アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8181内の低危険度物品保管ロッカーに保管してください。SCP-XXXX-JPを用いた自傷行為は禁止されています。実験などによるSCP-XXXX-JPの持ち出しは、少なくともレベル3のセキュリティクリアランスを保持する職員の許可が必要です。
説明: SCP-XXXX-JPは刃渡り6.5cmの青色のカッターナイフです。通常の用途では問題なく使用することができ、使用者は「切れ味が良い」と述べています。また、一般的に危険性の高い使い方をした場合でも、使用者が怪我をすることはありません。
SCP-XXXX-JPを用いて故意に身体を傷つけようとした場合、対象はSCP-XXXX-JPを持った手の震え、全身の脱力または緊張、激しい頭痛、耳鳴り、平衡感覚の喪失、呼吸困難、吐き気、嘔吐など数々の症状を引き起こします。SCP-XXXX-JPを手から離した後も症状は数分から数日間継続します。試みの回数が増えると症状は重くなり、持続時間が長くなる傾向があります。
実験記録XXXX-JP-1 日付20██/.██/.██
対象: D-XXXX-JP-1、D-XXXX-JP-2
実施方法: D-XXXX-JP-1に命じてD-XXXX-JP-2の左上腕部を傷つけさせる。
結果: D-XXXX-JP-2の腕に切り傷がついた。実験開始から実験後にかけて、2人の体調に変化はみられなかった。
分析: 他者を傷つける行為はカウントされないようだ。
実験記録XXXX-JP-2 日付20██/██/██
対象: D-XXXX-JP-3
実施方法: 取り外した刃を用いて自身の左上腕部を傷つけさせる。その後、元通りに刃を取り付けさせる。
結果: 左上腕部に傷がついた。また、刃は元通りに取り付けることができた。
分析: SCP-XXXX-JPから取り外した刃は異常性をもたないようだ。D-XXXX-JP-3が報告した手の震えは生理的な反応であり、オブジェクトの異常性によるものではないだろう。
実験記録XXXX-JP-3 日付20██/██/██~██
対象: D-XXXX-JP-4
実施方法: 自身の左上腕部を傷つけるように命じる。
結果: SCP-XXXX-JPを手から落とし、右腕の脱力と麻痺を報告した。5分後に触れると頭痛と平衡感覚の喪失を訴え、その場に倒れて[編集済]。24時間後に実験が再開され、D-XXXX-JP-4はSCP-XXXX-JPを用いて左上腕部を傷つけた。その際に、上腕部から手首にかけて筋組織を損傷する深さで「I don't Want to hurt you anym 」の文字が刻まれた。D-XXXX-JP-4は多量の出血により死亡。
分析: SCP-XXXX-JPは自我を持っている可能性がある。
実験の結果を受けてEuclidクラスへの移動が検討されています。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの完全な収容は困難です。さらなる拡散を防ぐため、財団職員がビジネスや就職に関するインターネット上の情報を監視しています。SCP-XXXX-JPが文例集やテンプレートとして発見された場合、文章にあまり変更を来さない範囲で文字列に変更を加えてください。SCP-XXXX-JPに曝露した人物は見つけ次第保護されます。必要に応じてカバーストーリー「ストレス性の記憶障害」を流布してください。社会復帰が難しいと判断された場合は、研究員2名以上の許可のうえ、カバーストーリー「保護入院」を適用してください。
説明: SCP-XXXX-JPは、企業からの不採用通知 に広く使用される特定の文字列です。企業が送信したSCP-XXXX-JPを選考参加者が視認した際、電子メールを介して異常性が発現します。SCP-XXXX-JPを視認した選考参加者(以下、曝露者と表記)はそれまでの選考に関する記憶を失い、以後は送信した組織に関する概念・物品を認識できなくなります。記憶処理や再教育によって送信側を認識させる試みは、すべて失敗しています。
20██年、20代男性が走行中のトラックの前に飛び出し死亡する事故がありました。彼は運輸会社の最終面接で不採用になっており、トラックには当該企業の社名・ロゴマークが表記されていました。彼が通っていた大学の就職支援課への聞き取りからSCP-XXXX-JPの存在が浮上しました。
影響を強く受けた例を一部抜粋します。以下のものが認識できなくなり、見えていないかのように振る舞いました。
・コンビニエンスストア
・スポーツブランドのロゴが入った衣料品と水筒
・出版社の発行した本、雑誌類
・食品メーカーが製造したポテトチップス(袋から出すと摂食させることができた)
・同企業が製造した、特徴的な形状の菓子(袋から出して粉砕し、摂食させることができた)
SCP-XXXX-JPは電子メールの普及とともに拡散し、現在███名が影響下にあります。財団が把握していない曝露者はさらに多いと考えられます。
対象: ███(20代)
インタビュアー: ██博士
付記: 対象は日本国籍を持ち、日本で生まれ育っています。国家公務員試験を受験し、SCP-XXXX-JPの影響下にあります。
<録音開始>
██博士: それでは、いくつか質問しますね。リラックスして、思い浮かんだことを話してください。
███: はい。
██博士: これが何に見えますか?[紙に印刷した日本の国旗を見せる]
███: 白地に赤の丸です。運動会で揚げる旗に見えます。
██博士: そうですか……では、君が代を知っていますか。少し歌ってみてください。
███: はい。行事のときの曲ですね。
[君が代を口ずさむ。歌詞に間違いはみられない。]
今まで入学式とか卒業式で歌ってきました。運動会の開会式では、この歌をみんなで歌いながらさっきの旗を揚げたんです。
██博士: 分かりました。突然ですが、あなたはどこの国の方ですか。
███: ……この国で生まれました。両親もこの国の人です。
██博士: この国、とは?
███: 中国じゃないし、アメリカでもインドでもないし、ブラジルでもないし[焦った様子を見せる]
██博士: 落ち着いてください。あなたは日本の国籍を持っていますよ。今も私たちは日本にいて、日本語で話をしています。さっきの旗は日本の象徴ですし、君が代は日本の国歌です。
███: そんな国は知らないんですが、日本って言葉を聞くと何かが引っ掛かる感じがします。
<録音終了>
終了報告書: 彼を長期的な保護観察とし、標準人型収容室に収容した。
補遺1: SCP-XXXX-JPが含まれる電子メールに72時間以内に返信することで、影響から脱することができると判明しました。オブジェクトの性質上、曝露者自身の意思で返信することは困難であり、曝露者を保護した場合はすみやかに返信させることが推奨されます。先のインタビュー対象では、メールに返信した時点で曝露から半年経っており、影響から脱することはできませんでした。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8181のロッカーに収容され、性交の経験がある職員が管理しています。
SCP-XXXX-JPの複製は禁止されています。Dクラス職員での実験には、セキュリティクリアランスLv.3以上の職員2名の許可を必要とします。
説明: SCP-XXXX-JPはA4サイズのプリントで、現在207枚が収容されています。中学生を対象にした保健体育の教材で、手書きの文字で「性意識と性行動の選択」と記され、文書と穴埋め式の設問、語群が続きます。設問への答えは文脈から容易に推測できます。
性交の経験がない者がSCP-XXXX-JPを視認し解答した場合、異常性に曝露します(以下、曝露者をSCP-XXXX-1と表記)。SCP-XXXX-1は、相手に鋭利なものを突き刺す行為を性交と混同し、他者にその概念を伝えようとします。
SCP-XXXX-JPの影響は██中学校を起点に、兄弟姉妹や友人を介して急速に広まりました。
対象: [人間、団体、SCPオブジェクトなど]
付記: ██市立██小学校5年生、家庭科の時間。調理実習での会話がボイスレコーダーで録音された。
<録音開始, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
児童1: これでやれるんじゃね。こう、グサッと。[包丁を握り、突き刺す真似をする]
児童2: あはは。やばいな、ヘンタイだ。
児童3: そんなこと言ってると██に嫌われるよ。██はそういう話嫌いだから。
児童1: こう握って……
教師: なに言ってるのあなたたち!
児童3: うわ、先生。
教師: 変な話するのはやめなさい。誰がそんなこと言ってたの?
児童: ……██中学の先輩です。
教師: あのね。人に包丁を刺したら死んでしまうのよ。みんなが悲しむって分かってる?
児童: いや、生まれます。そうやって子どもが生まれるんですよね。
児童: あれ、違ってる?
児童: いや合ってるよ。先輩がそう言ってる。死ぬかもしれないけど、生まれるかもしれない。
教師: 悪いけど、あなたたちが何を言ってるのか全然分からない……
[電子音が鳴る]
以下、インタビュー終了まで会話を記録する]
<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
終了報告書: [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば]
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは発信機を取り付けてサイト-8181の車両格納庫に収容されています。20歳未満の人物が半径1m以内に立ち入ることは禁止されています。SCP-XXXX-JPが車両格納庫から消失した場合、速やかに位置情報を特定して回収してください。
SCP-XXXX-JP-1は尋問し、Bクラス記憶処理を行った後に解放されます。SCP-XXXX-JP-2以下を回収する際、必要に応じて医療スタッフを派遣します。
説明: SCP-XXXX-JPは大型のオートバイです。外観はヤマハ発動機が製造したXJR1300と一致します。ナンバープレートがないことを除いて、外観に不審な点はありません。エンジン内部に一定量のガソリンを生成します。
20歳未満の人物が半径1m以内に立ち入ると、SCP-XXXX-JPを運転したいという強い欲求を抱きます。対象(以下 SCP-XXXX-JP-1と表記)は、運転免許や経験の有無に関わらず、自身がSCP-XXXX-JPを運転できると確信します。
走行中は最高で███km/hまで加速し、地面以外の障害物をすり抜けます。この特性のため、SCP-XXXX-JPと直接衝突した事故の事例はありませんが、間接的に交通事故の原因になります。
20歳未満の人物が走行中のオブジェクトを目視すると、徒歩や自転車、原動機付二輪車などで後を追いかけようとします。最大で520名 の参加が報告されています。SCP-XXXX-JP-1および後を追う人物は、疲労や空腹、排泄の欲求を感じないようです。
SCP-XXXX-JP-1が下車すると、SCP-XXXX-JP-2以下の人物は影響下の出来事を忘却します。また、脱水症状や筋組織の断裂、骨折、心肺機能の損傷 などが発生します。
SCP-XXXX-JP-1は記憶を失わず、身体への被害も生じません。
研究員:あなたは運転免許を持っていませんし、バイクもあなたの物ではありませんね。どうして運転しようと思ったんですか。
……確かに、バイクを盗んでノーヘルで無免許運転するなんてダメですよね。反省しています。
研究員:謝罪よりは理由をお聞きしたいです。
学校に行く途中に大きいバイクの横を通ったら、急に「これで走れるんだ」と思いました。気づいたときにはバイクに乗って走ってた。
機動隊員に止められてバイクから降りました。
日が暮れていて、ランドセルを背負った子たちが血を吐いて倒れたり、うずくまって動けなくなったりしてました。
僕だけがそこに立ってました。
皆は無事なんでしょうか。
研究員:小学生を中心に██名が死亡しましたが、軽傷で済んだ人も多いですよ。
そうですか。ありがとうございます。
研究員:私からの質問は以上です。なにかお伝えしたいことは
さっき反省しているとお話ししましたが、たぶん嘘です。あのバイクに乗りたいです。風を切って皆が一つになる感覚が忘れられなくて。
なんで僕たちを止めたんですか。止められなかったら永遠に走ってられたし、誰も死ななずに済んだのに。なんで邪魔すんだよ[削除済]
あのバイクはどこにある?
また俺が乗って、今度は誰も殺さずに
[Bクラス記憶処理を施し、インタビューを終了]
Euclid
地上ではうまく息ができない人間。塩素を含まない水に潜ると、楽に呼吸ができる。
水中で眠っているのを溺死だと思われて通報された。
水中にいる時間が長いと、知能が退行して魚に近づく。今は睡眠だけ水槽の中でとる(それ以外で水槽に入るのは許されない)
タグ: euclid scp-jp 知性 自我 水棲 生命 人間型
Euclid 「一枚の街」
寒天培地の中の街。現存するのは一つだけ。元は7枚あったが、大学生がオートクレーブにかけて滅菌、処分した。
タグ: euclid scp-jp 都市 微視的
Safe
中学校の保健体育の教諭が作ったプリント。現在███枚が収容されている。
授業用のデータが見当たらず、手書きのプリントをコピーして生徒に配ったもの
「性意識と性行動の選択」と書かれ、設問が続く。
答えを書き込むと性行為への認識が歪み、男性が女性を刺殺することと判別がつかなくなる
記憶処理をすることで影響から逃れられる
ミーム汚染が他校にも広まり、教育委員会で問題になる→男子生徒が女子生徒を刺殺する事件が発生。2人は交際関係にあった。
Safeだけど後味が悪いオブジェクト
タグ: safe scp-jp 観測 性的 精神影響 知識 認識災害 ミーム
Safe
アレルゲンを消滅させる給食用の食器。(分量が大きく減り、栄養不足になるor同等の栄養をもった未知の食材が出現する)
給食室の職員にインタビュー
アレルギーで児童が死亡する事故が起きて、再発を防ぐために使うようになった。
タグ: safe scp-jp 道具
Safe
飼育小屋の中のウサギ。
教職員や児童が当番で世話をしている。外部の者には視認できないウサギ(概念?)
繁殖して他校に譲られ、個体数が増えている
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの収容は困難です。SCP-XXXX-JPに曝露した人物は見つけ次第保護されます。必要に応じてカバーストーリー「ストレス性の記憶障害」を流布してください。社会復帰が難しいと判断された場合は、研究員2名以上の許可のうえ、カバーストーリー「保護入院」を適用してください。
説明: SCP-XXXX-JPは、企業からの不採用通知 に低確率で付与される異常な現象です。企業が送信したSCP-XXXX-JPを選考参加者が視認した際、電子メールを介して異常性が発現します。SCP-XXXX-JPを視認した選考参加者(以下、曝露者と表記)はそれまでの選考に関する記憶を失い、以後は送信した組織に関する概念・物品を認識できなくなります。記憶処理や再教育によって送信側を認識させる試みは、すべて失敗しています。
20██年、20代男性が走行中のトラックの前に飛び出し死亡する事故がありました。彼は運輸会社の最終面接で不採用になっており、トラックには当該企業の社名・ロゴマークが表記されていました。彼が通っていた大学の就職支援課への聞き取りからSCP-XXXX-JPの存在が浮上しました。
影響を強く受けた例を一部抜粋します。以下のものが認識できなくなり、見えていないかのように振る舞いました。
・コンビニエンスストア
・スポーツブランドのロゴが入った衣料品と水筒
・出版社の発行した本、雑誌類
・食品メーカーが製造したポテトチップス(袋から出すと摂食させることができた)
・同企業が製造した、特徴的な形状の菓子(袋から出して粉砕し、摂食させることができた)
SCP-XXXX-JPは電子メールの普及とともに拡散し、現在███名が影響下にあります。財団が把握していない曝露者はさらに多いと考えられます。
対象: ███(20代)
インタビュアー: ██博士
付記: 対象は日本国籍を持ち、日本で生まれ育っています。国家公務員試験を受験し、SCP-XXXX-JPの影響下にあります。
<録音開始>
██博士: それでは、いくつか質問しますね。リラックスして、思い浮かんだことを話してください。
███: はい。
██博士: これが何に見えますか?[紙に印刷した日本の国旗を見せる]
███: 白地に赤の丸です。運動会で揚げる旗に見えます。
██博士: そうですか……では、君が代を知っていますか。少し歌ってみてください。
███: はい。行事のときの曲ですね。
[君が代を口ずさむ。歌詞に間違いはみられない。]
今まで入学式とか卒業式で歌ってきました。運動会の開会式では、この歌をみんなで歌いながらさっきの旗を揚げたんです。
██博士: 分かりました。突然ですが、あなたはどこの国の方ですか。
███: ……この国で生まれました。両親もこの国の人です。
██博士: この国、とは?
███: 中国じゃないし、アメリカでもインドでもないし、ブラジルでもないし[焦った様子を見せる]
██博士: 落ち着いてください。あなたは日本の国籍を持っていますよ。今も私たちは日本にいて、日本語で話をしています。さっきの旗は日本の象徴ですし、君が代は日本の国歌です。
███: そんな国は知らないんですが、日本って言葉を聞くと何かが引っ掛かる感じがします。
<録音終了>
終了報告書: 彼を長期的な保護観察とし、標準人型収容室に収容した。
補遺1: SCP-XXXX-JPが含まれる電子メールに72時間以内に返信することで、影響から脱することができると判明しました。オブジェクトの性質上、曝露者自身の意思で返信することは困難であり、曝露者を保護した場合はすみやかに返信させることが推奨されます。先のインタビュー対象では、メールに返信した時点で曝露から半年経っており、影響から脱することはできませんでした。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP-1は火山活動の観測施設に偽装されています。周辺にカメラを設置し、民間人の接近を防いでいます。SCP-XXXX-JP-1の正面玄関が内側から開いた場合、担当エージェントが現場に向かいます。
説明: SCP-XXXX-JPは山梨県青木ケ原樹海に位置する異常な建造物と、内部で活動する人型実体の総称です。以下、建造物をSCP-XXXX-JP-1、人型実体をSCP-XXXX-JP-2と表記します。
SCP-XXXX-JP-1は3階建ての工場です。設備は24時間稼働しており、電力や水道などのライフラインが不明な手段で供給されています。電話やインターネットで連絡を取ることはできません。
SCP-XXXX-JP-2は数十体が確認されています。外見年齢は10代後半から60代までで、身体的特徴はかつて失踪した人物と一致しています。実体は食事や睡眠、排泄など、生命維持に必要とされる行為を取りません。全ての時間を、後述する物体の製造に費やしています。
調査記録XXXX 日付20██/██/██
目的: 内部調査及び人型実体との接触
調査員: D-3258(カメラと録音機を所持させる)
<記録開始>
D-3258: おーい、聞こえるか。
██博士: 味はどうですか。
D-3258: 缶の中身は肉と野菜とお米……か。結構美味しい。具がたくさんで栄養ありそうだ。PETボトルには、スポーツドリンクみたいなものが入ってる。
D-3258: これを食べたらあいつらの仲間になるんじゃないだろうな。
██博士: なんですか?
D-3258: いや、ちょっと独り言。
D-3258: それにしても、侵入者が来てるのに無視してるなんて気味が悪いな。
補遺1: ██地区の難民キャンプでSCP-XXXX-JP-Aとみられる缶詰と飲料が見つかりました。
補遺2:██県██市で育児放棄を受けており、現在保護されている兄弟が「白い缶詰を食べて生きていた」と話しています。SCP-XXXX-JP-Aは、食料を必要とする場に転移しているとみられます。