ビーチ

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid Safe

特別収容プロトコル:情報拡散による職員への影響が未知数である為、基準を満たした担当職員にのみ通達されます。新たに配置される職員は坂城博士及び█████により決定されます。SCP-XXX-JP発生への対処は、国内に存在する█████の医療関係機関にSCP-XXX-JP担当職員1~██名並びに収容部隊み-7("トリアゲババ")構成員1~█名が医療従事者として配置される事で1、完全に対応することが可能となっています。SCP-XXX-JPの発生が確認された場合、文書『SCP-XXX-JP収容手順』の記載に従って収容が行われます。関係各所への記憶処理及び情報処
理、カバーストーリー「新生児呼吸不全」の流布に関する手順も文書内に記載されています。
SCP-XXX-JPへの対応に携わった職員は、Aクラス記憶処理と希望する時間帯での医療部門によるカウンセリングを受けることが可能です。
職員の配置が困難と判断された████施設に、SCP-XXX-JP発生の可能性を有する報告が確認された場合、収容部隊み-7("トリアゲババ")構成員█名が派遣されます。財団の認知していない範囲でのSCP-XXX-JP発生は1█件未満であり、これらは『SCP-XXX-JP収容手順』に記載された事後処理で十全な対応が可能です。

説明:SCP-XXX-JPは日本人女性の胎内に発生する異常実体の総称です。SCP-XXX-JPは発生初期から観察されていた事例において通常の胎児と同じ過程で発生する事が確認されてはいますが、後述の性質からその起源を明確にする手段は存在していません。SCP-XXX-JPの異常性は自身の完全な隠蔽です。母体の胎内で発生したオブジェクトは未知の手段で一般的な胎児に擬態2しており、あらゆる検査において正常な胎児と判断されます。出産以前にSCP-XXX-JPと胎児を区別する現実的な手段は存在せず、SCP-XXX-JPを母体の胎内に存在する段階で収容する方法は現在確立されていません。この性質によりSCP-XXX-JPの発生を財団が確認する方法は出産時への立ち会いに限られています。SCP-XXX-JPの出現は殆どの確認事例において、周囲の人間に対して困惑等の反応を引き起こしますが、これはオブジェクトの持つ性質には関係なく概ねオブジェクトの外見に起因するものです。しかしSCP-XXX-JPを出産した母体の█%はSCP-XXX-JPに対し好意的反応を示しました。これらの母体は、他の母体から発生したSCP-XXX-JPの記録映像を観覧させた場合も概ね同様の反応を示しました。これらの反応は母体へのAクラス記憶処理で消失する事が確認されています。

SCP-XXX-JPの外見は人の胎児に近似した形状ですが[███に似た███][███質██████][脳の[編集済]][筒状の██科生物に酷似した█████]等を持ち、体色は█です。
これ等の特徴は目視による新生児との判別が十分に可能です。全てのSCP-XXX-JP個体は微量の重量差を除き、同様の構造をしています。SCP-XXX-JP個体の全ては遺伝子上では概ね人と同一である事が確認されています。

補遺:SCP-XXX-JPは生命体として非常に脆弱であり、適切な環境下での延命処置がなされない限り数日で死亡する事が判明しています。収容された中での最長生存記録は██年です。全てのSCP-XXX-JPは一般的な新生児以上の反応を示しません。

SCP-XXX-JP個体が最初に発見されたのは1885/05/14です。発見当初、財団収容下に無いSCP-XXX-JP個体は未知数でありオブジェクトはEuclidに指定されていました。しかし近代の医療技術の発展により国内の潜在的オブジェクトの把握はより正確になったため、SCP-XXX-JP収容手順は以前よりも確実性を増し、19██/07/██に未収容の個体とその痕跡は完全に収容されたと判断され、SCP-XXX-JPはSafeクラスへと再分類されました。
現在SCP-XXX-JPは年█体の発生が確認されています。

追記:2001/██/██ SCP-XXX-JP個体のこれ以上研究は無意味とされています。

追記:2004/██/██ 回収されたSCP-XXX-JP個体はサンプルを除き廃棄されます。担当職員は『SCP-XXX-JP収容手順』内の████該当部分を観覧してください。

現在財団収容下で確保されているSCP-XXX-JP個体数は██体3です。

事件記録2008/03/24
2008/03/24 15:34:55 財団所属███研究員の休暇中にSCP-XXX-JPの発生が確認されました。███研究員はSCP-XXX-JPの存在を認知していませんでしたが。

SCP-XXX-JP担当職員各位へ

オブジェクト延命処置の提案は状況に変化が無い限り認められることはありません。1885年の発見当時から続けられたオブジェクトに対する様々な実験により、オブジェクトの積極的延命は資源の消費以上の効果をもたらさないと判断されています。原則、回収後に死亡したオブジェクトは確立された手順で保存又は破棄されます。

我々の職務はSCP-XXX-JPの延命でなく、発生したSCP-XXX-JPの隠匿と事後処理です。母体に新生児に起きた「事故」を報告する業務は、事後処理を適当に進める手順として推奨されています。

オブジェクトに対する適切な処置は延命ではありません、それを留意してください。


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[アイデアノートだよ( ?)パァ]

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