FSM2000km

インクルードを行おうとしたページ、 component:gaiji は存在しません(ページを作成する)

特別収プロトコル:
SCP-XXX-JPに関わる職員は、必ず対ミーム措置を取ってください。

ウェブサイト、書籍等でSCP-XXX-JPと疑われる記号が確認された場合、直ちに出版差し止め、アカウント凍結などの措置を取り、一般人が暴露しないようにする必要があります。万が一対ミーム措置を受けていない人物のSCP-XXX-JPへの暴露が確認された場合、速やかに拘束し、Eクラス記憶処理を行ったあと解放してください。

説明: [SCPオブジェクトの性質に関する記述]
SCP-XXX-JPは、文章の冒頭三行以内に記載されることで、その文章に書かれていることが真実であると誤認させるミーム効果を持つ文章(以下、SCP-XXX-JP-Aと表記)に変化させる記号です。また、SCP-XXX-JPに暴露した人物(以下、SCP-XXX-JP-Bと表記)は、自分が読んだSCP-XXX-JPを含む文章を他人に見せたいという欲求に駆られます。結果として、SCP-XXX-JP-Bは急速に増加するので、迅速な対応が必要です。

このオブジェクトは、明らかに論理的に破綻した内容を含む1が2に等しいことを証明したとする文章(以下、SCP-XXX-JP-B-1と表記)がある財団フロントの高校で流出したことによって発見されました。

以下のインタビューログは、SCP-XXX-JP-A-1を作成した人物(SCP-XXX-JP-B-1と表記)と財団職員██博士との会話の記録です。
██博士:貴方がこの文章を書いたのですか?(SCP-XXX-JP-A-1を見せる)
SCP-XXX-JP-B-1:はい。最初は同級生の誰かが気がついてくれると思ったのですが、何故か誰にも気づいてもらえなくて。数学の先生まで新発見だなんて大騒ぎして。正直途中までは面白かったんですけど、次第に怖くなってきました。
██博士:今までにこのような出来事が発生したことはありますか?
SCP-XXX-JP-B-1:いえ、いままでには…でも、作文を書いたら先生がそれをコンクールに送ると言ったことはありました。正直自分ではいい出来だと思っていなかったので断りましたが…
██博士:そうなった理由について、貴方自身に心当たりはありますか?
SCP-XXX-JP-B-1:いえ、全く。
██博士:そうですか…ところで、貴方の名前に使われている[検閲済]という文字、よく見るとふつうの[検閲済]の字と違うようですが…
SCP-XXX-JP-A-1:はい。形はよく似ていて、役所でもごっちゃになっているんですが、実は書き方がぜんぜん違うんですよ。
██博士:ちょっと書き方を教えてもらえますか?
SCP-XXX-JP-A-1:草冠に、ちょんちょんつけて[検閲済]っと。
██博士:なるほど…途中まではこれが[検閲済]になると予測することすらできませんでした。

以上のインタビューから、文章の製作者はSCP-XXX-JP-Bの影響を受けないと考えられます。
また、後日SCP-XXX-JP-A-1の命名者である母親に対するインタビューにより、異常性のある記号が大量に掲載された『幸せを呼ぶ漢字百選』という本を収容しました。この本を出版したとされる「日生出版」は実在しないことが確認され、名称の類似性から日本生類総研との関連性が疑われています。

現在、SCP-XXX-JP-A-1は記憶処理の結果、異常性のない文字で自分の氏名を表記するようになりました。