萩埜学芸員の研究室

取り組んでる下書き「萩の提言:悠久の均衡」

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アイテム番号: SCP-001-JP

オブジェクトクラス: Thaumiel(潜在的Keter)

特別収容プロトコル: SCP-001-JP地下収容施設は、厚さ6mの鋼鉄製の隔壁で覆われ恒久的に閉鎖されます。いかなる人物でも収容施設内に入ることは出来ません。侵入を防止するため、地上に存在するSCP-001-JPの入り口を覆う形で閉鎖施設001-JPを設置し、民間に対してはカバーストーリー「非公開研究施設」を、疑似サイト001-JP以外の全財団施設に対してはカバーストーリー「サイト-8188」をそれぞれ適用します。

閉鎖施設001-JP担当職員は、クリアランスレベル4以上の秘匿職員から毎月10名選出されます。その際、前任の職員にはクラスY特殊記憶処理が施され、閉鎖施設001-JPを担当していた期間も通常の職務を行っていたという虚偽の記憶が埋め込まれます。新たに選出された職員には疑似クリアランス5/8188-JPが与えられ、カバーストーリー「Keter相当オブジェクト緊急収容施設」が適用されます。疑似クリアランス5/8188-JPを保持する職員は、任務期間中に閉鎖施設001-JPから出ることを許可されません。閉鎖施設001-JPにおけるSCP-001-JPへの侵入防止任務の詳細については、別途疑似クリアランス5/8188-JP担当職員任務詳細を参照してください。

これまでに回収されたSCP-001-JP-Aに関する資料は全て閉鎖施設001-JP地下に存在する隔離室に収容されています。SCP-001-JP-Aに関する情報の閲覧にはセキュリティクリアランスレベル6が必要です。

K-クラスシナリオに対するプロトコル001-JP:方舟は、O5評議会の緊急議決によって全会一致で採択された場合にのみ発動されます。

説明: SCP-001-JPは、長崎県長崎市の地下60mの地点に位置する全長300m、全幅50m、全高30mの巨大施設です。施設を構成する金属、木材などは一部例外を除き全て地球上で確認されているものであることが判明していますが、SCP-001-JPがいつ作られたかは不明です。

SCP-001-JPは、人類の絶滅あるいは近絶滅を発生させるK-クラス世界終焉シナリオに対し、基底現実の放棄及び基底現実からの脱出を行い、平行現実への渡航という形で人類文明を存続させることが可能な施設であると考えられています。

内部施設のほぼ全てが人間の居住区とされており、通常の生活を送るのに十分な設備が整えられている他、財団が確認できた限りでは、1945年当時の水準における各国の美術、音楽、文学作品などが貯蔵されていますが、貯蔵されている文化品については1945年蒐集院から引き継いだ資料より、手段は不明ながら常に最新のものに更新され続けているという予想が立てられています。

操舵室と思われる部屋の存在が確認されており、この部屋を構成する素材のみ地球では確認されていないものであることがわかっています。操舵室内部の構造は通常の大型船舶の操舵室とほぼ同様であり、特定の手順を踏むことによって起動することが可能です。

SCP-001-JP

補遺:

2018年12月11日採択:日本支部理事及びO5評議会によるSCP-001-JP共同宣言

我々財団は、SCP-001-JPに対して沈黙という解答を選択する。この選択は、我々が犯した1つの過ちと、幸運だと断定するべき1つの不運によって得られた現在を守るための選択である。

我々は異邦人である。この地球に元々文明を築いていた者たちを徹底的に駆逐し、その上に繁栄を築いている。人類という生物が生き残るのに最も適したこの星へと、滅びの運命から逃れてきた。その残骸は、既にトルコのアララト山で発見されている。表向きには神話として記された歴史事象に関する探索とされているが、その正体は異邦人であった我々の侵略の証拠である。幼い文明しか持たなかった我々が、神の天啓だと信じて探し当てた一つの舟に乗り込み、我々の文明に牙を剥いた滅びから目を背け、無垢なる文明の智慧を写し取り蹂躙しつくした、その過ちの跡である。

1945年の8月、蒐集院から財団への引き継ぎが終わっていない頃、日本海溝深部で発生した異常船舶転移事件を忘れてはならない。これは、K-クラスシナリオに直面した平行世界の文明が、最終手段としてSCP-001-JPとほぼ同じであろう施設を起動し、安定した世界へと転移しようとして発生した事件と見て間違いない。

この事件は、偶然によって起きてしまった紛れもない不運である。かの船がこの世界に現れてしまったことで、この地の現実性は大きく低下し、この船に最後の希望として乗り込んでいた多くの異常が、日本や世界に解き放たれてしまったのだ。3度目にノアの手から飛び立ち、そして二度と戻ってこなかった鳩のように。

しかし、我々はこれを幸運と呼ばねばならない。それは、滅びから逃げ出した彼らが舟の舵取りを誤ってしまったためだ。彼らは日本海溝の底という極限環境に辿り着いてしまい、辛うじて繋いできた灯火は、文字通り水によって絶たれてしまった。異常の増加という傷を代償に、我々が犯した過ちと同じ侵略は回避され、同時に我々がかつて犯した過ちを知る鍵を得ることが出来たのだ。


製作途中orバックアップ
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、一般的な

説明: SCP-XXX-JPは、器官の全てが人工的な擬似器官に置換されている人型存在です。外見は20代程度と見られる日本人女性のもので、現在全ての器官が機能を停止しています。全ての器官において、構成する物質に未知のものが含まれていることが確認されており、これらの器官の再現は現状不可能であると考えられています。これらの器官が、対応するヒトの器官と同レベルで機能するかについては不明です。

脳に当たる部分にはコンピュータと思われる擬似器官が存在しています。情報部による解析の結果、記録媒体は現在のコンピュータで主流となっているハードディスクドライブやソリッドステートドライブと全く異なる媒体であること、現在確認されている最大容量を大幅に超える容量を有していることが判明しています。また、不明な映像ファイルが保存されていますが、未知のフォーマットである他、ファイルサイズがおよそ22TBに及んでいるため、再生及び既知のフォーマットへの変換は実現していません。

オペレーティングシステムと見られる部分の起動には、コンピュータ側から厳重なロックがかかっており、起動は不可能であると考えられています。しかし、前述の映像ファイルを主とした、起動していた形跡の存在が確認されているため、SCP-XXX-JPは過去に起動しており、SCP-XXX-JPに搭載されている擬似器官は対応するヒトの器官と同レベルで機能していた可能性がある、という仮説が立てられています。

収容経緯: SCP-XXX-JPは、2017年5月14日に、京都府京丹後市網野町掛津付近の一般市民による、「空き家に若い女性の死体が遺棄されている」という通報によって出動した京丹後警察署の署員によって発見されました。

当初は通常の死体遺棄事件として捜査が進められていましたが、司法解剖の段階で異常性が露呈したため、内部に潜伏していた財団エージェントによって通報が行われ、オブジェクトの回収作業が行われました。その後、京丹後警察署員及び、警察への通報を行った一般市民とその周辺住民に対して大規模なAクラス記憶処理が施されています。