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回収時のSCP-XXXX-JP

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは防虫機能を有する低危険度物品収容ロッカーに保管されます。SCP-XXXX-JP-Aは段階によって収容方法が異なります。第一段階のSCP-XXXX-JP-Aは標準人型オブジェクト収容プロトコルに準じて収容されますが、SCP-XXXX-JP-Aが望むのであれば、窒素、リン、カリウムを主成分とした栄養剤を与えたり、日光浴をさせても構いません。第二段階のSCP-XXXX-JP-Aは十分に乾燥させた後に、冷蔵倉庫に保管します。発芽したSCP-XXXX-JP-Aはその種に応じた標準植物型オブジェクト収容プロコトルに準じて管理してください。
20██/██/██追記: 現在、SCP-XXXX-JPの実験は凍結されています。実験を希望する場合は、計画書を研究主任に提出してください。

説明: SCP-XXXX-JPは木製2人掛けベンチと、流木を接着剤で固定することによって作成された、ベンチに腰掛ける男性の像で構成されています。SCP-XXXX-JPに使用されている流木の正確な種数、本数の調査はSCP-XXXX-JPの分解を必要とするため見送られていますが、50種200本を超えると推測されています。ベンチの販売会社及び生産工場は特定されていますが、いずれも異常性はありませんでした。像は北海道札幌市に存在する私立大学美術過程の生徒が授業の一環として20██/██/██に北海道███村で作成し、その後村に寄贈されたものです。大学及び村の関係者に対する調査が行われましたが、異常性を有するものは発見されませんでした。

SCP-XXXX-JPのベンチに人間が着席した時、その異常性が発現されます。着席した人物(以下、SCP-XXXX-JP-A)は即座にSCP-XXXX-JPの材料として使用された流木が親植物から切り離されてから海岸にたどり着き、人間に拾われるまでの記憶を得ます。SCP-XXXX-JP-Aはこれらの記憶は自分のものであると主張します。この認識を取り除く手段は見つかっていません。
SCP-XXXX-JP-Aは徐々に人間社会に対する関心を失い、自然環境や動植物に対しては強い興味を示し、自分の本来の居場所であると認識します。固形物を口にしなくなり、窒素、リン、カリウムを含む液体や日光を好むようになります。体を動かすことが減少し、人間との接触を避け、膝を抱えて丸くなる姿勢で静止していることが多くなります。
SCP-XXXX-JPに曝露してから3週間~1ヶ月ほど経過するとSCP-XXXX-JP-Aは第二段階に移行します。SCP-XXXX-JP-Aは体を丸めた姿勢で硬化し、皮膚の色及び質感は植物の種子に酷似したものとなります。DNA検査の結果、SCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JPを構成している流木の原木のうちの1種に変化することが判明しました。第二段階のSCP-XXXX-JP-Aには特筆すべき異常性は存在せず、通常の植物と同様の条件で発芽し、成長します。しかし、種子が巨大である影響か、通常の植物より成長が早く、病害虫に強い傾向があります。

実験記録XXXX - 5

対象: D-22213、D-22214、D-22215

実施方法: D-22213の臀部がSCP-XXXX-JPの座面に接触した直後にD-22214がD-22213の右腕、D-22215が左腕をそれぞれ掴み、即座に立ち上がらせる。

結果: D-22213はSCP-XXXX-JPに暴露した。実験から28日後にシベリアトウヒ(Picea obovata)の種子に変化。

分析: D-22213がSCP-XXXX-JPに接触していた時間は0.2秒であった。非常に短時間であっても異常性が発現することが判明。

実験記録XXXX - 8

対象: D-44915、D-44916

実施方法: D-44915、D-44916は小柄な体型である。この2名を同時にSCP-XXXX-JPに着席させる。

結果: D-44915、D-44916のいずれもSCP-XXXX-JPに暴露した。D-44915はコナラ(Quercus serrata)、D-44916はクヌギ(Quercus acutissima)の種子にそれぞれ変化した。

分析: SCP-XXXX-JPは2人掛けのベンチではあるが、像を含め3人で座っても異常性に変化は見られなかった。しかし、SCP-XXXX-JP-Aが変化する種に規則性が見えない。今後は何等かの規則性があるのか、その有無を調査する。

実験記録XXXX - 29

対象: D-82785

実施方法: SCP-XXXX-JP-Aの規則性調査のための追加実験。D-82785を通常の手順でSCP-XXXX-JPに暴露させる。

結果: D-82785はSCP-███-JPの種子に変化した。

分析: SCP-XXXX-JPの材料にSCP-███-JPが用いられていると推察される。種子はSCP-███-JPの収容施設、サイト-81██に輸送済み。この結果はSCP-███-JPの収容違反を示唆するものではあるが、SCP-███-JPがいつどのように海岸に漂着したのかは不明であるため、事実確認は極めて困難である。

補遺: SCP-XXXX-JPがSCP-███-JP他、既知もしくは未知の異常性を持つ植物を含んでいる可能性を考慮し、SCP-XXXX-JPの新たな性質判明に繋がる実験以外は行わないものとする。