haisagiメモ
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは収容惑星-003((太陽系第3惑星))において、海抜2000mまでの陸地部分全域に収容されています。収容惑星-003内においては????箇所の高所生活領域、????箇所の地下シェルター、???箇所の深海シェルターが建設され、およそ?????????人の人類が生活、あるいは冷凍睡眠状態にあります。

財団地球支部においてはSCP-XXX-JPの発生メカニズムの解析と抑制の研究が継続されています。財団火星本部の人類生存戦略チームは定期的に惑星-003をモニタリングし、SCP-XXX-JPに関する事象の収束以降の復興プランを適宜修正します。

説明: SCP-XXX-JPは現在、何らかの生物を模した物体(SCP-XXX-JP-A)が太陽系第三惑星の大気中にて発生する現象と定義されています。SCP-XXX-JP-Aの外見は世代ごとに異なりますが、共通する点として、海抜1000m~2000mの地点((20??年を基準とする))で発生し地上に落下する点、世代に応じた特定の物質と接触することでその物質ごと消滅する点が挙げられます。

SCP-XXX-JP-Aの組成は不明ですが、外見から推測される質量と実測値を比較した結果、平均して70%程度軽いことが判明しています。これは生体から水分を取り除いた値が近い。

以下はSCP-XXX-JPの初期報告書です。

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: その発生規模からSCP-XXX-JPの収容は不可能です。現在はその発生メカニズムの解析と抑制方法の研究に注力しており、専用の各種ドローン、観測衛星が展開中です。SCP-XXX-JPの発生地域にはある程度の偏りが見られます。特に発生頻度の高い地域一帯には疫病対策を装いクロロフィル混合剤が定期的に散布されます。世間に対してはカバーストーリー「異常気象」「酸性雨による環境破壊」を流布し、場合によってはフロント企業を通じ開発を行うことで隠蔽します。また民間の緑化・環境保護団体にも資金提供などの支援を行い植物系の保護に努めます。

SCP-XXX-JPの性質から民間の研究団体に補足される可能性は低いと見られていますが、気象及び植物に関連する主だった研究団体は定期的に調査し、必要に応じて記憶処理と研究結果の改竄が認められます。

説明: SCP-XXX-JPは白い粉末状の物体です。主に北半球において不定期に上空およそ1000~2000メートルの範囲で大量に発生し、重力によって落下しますが、その最中に大部分が消失し、最終的に地上からは降雪のように観察されます。これは酸素に反応して消滅していることが後に判明しました。

SCP-XXX-JPは毒性を持たず、無機物とも一切の反応を示しません。唯一、植物細胞に対しては激しい反応を引き起こします。より厳密にはクロロフィル類((和名:葉緑素))に対しての反応であり、よって接触は稀ですが光合成細菌やクロロフィルを素材とする着色料なども攻撃を受けます。SCP-XXX-JPはクロロフィル類に接近すると未知の手段にてクロロフィルごと細胞を破壊し消滅します。また実験により酸素にも反応し消滅させていることが確認されましたが、水のように他の元素と結合している状態の酸素とは殆ど反応を示しません。この理由は不明です。

現在までに確認された発生地点はいずれも森林地帯の上空であり、植物系の生息が少ない砂漠地帯や極地、海上では報告がありません。SCP-XXX-JPがどのようにクロロフィル類を探知しているかは判明していません。

SCP-XXX-JP関連記録

19??年??月、ヨーロッパ北部を中心に気象条件に照らし合わせて不適切な降雪が連続して報告される。この時点ではクロロフィル類とは反応を見せておらず、財団も異常気象としての調査を行っていた。

19??年??月、ヨーロッパ及び北米で、航空機が高度2000m付近において""奇妙な白い煙""に遭遇したとの報告が相次ぐ。パイロットは挙動が明らかに雲ではないと主張するも、機体には一切の痕跡が無く公式には見間違い、あるいは気象に関する未知の現象として処理された。

19??年??月、財団北欧支部の航空部隊が偶発的に"奇妙な白い煙"の発生現場を目撃。ある一点から放射状に白い煙が広がっていったと報告されている。またその後ゆっくりと落下していく様子も観察された。これは先の民間航空機パイロットの報告と概ね一致する。また"奇妙な白い煙"の推定落下地点の植物系が異常な損傷を受けていることが報告される。暫定的にSCP-XXX-JP現象として指定され、調査体制が強化される。

19??年??月、"奇妙な白い煙"サンプルの確保に成功。推測どおり植物、とりわけクロロフィルに強く反応し崩壊させることが確認された。またこの時点で空気に触れると消滅していく様子が観察され、後に酸素に反応していることが確認された。正式にSCP-XXX-JPとして認定、オブジェクトクラスはEuclidに指定される。

19??年??月、詳細な観察の結果、SCP-XXX-JPは原始的な編性嫌気性生物((酸素のある環境では生存できない類))の集合体であると判明。その組成はタンパク質であると推測されたが、生物としての振る舞いは観察されておらず、培養も失敗に終わる。財団は特別収容プロトコルを改定し、発生原因の特定と植物系の保全が支持された。

19??年??月、SCP-XXX-JPがアジア圏でも観察される。各国支部において独自の対策が取られる中、クロロフィルを大量に含む塗料を広範囲に散布し、SCP-XXX-JPを誘導する試みが一定の成果を挙げる。

20??年??月、妨害用クロロフィルに反応しないSCP-XXX-JPが初めて確認される。この個体は植物の葉緑素にも反応しないことも確認された。便宜的に新型SCP-XXX-JPと呼称される。

20??年??月、従来のSCP-XXX-JP発生地点において植物系の損傷が緩やかになっていると報告される。これはクロロフィル反応型のSCP-XXX-JPが減少していることを示しているが、同地点において新型SCP-XXX-JPの大量発生は確認されていない。

20??年??月、新型SCP-XXX-JPサンプルの解析が終了。真核生物の特徴を有することが判明した。この種は20億-17億年前の化石から発見されるものに類似する。このサンプルも緩やかに消滅するが、何と反応しているかはこの時点では不明であった。

20??年??月、火山活動の活発な地域で新型SCP-XXX-JPの大量発生が確認される。また新型SCP-XXX-JPは珪酸塩鉱物主体の物質を崩壊させ、自身も消滅することが??? ???博士により発見される。その後、わずかに水・二酸化炭素・二酸化硫黄にも反応することが確認された。地球上では主に火山由来の物質が該当する。

20??年??月、新たなSCP-XXX-JPサンプルが発見される。より複雑な細胞構造を有する多細胞生物であり、原始的な藻類であると推測される。やはり火山性物質に強く反応する。研究者間ではSCP-XXX-JPは生物の進化をなぞっているとの説が支配的になり、これにより新型SCP-XXX-JPの呼称を改め、地質時代の区分に応じて世代ごとに命名する運びとなる。

これ以降は世代ごとのSCP-XXX-JP関連事項を記載します。詳細な記録、及び財団以外の動向はアーカイブ-XXX-JPを参照してください。

中原生代世代

20??年??月、古原生代世代、すなわちクロロフィル反応型SCP-XXX-JPの報告がゼロとなる。一方で中原生代世代のSCP-XXX-JP対策としていくつかの火山を意図的に活性化させる案が提唱、??火山と??山、???が承認される。

20??年??月、このままSCP-XXX-JPの"進化"が継続した場合、カンブリア紀世代の時点で隠蔽が著しく困難となることは十分に予想される。全人類への認識改変プロトコルが制定。元は主にSCP-???、SCP-????、SCP-???-JP、SCP-???-DEにて想定されるKクラスシナリオ対抗策の流用であり、比較的少ない予算と時間で達成が可能と見積もられている。

20??年??月、SCP-XXX-JPは海抜2000m以上では殆ど発生しないことが確認されている。そのため、人類生存圏を高山地帯、地下、深海に移動させることが決定。食料確保のための品種改良を日本生類総研と共同で行う。

新原生代世代

20??年??月、肉眼で目視可能なSCP-XXX-JPが初めて確認され、新原生代世代のSCP-XXX-JPとして認定される((エディアカラ動物群に見られるような外骨格を持たない多細胞生物))。SCP-XXX-JPが進化の過程をなぞっているとの見解が決定的となり、以降その前提で対応策が講じられる。

20??年??月、地球脱出プロトコルが検討される。これは他のオブジェクトによるKクラスシナリオに流用できるとの見解から優先的に資源が投入される。またいくつかのオブジェクトの利用が承認される。財団のリソースを再割り当てするため、収容と研究を継続するオブジェクトの選定が開始される。

SCP-XXX-JPの中には未知の生物も含まれるが、いずれも当時の生態系とは矛盾しないと考えられる。このことから副次的に化石化していない古代生物の発見が期待される。

カンブリア紀世代

20??年??月、SCP-XXX-JPに

20??年??月、明らかな実体であるにも関わらず、霊的なアプローチが有効な可能性が示される。

以下のメッセージが財団に届く。

お前たち、うちのミスター・リベンジを隠していないか?この奇妙なオブジェが降ってくる現象にはそいつが一枚噛んでる恐れがある。言っておくが元凶とかじゃないからな!こっちだって被害者だ!逆恨みされてんだよバーカ!!とにかく知ってたら添付ファイルに書いてあるやり方で連絡してこい!
全然楽しくねえよ!!!

オルドビス紀世代

20??年??月、財団火星支部を設立。また霊実体固定装置の応用でSCP-XXX-JPを実体化させない技術が確立する。しかしながら出力の関係で地球全域を覆うことは出来ず、この時点では地上の0.002%をカバーするに留まる。

この時点でSCP-XXX-JPへの対策はほぼ完了した。

デボン紀世代

特記事項なし。

ペルム紀世代

特記事項なし。

三畳紀世代

地上の物理的被害が拡大する。SCP-XXX-JPを抑制する研究は進展せず、財団火星支部が本部に昇格する。O5-02、03、05、07、08、09、12が火星に移住する。

「ミスター・なだめる」と刻印された人型実体群が出現。この実体はSCP-XXX-JP-Aと反応し共に消失することが確認されている。なお捕獲した実体に要注意団体"博士"との関連を問いただすも、ただ「もういない」とだけ回答した。実体の解析、複製は成功していない。

白亜紀世代

大質量のSCP-XXX-JP-Aにより地上の被害がさらに拡大する。この世代のSCP-XXX-JP-Aは主に火山性物質と反応すると推測されているが、これ以前の世代のSCP-XXX-JP-Aが既に大量に消費しており、消滅ペースが鈍り堆積している。

「ミスター・なだめる」の出現が途絶える。

完新世世代

21??年??月頃より開始。

SCP-XXX-JPは完新世世代で収束するだろう。その後、人類に再度認識改変を施し「なかったこと」にする予定だが、記憶はまだしも物証を全て隠蔽するのには長い時間が必要となるだろうし、そのコストを支払う余力は財団には既に無い。よって、現在収容惑星-003の地上生存圏で生活している一般人類には、やがて現れるであろう「人類を攻撃する種」と共に眠ってもらう。その後、労働に特化したアンドロイドを生産し地上の環境整備を行う。それが終わり次第改めて人類を補充し、地球を復興する。 -O5-05

事案記録
完新世世代のSCP-XXX-JPに混ざり、奇妙な人型実体が発生しました。これはネアンデルタール人などの人類との生存競争に敗れた種とは明らかに異なり、身体の大部分が機械化されているように観察されます。現在のところ、この実体は人類を含む生物、既知の無機物には反応を示さず、何を攻撃するのかは明らかになっていません。

これはどういうことか。この奇妙な人型SCP-XXX-JP群はどう見ても、我々が生産する予定の地球環境復興用のアンドロイドではないか。時系列がおかしい点はこの際後回しだ。まさにこのような事態を避けるために機械を使い、かつ復興後も引き続き労働力として使用する計画だと言うのに、何故SCP-XXX-JPとなったのか?そして人類を攻撃しないのなら、彼らは一体何者に滅ぼされたのだ…? -O5-05

//未来において別種(にくにくしい連中とか)との生存競争になりそうだったため、アンドロイドに色々付加して生物っぽいものに仕立て上げ、その別種にぶつけてわざと絶滅させ、くらえSCP-XXX-JPアタック、というのが真相。

事案記録-XXX-JPを受け、SCP-XXX-JPの収束時期が不透明となりました。また未来世代SCP-XXX-JPの攻撃対象が現代にはまだ存在していない可能性があり、その場合SCP-XXX-JPは堆積し続けることとなります。地球環境の復興は先送りされ、財団地球支部はSCP-XXX-JPの除去手段を模索することとなります。同時に本格的な人類火星移住計画が開始されました。

仮住まいであったはずのこの火星が、我々人類の第二の故郷になるかもしれない。その場合は新しいカバーストーリーが必要になるだろう。

探索班から報告があった。この火星の北緯??°、東経??°の地下に人工物と思わしき構造体を発見したとのことだ。偶然にも地球で言うならサイト-81??が近いが、もしや火星にも文明があったのだろうか?居住環境が改善されるかもしれない。

探索班から報告があった。この火星の環境からは考えられないことだが──雪が、降ったらしい。