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「私は人間ですか?」プロトタイプ

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 東京都近辺の発生する可能性があるとされる████箇所のカメラ映像を交代で監視し定期巡回を行い、早期発見に努めてください。通報網の傍聴にて「粘液」「ばらまかれている」という単語を逃さないようにし、現場へ急行して下さい。ネット上を監視し、粘液事件に該当すると思われる情報を見つけ次第削除し、現場へ急行して下さい。SCP-XXX-JPを新たに発見次第対象を確保し、対象の周囲の人物へのクラスB記憶処理の後カバーストーリー「流行病阻止のため」を流布してください。事件跡の目撃者にはクラスA記憶処理を施した後解放してください。事件現場は流水による清掃を行って下さい。
SCP-XXX-JPはサイト81██の専用集団収容施設で保護してください。専用施設は反り返しのある高さ6mの防壁で囲み、24時間体制でのカメラ監視と脱走防止の為、常に10名以上の警備員を交代で駐在させてください。一日三食分の食材と各個人のプライベートエリアを確保してください。SCP-XXX-JP達からの要求は基本許可されますが、外出と暴動を許しかねない道具の付与は絶対に許可されません。通信に関しては限定し、財団の存在が漏れないよう検閲して下さい。
管理者は与えた道具の種類と個数を明確に把握し、破損による交換の要求などは物々交換を行い不正な所持をさせないようにしてください。
SCP-XXX-JPは不定期な上に監視外で発生する為、完全な収容は現在不可能です。
今後の研究次第で早期確保、又は発覚前の確保が可能になりうると研究員は考えています。

説明: SCP-XXX-JPは全て日本国籍を持った日本人のみが収容されています。対象は全員日本の東京都近辺で起きている粘液事件の関係者と思われる人物で、200█年4月時点で5█名の対象を保護しています。
粘液事件は199█年██月頃より1~2ヶ月に1件ほど起きていた「謎の粘液がばらまかれている」という事件であり、警察も手がかりを掴めておらず何かの異常性が起きている可能性があると財団が介入しました。結果として、その粘液から検出されたDNAと献血を受けた人物とのDNAの一致を発見し、その人物を収容するに至りました。現在粘液事件は一般には公開されておらず、このことを知っているのは財団と警察庁の一部のみです。
対象は何かを行ったと言う記憶を持ち合わせておらず事件の全容は不明のままです。なお実際に例の粘液をばらまいていたとした場合一般成人が保有する体液の20%前後を失っている計算となる為、重度の脱水症状・最悪死亡しているはずですが、そのような振る舞いは一切無かったようです。
精密検査の結果からも外傷や脳の異常などは見受けられませんでした。その他異常な運動行動なども見受けられず、現在のところ”謎の粘液をばらまき最悪死亡した可能性がある人間”として収容されています。
追記199█/██/██: 事件現場には2人分の足跡がある事が判明しましたが、今のところ犯人にたどり着くまでの追跡には成功していません。
追記200█/█/█: 旅行に来ていた外国人男性を収容しました。

補遺い: 事件の発生場所は東京都近辺の人通りの少ない場所で起きている事以外の共通点は見られていません。
補遺ろ: SCP-XXX-JP達は日本国籍を持った人物である以外、人種・年齢・性別・体格・性格に一貫性は見られません。
補遺は: 事件の全容を知るために東京都を中心に監視カメラの増設を行っていますが、未だに事件の瞬間を捉えることはできていません。SCP-XXX-JP-Aの実験によって特性が判明したため現在監視カメラによる監視は行われていません。

  • Keter
  • scp-jp
  • 変身
  • 自我
  • 寄生
  • 未収容