アイテム番号:SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:Euclid
特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPの発生地域の各箇所には、高性能マイクを搭載した監視装置が設置されています。SCP-XXX-JP-1の発生を観測した場合、即座にSCP-XXX-JP-1-aを特定し、機動部隊み-15“現場検証”を派遣し、特殊消音装置を用いてSCP-XXX-JP-1の拡散を防いでください。その後、現地警察の協力を得て、適切なカバーストーリーを流布し、日の出までSCP-XXX-JP-1-aの周囲を封鎖してください。
SCP-XXX-JP-1の移動に伴い一般市民への被害が想定される場合は、Dクラス職員を1名、SCP-XXX-JP-1の効果範囲に送り込んでください。その際発生したSCP-XXX-JP-2には、別のDクラス職員を曝露させてください。医療班および機動部隊員のSCP-XXX-JP-2への接触は、必ずDクラス職員のSCP-XXX-JP-2への曝露後に行ってください。またSCP-XXX-JP-2に曝露したDクラス職員は、非暴力的な方法で拘束してください。
一般市民がSCP-XXX-JPいずれかの影響を受けた場合、適切な治療と記憶処理をした後解放してください。
なお、SCP-XXX-JPの収容に動員されるDクラス職員は凶器を入手することが不可能であること、参加する機動部隊員およびエージェントによるDクラス職員の終了はサイト管理官の承認なしには認められていないことに、担当する全職員は留意してください。
説明:SCP-XXX-JPは、東京都████区████において発生する異常な現象の総称です。
SCP-XXX-JP-1は不明な方法によって生成される████Hz~████Hzの音波であり、人の叫び声あるいは悲鳴のようであると報告されます。その発生時期は不定期ですが、観測されている全てのSCP-XXX-JP-1は日没から日の出までの間に発生しています。また一定時間SCP-XXX-JP-1に曝露する人物がいない場合、SCP-XXX-JP-1はおよそ█km/hで移動します。また、SCP-XXX-JP-1は通常の音波と同様の方法で、その音源とされる場所(SCP-XXX-JP-1-a)を特定することが可能です。その異常性はSCP-XXX-JP-1-aから半径2m以内に初めて人間が入ったときに発現します。SCP-XXX-JP-1の効果範囲に初めて入った対象は、不明な方法によって負傷し、出血によるショックのため意識を失います。その傷の大きさや推定出血量にもかかわらず、適切な治療を施すことによって傷は快復し、軽度の後遺症で済みます。
SCP-XXX-JP-2は、前述のSCP-XXX-JP-1の効果によって負傷した対象を指します。その異常性はSCP-XXX-JP-2が初めて人間によって直接目視されたときに発現します。SCP-XXX-JP-2に曝露した対象は、SCP-XXX-JP-2の半径1m以内まで強制的に接近させられます。妨害の試みは、機械的なものであれば未知の方法で無効化され、人間によるものであれば後述の効果が優先されるため成功していません。SCP-XXX-JP-2に接近した対象は、第三者が対象の半径約10mに接近するまで、行動を停止します。その理由について対象は「自分のしたことに呆然としていた」という趣旨の発言をします。SCP-XXX-JP-2の影響を受けた対象は、SCP-XXX-JP-2を負傷させたのは自分であると積極的に主張するようになります。その際、具体的な犯行動機や方法についても述べますが、SCP-XXX-JP-2の負傷状況と多くの場合矛盾します。そのことを指摘すると、対象は周囲への罵倒や侮辱、その他倫理的に推奨されない言動によって、心証を悪化させようと試みます。SCP-XXX-JP-2による影響はBクラス記憶処理によって除去可能です。
SCP-XXX-JPは████区████において発生した通り魔事件の調査過程で、容疑者の証言と被害者の負傷状況が一致せず、そのことを指摘した通行人と警察官を容疑者が侮辱したため、[編集済]という事案により財団の知るところとなりました。関係者には適切な治療と記憶処理が施されています。
補遺1:事案-XXX-JP-02において命令違反等として懲戒処分下にあった[データ削除済]隊員は、オブジェクトの異常性の判明により処分を解かれることとなりました。記憶処理と専門医の診断を受け、原隊に復帰してください。事案-XXX-JP-02における処分履歴は削除され、損失は補填されます。 -サイト-81██人事部長████
補遺2:[データ削除済]隊員の転属申請について、本人の能力適正以外の要因がないことを、研究主任と部隊長への聴取および本人との面談によって確認しました。 -サイト-81██人事██████
アイテム番号:SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:Euclid
特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPの発生地域の各箇所には、高性能マイクを搭載した監視装置が設置されています。SCP-XXX-JP-1の発生を観測した場合、即座にSCP-XXX-JP-1-aを特定し、機動部隊み-15("現場検証")を派遣し、特殊消音装置を用いてSCP-XXX-JP-1の拡散を防いでください。その後、現地警察の協力を得て、適切なカバーストーリーを流布し、日の出までSCP-XXX-JP-1-aの周囲を封鎖してください。
SCP-XXX-JP-1-aの移動に伴い一般市民への被害が想定される場合は、Dクラス職員を1名、SCP-XXX-JP-1の効果範囲に送り込んでください。その際発生したSCP-XXX-JP-2には、別のDクラス職員を曝露させてください。医療班および機動部隊員のSCP-XXX-JP-2への接触は、必ずDクラス職員のSCP-XXX-JP-2への曝露後に行ってください。またSCP-XXX-JP-3-aとなったDクラス職員は、非暴力的な方法で拘束し、回収班に引き渡してください。その際、回収班は専用の通信装置で司令部とのみ交信を行い、現地の部隊員およびSCP-XXX-JP-3-aと会話をすることを防いでください。SCP-XXX-JP-3への曝露が疑われる職員はAクラスの記憶処理を受けてください。
SCP-XXX-JP-3-aはサイト-81██の標準人型収容房にSCP-XXX-JP-3-a-02のみ収容し、封じ込め過程で出現したSCP-XXX-JP-3-aは月例解雇に合わせて適切に処理してください。SCP-XXX-JP-3-a-02の収容に携わる職員は、他のSCP-XXX-JP収容職員との接触および一部ファイルの閲覧を制限されることで、SCP-XXX-JP-3の影響を受けることから免れます。
一般市民がSCP-XXX-JPいずれかの影響を受けた場合、適切な治療と記憶処理をした後解放してください。SCP-XXX-JP-3-aについては必要であれば追跡調査が認められます。
なお、SCP-XXX-JPの収容に動員されるDクラス職員は凶器を入手することが不可能であること、参加する機動部隊員およびエージェントによるDクラス職員の終了はサイト管理官の承認なしには認められていないことに、担当する全職員は留意してください。
説明:SCP-XXX-JPは、東京都████区████において発生する異常な現象の総称です。
SCP-XXX-JP-1は不明な方法によって生成される████Hz~████Hzの可聴域の音波であり、人の叫び声あるいは悲鳴のようであると報告されます。その発生時期は不定期ですが、観測されている全てのSCP-XXX-JP-1は日没から日の出までの間に発生しています。SCP-XXX-JP-1は通常の音波と同様の方法で、その音源(SCP-XXX-JP-1-a)を特定することが可能です。また一定時間SCP-XXX-JP-1に曝露する人物がいない場合、SCP-XXX-JP-1-aはおよそ█km/hで移動します。その異常性はSCP-XXX-JP-1-aから半径2m以内に初めて人間が入ったときに発現します。SCP-XXX-JP-1の効果範囲に初めて入った対象は、不明な方法によって意識を失い、日本国内での犯罪行為の被害を受けた状態になります。その種類は多様ですが、確認されているものは全て対人かつ現行犯逮捕が可能なものです。
SCP-XXX-JP-2は、前述のSCP-XXX-JP-1の効果に曝露した対象を指します。その異常性はSCP-XXX-JP-2が初めて人間によって直接目視されたときに発現します。SCP-XXX-JP-2に曝露した対象は、SCP-XXX-JP-2の半径1m以内まで強制的に接近させられます。妨害の試みは、機械的なものであれば未知の方法で無効化され、人間によるものであれば後述の効果が優先されるため成功していません。SCP-XXX-JP-2に接近した対象は、第三者が対象の半径約10mに接近するまで、行動を停止します。その理由について対象は「自分のしたことに呆然としていた」という趣旨の発言をします。
SCP-XXX-JP-3は、SCP-XXX-JP-2に曝露した対象(SCP-XXX-JP-3-a)がSCP-XXX-JP-2および第三者に及ぼす心理的影響です。SCP-XXX-JP-3-aは、SCP-XXX-JP-2に被害を与えたのは自分であると積極的に主張すると同時に、周囲への罵倒や侮辱、その他倫理的に推奨されない言動を取ります。この効果はBクラスの記憶処理によって除去可能です。SCP-XXX-JP-3-aがSCP-XXX-JP-2に被害を与えたという情報(SCP-XXX-JP-3-b)を得た人物がSCP-XXX-JP-3-aと接触すると、SCP-XXX-JP-3-aに対して強い敵愾心を抱くようになります。SCP-XXX-JP-3-bは「SCP-XXX-JP-3-bは虚偽あるいは事実無根である」という形であっても有効です。SCP-XXX-JP-3に曝露した対象はSCP-XXX-JP-3-bを強く信じ込むようになります。物証とSCP-XXX-JP-3-aの発言が矛盾する場合、SCP-XXX-JP-3-aが犯人足りえないという主張の論理性自体には理解を示しますが、SCP-XXX-JP-3-aの人格に強い不信感を抱き、「少なくともSCP-XXX-JP-3-b内容を行ってもおかしくはない人物である」という旨の主張をします。根拠としてSCP-XXX-JP効果中のSCP-XXX-JP-3-aの言動に加え、SCP-XXX-JP-3-aの過去の言動にも言及します。SCP-XXX-JP-3-aの言動への評価は、SCP-XXX-JP-3曝露前は肯定的であったものも否定的なものへと変化します。その結果、対象は制止がなければSCP-XXX-JP-3-aを糾弾し、場合によっては私的に制裁を加えようとします。この効果はAクラスの記憶処理によって除去可能です。記憶処理によって軽減可能ですが、完全に除去することは現在成功していません。
SCP-XXX-JPは████区████において発生した通り魔事件の調査過程で、容疑者の証言と被害者の負傷状況が一致しないにもかかわらず傷害事件として立件され、不起訴処分となるものの容疑者が関係者に[編集済]という事案により財団の知るところとなりました。関係者には適切な治療と記憶処理が施されています。
補遺1:事案-XXX-JP-02において命令違反等として懲戒処分下にあった[データ削除済]隊員は、オブジェクトの異常性の判明により処分を解かれることとなりました。記憶処理と専門医の診断を受け、原隊に復帰してください。事案-XXX-JP-02における処分履歴は削除され、損失は補填されます。2016年10月6日 -サイト-81██人事部長████
補遺2:[データ削除済]隊員の転属申請について、本人の能力適正以外の要因がないことを、研究主任と部隊長への聴取および本人との面談によって確認しました。2016年11月17日 -サイト-81██人事██████
補遺3:オブジェクトの影響の持続性に鑑み、[データ削除済]隊員をSCP-XXX-JP-3-a-02に再指定します。担当エージェントはSCP-XXX-JP-3-a-02を捜索し収容してください。2017年1月22日 -██博士
補遺4:現在、SCP-XXX-JP-3の収容違反と思われる事案が複数確認できます。原因究明とともに、SCP-XXX-JP-3-a-02の他サイト移送を含めた特別収容プロトコルの改定を提案します。2017年4月7日 -████博士
アイテム番号:SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:Euclid
特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPの発生地域の各箇所には、高性能マイクを搭載した監視装置が設置されています。SCP-XXX-JP-1の発生を観測した場合、即座にSCP-XXX-JP-1-aを特定し、機動部隊み-15("現場検証")を派遣し、特殊消音装置を用いてSCP-XXX-JP-1の拡散を防いでください。その後、現地警察の協力を得て、適切なカバーストーリーを流布し、日の出までSCP-XXX-JP-1-aの周囲を封鎖してください。
SCP-XXX-JP-1-aの移動に伴い一般市民への被害が想定される場合は、Dクラス職員を1名、SCP-XXX-JP-1の効果範囲に送り込んでください。その際発生したSCP-XXX-JP-2には、別のDクラス職員を曝露させてください。医療班および機動部隊員のSCP-XXX-JP-2への接触は、必ずDクラス職員のSCP-XXX-JP-2への曝露後に行ってください。またSCP-XXX-JP-3となったDクラス職員は、非暴力的な方法で拘束し、回収班に引き渡してください。その際、回収班は専用の通信装置で司令部とのみ交信を行い、現地の部隊員およびSCP-XXX-JP-3と会話をすることを防いでください。SCP-XXX-JP-3への曝露が疑われる職員はAクラスの記憶処理を受けてください。
SCP-XXX-JP-3はサイト-81██の標準人型収容房にSCP-XXX-JP-3-02のみ収容し、封じ込め過程で出現したSCP-XXX-JP-3は月例解雇に合わせて適切に処理してください。SCP-XXX-JP-3-02の収容に携わる職員は、他のSCP-XXX-JP収容職員との接触および一部ファイルの閲覧を制限されることで、SCP-XXX-JP-3の影響を受けることから免れます。
一般市民がSCP-XXX-JPいずれかの影響を受けた場合、適切な治療と記憶処理をした後解放してください。SCP-XXX-JP-3については必要であれば追跡調査が認められます。
なお、SCP-XXX-JPの収容に動員されるDクラス職員は凶器を入手することが不可能であること、参加する機動部隊員およびエージェントによるDクラス職員の終了はサイト管理官の承認なしには認められていないことに、担当する全職員は留意してください。
説明:SCP-XXX-JPは、東京都████区████において発生する異常な現象の総称です。
SCP-XXX-JP-1は不明な方法によって生成される████Hz~████Hzの可聴域の音波であり、人の叫び声あるいは悲鳴のようであると報告されます。その発生時期は不定期ですが、観測されている全てのSCP-XXX-JP-1は日没から日の出までの間に発生しています。SCP-XXX-JP-1は通常の音波と同様の方法で、その音源(SCP-XXX-JP-1-a)を特定することが可能です。また一定時間SCP-XXX-JP-1に曝露する人物がいない場合、SCP-XXX-JP-1-aはおよそ█km/hで移動します。その異常性はSCP-XXX-JP-1-aから半径2m以内に初めて人間が入ったときに発現します。SCP-XXX-JP-1の効果範囲に初めて入った対象は、不明な方法によって意識を失い、日本国内での犯罪行為の被害を受けた状態になります。その種類は多様ですが、確認されているものは全て対人かつ現行犯逮捕が可能なものです。SCP-XXX-JP-1を発生させる実体の有無については現在研究中です。
SCP-XXX-JP-2は、前述のSCP-XXX-JP-1の効果に曝露した対象を指します。その異常性はSCP-XXX-JP-2が初めて人間によって直接目視されたときに発現します。SCP-XXX-JP-2に曝露した対象は、SCP-XXX-JP-2の半径1m以内まで強制的に接近させられます。妨害の試みは、機械的なものであれば未知の方法で無効化され、人間によるものであれば後述の効果が優先されるため成功していません。SCP-XXX-JP-2に接近した対象は、第三者が対象の半径約10mに接近するまで、行動を停止します。その理由について対象は「呆然としていた」という趣旨の発言をします。
SCP-XXX-JP-3は、SCP-XXX-JP-2に曝露した対象です。SCP-XXX-JP-3は接触する人物に特殊な精神的影響を及ぼし、対象はSCP-XXX-JP-3の言動に懐疑的になり徐々に不信感を募らせるようになります。また何らかの形でSCP-XXX-JP-3がSCP-XXX-JP-2に被害を与えたという情報を得た人物は、SCP-XXX-JP-3に対して強い敵愾心を抱くようになります。この情報は否定形あるいは疑問形であっても有効であり、情報に一部欠損がある場合でも文脈によって推測が可能であれば効果を発現します。対象は前述の情報を強く信じ込むようになり、物証とSCP-XXX-JP-3の発言が矛盾する場合でも、SCP-XXX-JP-3が犯人足りえないという主張の論理性自体には理解を示しますが、SCP-XXX-JP-3の人格に強い不信感を抱き、「少なくとも犯行内容を行ってもおかしくはない人物である」という旨の主張をします。根拠としてSCP-XXX-JP効果中のSCP-XXX-JP-3の言動に加え、SCP-XXX-JP-3の過去の言動にも言及します。SCP-XXX-JP-3の言動への評価は、曝露前は肯定的であったものも否定的なものへと変化します。その結果、対象は制止がなければSCP-XXX-JP-3を糾弾し、場合によっては私的に制裁を加えようとします。この効果はAクラスの記憶処理によって除去可能です。記憶処理によって軽減可能ですが、完全に除去することは現在成功していません。
SCP-XXX-JPは████区████において発生した通り魔事件の調査過程で、容疑者の証言と被害者の負傷状況が一致しないにもかかわらず傷害事件として立件され、不起訴処分となるものの容疑者が関係者に[編集済]という事案により財団の知るところとなりました。関係者には適切な治療と記憶処理が施されています。
事案-XXX-JP-02(2016/09/09)
概要:収容作戦中、[データ削除済]隊員が命令に違反し、D-[データ削除済](SCP-XXX-JP-2-02に指定)を終了及びD-████を鎮圧しました。収容作戦中、D-████を護送していた[データ削除済]隊員がSCP-XXX-JP-2に曝露し、SCP-XXX-JP-3となり他の参加人員に影響を与えました。[データ削除済]隊員は多少の抵抗の後、同機動部隊員によって鎮圧、拘束されました。以下がその際の記録です。
付記:本事案は収容初期のもののためSCP-XXX-JPについて異常性の全てが判明していませんでしたが、当時の担当職員はSCP-XXX-JP-1およびSCP-XXX-JP-2の特性については把握していました。
([データ削除済]隊員、SCP-XXX-JP-2に曝露と推定。D-████の存在により行動異常は起きず)
[データ削除済]隊員:この先にオブジェクトがある。1人で確認に向かえ。
(D-[データ削除済]に接近するD-████。走って戻ってくる)
D-████:なぁ、あんた。いったいどういうつもりだ? 俺たちをどうする気だ?
[データ削除済]隊員:落ち着け、D-████。すぐさま回収班と医療班が駆け付ける。これでお前の仕事は終わりだ。
D-████:終わり!? あいつはズタズタに撃たれてたんだ! あんたが俺たちをどうするかは――
(D-████、[データ削除済]隊員に襲い掛かり鎮圧される。SCP-XXX-JP-3の効果と推定。)
(回収班到着)
██隊員:[データ削除済]隊員、状況を報告しなさい。貴官には命令違反の嫌疑がかけられている。
[データ削除済]隊員:D-████が反抗したため一時的に鎮圧しました。
██隊員:D-████に負傷が見られますが?
[データ削除済]隊員:強く抵抗されたため、やむをえませんでした。
██隊員:すべて司令部に報告されます。それでは、D-[データ削除済]に関しては? オブジェクトの効果として銃創は今まで確認されていないものです。
[データ削除済]隊員:規定通りオブジェクトと接触させました。負傷もオブジェクトによるものです。
██隊員:報告します。司令部からの指示があるまで武装解除し、待機して――
発言者不明:つまりあなたはやっていないと?
[データ削除済]隊員:はい。私は無許可の発砲はしていません。
██隊員:[データ削除済]! ただちに武装解除し、膝をつき、両手を挙げなさい。偽証および情報隠蔽の疑いがある。重大な規則違反に対しては、終了が認められる場合があります。
(他隊員ら[データ削除済]隊員の拘束を試みる)
[データ削除済]隊員:待て! 待って! 俺はやってない!
([データ削除済]隊員はしばらく抵抗するも、███隊員が麻酔銃を発砲。鎮圧される)
追記:記録中の不明な発言者に一致する人物は財団職員および周辺住民からは発見されませんでした。
補遺1:事案-XXX-JP-02において命令違反等として懲戒処分下にあった[データ削除済]隊員は、オブジェクトの異常性の判明により処分を解かれることとなりました。記憶処理と専門医の診断を受け、原隊に復帰してください。事案-XXX-JP-02における処分履歴は削除され、損失は補填されます。2016年10月6日 -サイト-81██人事部長████
補遺2:[データ削除済]隊員の転属申請について、本人の能力適正以外の要因がないことを、研究主任と部隊長への聴取および本人との面談によって確認しました。2016年11月17日 -サイト-81██人事██████
補遺3:オブジェクトの影響の持続性に鑑み、[データ削除済]隊員をSCP-XXX-JP-3-02に再指定します。担当エージェントはSCP-XXX-JP-3-02を捜索し収容してください。2017年1月22日 -██博士
補遺4:現在、SCP-XXX-JP-3の収容違反と思われる事案が複数確認できます。原因究明とともに、SCP-XXX-JP-3-02の他サイト移送を含めた特別収容プロトコルの改定を提案します。2017年4月7日 -████博士