP-XXX-JP-3内部では地球と同様に、風によって波が形成されていると考えられます。海水の成分は、SCP-XXX-JP-1が口部から吐き出すものと一致しています。

海水からは、半液状化したSCP-XXX-JP-2が出現します。それらはB1からB7に存在するSCP-XXX-JP-2個体であり、海水と半ば同化しつつ浜辺へと押し寄せます。海上に出現する個体数は、多く見積もって500頭〜1000頭です。出現したSCP-XXX-JP-2の多くは半液状化しているため、浜辺に上陸する事はありません。

SCP-XXX-JP-3内部では、時折熊の吠え声に似た轟音が響き渡ります。浜辺から10kmほど離れた地点に、SCP-XXX-JP-4が存在します。SCP-XXX-JP-4は全長200mのホラアナグマ(学名:Ursus spelaeus)であり、口部から絶え間なく赤い水とSCP-XXX-JP-2を吐き出し続けています。SCP-XXX-JP-4は海上に二本足で直立しており、島に接近する事はありません。財団の調査の結果、SCP-XXX-JP-4は、島の東端・西端・南端・北端の海上に、それぞれ1体ずつ、計4体存在する事が判明しています。

海上から出現したSCP-XXX-JP-2は、時折半液状の状態から変移し、実体化する事が分かりました。実体化する個体は決まって1体のみであり、出現する個体はB1からB7に存在する個体のどれかがランダムに出現します。実体化したSCP-XXX-JP-2は、対象を探して浜辺を4本足で歩き始めます。対象は、海からSCP-XXX-JP-2が出現すると、SCP-XXX-JP-2を探始めます。SCP-XXX-JP-2と対象が遭遇(以下”邂逅イベント”と記述)すると、対象の腹部が液状化を始めます。そして、SCP-XXX-JP-2は対象の体内に潜り込みます。対象は物理的に破壊されず、SCP-XXX-JP-2は対象の体内に完全に没入し、対象は液体となって即座に蒸発します。

邂逅イベントが完了すると、B7からB1に変化が生じます。(以下、”射出イベント”と表記)B7に存在するSCP-XXX-JP-2は、口部から赤い液体を高圧で放射します。液体はSCP-XXX-JP-1の天井部を突き抜け、B6に到達、B6に存在するSCP-XXX-JP-2は、同様の行動を行います。このようにして、B7からB1にかけて、SCP-XXX-JP-2は液体の放射を行い、射出イベントは完了します。射出イベント完了後、SCP-XXX-JPの口部から液量は250ℓの液体が放出され、液体から対象とSCP-XXX-JP-2が出現します。出現した対象は、SCP-XXX-JPに潜行する以前となんら変化がありません。また、SCP-XXX-JP-2は出現と同時に溶解していき、最終的には赤い液体となり、即座に蒸発します。

補遺: SCP-XXX-JPは、北海道██村付近で発見されました。██村周辺の猟師の間で「人を飲み込む熊がいる」という噂があり、財団の目を引きました。エージェントが調査を行なった結果、SCP-XXX-JPは、███村から200m離れた山小屋の外部に鎖で繋がれているのが発見されました。小屋の所有者は██村に居住する猟師、太田██氏である事が判明しています。太田氏は現在も行方不明です。小屋の内部には猟銃と一週間分の水と食料があり、それには手がつけられていませんでした。エージェントは収容スペシャリスト及び機動部隊を応援に呼び、SCP-XXX-JPを確保・収容、現在に至ります。

エージェントは太田氏の自宅を調査し、一冊のノートを発見しました。
ノートには短い手記が書き込まれていました。以下はその抜粋です。

今日、あの海に行く。今度は、深く深く潜るつもりだ。

Finally it works

… in iPhone!

UPDATE 1.07: 2018/11/03
UPDATE 1.06: 2018/10/30
UPDATE 1.05: 2018/9/29
UPDATE 1.04: 2018/9/16
UPDATE 1.03: 2018/9/06
UPDATE 1.02: 2018/9/05
UPDATE 1.01: 2018/8/25


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