薄力粉でできた砂場
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは保管サイト-██の標準収容ロッカーに収容します。実験時にはレベル3職員の許可が必要です。また特別な理由以外でSCP-XXX-JPを使用することは禁止されており、使用する際は必要最低限の接触・対話を心がけてください。

説明: SCP-XXX-JPは高さ17cm、直径6cmの淡黄色をした蝋燭です。一般的な蝋燭と同様に点火することができますが、その光は通常のものより強く約83,000cd/m²1を記録しました。SCP-XXX-JPは一般的な蝋燭とほぼ同じ融点なため点灯中溶解しますが、点灯による蝋の消費は通常の10%に留められています。この光を目視し視界から外すと、視界にSCP-XXX-JP-Aが確実に映り込みます。SCP-XXX-JP-Aの出現時間は光を目視した時間におおよそ比例します。2人以上の人間にSCP-XXX-JP-Aが同時に映り込むことはありません。
SCP-XXX-JP-Aは人型の光の残像です。容姿は小学校低学年ほどの少女に見えます。SCP-XXX-JP-Aはこちらの様子を認識しており話すことはありませんが、こちらの言語を理解しているため身振りによる意思疎通が可能です。しかし、SCP-XXX-JP-Aとのいかなる対話、接触は控えてください。詳しくは、改定前の記事を参照してください。

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    非人症

    点火したSCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Safe

    特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは研究サイト-██の人型生物収容室に収容されます。必要に応じた娯楽用品の設置、使用はレベル2以上の職員による認可を必要とします。20██年██月██日の時点で追加された物品は以下の通りです。
    ・32インチのテレビ(常時チャンネル██で固定し、つけておくこと)
    ・花瓶(花は定期的に交換してください。)
    ・4種類の子供向けテレビ番組のポスター
    ・████社が発売した猫のぬいぐるみ
    また、実験時にはレベル2以上の職員の許可が必要です。加えて、どのような媒体でもSCP-XXX-JP-Aは撮影できないため、実験時の行動、手話による内容は目視した者が記録を取ってください。
    説明: SCP-XXX-JPは高さ10cm、直径2cmの淡黄色をした蝋燭です。一般的な蝋燭と同様に点火することができますが、その光は通常のものより強く約80,000cd/m²を記録しました。SCP-XXX-JPは一般的な蝋燭とほぼ同じ融点なため点灯中溶解しますが、点灯による蝋の消費は通常の10%に留められています。この光を目視し視界から外すと、視界にSCP-XXX-JP-Aが確実に映り込みます。SCP-XXX-JP-Aの出現時間は光を目視した時間におおよそ比例します。2人以上の人間にSCP-XXX-JP-Aが同時に映り込むことはありません。
    SCP-XXX-JP-Aは人型の光の残像です。容姿は小学校低学年ほどの少女に見えます。知能もほぼ一般的な小学校低学年と同じです。SCP-XXX-JP-Aはこちらの様子を認識しており話すことはありませんが、こちらの言語を理解しているため身振りによる意思疎通が可能です。現在SCP-XXX-JP-Aに手話を学習させることで手話によるコミュニケーションを行っています。

    SCP-XXX-JPは失踪事件が多発した██県███市██山のある民家の中で発見されました。土地所有者の██ ███は発見当時から7年前に死亡しています。大破した家屋にほぼ無傷で残っていたSCP-XXX-JPを不審に思ったエージェントが点火し、異常性が発覚しました。

    インタビュー記録1

    対象: SCP-XXX-JP-A

    インタビュアー: ██博士

    付記: ██博士は点火されたSCP-XXX-JPを15秒間目視しました。

    ██博士: やあ、私が見えるかい?

    SCP-XXX-JP-A: [おびえた様子をしながらも首を縦に振る。]

    ██博士: 私は君とお話がしたいだけなんだ。名前は?

    SCP-XXX-JP-A: [僅かに口元が動くが判別できず。]

    ██博士: 喋ってるようだけど、こっちには聞こえてないんだ。だから、あ。…すまない、見えなくなってしまった。

    [記録終了]

    インタビュー記録2

    対象: SCP-XXX-JP-A

    インタビュアー: ██博士

    付記: ██博士は点火されたSCP-XXX-JP30秒間目視しました。

    ██博士: すまないね。つまり君の声は私達には届いてないんだよ。

    SCP-XXX-JP-A: [顔を俯かせる。]

    ██博士: 君はずっとこのロウソクの中にいるのかい?

    SCP-XXX-JP-A: [首を横に振る。]

    ██博士: じゃあ、最近こんな状況になってしまったと?

    SCP-XXX-JP-A: [大きく首を縦にふる。]

    ██博士: …なら君は元々は普通の人間だったって事か…

    SCP-XXX-JP-A: [首を縦に振りその場にしゃがむ。]

    ██博士: なあ顔をあげてくれ、私達も出来る限りの事は、あ…

    [記録終了]

    その後数回のインタビューの結果SCP-XXX-JP-Aは 県にか月前まで在住していた7歳の少女である事が分かりました。詳しい情報は調査中です。

    メモ
    一度に何度もSCP-XXX-JP-Aと接触する事は推奨出来ないね。他の誰かと交代しながら行うかせめて目薬を常備しとかないと。

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      インタビュー記録3██

      対象: SCP-XXX-JP-A

      インタビュアー: ██博士

      付記: ██博士は点火されたSCP-XXX-JPを1分間目視しました。

      ██博士: 調子はどうだい。

      SCP-XXX-JP-A:かわらない げんき はかせは ?

      ██博士: そうか。それはよかった。僕も元気だよ。

      SCP-XXX-JP-A:あのね おにんぎょう ありがとう

      ██博士: いいんだよ。殺風景な部屋だと君も寂しいって言ってたからね。

      SCP-XXX-JP-A: ここの ひと みんな やさしい わたし うれしい

      ██博士: 燈火が優しい子だからだよ。

      SCP-XXX-JP-A: ありがとう でも わたし ぱぱ まま あいたい かなしい

      ██博士:
      SCP-XXX-JP-A: いつ もとに もどれる ?

      ██博士:…ごめんよ。でも約束する。必ず君をパパとママに会わせてあげるから

      SCP-XXX-JP-A: わかった ごめんね はかせ わたし がんばる まつ

      ██博士:君が謝ることじゃないよ。ごめん。

      [記録終了]

    補遺1: 溶解したSCP-XXX-JPの1部を採取し、成分を分析した結果、人間の██と非常に似た成分で構成されている事が分かりました。また、採取する際対象は激しい不快感を露わにしました。

    補遺2: SCP-XXX-JP-Aは「如月燈火」という名前である事が調査により明らかになりました。該当人物は連続行方不明者の一人で20██年█月██日に行方不明になっており、未だに警察による捜索が続けられています。

    補遺3: SCP-XXX-JP-Aが元は人である事が考慮され、収容施設を人型収容施設へと移動させるという██博士からの要求は承認されました。また、収容室に置かれる物品はレベル3以上の職員による認可と、必要なものであるかできるだけSCP-XXX-JP-Aの要求したものだけにしてください。

    補遺4: SCP-XXX-JP-Aは財団が確保、収容、保護しているオブジェクトであり、必要以上のSCP-XXX-JP-Aへの接触はあまり推奨されるものではありません。彼女本人の要求があるときにだけ承認します。また、彼女との会話は貴方の財団の職務を妨害しない程度にしてください。あなた達はあの子の親じゃないんですよ。気持ちはわかりますが。

    メモ
    あの子に情を抱くことはあまり良いことではないとわかっている。けれど、あの子はただの少女なんだ。数か月前までは親からの愛情を一身に受け、そしてそのすべてを奪われてしまった。だだの優しくてかわいそうな少女なんだよ。そんなあの子に少しでも人間らしいことをさせやりたいと思うのは僕のエゴかもしれない。でも、あの子をただの“もの”扱いする奴がいたら僕はそいつを許さない。
    あの子はただの人間だ。




    ただの…         -██博士

    事件SCP-XXX-JP-1 20██/█/██:突如██博士が失踪する事件が起きました。██博士は無許可でSCP-XXX-JP-Aの収容室に侵入した記録があり、収容室の監視カメラは██博士が入ってきた瞬間から原因不明のノイズに覆われていました。直ちに数人のエージェントがSCP-XXX-JP-Aの収容室に突入しましたが、収容室に██博士の姿は一切ありませんでした。しかしSCP-XXX-JP-Aの見た目が大きく、歪に変化しており、加えて蝋を継ぎだしたような境界が見られました。新しく継ぎ足された部分を採取し分析した所、██博士のDNAと一致しました。安全を考慮して█博士によるSCP-XXX-JPは保管サイト-██の低脅威度物品用ロッカーへの移動と、収容プロトコルおよび概要の訂正がなされました。また、SCP-XXX-JP-Aにかかわったすべての職員にクラスB又はクラスC記憶処理剤が投与されました。未だに██博士の行方は不明です。
    インタビュー記録3██

    対象: SCP-XXX-JP-A

    インタビュアー: █博士

    付記: █博士は点火されたSCP-XXX-JPを2分間目視しました。

    █博士: 単刀直入に聞こう。君は██博士に、私達に何をしたんだ。

    SCP-XXX-JP-A:██はかせ ? なに ?

    █博士:彼が失踪した日ここに来ているんだ。君がしたことなんだろう

    SCP-XXX-JP-A:はかせ いなくなった ? 

    █博士:ああ。君が見てるはずなんだ。

    SCP-XXX-JP-A:なんで なんで はかせ

    █博士:それに周りに対する君への異常な擁護。物品施設へ移す認可にも手間がかかった。あれも君の仕業か。

    SCP-XXX-JP-A:なに しらない なにも

    █博士:これが最後のインタビューなんだ。だから言え。君がしたことを。

    SCP-XXX-JP-A:ほんとうに しらない なんで はかせ きえて 

    █博士:燈火…本当に知らないのか?

    SCP-XXX-JP-A:しらない わからない はかせ こわい

    █博士:…君は本当にやっていないんだな…。

    SCP-XXX-JP-A:なんで はかせ こわい しらない こわい

    █博士:…。

    SCP-XXX-JP-A:また もどる くらい いや もり こわい いや いや(不明瞭な動き)

    █博士:…それでも、安全にオブジェクトを収容するのが私達の使命なんだ。

    [記録終了]

    メモ
    いくらオブジェクトが人の形をしていようと、明確な意思があろうと、昔は人間だったであろうと、彼等は今は人ではない。私達の理念は確保、収容、保護でありそこに感情の入り込ますべきではない。しかし、そう割り切れるものではないと分かっている。私もSCP-XXX-JPに少なからず情を持っているんだ。今も。尤も、この記憶は後で消されるのだが。
    冷酷である必要はない。ただ冷淡であれ。理性のみで行動するんだ。
    彼等は人間じゃない。
    彼等は、あいつらは、人間じゃないんだ。-█博士