ディフェンス ダンボール
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部屋に置いてあったSCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは長野県にある、ドアに鍵の付いた家具のおかれていない部屋でドアに鍵をかけて閉じ込めてあります。実験を行う際はSCP-XXX-JPを見失わないよう注意してください。

説明: SCP-XXX-JPは外観上はただの縦50cm×横30cm×高さ20cm程のダンボールですが、ドアを開けてドアの向こうに行こうとする生物を見つけると時速140km程の速度で近づき全力で妨害行為をしてきます。しかしこの妨害行為はとても非力で大抵の場合突破されてしまいます。SCP-XXX-JPは壁を貫通したりワープしたりビームなどで壁を破壊したりなどの行動はとらないため部屋に閉じ込めておけば出られないことが確認されています。

SCP-XXX-JPの確認されている妨害行為は以下の通りです。
1. 前に立ちはだかり体当たりで押し戻してくる
2. ドアの上に黒板消しを設置する
3. ひたすら罵声を浴びせる
4. ドアノブを取り外し隠してしまう
5. ドアが開かないよう抑えようとする
6. バナナの皮を設置して転ばせようとしてくる
7. バナナの皮で転んでしまった相手に対し一言「Schadenfreude」と言い放ちドアの向こうにわたる気力を奪う
8. ドアノブに油を塗りたくる
9. ドアの前に物を置く
10. ドアを壊してドアではなくしてしまう
11. ドアを宇宙の心理だと言って謎の宗教に勧誘してくる
12. 生物の周りを飛び跳ねながら回る

なおSCP-XXX-JPの動力源は解明されておらず、いくつもの仮説が立っています。一番有力な仮説はドアとSCP-XXX-JPが接触した際に未知のエネルギーが発生しそのエネルギーが動力源になっているというものです。
実際SCP-XXX-JPとドアの間に未知のエネルギーが発生していることが確認されています。またSCP-XXX-JPが何のために妨害行為をするのかもわかっておらず、妨害行為の理由こそが次の実験のテーマとなっています

実験記録 日付 20██/10/2█
実験内容: 人間以外の物だとどのような反応を示すのか
実験方法: 人間以外の物にドアを渡らせる

実験結果:
「犬」 結果 体当たりで押し返そうとした
「猫」 結果 飛び跳ねながら猫の周りを3周した後動作停止
「猿」 結果 ドアノブに油を塗りたくった
「車のラジコン」結果 ドアの前に物を置く
分析: 人間以外の物にも人間同様の対応をする。

以上の結果からSCP-XXX-JPはとにかくどんなものであってもドアをこえさせないようにしてくることが判明した。