ginaya

日本支部において認定された要注意団体、及びそれに準じる組織、あるいは個人についての考察等。
要注意団体はあらゆる点で財団に及ばないものの、ある点においては確実に財団を超えるだろう。

・日本生類創研
通称ニッソ。主に生物と生命体に関する研究開発を行なっている。日本を中心に活動しているようだが、海外においてもオブジェクトが確認されている。組織の詳細は不明だが、国内に幾つもの施設保持している事や製作されたオブジェクトを見る限り、高度な技術力を持ち、それなりの規模を誇る団体なのは間違いない。財団のデータベースによれば、1920年代にその活動が確認されており、少なくとも明治後期には日本に存在していたと推測される。彼らの製作するオブジェクトは文字通り生物兵器となるものが多い。クライアントからの依頼を受け、製品化しているオブジェクトもある。完全に兵器転用を目的としたものがある一方で、平和利用の為の研究もあり、全体として一つの目的があるというより、各分野で各々が自由に研究しているように見受けられる。だからこそ倫理観に縛られず、手段を選ばない研究が出来るのかもしれない。からあえて推測するのであれば、自分達の手による生命の創造が最大の目的だろうか?
己の研究欲の為なら何を犠牲にしても構わない研究者集団と感じられる。ここに所属する多くの研究者達にとって、世界のあらゆるモノは研究材料に過ぎないのだろう。
・東弊重工
通称アズマ。主に工業製品系オブジェクトの開発及び製造販売を行う団体。日本を中心に活動していると推測される。組織詳細は不明ながら、外部に対し技術供給やオブジェクトの販売を行なっている事は確実視されている。また、各クライアントの依頼に出来る限り応じようとする姿勢が見受けられる。また、適切に扱えば比較的周囲へ与える被害が少ないオブジェクトが多い。
日本生類創研も見習え。勿論人命軽視で非人道的な部分もあるが。
製造されたオブジェクトは試作品であってもかなり完成度が高い。また玩具レベルであっても異常な技術が利用されており、即座に兵器転用が可能な程。時空間技術に長けていると見られ、内部に外見以上の広がりを持つ異空間を擁するオブジェクトや、過去や未来、平行世界にまで干渉すると思われるオブジェクトまである。東弊重工に関連する町工場や施設を襲撃しても、殆どの場合既に退避済みであるのは、これらの高度な技術を駆使しているためだと推測される。財団が押収したオブジェクトや資料等から