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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe/Euclid/Keter (適切なクラスを選んでください)
特別収容プロトコル: [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]
説明: SCP-XXX-JPは
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
アイテム番号: SCP-1721-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-1721-JPはサイト-81██の無生物収容室に収容されています。SCP-1721-JP-Aは同サイト-81██の低危険度生物飼育棟に収容されています。新たなSCP-1721-JPまたはSCP-1721-JP-Aが発見された場合、機動部隊わ-5("愛犬家")によって適宜カバーストーリーの流布や関係者の記憶処理を行った上でSCP-1721-JP及びSCP-1721-JP-Aの確保を行ってください。
説明: SCP-1721-JPは全長約60cmの、ラブラドール・レトリーバーを模したぬいぐるみです。SCP-1721-JPは合成繊維と綿の他、内部に存在するイヌのメスの生殖器を模したシリコン製の部品によって構成されています。検査の結果SCP-1721-JPを構成する物質に異常性は認められませんでした。現在財団では██個のSCP-1721-JPを収容しています。
SCP-1721-JPを性成熟したイヌ科(Canidae)の生物のオス(以下対象と表記)が認識した場合にSCP-1721-JPは活性化、対象は即座に発情した状態になりSCP-1721-JPに対して交尾行為を試みます。この際SCP-1721-JPは自立行動し対象が交尾行為を行い易い体勢になります。同時にシリコン部位の内部にポリアクリル酸ナトリウムを主成分とした粘性の高い水溶液1が出現します。対象は性器をSCP-1721-JPのシリコン部位に挿入し交尾行動を実行し内部に射精しますが、その際発射された精液は消失します。その後SCP-1721-JPは非活性化します。この精液の消失は器具などによるシリコン部位への精液の注入やイヌ科以外の生物の精液の注入では発生しない事が確認されています。また、一度交尾行動を行った対象に対してはSCP-1721-JPは活性化しない事も確認済です。
対象がSCP-1721-JPと交尾行動を行って約1年後、対象または対象の飼い主の元にSCP-1721-JP-Aが出現する事があります。SCP-1721-JP-Aは異常性を有しない、対象と容姿が酷似した生後約1年程と推測されるイヌ科の生物です。DNA検査の結果SCP-1721-JP-Aと対象とは99.9999%の確率で親子関係にあたる事が確認されています。現在財団が収容したSCP-1721-JP-Aは██匹であり、財団が確認した対象の数に対するSCP-1721-JP-Aの数の比率は約83%です。
SCP-1721-JPは2017年8月頃より東京都内を主に、イヌを飼う一般家庭やペットショップの前に放置されていた物を家主や店長が回収し写真や異常性をSNS等で公開した事で存在が発覚しました。当初は「オス犬を発情させ性処理させる玩具」としてAnomalousアイテムに分類されていましたが、2018年8月頃よりSCP-1721-JP-Aが相次いで出現した事を受け再調査を行い、2018/10/1にSafeクラスに再分類されました。
補遺: 出現したSCP-1721-JP-Aの共通点として交尾行動を行った対象が雑種である、対象の飼育環境や健康状態が芳しくないと言う点が見受けられました。また出現当時にSCP-1721-JP-Aにはメッセージを添えた首輪が装着されていました。
███ちゃんの子供です! 思ったより毛並みがイマイチだったんで要りません。そっちで大事に育ててね!
██ちゃんの子供です! なんか心臓が悪いみたいなんで正直無理です。そっちで最期まで面倒見てあげてね!
事案報告: 2019年1月頃より特殊な事例のSCP-1721-JP-Aが出現する事案が増えています。以下にその一部を抜粋します。
事例1721-JP-1(SCP-1721-JP-A-██)
出現日時及び場所: 2019/01/23、東京都██区のペットショップ前にて。
SCP-1721-JP-Aの特長: ジャーマンシェパード。右前肢や右側の肋骨など数箇所が骨折・負傷しており歩行が困難。
補遺: 親となる対象がSCP-1721-JPと交尾行動を行って約16ヶ月後に出現。骨折の原因については鈍器のような物で意図的に殴られたのが理由と推測される。また、首輪には「 ███ちゃんの子供です! どれだけ怒っても言う事聞かないんで返します。そっちでちゃんと躾してね!」というメッセージが添えられていた。
事例1721-JP-4(SCP-1721-JP-A-██)
出現日時及び場所: 2019/02/22、兵庫県神戸市内の民家の庭にて。
SCP-1721-JP-Aの特長: 柴犬の子供の死体。強い衝撃による内臓破裂・骨折が死因であると断定。
補遺: 親となる対象がSCP-1721-JPと交尾行動を行って約6ヶ月後に出現。側に「 █ちゃんの子供でした。いい子だったけど車に跳ねられちゃいました。そっちで弔ってあげてね」というメッセージが書かれたA4のルーズリーフが添えられていた。
事例1721-JP-██(SCP-1721-JP-A-███群)
出現日時及び場所: 20██/██/██、長崎県内の無人島にて。
SCP-1721-JP-Aの特長: 生後数日程度のイヌ科の生物の奇形の嬰児の遺体██体。黒色のポリ袋█数個分に分けられて廃棄されていた。
補遺: 切り刻まれ破壊されたSCP-1721-JP█個が側に廃棄されていた事から遺体をSCP-1721-JP-Aと断定。SCP-1721-JPが詰められていたポリ袋には「不良品」と記載された紙が貼られていた。
>>記事ここまで
タグ候補:scp-jp safe 犬 性的 玩具
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の無生物収容室に収容されています。SCP-XXX-JP-Aは同サイト-81██の低危険度生物飼育棟に収容されています。新たなSCP-XXX-JPまたはSCP-XXX-JP-Aが発見された場合、機動部隊わ-5("愛犬家")によって適宜カバーストーリーの流布や関係者の記憶処理を行った上でSCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-Aの確保を行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは全長約60cmの、ラブラドール・レトリーバーを模したぬいぐるみです。SCP-XXX-JPは合成繊維と綿の他、内部のイヌのメスの生殖器を模したシリコン製の部品によって構成されています。検査の結果SCP-XXX-JPを構成する物質に異常性は認められませんでした。現在財団では██個のSCP-XXX-JPを収容しています。
SCP-XXX-JPを性成熟したイヌ科(Canidae)の生物のオス(以下対象と表記)が認識した場合にSCP-XXX-JPは活性化、対象は即座に発情した状態になりSCP-XXX-JPに対して交尾行為を試みます。この際SCP-XXX-JPは自立行動し対象が交尾行為を行い易い体勢になります。同時にシリコン部位の内部にポリアクリル酸ナトリウムを主成分とした粘性の高い水溶液2が出現します。対象は性器をSCP-XXX-JPのシリコン部位に挿入し交尾行動を実行し内部に射精しますが、その際発射された精液は消失します。その後SCP-XXX-JPは非活性化します。この精液の消失は器具などによるシリコン部位への精液の注入やイヌ科以外の生物の精液の注入では発生しない事が確認されています。
対象がSCP-XXX-JPと交尾行動を行って約1年後、対象または対象の飼い主の元にSCP-XXX-JP-Aが出現する事があります。SCP-XXX-JP-Aは異常性を有しない、対象と容姿が酷似した生後約1年程と推測されるイヌ科の生物です。DNA検査の結果SCP-XXX-JP-Aと対象とは99.9999%の確率で親子関係にあたる事が確認されています。現在財団が収容したSCP-XXX-JP-Aは██匹であり、財団が確認した対象の数に対するSCP-XXX-JP-Aの数の比率は約83%です。
SCP-XXX-JPは2017年8月頃より東京都内を主に、イヌを飼う一般家庭やペットショップの前に放置されていた物を家主や店長が回収し写真や異常性をSNS等で公開した事で存在が発覚しました。当初は「オス犬を発情させ性処理する玩具」としてAnomalousアイテムに分類されていましたが、2018年8月頃よりSCP-XXX-JP-Aが相次いで出現した事を受け再調査を行い、2018/10/1にSafeクラスに再分類されました。
補遺: 出現したSCP-XXX-JP-Aの共通点として交尾行動を行った対象が雑種である、対象の飼育環境や健康状態が芳しくないと言う点が見受けられました。また出現当時にSCP-XXX-JP-Aにはメッセージを添えた首輪が装着されていました。以下はそのメッセージの一例です。
███ちゃんの子供です! 思ったより毛並みがイマイチだったんで今回はいりません。そっちで大事に育ててね!
██ちゃんの子供です! なんか心臓が悪いみたいなんで正直無理です。そっちで最期まで面倒見てあげてね!
事案記録XXX-JP-1: 20██/██/██、SCP-XXX-JPが収容された無生物収容室に他の用件で入室した男性Dクラス職員1名がSCP-XXX-JPを目視した際に突然興奮状態に陥り、自身の性器を勃起させSCP-XXX-JPのシリコン部位に挿入しました。これに気付いた職員等がすぐに当該Dクラス職員を取り押さえSCP-XXX-JPを引き離しましたが、Dクラス職員はSCP-XXX-JPのシリコン部位に射精、その精液は消失していました。また、SCP-XXX-JPは他のイヌ科の生物のオスを相手にした時と同様の自立行動を行っていました。その後の調査によって当該Dクラス職員がイヌのメスに対して性的興奮を覚える性的嗜好を有していることが明らかになりました。当該Dクラス職員には厳重注意の上で処罰が下されました。なお、当該Dクラス職員の元にSCP-XXX-JP-Aが出現する場合、その出現は███日後の20██/██/██前後であると推測されます。
>>記事ここまで
タグ候補:scp-jp safe 犬 性的 玩具
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの出現元は現在特定出来ていません。機動部隊ゑ-5("エゴサーチ")は第3種抗ミーム処理の行われた端末を使用し24時間体勢でSCP-XXX-JPの発見を行います。SCP-XXX-JPが発見された場合ナンバリングのうえサイト-81██の収容サーバーに保存してください。同時に外部で発生・出現し得るSCP-XXX-JP-A及び-aを監視しSCP-XXX-JP-A、-aの出現が確認された場合直ちに-aの出現地点を特定し処理してください。その後、適宜カバーストーリーを流布してください。
説明: SCP-XXX-JPはインターネット上に出現する、青空を背景に「自分探しの旅に出ろ」と書かれた画像です。これまで財団は██点のSCP-XXX-JPを確認しています。
SCP-XXX-JPはインターネット上において利用者が自身の名前3を検索した際に不規則に出現します。SCP-XXX-JPを目視した利用者をSCP-XXX-JP-Aと指定します。SCP-XXX-JPの異常性は利用者にしか影響を与えず、後述のSCP-XXX-JP-aが存在する限り新たなSCP-XXX-JPは出現しない事が確認されています。
SCP-XXX-JP-AがSCP-XXX-JPを目視したと同時に日本国内の何れかの場所にSCP-XXX-JP-aが出現します。SCP-XXX-JP-aは-Aと同一の容姿・遺伝子を持つ人型実体です。出現時SCP-XXX-JP-aは住居・職歴・人間関係等を現実改変によって構築し、改変の影響を受けた人間はSCP-XXX-JP-aが「数年前からそこに住んでた」「数年前から働いてくれてる」等の証言を行います。SCP-XXX-JP-Aは-aの存在を感知し「もう1人の自分に会いたい」という強い感情に駆られます。-Aは-aの詳細な住所を知らないにも関わらず-aの存在する場所へ向かいます。-Aのこの感情は如何なる記憶処理においても消去できませんでしたが遭遇前に-aが死亡した場合消失する事が確認されています。
SCP-XXX-JP-Aと-aが遭遇した場合、確認した全てのケースにおいて-Aと-aは会話を交わした後-Aが感情的になり-aに対して殺害を行うべく危害を加えようとします。-aが死亡した場合その死体は消失し同時に現実改変の影響も消失しますが、-Aの-aに対する言動の記憶は残ります。この記憶はクラスB記憶処理によって消去できます。
SCP-XXX-JPは2018年1月頃よりその存在がインターネットの掲示板・SNS上で挙げられ、同時にSCP-XXX-JPを目視した者が「もう1人の自分を探す」と証言して一時行方不明になる、警察に「自分を殺した」と自首する者が現れる等の報告を受け調査した結果、その存在と出現条件、特異性が明らかになり2018/06/01にオブジェクトに指定されました。
事例記録XXX-JP-8(事例記録一覧より抜粋)
対象: SCP-XXX-JP-A-8(東京都██区在住の自称漫画家。当時28歳、友人等と同居)
経緯: 2018/04/25: 夜、SCP-XXX-JPに自宅で曝露したと推測。「もう1人の自分に会いに行く」旨を友人等に告げ外出しようとした。そのときは友人等によって制止されるが、翌26日早朝には居なくなっていた。
2018/04/26: 昼過ぎ、鹿児島市内のマンション近くの路地にてSCP-XXX-JP-A-8と-a-8が遭遇。SCP-XXX-JP-A-8の証言に拠れば数分会話を交わした後-A-8が激昂し落ちていた石を拾い-a-8の頭部を数回殴打。-A-8が我に返った時には-a-8は既に死亡しており-A-8は現場より逃走、その後近くの交番に自首し、事情聴取によってSCP-XXX-JPの影響を受けている事が発覚しエージェントを通じ報告される。SCP-XXX-JP-a-8は-A-8の逃走後消失したと思われる。SCP-XXX-JP-a-8について: ██ ██4を名乗る。鹿児島市内のマンションに居住し「1年前に東京から引っ越してきた」「株の取引によって生活していた」「趣味で漫画を描いていた」等の情報ががSCP-XXX-JP-A-8からの証言によって得られた。調査の結果SCP-XXX-JP-a-8が住んでいた部屋は本来空き部屋であった。
インタビュー記録XXX-JP-8 - 2018/04/26実施
対象: SCP-XXX-JP-A-8
インタビュアー: エージェント・██
<録音開始>
エージェント・██: [会話]
SCP-XXX-JP-A-8: [会話]
エージェント・██: [会話]
SCP-XXX-JP-A-8: [会話]エージェント・██: [会話]
SCP-XXX-JP-A-8: [会話]
エージェント・██: [会話]
SCP-XXX-JP-A-8: [会話]
[以下、インタビュー終了まで会話を記録する]
<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
終了報告書: [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば]
>>記事此処まで
タグ:scp-jp euclid
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現在サイト-81██にある一般的非生物収容室に収容されています。実験・調査等によってSCP-XXX-JPを使用する場合を除き、SCP-XXX-JPを直接目視する事は避けてください。
説明: SCP-XXX-JPは蓋部分の内側に「ひろってくだちい」と黒の油性インクで書かれた40cm×50cm×10cm段ボール箱です。SCP-XXX-JPは後述の異常性、及び外部からの衝撃や水分の吸収等によって破損したり汚れた場合でも数分から数時間をかけて元の状態に再生する事が確認されています。
SCP-XXX-JPを直接目視した者の内、無作為5に選ばれた者(以下曝露者と表記)はSCP-XXX-JP内部に動物6を認識し「その動物を飼いたい」という感情に駆られ多くの場合において動物を連れ帰り世話しようとします。しかし実際には曝露者はSCP-XXX-JPをその内部に存在していた動物であると認識しSCP-XXX-JPに対して給餌や世話を行います。この認識災害は曝露者にクラスC記憶処理を施す事で無力化されます。また、曝露者は常に1名のみであり複数の人間が曝露者になる事は無い事が実験により確認されています。
SCP-XXX-JPは2018/05/15、██県██市内の心療内科にカウンセラーとして所属していた財団エージェントが「夫が段ボール箱を子犬だと言って家に持ち込み、奇行を繰り返している」という相談を受けた事で存在が発覚、2018/05/19に財団によって確保されました。
実験記録XXX-05
実施期間: 2018/06/01~2018/07/03
対象: D-XXX-01
(対象は2018/05/31にSCP-XXX-JPに曝露済、SCP-XXX-JPを「茶トラの子猫」であると認識している)内容: D-XXX-01にサイト-81██の標準収容室の1つにおいてSCP-XXX-JPの飼育を命じる。その経過を観察すると同時にD-XXX-01に対して最低1日1回のカウンセリングを行った。以下に観察記録のうち特筆すべき点を抜粋する。
観察記録2017/06/01(1日目)
実験開始。収容室内には最低限の家具と猫用のドライフードと水、猫用トイレが施設されている。
[特異行動1] D-XXX-01がSCP-XXX-JPを給餌用の皿の側に置く。その後、皿にドライフードを入れ自らが摂食。言動よりSCP-XXX-JPが餌を摂取していると認識している様子。なおD-XXX-01には1日3食の食事が与えられており、それらは普通に摂食している。また、水を入れた皿でも同様の行動を行った。
[特異行動2] D-XXX-01がSCP-XXX-JPを猫用トイレの縁に置く。その後、自らが猫用トイレに排泄し処理する。先の餌と同様、SCP-XXX-JPが排泄したと認識している様子。
1日に数度上記のの行動が確認され2日目以降も継続。観察記録2017/06/02(2日目)
██博士によるカウンセリングの際に1日目のD-XXX-01の行動を説明するがD-XXX-01は信じなかった。監視カメラの映像をD-XXX-01に見せるがD-XXX-01は猫が餌を摂取し排泄していると断言した。曝露者の認識災害は映像や写真であっても影響される事が判明。
D-XXX-01が摂食するドライフードの量が前日より減少。観察記録2017/06/03(3日目)
カウンセリング時に猫が「あまり餌を食べない」「病気かもしれない」と証言。餌の改善と獣医による診察を要求。餌をドライフードから缶詰タイプに変更。結果D-XXX-01は缶詰タイプの餌を摂食、翌日のカウンセリングで猫の食欲が戻った事を報告し「餌が不味かったんだろうな」と証言。
観察記録2017/06/05(5日目)
カウンセリング時に猫用の玩具を要求、プラスチック製の猫じゃらしなど数点を与える。右手で玩具を動かしながら左手でSCP-XXX-JPを激しく動かすD-XXX-01の姿が確認。
>>記事此処まで
タグ:scp-jp safe 認識災害
著者ページ、作成中
SCPs
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当面の目標である著者ページの作成できました。
記事作成にアドバイスくださった皆様、voteしてくださった皆様に感謝です。
今後の目標
・+50以上の記事作成
・taleへの挑戦
・最低年1つの記事投下
・イベント企画参加
・「性的」タグ記事への挑戦
名前: 白金 欽二(しろかね・きんじ Shirokane Kinji)
セキュリティクリアランス: レベル3
所在: サイト-81██(██県██市)
職務: サイト-81██におけるDクラス職員・オブジェクト・暴露者等のカウンセリング、オブジェクトの調査・実験補佐、及び週3~4日程の夜間業務(内容は様々)
略歴: 19██年12月2日生まれ、高知県██市出身、20██年現在45歳。
私立██大学卒業後、心理療法士として██県██市の心療内科で勤務。20██年3月、勤務先の病院でSCP-███-JPが異常性を発現し自身を含む██名がその影響を受けました。現場が混乱し[削除済]する中で白金博士は冷静に対処、その後駆けつけた財団職員と協力しSCP-███-JPの収容に協力しました。その際、他者へのカウンセリングによって混乱を緩和し人的被害を最小限に抑えた点を評価されスカウト、同年4月に財団に採用されサイト-81██に配属されました。
人物: 気難しそうな面相をしている為「頭が固そう」「話かけづらい」「近寄りがたい」という第一印象を他人に与えますが、実際には柔和で気さくで話好きで下らないギャグや下ネタも大好きです。外見で損をしているのは本人も気にしているようで、その点をあまりに弄りすぎると業務に影響がある程度に落ち込みます。また、その為か写真や映像に映る事を極端に嫌っていますが、イラスト等に描かれる事は気にしていません。むしろ喜んでます。
大食漢として知られており、他の職員等によって最低でも1日4回食事を取る姿が確認されています。7夜間業務がある時やストレスを溜め込んでいると思われる場合は更に食事の回数と量は増え、最大で1日██回の食事を取っている姿が確認されています。8好き嫌いも無く食べれる物なら何でも食べます。甘党ですが辛い物も平気です。その一方で酒は弱く、コップ1杯程度のビールで泥酔し[本人の名誉のため削除]。故に、白金博士に酒を飲ませる事は禁止されています。また、大量の食事を摂取しているにも関わらず、特別に運動などしていないにも関わらず、白金博士は標準的体型を維持しています。
また、生まれつき極度のショートスリーパーであり現在の年間の1日当たりの平均睡眠時間は1時間未満です。故に週数日の夜間の業務を任されていますが、夜間業務の当てられていない日も暇なのか自主的に書類整理や清掃を行っています。それらの作業が無い時は談話室で一人寂しくカップ麺など何かしらの夜食を食べている姿が確認されています。よろしければ話相手になってやってください。喜びます。
……(他の方の人事ファイルを閲覧し見比べた後) うん! 地味やな!-gintsubame
アイデア出るまで据え置き中
アイテム番号: SCP-1212-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-1212-JPはサイト-81██の低危険性物体保管庫に畳んだ状態で保管して下さい。実験を行う際はレベル3以上の職員2名から許可を得て下さい。
説明: SCP-1212-JPは「有限会社████スポーツ」によって製造された国際公式規格サイズの折畳み式卓球台です。現在財団は10台のSCP-1212-JP(各々SCP-1212-JP-1~-10とナンバリングして分類)を発見・収容しています。
SCP-1212-JPが試合目的で使用されている時、不規則に使用者に対し特異性を発現します。発現の条件として「使用者の全てが強く勝利を望んでいる」事が判明していますが具体的な条件の確定には至っていません。特異性が発現した際の使用者をSCP-1212-JP-Aと指定します。
特異性の発現中SCP-1212-JP-Aは自身の身体能力や物理法則を無視した挙動が可能となります。
その際SCP-1212-JP-Aはそれらの挙動が可能な事を自然に認識し、何故そのような事が可能かを疑問に思う事なく使用します。SCP-1212-JP-Aによって発生する事象はSCP-1212-JPには影響を与えまぜん。この特異性は試合が終了または中断するまで続行します。
>>ここまでリサイクル中
事案:1212-JP-1
発生日時: 201█/██/██
発生場所: ██県██市内の県立███高等学校体育館
概要: 同日放課後、同校卓球部の活動中に発生。卓球部員2名がSCP-1212-JP-Aとなり、
追記: SCP-1212-JPを発見する切欠となった事例。
出現事例:SCP-1212-JP-10
出現日時: 201█/██/██
出現場所: ██県██市の市営体育館
概要: 同日午前9時頃、当日同体育館内で行われていた██県主催の卓球大会において、開催前の準備段階において出現。ラリーは約██分間継続。同体育館内に居た大会スタッフ・選手・観客等約███名がSCP-1212-JP-a及び-bを観測。
特殊行動: 出現から██分後、SCP-1212-JP-a及び-bが体勢を維持したまま浮上。最終的に約█mの高さで浮上は停止し約1分間その高さに留まった後、浮上時と同じ速度で降下。その間も山なりにボールを打ち合いラリーは継続された。なお、大会出場者を主とした██名がその場で飛び跳ねる、目を閉じて力む等、各々が自身で思う方法で空中への浮上を試みようとしていた。
追記: 最も多くの観測者が発生した事例。SNS、地元のテレビ局等を通じSCP-1212-JP-a及び-bが撮影・録画された映像が大量に流出。対抗策として財団フロント企業「ザ・シリーキャット・ピクチャーズ」を通じてカバーストーリー「卓球の普及を目的としたショートフィルムの撮影」を流布、偽造したメイキング映像等を動画サイト等に公開し事態の沈静化を図った。
補遺1: SCP-1212-JPに貼付されていたラベルに記載されている「有限会社████スポーツ」の住所は存在せず、同様に記載されていた電話番号も未登録の番号でした。「有限会社████スポーツ」に関しては現在も調査中です。
補遺2: 先述のSCP-1212-JP-10の収容より約3ヵ月後の201█/██/██に「有限会社████スポーツ」より、自社の製品・専属インストラクターの無断使用、及びインストラクターの技術を「ワイヤーアクションとCGによる捏造」と歪曲し映像を公開した事への抗議文書と、使用料・インストラクターの肖像権・人件費等合計約████万円を要求する請求書が「ザ・シリーキャット・ピクチャーズ」宛に郵送されてきました。請求書に記載されている振込先の銀行は実在しない物でした。
>>記事此処まで
タグ:scp-jp safe 人工
ちょっと説明が冗長過ぎると感じました。せっかく読者の目を引きやすい出現事例があるのに、そこまでに説明だけで7段落もあります。もっと簡潔に説明したり、出現事例を前に持って来たり、説明が短く済むように異常性を調整した方が読み易く面白くなると感じました。
また、出現事例自体も3つと数が少なく、それぞれのインパクトもそこまで大きくないと感じました。プレイヤーが超人的な動きをするスポーツ創作物は結構あるのでそれらを参考にすればもっと読者の目を引くような出現事例が書きやすいと思います。
要注意団体関しては、寄付したり使用料の請求していないので営利組織というよりはボランティア団体な印象を受けました。営利組織ならば、むしろ財団に莫大な使用料を請求したりした方が面白いと思います。
y33r41さんのご指摘と被りますが、特に出現事例調査記録が長く、内容も面白味が薄いと感じました。記事のハイライトになっている部分なので、もっと一つ一つを短くクリーピーにして数を増やすなどすると効果的なのではないかと存じます
説明: SCP-1212-JPは「有限会社████スポーツ」によって製造された国際公式規格サイズの折畳み式卓球台です。現在財団は10台のSCP-1212-JP(各々SCP-1212-JP-1~-10とナンバリングして分類)を発見・収容しています。
SCP-1212-JPが競技が可能な状態に設置された後、使用されない状態で30分以上経過し、1名以上がSCP-1212-JPを直接目視している場合にSCP-1212-JP-a及び-bがSCP-1212-JPの両側にネットを挟む形で出現します。SCP-1212-JP-a及び-bはモンゴロイド系の男性の姿をした人型実体です。SCP-1212-JP-a及び-bは髪型が左右逆な点を除きほぼ同一の容姿をしています。SCP-1212-JP-a及び-bはSCP-1212-JPが設置された状況に適した服装で出現し、共通してラケットを、SCP-1212-JP-aのみボールを所持しています。SCP-1212-JP-a及び-bは他者との会話に応じす、現時点においてコンタクトを取る試みは失敗に終わっています。
SCP-1212-JP-a及び-bは出現後互いに一礼し、SCP-1212-JP-aのサーブからラリーを開始します。このラリーを直接目視した者(以下観測者と呼称)は、SCP-1212-JP-a及び-bのラリーを行う姿を見続けたいという強い欲求に駆られます。この欲求自体は強制力を伴う物ではありませんが、SCP-1212-JP-a及び-bを意識する結果、観測者は注意力散漫な状態に陥ります。ラリーが外因等によって終了した瞬間、SCP-1212-JP-a及び-bは所持していたラケットやボールと共に消失します。なお、SCP-1212-JPが一度畳まれ前述の出現条件を満たすまでSCP-1212-JP-a及び-bは再出現しない事が確認されています。
また、SCP-1212-JP-a及び-bはラリー中に人間の身体構造や物理法則では不可能と思われる挙動を見せる場合があります(以下特殊行動と呼称)。特殊行動を確認した観測者は「卓球の熟練者であればそれらの動きも可能である」9と認識します。特殊行動の詳細については後述のSCP-1212-JP-a及び-b出現事例調査記録内の個々の記述を参照してください。
[[collapsible show="+ SCP-1212-JP-a及び-b出現事例調査記録(一部抜粋)を閲覧" hide="- 閲覧を終了する"]]
出現事例:SCP-1212-JP-1
出現日時: 201█/██/██
出現場所: ██県██市内の県立███高等学校体育館
概要: 同日放課後、同校卓球部の活動中に出現。SCP-1212-JP-a及び-bは同校で使用されている体操服を着用。ラリーは約█分間継続。当時体育館内で部活動を行っていた生徒・教師等██名がSCP-1212-JP-a及び-bを観測。
特殊行動: 出現から█分後、SCP-1212-JP-a及び-bが互いに背を向け、左手にラケットを持ち換えた状態でラリーを行う。約█分間継続。この間互いにボールや相手が見えていないにも拘らずラリーは正確に継続、SCP-1212-JP-a及び-bの左腕は骨格・関節を無視して通常にラケットを振る動作を行っていた。なお、特殊行動を模倣しようとした同校男子卓球部員2名のうち1名が左肩関節を脱臼。
追記: SCP-1212-JPを発見する切欠となった事例。
出現事例:SCP-1212-JP-3
出現日時: 201█/██/██
出現場所: ██県██郡の温泉旅館「██荘」の遊戯室
概要: 同日の午前8時頃に遊戯室の清掃を行っていた同旅館の職員の前に出現。SCP-1212-JP-a及び-bは同旅館で使用されている浴衣を着用。ラリーは約██分間継続。同旅館職員・宿泊客等██名がSCP-1212-JP-a及び-bを観測。
特殊行動: 確認されず。
出現事例:SCP-1212-JP-8
出現日時: 201█/██/██
出現場所: ██県██市の総合アミューズメント施設「██████」3Fのスポーツコーナー
概要: 同日の午後7時頃、当日に新たに設営された卓球コーナーに出現。SCP-1212-JP-a及び-bは()着用。ラリーは約██分間継続。来客・同施設スタッフ等██名がSCP-1212-JP-a及び-bを観測。
特殊行動:
追記: ラリーの終了はSCP-1212-JP-aがボールを打ち返し損ねた事による。出現事例中唯一SCP-1212-JP-aが原因に拠る終了事例。
出現事例:SCP-1212-JP-9
出現日時: 201█/██/██
出現場所: ██県██市の私立███大学体育館
概要: 同日、同大学の卓球同好会の活動中に出現。SCP-1212-JP-a及び-bは()を着用。ラリーは約█分間継続。同好会メンバーを主とした██名がSCP-1212-JP-a及び-bを観測。
特殊行動: 出現から██秒後、
追記: 出現事例中唯一特殊行動によって出現終了した事例。また、観測者の証言によりSCP-1212-JP-a及び-bは互いに不機嫌そうな表情をしていた事が確認。
出現事例:SCP-1212-JP-10
出現日時: 201█/██/██
出現場所: ██県██市の市営体育館
概要: 同日午前9時頃、当日同体育館内で行われていた██県主催の卓球大会において、開催前の準備段階において出現。SCP-1212-JP-a及び-bは紺色を基調とした半袖のスポーツシャツとスポーツ用のハーフパンツを着用していた。ラリーは約██分間継続。同体育館内に居た大会スタッフ・選手・観客等約███名がSCP-1212-JP-a及び-bを観測。
特殊行動: 出現から██分後、SCP-1212-JP-a及び-bが体勢を維持したまま浮上。最終的に約█mの高さで浮上は停止し約1分間その高さに留まった後、浮上時と同じ速度で降下。その間も山なりにボールを打ち合いラリーは継続された。なお、大会出場者を主とした██名がその場で飛び跳ねる、目を閉じて力む等、各々が自身で思う方法で空中への浮上を試みようとしていた。
追記: 最も多くの観測者が発生した事例。SNS、地元のテレビ局等を通じSCP-1212-JP-a及び-bが撮影・録画された映像が大量に流出。対抗策として財団フロント企業「ザ・シリーキャット・ピクチャーズ」を通じてカバーストーリー「卓球の普及を目的としたショートフィルムの撮影」を流布、偽造したメイキング映像等を動画サイト等に公開し事態の沈静化を図った。
アイテム番号: SCP-1212-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-1212-JPはサイト-81██の低危険性物体保管庫に畳んだ状態で保管して下さい。実験を行う際はレベル3以上の職員2名から許可を得て下さい。
説明: SCP-1212-JPは「有限会社████スポーツ」によって製造された、型番『TKB-0SX』が割り振られた国際公式規格サイズの折畳み式卓球台です。現在財団は11台のSCP-1212-JP(各々SCP-1212-JP-1~-11とナンバリングして分類)を発見・収容しています。
SCP-1212-JPが競技が可能な状態に設置された後、競技に使用されない状態で30分以上経過し、尚且つ1名以上がSCP-1212-JPを直接目視している場合にSCP-1212-JP-a及び-bがSCP-1212-JPの両側にネットを挟む形で出現します。なお、複数のSCP-1212-JPが設置されていても、SCP-1212-JP-a及び-bは最初に設置されたSCP-1212-JPにのみに出現し、複数出現しないことが確認されています。
SCP-1212-JP-a及び-bはモンゴロイド系の男性の姿をした人型実体です。SCP-1212-JP-a及び-bは髪型が左右逆な点を除きほぼ同一の容姿をしています。SCP-1212-JP-a及び-bはSCP-1212-JPが設置された状況に適した服装で出現しますが、共通して右手にラケットを、SCP-1212-JP-aのみ左手にボールを所有しています。SCP-1212-JP-a及び-bは他者との会話に応じす、現時点においてコンタクトを取る試みは失敗に終わっています。
SCP-1212-JP-a及び-bは出現後互いに一礼し、SCP-1212-JP-aのサーブからラリーを開始します。このラリーは外因によって阻害されるまで継続します。このラリーを直接目視した者(以下観測者と呼称)は、SCP-1212-JP-a及び-bのラリーを行う姿を見続けたいという強い欲求に駆られます。この欲求自体は強制力を伴う物ではなく観測者はSCP-1212-JP-a及び-bから視線を逸らしたり移動する事も可能ですがSCP-1212-JP-a及び-bを意識する結果、注意力散漫な状態に陥ります。また、観測者のうち卓球未経験者の多くが観測後に「卓球に興味を持った」「自分でも卓球をやってみたい」と感じます。
また、SCP-1212-JP-a及び-bは不規則・不定期に人間の身体構造や物理法則では不可能と思われる挙動を見せる場合があります(以下特殊行動と呼称)。特殊行動を直接目視した観測者は「卓球の熟練者であればそれらの動きも可能である」10と認識します。特殊行動の詳細については後述のSCP-1212-JP-a及び-b出現事例調査記録内の個々の記述を参照してください。
なお、SCP-1212-JP-a及び-bが記録された写真・映像ではそれらを目視した者には一切の影響が無い事が確認されています。
何らかの外因によってSCP-1212-JP-a及び-bのラリーが終了した瞬間、SCP-1212-JP-a及び-bは所持していたラケットやボールと共に消失します。その後、SCP-1212-JPが一度畳まれ前述の出現条件を満たすまでSCP-1212-JP-a及び-bは再出現しない事が確認されています。
出現事例:SCP-1212-JP-1
出現日時: 201█/██/██
出現場所: ██県██市内の県立███高等学校体育館
概要: 同日放課後、同校卓球部が使用する為にSCP-1212-JP-1を組み立てた後、放置して基礎トレーニングを行っていた際に出現。SCP-1212-JP-a及び-bは同校で使用している体操服を着用していた。ラリーは約█分間継続。当時体育館内で部活動を行っていた生徒等██名がSCP-1212-JP-a及び-bを目撃し注意不足からの転倒等で█名が軽症を負った。
特殊行動: 出現から█分後、SCP-1212-JP-a及び-bが互いに背を向け、左手にラケットを持ち換えた状態でラリーを行う。約█分間継続。この間互いにボールや相手が見えていないにも拘らずラリーは正確に継続され、SCP-1212-JP-a及び-bの左腕は骨格・関節を無視して通常にラケットを振る動作を行っていた。また、SCP-1212-JP-a及び-bの消失後、特殊行動を模倣しようとした同校男子卓球部員2名のうち1名が左肩関節を脱臼した。
追記: SCP-1212-JPを発見する切欠となった事例。なお、SCP-1212-JP-1は同校卓球部OBと名乗る人物より3日前に宅配便を用い寄贈された物だったが、伝票の氏名と同一の人物は同校の卒業生には存在していないことが判明。
出現事例:SCP-1212-JP-6
出現日時: 201█/██/██
出現場所: ██県██郡の温泉旅館「██荘」の遊戯室
概要: 同日の午前8時頃に遊戯室の清掃を行っていた同旅館の職員の前に出現。SCP-1212-JP-a及び-bは同旅館で使用されている浴衣を着用していた。ラリーは約██分間継続。この間に観測者となった同旅館職員・宿泊客等██名がSCP-1212-JP-a及び-bを観測。荷物の運搬やチェックアウトの処理等旅館の業務に遅延が発生した。
特殊行動: 確認されず。
追記: SCP-1212-JP-6は当日早朝に組み立てられた。旅館の職員によれば数日前に使用していた卓球台が破損したため修理に出していたが、前日の夜にSCP-1212-JP-6が遊戯室に畳まれた状態で配置されていたため、修理が終了して納品されたと考え設置したとの事。その後の調査で修理を依頼された業者は一切関与していないことが判明。
出現事例:SCP-1212-JP-10
出現日時: 201█/██/██
出現場所: ██県██市の市営体育館
概要: 同日午前9時頃、当日同体育館内で行われていた██県主催の卓球大会において、開催前の準備段階において出現。SCP-1212-JP-a及び-bは紺色を基調とした半袖のスポーツシャツとスポーツ用のハーフパンツを着用していた。ラリーは約██分間継続。同体育館内には大会スタッフ・選手・観客等約███名が存在しており、大会の開始等運営に支障が発生、大会の開始が約██分遅れた。また、多くの観客等がSCP-1212-JP-a及び-bの姿を撮影・録画した。
特殊行動: 出現から██分後、SCP-1212-JP-a及び-bが体勢を維持したまま毎秒約█cmずつ浮上。最終的に約█mの高さで浮上は停止、約1分間その高さに留まった後、浮上時と同じ速度で降下。その間も山なりにボールを打ち合いラリーは継続される。また、SCP-1212-JP-a及び-bの消失後、大会出場者を主とした██名がその場で飛び跳ねる、目を閉じて力む等、各々が自身で思う方法で空中への浮上を試みようとしていた。
追記: SCP-1212-JP-a及び-bの出現事例中、最も多くの観測者が発生した事例。SNS、地元のテレビ局等を通じSCP-1212-JP-a及び-bが撮影・録画された映像が大量に流出しSCP-1212-JP-a及び-bの正体が話題となる。この対抗策として財団フロント企業「ザ・シリーキャット・ピクチャーズ」を通じてカバーストーリー「卓球の普及を目的としたショートフィルムの撮影」を流布、偽造したメイキング映像等を動画サイト等に公開し事態の沈静化を図った。
補遺1: SCP-1212-JPに貼付されていたラベルに記載されている「有限会社████スポーツ」の住所は存在せず、同様に記載されていた電話番号も未登録の番号でした。「有限会社████スポーツ」に関しては現在も調査中です。
補遺2:SCP-1212-JP-11収容に関する記録
先述のSCP-1212-JP-10の収容より約3ヵ月後の201█/██/██に「有限会社████スポーツ」
より財団フロント企業「ザ・シリーキャット・ピクチャーズ」宛にSCP-1212-JP-11が郵送されて来ました。
SCP-1212-JP-11には以下の文面の手紙が同封されていました。
前略
ザ・シリーキャット・ピクチャーズ担当者様
この度は弊社の商品及び弊社専属インストラクターを御社の映像に使用していただき、誠にありがとうございました。
映像を拝見し、御社の卓球の普及にかける思いにいたく感動しました。
インストラクター両氏の大技を「マジックを応用したワイヤーアクション」で再現する動画11など、遊び心にも感心しました。御礼としまして、弊社の卓球台『TKB-0SX』を1台寄贈させていただきます。今回のような卓球に関連する映像のみならず、御社の映像作品に使用していただけると幸いです。
使用料や肖像権に関してはお気になさらないで下さい。卓球のみならず多くの人々にスポーツを楽しんで頂き、関心を持って貰う事が弊社にとっての幸福でもありますので。
御社のますますのご活躍をお祈り申し上げます。
草々
有限会社████スポーツ 卓球部門担当 福原
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8181の低危険度収容ロッカーに保管してください。実験及び使用に際してはセキュリティクリアランス4以上の職員の許可を得てください。
説明: SCP-XXX-JPは無味無臭、無色透明の液体です。発見当事SCP-XXX-JPは側面部分にマジックで「コウセイ物質」と記載された複数の透明な瓶に収容された状態で発見され瓶の総数で█本、総量███mlのSCP-XXX-JPが回収されました。SCP-XXX-JPを構成する成分の解析・特定は現時点で出来ていません。
SCP-XXX-JPが人間の体内に1ml以上摂取され、尚且つSCP-XXX-JPを摂取した人間(以下被験者と表記)が「コウセイ」と発音する熟語を想起している場合に、SCP-XXX-JPは被験者が想起した「コウセイ」という熟語に適した肉体的及び精神的変化を被験者に与えます。この際、投与したSCP-XXX-JPの量が多く、またその真偽に関わらず被験者の想起した「コウセイ」という熟語にまつわる情報が豊富であり、また先入観が強力であるほどその効果は強くなる事が判明しています。
SCP-XXX-JPは201█/██/██にSCP-███-JP収容後にSCP-███-JPが存在していた製薬会社「██████」を調査した際に、同社の保管庫より使用法に関するメモ書きと共に回収されました。
実験記録XXX-JP-1 - 201█/██/██実施
対象: D-XXX-01(30代男性、実験当時重度のマイコプラズマ肺炎を発症)
実施方法: D-XXX-01に対しSCP-XXX-JPを「抗生物質」であると口頭及び書面で詳細に説明した後、1mlを静脈内注射にて投与。
結果: 投与後およそ1時間程で体調の改善を確認。24時間後の検査で治癒を確認。
実験記録XXX-JP-2 - 201█/██/██実施
対象: D-XXX-02(40代男性、実験当時ウイルス性の胃腸炎を発症)
実施方法: D-XXX-02に対しSCP-XXX-JPを「胃腸炎に効く抗生物質」12であると口頭及び書面で詳細に説明した後、1mlを静脈内注射にて投与。
結果: 投与後およそ30分程で体調の改善を確認。24時間後の検査で治癒を確認。
備考: D-XXX-02に対する虚偽の説明とD-XXX-02自身の思い込みが効果を上げたと思われる。
実験記録XXX-JP-4 - 201█/██/██実施
対象: D-XXX-04(20代男性、度々暴力的かつ反抗的な態度を見せていた)
実施方法: D-XXX-04に対しSCP-XXX-JPを「投与した者を更生せる非常に強力な精神的影響を及ぼす薬品」であると口頭及び書面で説明した後、5mlを静脈内注射にて投与。
結果: 投与後、発熱と発汗の症状を見せながら激しく暴れ数分後に気絶。約8時間後意識を回復。以降D-XXX-04は従順で模範的な態度を取るようになった。
備考: 想像以上の効果を上げられた。反抗的Dクラス職員への処置方法の選択肢の1つとして一考の余地はある。
実験記録XXX-JP-6 - 201█/██/██実施
対象: D-XXX-06(20代男性、左手薬指を第二関節部分より欠損)
実施方法: D-XXX-06に対しSCP-XXX-JPを「人間の体を再構成できる薬品」であると口頭及び書面で説明した後、1mlを静脈内注射にて投与。
結果: 薬指の組織の約2mm程度の再生を確認。以後数日毎に同様の説明と共に6回に渡り投与を続けた結果、最終的に薬指は完全に再生した。
備考: D-XXX-06は「最初は半信半疑だったが実際に再生して信じられるようになった」と発言。実際に投与を重ねる毎に再生の進行は早くなっていた。
実験記録XXX-JP-10 - 実施期間201█/██/██~201█/██/██
実験総回数: ██回(以下個別の記録を実験記録XXX-JP-10-1~10-██として分類)
対象: D-XXX-10A他延べ██名
実施方法: 被験者に対し「コウセイ」と発音する熟語を思い浮かべるよう口頭で指示した後、SCP-XXX-JP1mlを静脈内注射にて投与。
目的: 被験者の自由な想起が発生させる影響の観察。
以下に同実験中、特筆すべき実験結果を抜粋して記載する。
実験記録XXX-JP-10-2 - 201█/██/██実施
対象: D-XXX-10B(50代男性)
結果: 投与直後、身体が強張る旨の発言を行い四肢を動かそうとするがその動作が次第に緩慢になる。その間も体が動かない旨の発言を行う。数分後、全身が硬直し動かなくなる。変化後の検査の結果、D-XXX-10Bの体組織は鋼鉄並の硬度を得ていた。
備考: 「硬性」もしくは「鋼製」を想起したと推測される。D-XXX-10Bについては検査後[削除済]。
実験記録XXX-JP-10-4 - 201█/██/██実施
対象: D-XXX-10D(20代男性)
結果: 投与直後、D-XXX-10Dは膝を曲げ頭を抱え込むように座り込む。その後徐々に身体が球状に変化、最終的に直径1m程の球状の肉塊へと変化した。表面には幅の異なる縞模様が複数現れていた。
備考: 形状や模様からD-XXX-10Dが定義を惑星等と混同または誤認して記憶したうえで「恒星」を想起したと推測される。D-XXX-10Dについては検査後[削除済]。SCP-XXX-JPの影響力が及ばない為かD-XXX-10Dの思い込みが弱かった為か、本当に恒星を体現しなかったのは幸いと言えるかも知れない。
実験記録XXX-JP-10-5 - 201█/██/██実施
対象: D-XXX-10E(30代男性)
結果: 投与直後、激しい頭痛と眩暈を訴える。約10分後に回復した後D-XXX-10Eは自らを孔丘13であると名乗り振舞った。数度のインタビューの結果、D-XXX-10Eは自身が孔丘であると同時に「D-XXX-10Eであった時の記憶も有している」と発言した。また、D-XXX-10Eの孔丘としての知識は専門書・研究所等で記されている範疇のものであった。その後の調査でD-XXX-10Eが過去に孔子に関して研究をしていた事が判明。
備考: 「孔聖」14を想起したと推測される。D-XXX-10Eについては他のDクラス職員と隔離して経過観察中。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現在において収容及び実態の確認が出来ていません。SCP-XXX-JPを認知するAnomalousアイテムが発見された場合、Anomalous-XXX-JPに分類・ナンバリングした後サイト-8146のAnomalousアイテム保管庫に保管します。担当カウンセラーは月に1回、Anomalous-XXX-JPに対するカウンセリングを行って下さい。
説明: SCP-XXX-JPは一部の自我を有する非生物Anomalousアイテム(以下Anomalous-XXX-JPと表記)において認識されている存在です。Anomalous-XXX-JPの証言よればSCP-XXX-JPは自らを「けいくん」と呼称する男子児童であり、Anomalous-XXX-JP各々の証言においてその外見・服装・口調等は共通しています。
また、Anomalous-XXX-JPの証言よりSCP-XXX-JPとの接触がAnomalous-XXX-JPが自我と特異性を有する要因になったと推測されます。Anomalous-XXX-JPが回収された地域を中心として捜索・情報収集が行われていますが、現時点においてSCP-XXX-JPが実存する物的証拠は得られていません。
以下思案・創作中
【ここにAnomalous-XXX-JPアイテム一覧(一部抜粋)入れる】
【インタビュー1:けいくんの事の説明】
【インタビュー2:けいくんは実在するんだろうか?】
補遺: 【事案XXX-JP】
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の低危険性物体保管ユニットに電源を外した状態で保管して下さい。実験を行う際はレベル3以上の職員2名から許可を得てください。
説明: SCP-XXX-JPは幅48cm、奥行き51cm、高さ87cmの2ドアの冷蔵庫です。製造会社・型番・製造年月日は不明です。
SCP-XXX-JPが家屋内に設置され使用されている時、不定期にSCP-XXX-JPの内部にSCP-XXX-JP-aが出現します。SCP-XXX-JP-aは主に日本国内で流通している食品メーカーの製品と同様の梱包・外見・成分をした一般的な食品です。SCP-XXX-JP-aの内容は出現の度に異なります。
SCP-XXX-JP-aの共通点として、SCP-XXX-JPが設置された家屋・施設に居住・滞在・勤務する人物の名前が油性インク等によってその人物の筆跡で書かれています。また、その人物が自身で名乗る渾名や愛称、その人物を表す記号の場合もあります。
SCP-XXX-JP-aに名前を書かれた人物(以下「対象者」と呼称)を知る者がSCP-XXX-JP-aを認知した場合、その人物(以下「認知者」と呼称)はSCP-XXX-JP-aを対象者の所有物であると認識すると共に、対象者にSCP-XXX-JP-aを摂食させないといけないという思考に捕われます。この思考はSCP-XXX-JP-aの出現から時間が経過すると共に強固なものへと変化していきます。この異常は対象者がSCP-XXX-JP-aを摂食するか完全に破棄(詳細後述)するまで継続します。なお、クラスC記憶処理を行う事で認知者の異常は無効化できる事が確認されています。
認知者の要求に対して対象者が拒否15の態度を見せても、認知者は対象者の意見を無視します。また、
対象者が譲渡の意思を示しても認知者は拒否、対象者がSCP-XXX-JP-aを廃棄した場合でも、認知者が廃棄されたSCP-XXX-JP-aを確認した場合、回収しSCP-XXX-JPの内部に戻します。なお、記載された対象者の名前部分が失われたり、原型を留めない程に破壊された場合は、対象者はそれをSCP-XXX-JP-aであると認識しません。
SCP-XXX-JPは2017/██/██に、██県██市の介護老人保健施設「████園」において発生した職員及び入居者による虐待事件を警察が調査していた際、逮捕された職員の証言等から同施設内で使用されていたSCP-XXX-JPが発見され、財団によって確保されました。
インタビュー記録XXX-JP-01 - 2017██/██実施
対象: ████園元職員(30代男性)
インタビュアー: 白金博士
<録音開始>
白金博士: それでは、お話を伺わせて頂きます。よろしくお願いしますね。
元職員: あ、はい……
白金博士: 手元の資料によれば、貴方は他の職員や入居者が取り押さえた██さんの口に、無理矢理███社製の蒟蒻ゼリーを詰め込んだそうですが。元職員: はい。間違いないです。本当に申し訳ない事をしてしまったと思います……
白金博士: 元々██さんには、蒟蒻ゼリーは食ベさせてなかった?
元職員: はい。歯もなくて呑み込む力も弱くて……██さんの息子さんからも注意されてたのに……でも、冷蔵庫にずっと……一週間近く、だったと思います。も██さんの名前の書いた蒟蒻ゼリーが置いてあって……
白金博士:
元職員: [会話]
白金博士: [会話]
元職員: [会話]
白金博士: [会話]
元職員: [会話]
<録音終了>
同施設の責任者の証言によりSCP-XXX-JPは上記事件発生の約二ヶ月前に██市内のリサイクルショップ「██████」において購入した事が判明しています。リサイクルショップは現在閉店しており、関係者等の行方は現時点で不明です。
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]
説明: SCP-XXX-JPは201█/██/██に自殺した██崎 ██という本名の日本人男性です。SCP-XXX-JPは生前に所謂お笑い芸人として200██年から自殺する1年前までの約██年間芸能活動を行っていました。
SCP-XXX-JP-aはSCP-XXX-JPに対して用いられていた渾名です。SCP-XXX-JPの存在及びSCP-XXX-JPがSCP-XXX-JP-aの呼称で呼ばれていた事を認知している者(以下「認知者」と表記)がSCP-XXX-JPと同姓の者をSCP-XXX-JP-aの呼称で呼びかけた時、呼びかけられた者はSCP-XXX-JP-bへと変化します。
認知者は、SCP-XXX-JP-bに対してその能力・経験・容姿等その人物を構成する要素を極度に過小評価・軽蔑・差別するようになります。この際認知者はSCP-XXX-JP-bに対して自分が過小評価をしている事に気付いていません。この状態はクラスB記憶処理を行う事で無効化できる事が可能ですがSCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-aの記憶を完全に消去しない限り再発することが確認されています。
なお、2017/04/01付けの調査時点においてSCP-XXX-JPの本名である██崎姓の人物は日本国内に████名、国外に█名存在することが確認されています。
補遺1: 当初の予定ではSCP-XXX-JP-aをオブジェクトに指定する予定でした。しかし、調査においてSCP-XXX-JP-bの被害事例が全てSCP-XXX-JPの死亡以降に発生している点を鑑み、当該人物をSCP-XXX-JPとしてオブジェクト指定しています。
補遺2: SCP-XXX-JP-aの発祥に関して調査した結果、SCP-XXX-JPの自殺の約4年前、先輩芸人に当たる漫才師の██ ██が自身とその合い方が司会を勤める██テレビの番組「████████」において呼称し始めたのが最初であると推測されます。
あるいは、リサイクルボックス
アイテム番号: SCP-1863-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-1863-JPは生物収容サイト-06-3の標準生物収容セルに収容されています。SCP-1863-JPに対する食事等の扱いは低危険ヒト型オブジェクトと同様としますがその構造上殆どの動作が不可能な為、担当職員がSCP-1863-JPの要求に応じ世話を行ってください。また、週に1度担当職員によるカウンセリングを行ってください。SCP-1863-JPによる実験を行う場合、レベル4以上の職員3名の許可を得てください。
説明: SCP-1863-JPはコーカソイドと思われる女性の頭部の形状をした生物です。SCP-1863-JPは外見上は頚部の中程で切断された人間の頭部の形状をしていますが、切断面にあたる部分の周辺は皮膚に覆われており石の様な触感と硬度を有しています。
SCP-1863-JPは現在、覚醒する以前の出来事及び自身の氏名・出自についての記憶を失っています。一方で自身が「長い間眠っていたらしい事」「自分には身体が存在したらしい事」及び後述する自身の能力を覚えていました。
SCP-1863-JPは発声が可能であり、収容当初は古代ギリシア語と思われる言語を使用していました。その後、職員の日常的な会話から言葉の意味や文法、発声を独自に習得し、現在では日常会話が可能なレベルでの英語を習得しています。
SCP-1863-JPは、SCP-1863-JP自身が「現在継続中で二者以上(個人・団体問わず)が争う」事象を認知した場合に、その事象に干渉する能力を有しています。SCP-XXX-JPが事象に参加している者の何れかの勝利を願い、その旨の発言を行った場合、その事象はSCP-XXX-JPが発言した者にとって有益な結果16で終了します。
実験記録1863-JP-002 - 2016/07/██実施
実施方法: SCP-1863-JPの目前でDクラス職員2名(D-186301、D-186302)にポーカーを100回行わせる。実験の直前にSCP-1863-JPに対して2名がゲームで争う事を説明した後どちらに勝ち越して欲しいかを発言させる。なお、SCP-1863-JPはポーカーのルールを知らず、職員ともこの日初めて顔を合わせた。SCP-1863-JPはD-186301の勝ち越しを希望。
結果: 72勝19敗9分でD-186301が勝ち越し。
分析: 行われる事象や事象に参加する者の詳細などを知らなくても能力は発揮されると推測。また、「勝ち越し」という条件故か圧勝という結果には至らなかったようだ。
実験記録1863-JP-006 - 2016/08/██実施
実施方法: ███の国内フットボールリーグ「██████」の対戦カードの1つ「クラブA対クラブB」について「サッカーというスポーツの試合が5分前に始まった」事とチーム名のみを口頭で説明し、どちらのチームに勝って欲しいかを発言させる。SCP-1863-JPはクラブBの勝利を希望。
結果: 3-1でクラブBが勝利。
分析: 行われる事象を直接見聞していなくても能力は発揮されると推測。
実験記録1863-JP-010 - 2016/10/██実施
実施方法: 実験日の7日後にアジアで開催される██████映画際の作品賞にノミネートされた作品5点ついてSCP-1863-JPに全作品を鑑賞させ、どの作品が最優秀作品賞に相応しいかを発言させる。SCP-1863-JPは日本人監督██氏の作品「█████」の受賞を希望。
結果:SCP-1863-JPの宣言した作品「█████」が最優秀作品賞を受賞。
分析: 影響を与える事象の距離や規模に限界はないのだろうか。
実験の結果よりSCP-1863-JPの保有する能力は広範に影響を及ぼし絶対的な干渉力を持つことが判明しました。しかし、現在SCP-1863-JPが収容に協力的であり、またSCP-1863-JPも自身の能力を熟知し、職員との会話や発言に注意を払っている点から、オブジェクトクラスをEuclidに指定しています。
インタビュー記録1863-JP-030 - 2016/11/██実施
対象: SCP-1863-JP
インタビュアー: ████博士
<録音開始>
████博士: こんにちは、SCP-1863-JP。調子はどうですか?
SCP-1863-JP: はい、おかげさまで良好です。いつも皆様には感謝しています。
████博士: それはどうも。それで、どうですか? 何か変わった事等ないですか?
SCP-1863-JP: 変わった事……ええ、実は何日か前からなんですが。その、ちょっと、なんだか右後の方が気になって。視線を感じると言いますか、髪を引かれると言いますか。████博士: 気になりますか。ええっと[立ちあがりSCP-1863-JPの背後に回り]この辺りですか?[移動しつつ問いかけ]
SCP-1863-JP: ええと……すいません、口で説明しづらいので、よろしければ私を抱えて回って頂けたら。
████博士: 少々お待ちくださいね。許可をとりますので[室内のインターフォンを通じ担当職員に可否を伺う。12秒後、許可が下りる] それでは、失礼します[SCP-1863-JPを抱えゆっくりと時計回りに回転]
SCP-1863-JP: もうすこしゆっくり……もうちょっと、右……あ、ここです。今向いている方です。
████博士: こちらですね。一応目印をしておきましょう[SCP-1863-JPをテーブルに戻しSCP-1863-JPの指していた方角の壁に目印をつける]
SCP-1863-JP: すいません、無理をお願いして。何があるんでしょうね。
████博士: あっちの方角だと……パリの方ですかね。
SCP-1863-JP: この国の首都でしたかね。詳しくは存じませんが、どんな街なんですか?████博士: 芸術の都なんて言われますね。歴史ある建物や美術館が沢山あります。気になりますか?
SCP-1863-JP: ええ……何故でしょうね。
████博士: もしかしたら貴方に……貴方の記憶に関わる物があるかもしれませんね。
SCP-1863-JP: 記憶、ですか。あの、最近思うんですが……もしかしたら、私、記憶が戻らない方がいいんじゃないでしょうか。████博士: そう思うのは、貴方自身の能力の事があるからですか?
SCP-1863-JP: はい。何故私が目覚めて此処にいるのか。それには何かしら意味が有るのかもしれません。でも、私自身の持つ力が、怖いんです。私はもっと大きな存在であった、そんな気もして……私は、どうしたらいいんでしょう?████博士: それは、貴方自身が決める事です。我々が出来るのは貴方のお手伝いをする事だけです。
SCP-1863-JP: そうですよね……すいません。お世話になってるのに変な事を言ってしまったみたいで。
████博士: いえ、その為のカウンセリングですので、お気になさらず。ところで……
[以降10分程カウンセリング続行、内容省略]
████博士: それでは、今回はこれで終わりにしましょう。では[席を立ち、退室しようとSCP-1863-JPに背を向ける]
SCP-1863-JP: あっ……████博士: どうかしましたか?
SCP-1863-JP: あ、いえ、その靴は? いつもと違うようですが。████博士: ああ……今朝家を出るときに靴の底が破れてしまって。プライベート用のを履いて来たんですが。17これが何か?
SCP-1863-JP: あ、いえ……何故か気になったもので。可笑しいですね、普段は気にした事もないのに。████博士: 宜しければ間近でお見せしましょうか?
SCP-1863-JP: いえ、結構です。すいません、手間を取らせて。████博士: そうですか。では、失礼します。
<録音終了>
SCP-1863-JPは2016/01/██にエーゲ海北東部のサモトラキ島18の北部の海岸で、意識喪失状態で発見されました。当初発見者や地元の警察は人間の死体の頭部として扱っていましたが、切断面が通常有り得ない状態である事に加え、発見から約2時間後にSCP-1863-JPが覚醒し会話を始めた事で混乱が生じた所を財団エージェントが察知し確保しました。SCP-1863-JPの発見者及び関わった警察官にはクラスC記憶処理を施し、カバーストーリー「見間違いによる誤報」を流布して隠蔽を行いました。
※記事ここまで
タグ scp-jp euclid 生物学
モチーフとしたもの(ネタバレ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A2%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B1%E3%81%AE%E3%83%8B%E3%82%B1
hannyahara 14 Feb 2017, 22:13
端的に言ってしまうとオブジェクトの異常性が弱く、オチが主体の記事になってしまっている。というのが原因でしょうか。正直なところオブジェクトの異常性があまり頭に入ってこず、何だろうと読み進めて「ああなるほどね」くらいの感想となりました。
現実の何か(というかよく知られているもの)をオブジェクトにするというのはよく使われるテではありますが、それをオチに持ってくるのはそれまでの過程が興味深くなければ「オチが書きたかっただけなのかなあ」と思われてしまうのでちょっと難しいところではあります。Nikeのロゴがニケの彫像を基にデザインされたというのもそこまでマイナーな話でもないですし。(そもそもNikeのロゴはニケの彫像を基にしているとなんで本人が知ってるんだor気づけるんだという問題もありますが…)
例えばオブジェクトが引き起こした事件についてもっと膨らませるなど、オチがなくても記事として十分な面白さを強化した上でサラっとオチに持っていく方がオチとして強くなると思います。
また、オブジェクトに色々と語らせてしまっているのも面白みを削いでいる一因かもしれません。一切言葉を発さず、ただ視線だけで何かを知らせようとする、という方が興味深くなるかもしれませんね。
目の付け所自体はそれほど悪いとは思わないので、上手く改稿されればと思います。