般若博士の備忘録
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ブロック全体MAYDAY告示

優先度レベル: ALPHA

場所: 81-地域ブロック(財団日本支部)

緊急通達: 当該オブジェクトはその危険性と即応対策の必要性から暫定的にオブジェクトナンバーをSCP-001-JPに指定され、リスト最上部に配置されている。セキュリティクリアランスロックは解除されている。財団日本支部職員はセキュリティクリアランスに関わらず当該オブジェクトについての情報を確認せよ。本対応は日本支部理事会による全会一致決議により承認されている。

-日本支部理事 獅子

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-001-JPの影響は81-地域ブロックを構成している日本支部全土に波及していると考えられます。SCP-001-JP現象の起源についての情報収集は最大限の努力を持って続けられます。SCP-001-JP-1は可能な限り即座に殺害処分して下さい。

説明: SCP-001-JPは財団日本支部内に蔓延している複合型現実改変災害です。2019年6月現在、SCP-001-JPの影響により財団職員として認識されていない人物(以下SCP-XXX-JP-1)が財団職員として施設内に侵入しており、財団職員として振舞っている状態にあります。電子記録や文書上においてSCP-XXX-JP-1が財団職員であることは確認できませんが、SCP-XXX-JP-1はいずれも財団職員に対して敵対的であり、また自身の延命のために様々な工作を行う傾向にあります。SCP-XXX-JP-1の危険性の一端として、SCP-XXX-JP-1は現状確認できている個体全てが何らかの現実改変能力を有しています。このため対現実改変装備を用いた殺傷手順が試みられていますが、既存の手順が漏洩しているとみられ、新規手順の策定が進められています。

SCP-XXX-JPは前述した効果に加え、既存の財団職員に現実改変能力を付与した上に財団職員に敵対的行動を取らせる効果を持ちます。この効果に"感染"した職員(以下SCP-XXX-JP-2)に対して説得や記憶操作の試みが為されましたが、いずれも効果が確認できなかったことから彼らも実質的にSCP-XXX-JP-1と同等のオブジェクトとして取り扱われます。SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1が正当な財団職員であると主張する傾向があります。しかしながらその主張がいずれも支離滅裂であることから、SCP-XXX-JPがミーム災害の側面を有していることが示唆されます。感染職員は急速に増加しており、対処に対する大きな障害となっています(後述の発見件数記録参照)。

SCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2の敵対的工作により日本支部は財団本部を含めた他支部への連絡手段が途絶された状況にあります。電子的手段による連絡、及び航空機やSCPS艦船による渡航、SCP-████-JPを用いた空間転移などが試みられましたがいずれも失敗に終わっています。これらの情報、交通封鎖はサイト管理者や日本支部理事に対しても有効であり、SCP-XXX-JP-1,2により危害を加えられる危険性を考慮した結果、スクラントン現実錨により現実改変作用を制限したシェルター内での避難を余儀なくされています。当該文書を財団職員内に流布することで現状の打開を図っている状況にあります。

現状考えられている仮説ですが、SCP-XXX-JPの発生はSCP-1111-JPにおける"継承イベント"の失敗が原因であると考えられます。2019年5月1日に実施された"継承イベント"と同時に日本支部各地に設置されているミリストン現実性揺らぎ感知装置により財団サイト各所において大規模なヒューム値揺らぎを観測しており、その直後財団サイト内で最初のSCP-XXX-JP-1の発生が確認されたことからSCP-1111-JP-1の効果である現実改変者の抑制効果が失われたことが示唆されます。

インシデントレポートXXX-JP-01 - 日付 2019/5/1
SCP-XXX-JP-1識別番号:POI-001-JP-1
発見の経緯: サイト-8181内を徘徊しているところを発見された。最初に発見されたSCP-XXX-JP-1
現実改変能力の詳細:
ヒューム変動値: 1.15±0.05Hm
行動ログ:

日本支部理事緊急提言

提言:
現実改変者の発生についてSCPオブジェクト認定し、進行中のALPHAレベル案件として調査と対応を実施する。

評議会投票概要:

棄権
獅子
升 
千鳥   
鳳林   
稲妻
[不明なエラー]

結果
承認

理事コメント:
不明なエラーとは何か、インシデントとの関係性を確認する必要があるのではないか?-稲妻
鵺と連絡が取れない、サイト-8181において重大なインシデントが進行していると考えられる。
現状各サイトにおいて敵対的行動が生じていることが原因と考えられる。調査を願いたい。-獅子

日本支部理事緊急提言

提言:サイト-8181に関する調査を実施する。鵺はサイト-8181にいると考えられるが、鵺はサイト管理者として登録されていない。(稲妻)

評議会投票概要:

棄権
獅子
升 
千鳥   
鳳林   
稲妻
[不明なエラー]

結果
承認

理事コメント:
鵺に成り代わってサイト管理者権限を行使しているSCP-XXX-JP関係者の存在が疑われる。エラーとの関連が疑われる。(獅子)
位置としては私のサイトがサイト-8181に最も近い、対応しよう(稲妻)

日本支部理事緊急提言

提言:サイト-8181は私の管轄である。何らかのミーム的効果が発生していると考えられる。調査団として抗ミーム装備を持つ機動部隊員を派遣してほしい。[不明なエラー]

評議会投票概要:

棄権
稲妻 獅子
[不明なエラー] 升 
鳳林
千鳥   

結果
却下

注記:
我々全てが何らかのミーム汚染を受けている可能性は否定できない。直接サイト-8181での調査を行う必要があると考える。-稲妻
可能性は否定できないが、敵対的行動を受けている危険性を考慮すべきだ。我々の提言に介入できている時点で非常に危険である。 -升

日本支部理事緊急提言

提言:サイト-8181での調査を実施した。サイト管理者は[不明なエラー]であり、我々はミーム災害の影響下にある。抗ミーム措置を受けるべきである。-稲妻

評議会投票概要:

棄権
稲妻 獅子
[不明なエラー] 千鳥
鳳林   
  

結果
却下

注記:
稲妻が敵対的存在に何らかの影響を受けた可能性が高い。抗ミーム措置を受けるのは稲妻の方であろう-獅子

日本支部理事緊急提言

提言:日本支部理事を含め全ての財団職員はこのページ[獅子によりページリンク削除]を参照せよ、現状は非常に危険な状態にある。([不明なエラー]・稲妻)

評議会投票概要:

棄権
稲妻 獅子
[不明なエラー] 千鳥
鳳林  

結果
不正投票により否決

理事コメント:
既に鳳林がミーム災害の影響を受けたと考えられる。ページリンクは削除した。-獅子
事態は一刻を争うようだ。提言による動議にも支障を来しつつある。我々は決断する必要がある。-千鳥

日本支部理事緊急提言

提言:稲妻・鳳林・[不明なエラー]から理事権限を剥奪し、鵺についてはMIAとして投票から除外する。以後は獅子・千鳥・升のみが議決権を持つ。

評議会投票概要:

棄権
獅子 稲妻
千鳥 [不明なエラー]
鳳林  

結果
承認

理事コメント:
これで良い-獅子

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの影響下にある職員については非殺傷的手段を用いて無力化し、当該文書冒頭に付随しているSCP-XXX-JP対抗画像を閲覧させてSCP-XXX-JPの影響を除去してください。当該文書はSCP-XXX-JPにリンクを作成し、なるべくSCP-XXX-JP感染者へSCP-XXX-JP対抗画像を摂取させるよう設定してください

説明: SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP文書そのものです。SCP-XXX-JPは異常ミームによって構成されており、閲覧することで異常性に感染します。SCP-XXX-JPを閲覧した職員は以前より異常性保持職員が財団内で勤務していたことを認識できなくなり、当該職員に関する記憶を忘却します。また、異常性保持職員の持つ限定的かつ小規模な現実改変能力を過度な脅威であると認定し、敵対的な現実改変者に対する終了手段をもって処分しようと試みるようになります。異常ミームに感染した5名の財団日本支部理事により001番としてロックされた状態にありますが、通常の電子的介入手段をもっても削除、改変することに成功していないことからSCP-XXX-JPとしてリスト上部にロックされていること自体がSCP-XXX-JPの持つ特性であると考えられます。また、SCP-XXX-JPが発生した後も文書自体は更新されています。これはSCP-XXX-JPに罹災した職員によって為されており、異常ミームに感染した職員のみがSCP-XXX-JPの内容を改変できることを示しています。

SCP-XXX-JPの特性は異常性保持職員が比較的高い割合で勤務しているサイト-8181において数名の職員が終了された際に明らかとなりました。2018年5月1日から通常の職員が異常性保持職員に対して異常な敵対的行動を取るようになったことから、SCP-XXX-JP内に記載されているようにSCP-1111-JPにおける継承イベントが何らかの切っ掛けになったことが示唆されます。ただし、ミリストン現実性揺らぎ感知装置の観測したヒューム値の大きな揺らぎ自体は継承イベントの失敗が原因ではなく、SCP-1111-JP-2とSCP-1111-JP-3による88ブロック内のヒューム値恒常性の維持が短期間の間不安定な状態になったことが原因であると考えられています。そのため、現在進行しているSCP-XXX-JPに起因するインシデントが収拾した後はSCP-1111-JPによるヒューム値恒常性が回復するとみられています。

SCP-XXX-JPは内部ヒューム値の高い人間に対しては効果を発揮しないことが確認されています。そのため限定的な現実改変作用を持ち、内部ヒューム値が比較的高い異常性保持職員に対しては異常ミームは作用しません。また、異常ミームに曝露した人物であっても内部ヒューム値が上昇することで異常ミームの影響から脱することが可能です。この特性を利用してSCP-XXX-JPに曝露した人物に対して現実改変能力を与えて内部ヒューム値を上昇させ、感染しているミームを失活させることで事態の鎮静化を図る試みが為されています。SCP-████-JPの技術を用いて閲覧した人間に無作為な現実改変能力を与える画像をSCP-XXX-JP対抗画像として作成しました。SCP-XXX-JPの特性上SCP-XXX-JP文書の改変が不可能であることからシステム外にリンクを作成して当該文書に誘導し、冒頭のSCP-XXX-JP対抗画像に曝露させています。これらの措置は正常な状態にある日本支部理事2名の承認のもとで実施されています。

なお、サイト-8181の管理者である日本支部理事の鵺は、SCP-XXX-JPによる混乱が発生した際において偶然スクラントン現実錨による空間ヒューム値が固定されている試験室にいたため、SCP-XXX-JPによる影響を受けることはありませんでした。その後、サイト-8181を視察するために訪問した日本支部理事-稲妻に対してSCP-XXX-JP対抗画像を閲覧させることで両者共にSCP-XXX-JPの影響下から脱することに成功しています。日本支部理事-稲妻の内部ヒューム値が他の職員と比較して高かったことがSCP-XXX-JPの影響を大きく受けずに済んだ理由であると考えられます。

現在SCP-XXX-JPに罹災した他の財団職員に関しても本文書及び対抗画像の閲覧による治療の試みがなされています。しかし、異常ミームに感染した日本支部理事5名を含んだ多数の職員はスクラントン現実錨により空間ヒューム値が固定されたシェルター内に避難している状況にあります。対抗画像は現実改変作用の技術を用いているため、空間ヒューム値が固定された状態では効果を発揮しないことが確認されています。現在、現実改変能力者を招集し、機動部隊を編成した上でサイトを強襲し、スクラントン現実錨の無力化を行うことによって事態を収拾させる計画が立案されています。

日本支部理事

鵺はイベントに備えて周囲にスクラントン現実錨を配置していた為異常ミームに罹災しなかった