ウサギ穴
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SCP-こうもり-JP.jpg

回収されたSCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは不透明な衣類用ケースに収納した状態でサイト-81██の収容ロッカーに収容されます。取り扱いは必ず複数人で行い、実験以外でこれが着用されることのないよう注意してください。

SCP-XXX-JP-1は同サイトのレベルI防音機構を備えた暗室タイプの中型飛行生物収容チャンバーに収容されます。確保次第終了されます。適宜SCP-XXX-JPを回収し、素体を解放してください。

説明: SCP-XXX-JPはデフォルメされたコウモリを模した簡易的な着ぐるみ1です。フード部分にはコウモリの顔および耳を模したパーツが、首元には赤色のリボンもしくは蝶ネクタイが縫い付けられており、腕部分の下側には胴体側面から繋がる赤色の翼・背面下部には先端が三角形になった尻尾が付いています。一般に流通している████社の製品と共通のデザインですが、縫い付けられたタグには異なる商号「Imaginanimal」が印刷されています。

SCP-XXX-JPは、視認した人間が「これを着用してみたい」という興味を持つ場合、それを増幅させる精神影響を有します2。人間がSCP-XXX-JPを着用した場合、着用完了後にフード部分が着用者の頭部を完全に覆い始め、表面全体はフリース生地から生物の毛皮様へと変質しながら肉体及び衣服と一体化していきます。この過程は数分間で完了し、着用者はその体格・重量を維持したまま、SCP-XXX-JPのデザイン通りに大きな牙と特徴的な尻尾を持つデフォルメされたコウモリ型の生物実体(以下SCP-XXX-JP-1)となります。また、この過程の間の着用者はより強い精神影響の影響下にあると見られ、抵抗する様子を見せません。変異後のSCP-XXX-JP-1との意思疎通は困難です。

SCP-XXX-JP-1の経過観察により確認された能力・行動は以下の通りです。

  • 光を嫌います。変異完了後すぐに光の全く届かない洞窟などの最奥部へと向かい、そこを住居とします。
  • エコーロケーション3のためか、頻繁に超音波を発します。この音波は人間の可聴域外ですが、暴露者は弱い不快感を報告しています。
  • 食性は哺乳類の血液であり、特に人間のものを好みます。完全な日没後に住居から出て、狩りを行います。
  • 視認した人間に「上記3つの性質を持たない、危険性のない生物である」と思わせる弱強度の認識災害を有します。この効果はSCP-XXX-JP-1を含むコウモリ類全般に影響を及ぼし、また写真や映像記録を介しても発現しますが、音声・文章による情報からの影響はありません。また、クラスA記憶処理によって除去可能です。
  • 飛行能力は体格のせいか、本来のコウモリ類と比べるとやや不自由なものです。
  • これらの活動にも関わらず、通常数日のうちに衰弱死します。

SCP-XXX-JP-1の死亡から数分後、死骸からはSCP-XXX-JP及び素体となった着用者が復元され、着用者はこのSCP-XXX-JPを持ち帰り元の生活圏に戻ろうとします。帰還後の着用者に目立った異常は見られませんが、着用前後から生活圏へ戻るまでの記憶が欠落しており、また以降SCP-XXX-JPを手放そうとする傾向にあります。結果、しばしばSCP-XXX-JPは他人の手に渡り、新たなSCP-XXX-JP-1が発生することとなります。

SCP-XXX-JPは、20██/10/31に██県██市において報告された「巨大コウモリに襲われた」との事案調査からSCP-XXX-JP-1の1個体として発見・収容に至りました。実験観察により異常性の中核がSCP-XXX-JPにあることが判明してSCPオブジェクト指定がなされ、フィールドエージェントによる近辺の捜索活動によってSCP-XXX-JPとして4着・SCP-XXX-JP-1として6個体4が追加で回収されています。

補遺: 20██/12/17、同██市内において、SCP-XXX-JP-1と同形態ながらこれまでのデータと一致しない性質を持つ実体が確保・収容されました。確認された性質は以下に示します。

  • 光を嫌う様子はありません。日中の市街地における活動中に確保されています。
  • 食性は草食であり、特に果実・花を好みます。
  • 可聴周波数域での鳴き声を発します。超音波の発声及びエコーロケーション能力はないようです。
  • 認識災害効果および飛行能力についてはこれまでに確認されたSCP-XXX-JP-1と同等です5
  • 20██/12/10現在、他のSCP-XXX-JP-1実体と異なり衰弱死することなく安定して収容が維持されています。

現在この実体はSCP-XXX-JP-2として定義されています。

補遺2: 20██/01/04、SCP-XXX-JP-2が担当の██博士に対して日本語での発話を行いました。

<会話記録/抜粋>

SCP-XXX-JP-2: あの。あの。人間さん。ちょっとお願いが。

██博士: おお? ……これは驚いた、会話ができるのかね。

SCP-XXX-JP-2: ここから出してもらえませんか? 良くしてくださるのはいいんですが。誰にも見られないと。ちょっと。

██博士: すまないが……いや、まず君は何者か訊いても良いか?

SCP-XXX-JP-2: コウモリです。オオコウモリです6。人間さんたちの想像の中に住んでいます。

██博士: 君は元は人間ではないのかね?

SCP-XXX-JP-2: いえ。今喋っているのはこの人じゃないんです。この人には広告塔になってもらおうと思って。僕たちのことを正しく知っていたので。

██博士: 成程。しかし……その人間にも都合があるのでは、と思うのだが。

SCP-XXX-JP-2: ううん。着ようと思ってくれたんです。コウモリになりたかったんじゃないんですか?

その後数回の対話を経て、教育指導要領およびドキュメンタリー作品・フィクション作品によるオオコウモリ科(Pteropodidae)についての知識の啓蒙を条件に、全SCP-XXX-JPの回収および再制作の放棄・SCP-XXX-JP-2素体の解放が成されました。収容済みのSCP-XXX-JPはSafeクラスに再分類されます。


予定タグ: euclid scp-jp 動物 服 精神影響 認識災害 変形


Imaginanimal = Imaginal + Animal

  • 概念世界の動物たち 人類文化に依存する情報生命体的な
  • 1033-JPのカートゥーンちゃんとか上の書きかけちゃんとかでゆるい括りができるかもって思った
  • GoI目指すってほど固まってはないけど組織名的なのが必要になった時のために定義しとくよ