折り畳み
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPは、不特定の人物に郵便物として郵送されてくる、未知の技術を用いた機械です。送り主は不明であり、特徴として極彩色の包装が施されていることが上げられます。
SCP-XXX-JPは、タブレットのように見える機器です。SCP-XXX-JPを起動すると空欄のあるページが表示され、対象とする人物の名前を入力するよう促されます。この時、実在しない人物や使用者の知らない人物、使用者の名前を入れた場合、エラー画面が表示されます。この判別は、使用者が対象の顔を知っているかどうかで判別されているものと思われます。
対象となる人物の名前を入力した時、その周囲に四つの直径5mmの眼球を模した見た目の機器(以下、SCP-XXX-JP-1と表記)が出現します。
SCP-XXX-JP-1のうち三つは、それぞれ対象を中心に半径1mの地点の軌道上を周回します。そして、残りの一つは対象となった人物の右肩部付近を停滞します。SCP-XXX-JP-1は他の物体の干渉を受けず、またSCP-XXX-JPの使用者にしか視認することができません。
SCP-XXX-JP-1が対象のもとへ出現してから3分ほどでSCP-XXX-JPの画面表示が切り替わり、対象となった人物の個人情報や健康状態などの情報がリアルタイムで更新され、画面に表示されます。また、対象の人物のすべての行動が録画され、動画としてSCP-XXX-JPに保存されます。
SCP-XXX-JPは、当初、動画サイトに著名人のありえないプライベート動画が投稿されているという事例を調査していた際に、発見されました。その後の調査で、ネットで「最強のストーカーアイテム」情報が広まり始めていたことが発覚し、大規模な情報の隠蔽及び、収容が行われました。現在、財団は███機のSCP-XXX-JPが収容されています。
補遺1: SCP-XXX-JPを所持していた人物のSCP-XXX-JP使用率の高さから、SCP-XXX-JPに所持者に使用を強制するような特異性がある可能性が示唆されたため、検証実験を行いましたがそのような特異性は確認できませんでした。
補遺2: 収容されていたSCP-XXX-JPの内25機が機能を停止させました。その際、以下の文書が画面に表示されました。
この度は私の製品、「みまもる君」をお受け取りいただきありがとうございました。
大変申し訳ございませんが、お客様は1年間、「みまもる君」を使用しておられないようですので、誠に勝手ながらサービスを停止させていただくこととなりました。
また、お客様が「みまもる君」を用いて撮影された映像、及びお客様の映像は、教育用ビデオとして活用させていただきます。
また機会がございましたらご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Neutralized
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPはそれぞれ赤色と青色にクーピーで着色された紙コップと、それらを繋ぐ0.5mの黄色いタコ糸によって構成される糸電話です。青色の紙コップの淵には「にじいろのおもちゃばこ」と子供の書いたような字で記載されています。
このSCPの特異性は、このSCPを糸電話として使用したとき発現します。青い紙コップに発言した場合、赤い紙コップには青い紙コップに発言した人物とは違う声で、元の発言と違う内容が伝えられます。また赤い紙コップに発言した場合、青い紙コップには赤い紙コップに発言した人物とは違う声で、元の発言の内容について詳細に伝えられます。
アイテム番号: SCP-1358-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-1358-JPの収容は成功していません。SCP-1358-JPが出現した際は、衛星映像により動向を記録、出現地点の近辺に存在するエージェントは対ミーム・対現実改変者用装備を着用し、現地へ向かってください。現地では、映像記録を残して下さい。直接、影響範囲を視認せず影響が終了し次第、記憶処理・状況処理といった事後処理を行ってください。
崩壊したSCP-1358-JP個体が存在する場合、回収し解析を行った後、スクラントン現実錨が備え付けられた保管庫に収容します。
事例49以降、臨時機動部隊を-7("放送事故")が創設され、SCP-1358-JPによる異常現象発生の際の現場指揮権の全権を担います。
説明: SCP-1358-JPは、0.2/██Hm~0.██/██Hm値を持つ人型実体群です。
現在、発見された全ての個体に共通した特徴として、祭服のような全身が隠れる白い衣装を纏い、フードや布で顔部を隠しています。また、回収後解析された構造としては、木枠で編まれた人型を模した枠の中に藁が詰められており、心臓に当たる部位に小型のスピーカーのような構造をした機械が埋め込まれています。個体により頭部から冊子のようなものが摘出されることがあり、このケースの個体、及びその個体と同時に出現した個体群はこの冊子に記述された内容に沿った行動をとることが判明しています。
動作としては後述する「演劇」が始まるまでは、歩き回る程度ですが、「演劇」が始まってからは立った状態で沈黙、もしくは数例のみですがSCP-1358-JP自身が「演劇」に加わるといったケースも報告されています。
SCP-1358-JPは、未知の手段により不特定の場所に出現し、周囲の環境に対しミーム、及び現実改変的影響を及ぼします。SCP-1358-JP、及びSCP-1358-JPを基点に発生する「演劇」を直接視認、もしくは意図的に干渉1した生物は「自身は演劇の登場人物である」というミーム汚染に被曝します。ここで発生する「演劇」は、主に「神話・伝承」を題材にしたと思われるものであり、題材によっては影響を受けた生物や、場所そのものにシーンに沿った現実改変を及ぼします。
この時、影響を受けた人物たちは「演劇」が終了すると影響下から解放されますが、影響を受けている間の記憶を有しており、その体験が全て夢であったかのような認識を持ちます。SCP-1358-JP自身は、「演劇」が終了すると消失、もしくは崩壊します。
このように発生した「演劇」を何かを通して視認する場合、上記のような影響は現れませんが、何かを通して視認した人物、及び映像・写真といった記録には「映像・視覚範囲内の彩度が変わる」「状況に応じた音楽が挿入される」「テロップが付く」といったような影響が現れます。特に映像記録では、本来撮影を行っていたアングルとは違った、編集されたような映像記録に改変される事象も確認されています。
記録1358-JP 事例記録01
発見地域: 東京都江東区██
推定演目: 「ダビデとゴリアテ」
詳細: 始めてSCP-1358-JPが確認された事象。レインボーブリッジの橋脚工事作業員が影響を受け、現場作業監督であった██氏がダビデ役に割り当てられた。██氏は、海中から出現した「巨人ゴリアテ」と工具を用いて応戦し、投石によって討ち果たし影響は終了した。
映像記録としては質感がゴシックなものに変質し、背景音楽として「巨人ゴリアテ」出現時に「SPECTRUM」の『Sunrise』、戦闘中には「Survivor」の『Eye of the Tiger』、「巨人ゴリアテ」が討ち倒された後には「Bill Conti」の『Going The Distance』とエンドロールが流れた。
記録1358-JP 事例記録07
発見地域: 北海道河東郡██
推定演目: 「テセウスのミノタウロス退治」
詳細: 牧場にて放牧されていた乳牛約50頭と数匹の羊、牧場主であった██氏が影響を受けた。耳標68の乳牛が「テセウス」、耳標107の羊が「アリアドネーの糸」、██氏が「ミノタウロス」に割り当てられ、牧場には藁でできた迷宮が形成された。テセウスを割り当てられた乳牛は鳴き声は牛のままではあるもののテセウスを演じ、██氏を打ち倒すことで影響は終了した。██氏は死亡、迷宮は影響終了とともに消失した。
映像記録としては、彩度が落ちた以外に画面的影響はないが、詳細不明な打楽器と弦楽器による演奏が背景音楽として追加されていた。
記録1358-JP 事例記録15
発見地域: 埼玉県秩父市██
推定演目: 「アトラ・ハシース叙事詩」もしくは「創世記 ノアの箱舟」もしくは「出エジプト記」
詳細: 山間の集落に出現。村民全員が影響を受けた。現実改変により地面より水が湧き出したが、演劇は始まらず村が沈み切ると同時に時間が戻るように村は修復した。この事例においては死者、負傷者は出ておらず、また村民も他の事例のような「夢の中にあった」といった記憶影響を残していなかった。
記録1358-JP 事例記録26
発見地域: 鳥取県鳥取市██
推定演目: 不明
詳細: 5体のSCP-1358-JPが出現。現地へ向かったエージェント含め52名が行方不明となっている。回収された映像記録は全体的に薄暗く色調され、霧が立ち込めている。背景音楽として讃美歌のような音楽が流れているが、同時に聞こえる波のような音とノイズによって判別できていない。演劇開始から三時間後に影響は終了した。
記録1358-JP 事例記録49
発見地域: 静岡県富士宮市██
推定演目: 「天岩戸」
詳細: 事例記録において最も影響範囲の大きな事例。富士山周辺に総数不明のSCP-1358-JPが出現。富士山を取り囲むような陣形になると、富士山が一合目付近で分離し浮遊、上下が逆さとなり180km/hの速度で上昇した。高度120000mまで到達すると停止。一時間ほど滞空した後、下降を開始。30分ほどで元の状態へと戻った。この時点でSCP-1358-JPが消失、崩壊したことから演目は終了したものと思われる。
映像記録としては、確認されたすべての映像記録が撮影位置に関係なく富士山の上昇に追随するような映像記録となっていた。映像は、富士山が滞空を始めた時点から戻るまでの間、繰り返し「Aerosmith」の『I DON'T WANT TO MISS A THING』が流れており、戻った後に「Happy End!」という文字が画面右端に現れた。
この事例において分離していた際の富士山内部のマグマの動きは完全に停止しており、富士山にいた人々にも影響は無く、滞空していた記憶もなかった。また、この事例で始めてSCP-1358-JPの頭部から冊子が発見されている。
内容としては鉛筆のようなもので「天岩戸伝説」と書かれた表紙と三ページの本文だが、本文は天照大御神が天岩戸に閉じ籠るまでで途切れている。また、表紙に「杞憂」という文字を消した跡があることも判明している。
特記事項: この一件の影響範囲は広く日本全土に及んだが、同時に富士山上空を基点とした世界的なヒューム値の揺らぎが観測されている。詳細については補遺1を参照。
記録1358-JP 事例記録57
発見地域: ██県██市██
推定演目: 「キリストの磔刑」
発生事象: SCP-1358-JPの確認された最も新しい事例である。 二体のSCP-1358-JPが国道██号線沿いに出現。出現時、SCP-1358-JPのうち、一体が初老ほどの成人男性を抱え出現しており、演目は SCP-1358-JP二体が男性を現実改変により出現させた十字架に吊るというもの。男性が吊られた時点で演目は終了し、SCP-1358-JPは消失した。残された男性は既に死亡しており、調査のためサイト-81██に移送されている。
特記事項: この事例についてこれ以降の情報はセキュリティクリアランス4以上職員の承認を得た後、「インシデント"パレード"調査資料報告書」を参照。
補遺1: 1999年7月█日13時██分に発生した事例記録49によって日本国内においては、「皆既日食」というカバーストーリーを流布し、全国規模での記憶処理が行うことで事態を収拾しました。
一方で、SCP-1358-JPの影響によるものかは判明していませんが、この事例時の富士山上空を基点として世界規模でのヒューム値等の現実干渉値の揺らぎが発生し、異常事象を引き起こしました。特に基点であった日本の影響は大きく、各年度ごとにおける異常存在の発生率の爆発的な増加が確認されたため、当時東アジア支部にあった指揮権を独立させ、日本支部が発足されました。
現行より57時間前、長野県██山付近において7体のSCP-1358-JPを発見。別件の異常存在についての通報を受け、同山に向かっていたエージェントにより、SCP-1358-JPが撮影されました。以下がその詳細です。
現状行われた検証において、発生した空間内は概念的に「何も存在しない」空間になっていると推測されており、収容に対してプロトコルが草案されています。
・アイデア
とある小路に入ったときに特定の条件を満たした人物のみ入れる、急な坂道に洋風の建物が立ち並んだ風景の異世界。坂道のはるか先は雲で見えない。
"町長"と呼ばれる存在に管理されていて、この世界に入った人物のなくしたもの、失ったものが町のいたるところに存在する。
町には入った人の亡くなった関わりがある人が存在していて、町長はその要望に応えることを第一にしている。基本的には町長は無害。
数百万人に一人の割合で発症する病気のようなもの。
15歳以下の子供に影響を与え、どんなことをしてもその人物と行動にあこがれを抱くようになる。(例:野々村を見た子供たちが政治家を目指そうとするなど)
糸電話、A→Bに話したときAのものとは違う人物の声でAの伝えたこととはかけ離れたことが伝わる。
B→Aに話したときBのものとは違う人物の声でBの伝えたことがBの伝えた内容より詳細に伝わる。
飲んだ人の結果に対する確率を不可能であるほど可能にするドリンク
副作用として成功率が100%のものは0%となる。結果を出した後も副作用は残るため、飲んだ時に示した結果によってはその後日常に行う動作、呼吸などが行えなくなり死ぬ。
クモが殺されたとき殺した人がミーム汚染発症
汚染を受けた者に対し周りの人は強いあこがれや恐怖を抱くようになる。その後恐怖に耐えかねた人によって殺されまた殺した人がミームを受け継ぐ
みんなペリカン工房について知っているというが詳細について聞くとバラバラなことを言う
視覚内に現れるが特に何もしてこない。仲良くなると絡んできてうざい
一日に一人増え、感染する。
貼る→体内に物体発生
剥がすor破損→体外へ射出
a,b,cのポイントがあるとしてaからcに向かうとき通過するはずのbを通らず直接cへ通じている
過去の自分の記憶が、同じタイミングに対して四つの記憶がある人
その記憶を口にした場合、過去改変が発生
勝手に価値を定めミーム汚染させるテレビ番組
架空の加害者と架空の被害者
項目をこなせば生き残れる。こなせれば
・モデル
緑の家と呼ばれる拷問
緑一色の何も無い部屋に閉じ込めて何も与えずにいると人は紅い物が見たくなって自傷する
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル:
対象: [人間、団体、SCPオブジェクトなど]
インタビュアー: [インタビュアーの名前。必要に応じて█で隠しても良い]
付記: [インタビューに関して注意しておく点があれば]
<録音開始, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
インタビュアー: [会話]
誰かさん: [会話]
[以下、インタビュー終了まで会話を記録する]
<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
終了報告書: [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば]
実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD
対象:
実施方法:
結果:
分析:
列1 | 列2 | 列3 |
---|---|---|
内容 | 内容 | 内容 |
内容 | 内容 | 内容 |
説明:
折り畳み
SCP-333-JP-地球人たち
SCP-841-JP-凄腕の探偵
にじいろのおもちゃばこ
「我らは、ただ一人のために回る。それは、紛れ込んだ二人の『アリス』、そして二人の『女王』。
すべての始まり、物書き『帽子屋』の茶会に惹かれ、現れた少女はただ一人の観客。
ここはただの芝居小屋。模倣でできた、ここにあって、ここにない場所。全ては暇つぶしの人形遊び。
もはや、我らはただ文をなぞるだけの木偶の集にすぎない。
『街』は今日も苛劇に喜劇に虚像に吊られ踊り続ける。」
とある少女を軸に構成された、ある男によって作られた街
どこに存在しているかは判明していないが明確に存在する証拠が多数存在する。
かつては、ある男が偶然見つけた異常空間。男は、ここを自らの創作のための場所として「芝居小屋」とし、役者たちを産み出していった。だが、突如そこに現れた少女と男が出合いすべては変わり果てた。少女は彼らのただ一人の観客になった。
住人たちのほとんどはこの街を作った男によって産み出された。
住人リスト
先生、魚屋、八百屋、学者、郵便屋、花屋、家具屋、おもちゃ屋、道化、お医者さん、小説家、画家.etc
職を表記するときは
役職 配役
Actor 配役:怪盗
の形となる
主に『街』の住人としての職業として成り立つ職(電気屋、花屋、大工)などは基本的に大道具や小道具など(英語表記)
成り立たない職(怪盗、探偵、科学者)などは基本的にActorとなる。
(正直ここら辺は個人に任せる)
大道具などの役職の制作により異常なオブジェクトが生まれることもある。
Actorは、基本は「街」にいて「歩行者」となっているが、中には「街」から出て「興行」を行うこともある。
興業が終了、もしくは中止された場合「台本」が生み出される。
逆に台本を読み込ませることでその役をこなすことを全うする。
空間は少女の意識世界。現実の少女は植物状態。現在の少女は、感情を失った意識体と感情以外を持たない肉体とに別れている。
街を作った男は小説家で「アリスフリーク」。創作した設定を肉体さえあれば現実へ生み出せる特異性持ち。設定が薄ければバグを起こすこともある。
一時期、男は街を離れており制御が効かなかった。
全ての目的は「少女のため」。そこに利はない。劇を行うのも街を作り上げたのも少女のため。
ただただ模倣にまみれた日常的な今を続けることこそが彼の望み。
インシデント"パレード"
番外 肉屋 司書
必ず書くもの
Chairman 配役:小説家
不在期間、男はアリスの遺体を探していた。
そして財団内に遺体があると知る。そしてわざと収容され、博士の体を奪い脱出する。