薄力粉でできた砂場
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SCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: が出現する半径500m区画は一般人の立ち入り禁止地域としています。

説明: SCP-XXX-JPは頭部が直径32cmの蕾に置換された女性です。蕾の先端部分を採取し遺伝子鑑定したところ、スカビオサ(学名:Scabiosa japonica)の塩基配列と一致しました。SCP-XXX-JPは自身が居住区としているSCP-XXX-JP-1を中心として活動しています。

SCP-XXX-JP-1は木造の住宅です。一階建てであり、内部には一般的ないくつかの家具が存在しています。また、SCP-XXX-JP-1は を中心とした半径500m以内に自殺したと思われる遺体(以下自殺者と記載)が存在した場合該当の場所まで瞬間的に移動します。この時、SCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-3は同位置に移動します。
また、SCP-XXX-JP-1の半径100mは原因不明の霧でおおわれています。

SCP-XXX-JP-1が移動した後、SCP-XXX-JPは樹海内へ自殺者を探しに行きます。自殺者を発見すると自殺者の頭部を素手によって引きちぎり、頭部以外を回収して、 切断部分にSCP-XXX-JP-2を植え込みます。
SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JPが所持している植物の種です。外見からその種を特定する事は不可能であり、またSCP-XXX-JP-1の霧の範囲から外れた瞬間消失する為、該当する品種はいまだ判明していません。
SCP-XXX-JP-2を埋め込まれた自殺者はSCP-XXX-JP-3へ変化します。SCP-XXX-JP-3はSCP-XXX-JPと同様に頭部が植物に置換されていますが、SCP-XXX-JPと異なり、時間経過により通常の植物と同様に成長し、最終的にそれぞれ個体によって異なる花を咲かせます。しかし、成長速度、一部分の肥大化など一般的な植物との差異がいくつも確認でします。SCP-XXX-JP-3の変化は大きく3つのプロセスから成り立っています。

列1 列2 列3
内容 内容 内容
内容 内容 内容

3の状態になったSCP-XXX-JP-3にSCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-3を鼓舞する言葉を投げかけます。投げかけられたSCP-XXX-JP-3がそれに対して肯定的な反応を取ると、頭部が元の自殺者の姿に変形します。 この変化は元の遺体の人物と全く同じ姿を模しているように見えますが、変化を直接目撃した者には頭部の変化は起きていない様に見える事から、形質変化では無く、認識災害によるものだと考えられています。
プロセス4に移行したSCP-XXX-JP-3は自殺者と同様の知能、記憶を保持しており、また自身の自殺やSCP-XXX-JPに関することなど僅かながらに記憶していることが記録されています。
SCP-XXX-JP-3-に は生前よりも、自殺した要因などに対して幾らか前向きに考える傾向があります。
現在、SCP-XXX-JPの発言から██体のSCP-XXX-JP-3が人間の社会に生息していると考えられています。

SCP-XXX-JPは当時収容違反により逃走していたSCP-████-JPの回収部隊によって発見されました。SCP-████-JPの回収後、改めてSCP-XXX-JP、及び当時共に生活をしていたSCP-XXX-JP-3の確保、回収を試みましたがそのどちらもSCP-XXX-JP-1の移動範囲外数m直前に激痛を訴えた為、一度SCP-XXX-JP-1まで撤収しました。その後SCP-XXX-JPに一般的レベルの対話能力を持っていることが確認できたため、SCP-XXX-JP-1内で対話を試みました。

補遺: SCP-XXX-JPの言動にあったSCP-XXX-JP-3の発生条件を確認する為、財団の遺体安置室より遺体を用いた実験を行いました。
実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD

対象: D-23314。対象は実験当時から3日前にSCP-███-JPの実験により死亡している。

実施方法: D-23314の遺体をSCP-XXX-JP-1の移動範囲内に設置。

結果: 反応なし。

分析: 対象は自殺ではなく事故死だったためにSCP-XXX-JP-3対象に選出されなかったと考えられる。

実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD

対象: D-23314。対象は実験当時から5日前に発狂、自ら頭部を自室の壁に打ち付け死亡している。

実施方法: D-23314の遺体をSCP-XXX-JP-1の移動範囲内に設置。

結果: SCP-XXX-JP-1は移動し、SCP-XXX-JPの手によりD-23314の遺体はSCP-XXX-JP-3に変化。その後、2ヶ月26日後プロセス4に到達。

分析: 対象はプロセス4に到達後、SCP-XXX-JP-1の周囲を警備していた職員に、自身の罪をもう一度償うと告げ、再度Dクラス職員への雇用を希望した。現在の時点で、D-23314は特に異常性もなく仕事を全うしている。
追記: この実験の後、一連の過程に関してSCP-XXX-JPとの対話が行われた。

貴方はいつも私の水くみを手伝ってくれたり、小さい子達の世話もしてくれて、とても良い子でしたよ。そんなすてきな貴方ならきっとこの先何があっても大丈夫ですって。
それにほら、あなたはこんなに綺麗な花を咲かせたんです。それはとってもすてきなことです。
くじけそうになってもあきらめないで。明るく生きれば世界はもっときらきらしますよ。あなたがもう一度前を向いて楽しく生きていけることを願ってますから。
でも、もし辛くなったら、いつでも戻ってきてください。また、いくらでもやり直しはききますから。それが人生のよいところです。

いいえ、でも私が目覚めた時そう言われたんです。人々を救えと。まるでそれが使命かのように。だから今私はその指名を全うしているんです。素敵でしょう。