下書き
<下書きここまで>
**アイテム番号:** SCP-XXX-JP
**オブジェクトクラス:**
**特別収容プロトコル:**
**説明:**
**補遺:**
█████
───
[編集済]
[削除済]
Safe Euclid Keter Thaumiel Neutralized Anomalous
> __**実験記録XXX-JP-n - 日付20██/██/██**__
> **対象 :**
> **実施方法 :**
> **結果 :**
> **分析 :**
色々な色々
これが | こうなる |
---|---|
**太字** | 太字 |
//斜体// | 斜体 |
__下線__ | 下線 |
--撤回-- | 撤回 |
[[[hebereke]]] | hebereke |
[[[hebereke|shirafu]]] | shirafu |
[https://www.google.co.jp 物知り先生] | 物知り先生 |
##0000ff|O5も真っ青## | O5も真っ青 |
浮き出る
3D
ルビをふる
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葡萄りんご
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天仙
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真ん中
真ん中
投稿済報告書
アイテム番号: SCP-624-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-624-JP-1は全て、サイト-8183に併設されている冷凍保管ユニットにて保管されます。冷凍保管ユニット内はSCP-624-JP-1の腐敗を防ぐため、-20℃前後に保って下さい。
新たにSCP-624-JP-1が発見された場合、担当職員が即座に回収、検死、保管して下さい。SCP-624-JP-1の目撃者にはAクラス記憶処理を、第一発見者にはBクラス記憶処理を施して下さい。Bクラス記憶処理を施し、1~3日の間に精神障害が再発した場合のみCクラス以上の記憶処理を施して下さい(SCP-624-JP-1-19出現記録を参照)。なお、SCP-624-JP-1をレベル4担当職員1名以上の許可なく解剖、処分することは認められません。
説明: SCP-624-JPは財団の元Dクラス職員、D-57793の死体の複製が出現する現象です。SCP-624-JPによって出現するD-57793の死体の複製は、SCP-624-JP-1に指定されます。20██/██/██現在、19体のSCP-624-JP-1が発見、収容されています。
SCP-624-JP-1の身長は173.2cm、体重は65.9kgで、左腕に切創痕が二ヶ所確認できます。これらのデータはD-57793死亡時のデータと一致します。指紋照合及びDNA鑑定の結果、SCP-624-JP-1の指紋とDNAはD-57793と一致することが確認されました。
SCP-624-JP-1は不定期に、生前のD-57793と関係のある場所に裸体で出現します。SCP-XXX-JP-1-01~19の状態はそれぞれ異なりますが、左腕の切創痕以外に、必ず外的要因による痕跡が見受けられます。また、SCP-624-JP-1の第一発見者は、SCP-624-JP-1を発見してから3分以内に何らかの精神障害を呈します。大半はBクラス記憶処理を施すことで回復しますが、回復後再発した可能性のある例が一件報告されています。
SCP-624-JP-1出現記録 (一部抜粋)
SCP-624-JP-1-01
日時 : 20██/█/██ 03:15
場所 : セクター-8133 Dクラス職員宿舎 共同部屋1
第一発見者 : D-578██
状態 : 背中に鋭利な刃物で数回刺されたような痕。血液が周辺に飛び散っている。無表情。
第一発見者に現れた精神障害 : 感情失禁。研究員の事情聴取中、突然大声で泣き叫び始めた。
メモ : D-578██にBクラス記憶処理が施された結果、正常な状態に回復しました。共同部屋内に設置されている監視カメラによって、SCP-624-JP-01が瞬間的に出現する様子が記録されました。
SCP-624-JP-1-04
日時 : 20██/█/██ 13:41
場所 : ██県 ███市 集合住宅█████201号室2
第一発見者 : ████
状態 : 天井にくくりつけられたロープで首を吊っている。苦痛で歪んだような表情。
第一発見者に現れた精神障害 : 滅裂思考。研究員の質問に対し、支離滅裂な回答をした。
メモ : 文章の書かれたメモ用紙を発見。筆跡がD-57793のものと一致しました。メモ用紙自体に不自然な点はみられません。内容は "SCP-624-JP-1-04-メモ" を参照して下さい。
SCP-624-JP-1-09
日時 : 20██/██/██ 00:58
場所 : セクター-8133 Dクラス職員宿舎 男性用便所
第一発見者 : D-577██ (通報者は████)
状態 : 不明
第一発見者に現れた精神障害 : 被害妄想の可能性が高い。
メモ : D-577██がSCP-624-JP-1-09の顔、両手足の指先を掌大の石で潰しているところを警備職員████が発見。████がD-577██に声を掛けるとD-577██はポケットからナイフを取りだし、自らの首に刺して自殺を図りました。ナイフの入手経路は不明です。
SCP-624-JP-1-11
日時 : 20██/██/██ 08:53
場所 : ██県██市立第█中学校 2-█教室3
第一発見者 : ███ほか4名
状態 : 首、胴体、両手足が分断され、血液は完全に抜かれている。右足のみ出現せず。無表情。
第一発見者に現れた精神障害 : 5名全員に視覚性の幻覚症状。「壁一面に男の影がいくつも映っている」と全員が証言した。
SCP-624-JP-1-19
日時 : 20██/██/██ 21:09
場所 : ██県██市 ███5-1-██ リビング4
第一発見者 : ████5
状態 : 全身が水で濡れている。笑顔。
第一発見者に現れた精神障害 : うつ病に伴う希死念慮。「弟のために死ななければならない」と数回発言した。
メモ : 前例に倣い第一発見者████にはBクラス記憶処理が施されました。一時的に回復はしたものの、翌日、同室で縊死しているのが確認されました。何らかの原因により精神障害が再発したものと思われます。『████はD-57793の親族だったため例外が生じた』と考えることも可能ですが断定はできないため、特別収容プロトコルを一部改訂するのみに留まりました。
「█████、あと少しだよ。あと一週間でこの施設ともお別れだ。そしたらまた一緒に暮らそう。待っていてくれ、█████。」
財団が█████について調査しましたが、同姓同名の人物、同一名の団体に関する記録は存在しないことが判明しました。
補遺: D-57793は20██/█/██、████裁判所にて殺人罪で死刑判決を受けた後、財団に徴用されました。彼は財団に好意的で問題行動は一切ありませんでしたが、20██/█/██、██████にて行われたSCP-███-JPの実験に参加し、[編集済]により死亡しました。D-57793の死体は二日間冷凍保管された後焼却処分される予定でしたが、SCP-624-JP-1が出現したため、身体データの比較用に永久保存することが決定しました。
ボツ?
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8141のオブジェクト収容ガレージに収容されます。甚大な被害が危惧されるため、SCP-XXX-JPを6×3×3m以上の空間に置くことは如何なる場合であっても許可されません。
説明: SCP-XXX-JPは、長野県██市にて放置されていた軽自動車です。ナンバープレートは取り外されており、車台番号は削られて判別不可能なため、所有者の特定には至っていません。
SCP-XXX-JPの特異性はSCP-XXX-JPが6×3×3m以上の空間内にいるとき、SCP-XXX-JPから半径約11km以内にいる全ての人間(以下、被験者と呼称)に対して発揮されます。被験者にはSCP-XXX-JPの外見が強くイメージされ、その上で "この車を収容しなくてはならない" という妄想に駆られます。それによって被験者はSCP-XXX-JPの収容を強く求めるようになり、それ以外の思考が非常に困難となります。この妄想はSCP-XXX-JPを6×3×3m以内の空間に収容する、あるいは被験者がSCP-XXX-JPの効果範囲外に脱することで消失します。
収容記録XXX-JP
日付 : 20██/10/██
概要 : 16時30分頃、サイト-8141に勤務する職員の90%以上が "ある車を収容しなくてはならない" と報告。ほぼ同時期に、サイト-8141の保有する機動部隊がSCP-XXX-JP収容活動を開始しました。76時間後、長野県██市の██川河川敷にてSCP-XXX-JPを発見。放置自動車の撤去という名目で財団に回収、収容されました。
追記 : 収容活動にあたった隊員は「突然、一台の軽自動車の外見が頭に浮かび、"それを収容しなくては" ということ以外に何も考えられなくなった。」と報告しました。SCP-XXX-JPが収容されるまでの76時間の間、同様の報告を行った財団職員は全員SCP-XXX-JPの収容活動に参加していたため通常業務を一切行いませんでした。また、それにより他のSCPオブジェクトの管理が行われず、██件の収容違反が発生しています(内3件は未解決です。現在も再収容活動が行われています)。
SCP-XXX-JPは収容後その特異性が消失しましたが、続いて実験XXX-JPが行われました。
実験記録XXX-JP - 日付20██/10/██
実施方法 : SCP-XXX-JPをオブジェクト収容ガレージから出し、放置する。
結果 : ガレージのシャッターを開いた瞬間、SCP-XXX-JPの特異性が再び発生。約8秒後にシャッターは閉じられ、特異性は消失した。その8秒の間、サイト-8141の全職員が通常業務を止め、オブジェクト収容ガレージに向かっていたことが判明した。
追記 : これによりSCP-XXX-JPの特異性が明らかとなりました。SCP-XXX-JPは未収容であるとき、他SCPオブジェクトの収容違反を誘発させる恐れがあるとしてEuclidクラスオブジェクトに指定され、サイト-8141のオブジェクト収容ガレージに収容されています。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは物理的な封じ込めが不可能です。上記報告書は財団職員がSCP-XXX-JPを発現させないようにするためのダミーであり、一部虚偽の情報が含まれています。また、本報告書の閲覧終了時にはAクラス記憶処理が自動的に施行されます。
ダミー報告書の整合性を取るため、サイト-8141のオブジェクト収容ガレージには、何ら特異性のない軽自動車が収容されています。この軽自動車はサイト-8141周辺の公道に放置されていた軽自動車であり、放置自動車の撤去という名目で財団に回収されたものです。なお、この軽自動車のナンバープレートは適切に処分され、車台番号は判別不可能となるまで削られました。
説明: SCP-XXX-JPは「SCP-XXX-JPが収容されていないこと」を理解した人間(以下、被験者と呼称)に対して発生する妄想であり、具体的には "SCP-XXX-JPを収容しなくてはならない" というものです。その発生条件上、被験者はSCPオブジェクトに関するある程度の知識を保有している必要があるため、SCP-XXX-JPが発現する人間は研究員や機動部隊員など一部の財団職員に限られます。被験者はSCP-XXX-JPの収容を強く求めるようになり、それ以外の思考が非常に困難となります。また、SCP-XXX-JPは被験者に記憶処理を施すことによってのみ消失します。
実験記録XXX-JP - 日付20██/11/██
対象 : ██研究員
実施方法 : 対象にSCP-XXX-JPを発現させ、SCP-XXX-JPについて説明させる。その後、対象にダミー報告書を提示し、反応を記録する。
備考 : ██研究員はSCP-XXX-JPに関する情報及び本実験の実施について一切知らされていません。また、SCP-XXX-JPの流布を防ぐため、本実験は███博士が単独で行いました。<録音開始>
██研究員: それで、大事な話とはなんでしょうか。
███博士: ええ、実は……SCP-XXX-JPは現在収容されていません。
██研究員: え?
[2秒間沈黙]
██研究員: あの……SCP-XXX-JPというのはどんな、
[直後、██研究員が実験室からの逃亡を図ったが、予め出入口を施錠しておいたため実験は問題なく継続された]
██研究員: ちょっと!開けて下さいよ!
███博士: 落ち着いて下さい。
██研究員: 落ち着けるわけがないでしょう!SCP-XXX-JPが収容されてないなら、収容しなきゃいけないじゃないですか!
███博士: そのSCP-XXX-JPが一体なんなのか詳しく説明してもらえますか?
██研究員: え?何言ってるんですか?SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JPですよ!
███博士: どのような形をしているか、など具体的に答えて下さい。
██研究員: そりゃ勿論……。
[5秒間沈黙]
███博士: どうですか?
██研究員: ……わ、分かりませんよ。見たこともないのに分かるわけないじゃないですか!
███博士: ……そうですか。では、次にこの紙を読んで下さい。
[ダミー報告書を卓上に置く]
██研究員: その紙と、SCP-XXX-JPの収容と、どちらが大切だと思っているんですか!?収容の方が先決でしょう!
███博士: SCP-XXX-JPに関する重要なことです。
[██研究員が椅子に座り、ダミー報告書を読み始める]
██研究員: ……なんですかこれ?どういうことですか?
███博士: SCP-XXX-JPは既に収容されている、ということです。
██研究員: はい?でも博士、さっき『SCP-XXX-JPは収容されていない』って。
███博士: 嘘です。
[5秒間沈黙]
██研究員: え?違いますよね?だって、SCP-XXX-JPは……しゅ、収容できてないって、だから、SCP-XXX-JPを収容しなければ……。
███博士: ですから、それは嘘です。
██研究員: い、いいや!違う!このSCP-XXX-JPは収容できていますが、私のいうSCP-XXX-JPは……べ、別なんですよ!そう!SCP-XXX-JPは2つあるんだ!一方はこれで、もう一方はまだ収容できてないんです!
<録音終了>
分析 : 被験者に「SCP-XXX-JPが収容されたこと」を示す行為は、全く無意味なものである。よって、SCP-XXX-JPを消失させる方法は、記憶処理以外にないと言っていいだろう。
追記 : 実験終了後、██研究員にはAクラス記憶処理が施され、SCP-XXX-JPの消失が確認されました。
事件記録XXX-JP
日付 : 20██/10/██
概要 : 16時30分頃、サイト-8141に勤務する職員の90%以上が "SCP-XXX-JPを収容しなくてはならない" と報告。ほぼ同時期に、サイト-8141の保有する機動部隊がSCP-XXX-JP収容活動を開始。それから76時間後、SCP-XXX-JP担当職員の一人である███博士がSCP-XXX-JP収容活動の中止を宣言しました。
追記 : SCP-XXX-JPの収容活動が中止されるまでの76時間の間、同様の報告を行った財団職員は全員SCP-XXX-JPの収容活動に参加していたため通常業務を一切行いませんでした。また、それにより他のSCPオブジェクトの管理が行われず、██件の収容違反が発生しています(内3件は未解決です。現在も再収容活動が行われています)。
本事件後、SCP-XXX-JPは他SCPオブジェクトの収容違反を誘発させる恐れがあるとしてKeterクラスオブジェクトに指定されました。また、SCP-XXX-JPが発生した財団職員にはAクラス記憶処理が施されました。
私が違和感を感じたのは、財団のデータベースに「SCP-XXX-JP」の文字が見当たらなかったからだ。我々は「SCP-XXX-JP」の収容活動を行っているのに、「SCP-XXX-JP」が一体どのようなものであるのか、どういった特異性を持つのか、そもそも存在するのか、全く把握していなかったのだ。即ち、「SCP-XXX-JPが収容されていない」という認識は "妄想" であり、この "妄想" こそがSCPオブジェクトであると判断できる。私はこれを「SCP-XXX-JP」とし、収容活動を行う。
私以外の、SCP-XXX-JPが発現した財団職員には既に記憶処理が施されており、SCP-XXX-JPの消失が確認されている。また、本報告書作成後、私自身にも記憶処理を施す。全ての財団職員がダミー報告書を読み「SCP-XXX-JPは収容できている」と認知することで、SCP-XXX-JPの収容は完了するのだ。
──███博士