Ginseng Radix
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト8196の鍵付きロッカーに保管してください。一か月に一度、セキュリティクリアランス3以上の職員2名をSCP-XXX-JPの管理責任者に任命し、鍵の所持を含めたSCP-XXX-JPの管理はその責任者に一任されます。SCP-XXX-JPの管理区域からの持ち出しならびに実験は管理責任者両名の立ち合いの元に行ってください。現在SCP-XXX-JPを用いた実験は停止しています。

SCP-XXX-JPは現在異常性を消失した状態にあると考えられていますが、更なる異常性の発現を防ぐために特別収容プロトコルの変更は行わないことになりました。プロトコル維持の必要性とNeutralized化の経緯については補遺Xを確認してください。

説明: SCP-XXX-JPは光沢のある白色の物質で作られた人間の顔の仮面です。この物質はセラミックスと類似した性質を有していますが、十分な耐久性が得られないと予測される薄さであるにも関わらず、SCP-XXX-JPを破壊する試みはいずれも成功していません。SCP-XXX-JPの表面温度は常に4℃に保たれており、この温度はいかなる外部要因においても変化しないことが確認されています。

SCP-XXX-JPは通常の仮面を扱う際と同様に、人間が顔に装着することにより異常性を発生させます。SCP-XXX-JPを装着した者(SCP-XXX-JP-1に分類)は即座に装着部位に苦痛を感じているかのような動作を見せ、あらゆる手段を用いてSCP-XXX-JPを自身の顔から外そうとします。この状態において、SCP-XXX-JP-1は恐らく苦痛を訴える声を出していると考えられますが、SCP-XXX-JPによって覆われているためか、その声は非常に不明瞭であり聞き取ることは不可能です。SCP-XXX-JPの装着から平均して10秒後、SCP-XXX-JP-1は脱力し、支えのない限りはそのまま地面に倒れます。この際SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-1の顔から離れますが、SCP-XXX-JPの接着部分は[編集済]、SCP-XXX-JP-1は既に死亡しています。調査の結果、SCP-XXX-JP-1の死体は4℃に保たれ、通常の死体で起こりうる腐敗が全く起こらないことが判明しました。装着から外れるまでの間、SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-1の顔に対して原因不明の接着を起こしており、引き剥がすことは不可能です。装着後すぐにSCP-XXX-JP-1を終了した場合も、外れるまでのプロセスは通常通り進行しました。

SCP-XXX-JPの異常性が発生してから66時間以内に、別の被験者(SCP-XXX-JP-2に分類)に対してSCP-XXX-JPを装着させた場合、前述のものとは異なる異常性が発生します。SCP-XXX-JPは被験者の美醜を、おおよそ一般的な感性と同等の独自の判断基準に従い判別していると考えられ、SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JP-2に比べて優れた容姿をしている場合、装着した後に発生するプロセスが大幅に変化します。SCP-XXX-JPがSCP-XXX-JP-2に装着されてからすぐに、SCP-XXX-JP-2は[編集済]、いくつかの[編集済]を起こします。[編集済]は平均して30秒ほど続き、その間、SCP-XXX-JP-2は一切声を発していないと考えられています。

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]