アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██-2内にある標準人型収容室に収容されます。SCP-XXX-JPには一般的な彫刻用具のセットが貸し出され、7日ごとに60cm×60cm×60cm未満の木材が支給されます。発生したSCP-XXX-JP-Aは焼却処分し、処分が終わった後に収容室内の削りかすを清掃してください。
SCP-XXX-JPの精神状態の悪化は、危険なSCP-XXX-JP-Aの作成につながる可能性があります。そのため、SCP-XXX-JPにはAnomalousクラス相当と判断されたSCP-XXX-JP-Aのうち、気に入ったものを5つまで収容室に保管することと、職員の随伴の上でのサイト-81██-2内散策が許されています。
説明: SCP-XXX-JPは10代半ば程度の日本人女性の見た目をした人型実態です。██山の山林で異常物品を作成していたところを財団に確保されました。彫刻作成欲求を発散するため、およそ███年間にわたって山林内の樹木に彫刻を施してきたと考えられます。発見時には山林の内█ヘクタールの範囲の樹木がSCP-XXX-JP-Aとなっていました。
SCP-XXX-JPは発見時から老化が確認されていせん。また、怪我の回復速度からかんがみて、通常の人間の5~8倍程度の再生能力を持つようです。骨や歯など、通常再生が難しい部位の回復も確認されています。
SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JPに作成された彫刻です。SCP-XXX-JPに作成された彫刻は、その材質と使用された道具にかかわらず、おおむねオブジェクトクラスAnomalousからSafe相当の異常性を持ちます。基本的に異常性以外は材質の特性と変わりありません。作成された実体に付与される異常性は作品ごとにランダムであり、基本的にSCP-XXX-JPにも決定することはできないと考えられています。
異常性の一例
・実物と同じように振る舞う木彫りの猫。
・触れた人間に、実物の薔薇が品種によらず青く見える認識災害をもたらす薔薇の彫刻。
・実物と同じように食べられる石膏の柘榴。
SCP-XXX-JP-Aに付与される異常性は、作成時のSCP-XXX-JPの精神状態と、彫刻を作成しなかった期間の長さに影響を受けます。精神状態の悪化と、長期間彫刻の作成を禁じることは、危険なSCP-XXX-JP-Aの作成につながります。SCP-XXX-JPの精神状態が悪化した時期に作成された中には、Euclidクラス相当以上のSCP-XXX-JP-Aが確認されています。
SCP-XXX-JPは時間が経過するごとにSCP-XXX-JP-Aの作成欲求、作成衝動を高めていきます。この欲求はおよそ███日で抑制の限界を迎えるとみられ、定期的に解消されなければなりません。
事件記録XXX-JP-1
事件XXX-JP-1は20██/██/██に起きた大規模収容違反事件です。この事件でサイト-81██が使用不可能になったためサイト-81██-2が建設され、SCP-XXX-JPは同サイトに移送されました。
当時の特別収容プロトコルでは、SCP-XXX-JP-Aの発生を防ぐため、SCP-XXX-JPには彫刻の材料となるものが支給されない事となっており、収容室内の物品も彫刻には使用できない措置がされていました。これによりSCP-XXX-JPの彫刻作成欲求が高まっていき、最後に彫刻を行った日から███日後に欲求の自己抑制の限界を迎えたようです。
SCP-XXX-JPは自身の歯を用いて収容室全体に彫刻を施しました。これにより収容室から半径10m前後の範囲内にあるサイトの構造物がSCP-XXX-JP-Aに変化しました。このSCP-XXX-JP-Aは、サイトの構造物が集積された巨大な人型をとり、職員に破壊されるまでサイト-81██の残骸に彫刻を施し続けました。彫刻に伴う破壊により、██件の他オブジェクトの収容違反が発生したため、最終的に██名の職員が殉職しました。
この事件を受けてSCP-XXX-JPの特別収容プロトコルが改定され、定期的なSCP-XXX-JPの彫刻作成欲求の発散、発生したSCP-XXX-JP-Aの無力化が追加されました。
アイ ム番号: SCP-XXX-JP
オブジェ トクラス:
特 収容プロトコル: SCP-XXX-JPの特別収容プ トコルは忘れられています。現在に至るまで、██回にわたる ロトコル制定会議が行われたと考えられて ますが、その内容全てが失わ ています。
説明: SCP-XXX-JPはサイト-81 に収容さ ているオブジェクトです。その形状、色彩、質感など、オ ジェクトに関わる を覚えている職員はいません。このオブジェクトに関わる収容、実験のデ タもほとんどが失われ ます。
SCP-XXX-JP 強力な情 災害、ミ 汚染、及び現実改 力を有していると考えられます。SCP-XXX-JPを直接、間 的に知覚し 場合に暴露され、暴露さ 人物は徐々に記 失います。SCP-XXX-JPに関す 記憶から われ、オブジェ の見た 、性質、 容施設、財団に関する記憶 いっ 順番で記憶を喪 しま 。ただ 、SCP-XXX-JPというオ ェクトが存在す という記憶だけ 最後まで維持さ 模様です。これらの効果 続的なものと れています。最終 には原始的欲求 ら喪失し、生 維持に異常をき して死 しま 。
また、SCP-XXX-JPに関する記録デ も、物 的、電子的な を問わず欠損し きます。
補遺: SCP-XXX-JPを忘れて さい。方法 問わず、ただ れてくだ い。SCP-XXX-JP 存在 忘れてください。それ以外の 憶を失 前に。そう なけ ば、この報告書のように、あなたも、私も、すべてを忘れ
注意:職員は、199█/11/20時点での報告書のみならず、必ず199█/12/17修正部分を閲覧してください
なお、オブジェクトの特別収容プロトコル、及び性質のみを知りたい場合は修正部分のみの閲覧で構いません。
199█/11/20時点の報告書が書かれたことによって、SCP-XXX-JP-1となった財団職員の存在が判明したことに留意してください。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現在未収用です。収容方法は確立されていません。現在、感染していない財団職員によりウイルスの絶滅手段、及びSCP-XXX-JP-1の駆逐方法が研究されています。
とにかく奴らを全滅させるんだ。病原体と感染者を一掃すれば、あとはアレを使って世界を巻き戻せる。 ――エージェント・赤場
説明: SCP-XXX-JPは突如として世界に蔓延した病原体です。SCP-XXX-JPはレトロウイルスの一種であり、感染した脊椎動物(SCP-XXX-JP-1)の脳組織を破壊します。感染初期は風邪に似た症状を示し、脳組織の破壊が進むほど、体全体の代謝機能が低下していきます。
脳組織の破壊が██%に及んだ時点で症状の進行は停止します。この段階がSCP-XXX-JP感染症の最終段階と考えられ、代謝の低下によってSCP-XXX-JP-1の外観は腐乱死体の様相を示します。この状態では、脳の高次機能は喪失し、周囲の生物を察知して襲い掛かる以外は、歩行などの基本動作のみを行うようになります。体表は腐乱しているものの、筋肉や腱、骨などに劣化は見られず、運動能力に支障はありません。また、食物を補給しなくてもSCP-XXX-1の行動に影響はないようです。これらは、SCP-XXX-JPの異常性によるものと考えられています。
SCP-XXX-JPは発生当初空気感染でしたが、現在はSCP-XXX-JP-1による接触感染のみになっています。おそらく、ウイルスを媒介するため、SCP-XXX-JP-1は積極的に哺乳類を攻撃します。噛みつくことでウイルスの感染を促しますが、捕食行為は確認されていません。
SCP-XXX-JPの大規模流行により、世界の主要都市は壊滅しました。感染を免れた財団職員により、プロジェクトガンマ"消毒と再生"に向けて研究が進められています。SCP-XXX-JPと、SCP-XXX-JP-1の撲滅方法が確立されたのち、実行に移されます。
ゾンビどもをこの世界から消し去り、世界を再建するのが我々の使命です。 ――エージェント・如月
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト内の高セキュリティ物品保管ロッカーに収容してください。実験以外でのSCP-XXX-JPの使用は許されていません。また、実験対象以外はSCP-XXX-JPから出力された音声、映像を視聴しないでください。ソースコードの解析は問題ありません。
SCP-XXX-JP-1を発見した場合、速やかに捕獲、困難であれば無力化してください。捕獲、もしくは実験で発生したSCP-XXX-JP-1は、確保の必要性がなくなった時点で終了されます。
担当職員は未収用のSCP-XXX-JP、及びSCP-XXX-JP-1の発見と回収に全力を注いでください。収容のためのあらゆる手段は、サイト管理者の承認があれば全て実行してかまいません。通常の職員による収容が困難な場合、機動部隊を-6("星々")が収容作戦を実行します。サンプルは必要数確保してあるため、それ以外のSCP-XXX-JPは破壊が許されています。
説明: SCP-XXX-JPは1996年にファーストロットが発売された、カプリコーン社製のテレビゲーム、『パンデミックハザード』の第█ロットです。他のロット、及び同社の他の製品には異常性が確認されていません。同社に潜入している財団エージェントが、第█ロット『パンデミックハザード』が異常性を持っている原因を追っています。
SCP-XXX-JPをプレイするなどして、ゲームの映像と音声を視聴した対象(以下SCP-XXX-JP-1)は除去困難な認識災害を受けます。SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-1以外の脊椎動物を、パニック映画における"ゾンビ"のようなものと認識します。さらに、世界はすでに"ゾンビ"で埋め尽くされ、"ゾンビ"となっていない人間はほとんどいないという世界観が植えつけられます。これにより、SCP-XXX-JP-1は文明がすでに壊滅状態と認識し、"ゾンビ"を駆逐して文明を再建することが至上の命題と考えるようになります。これは、非暴露者から見た場合、SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-1以外の人間、脊椎動物を絶滅させることを意味します。
SCP-XXX-JP-1の"ゾンビ"の認識 SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-1以外の脊椎動物の外観を、腐乱死体のように認識するようです。SCP-XXX-JP-1からは、それ以外の脊椎動物が動く死体として認識されることとなり、嫌悪感や恐怖感を引き起こします。これらはSCP-XXX-1の、SCP-XXX-JP-1以外の脊椎動物への攻撃、忌避、逃亡などを誘発します。SCP-XXX-JP-1は、この"ゾンビ"を、異常な病原体によって変異した脊椎動物と結論付けています。
SCP-XXX-JP-1は生物としての人間を越える能力は持たないものの、通常ではありえない身体能力・技能の工場が見られています。詳しくは実験記録を参照してください。
実験記録XXX-JP
対象: Dクラス職員
実施方法: 複数のDクラス職員を、1人ずつSCP-XXX-JPに暴露させ、暴露前後での能力の変化を確認する。
結果: 以下はD-XXX-JP-1~5に実験を行った結果。
D-XXX-JP-1は、オリンピック選手相当の拳銃射撃の腕前を発現させた。D-XXX-JP-1に射撃の経験はない。
D-XXX-JP-2は、人間の骨を破壊することに長けた格闘技術を発現させた。D-XXX-JP-2は、学校教育以外での武術の経験はない。
D-XXX-JP-3、4はD-XXX-JP-1に準ずる。
D-XXX-JP-5は、人間の胴体を両断する剣技の腕前を発現させた。D-XXX-JP-5は剣術の素人であった。
また、いずれのDクラス職員も、軍人レベルの体力・運動能力を身に着けたことが確認された。実験以前は全員体力テストの数値が平均以下だった者たちである。なお、被験者は実験後速やかに終了された。
分析: SCP-XXX-JPに暴露すると、なにかしらの戦闘技術が身につく可能性が高い。
担当職員のコメント
財団に対処されたSCP-XXX-JP-1には、"アクション映画、それこそパニックゲームの主人公のような"身体能力を発揮するものも多かった。SCP-XXX-JP-1は強化された身体能力を、"ゾンビ"……つまり我々との戦いに役立てる。まるで我々はパニックゲームのエネミーだ。
補遺: 現在、クリアランスレベル3以上の財団職員が、『パンデミックハザード』をプレイすることは禁じられています。この通達は財団の全施設に行われました。
SCP-XXX-JPによる世界の崩壊は防がれなければならない。財団のクリアランスレベルが高い職員……ひいては危険なオブジェクトを担当する者のプレイの禁止はそれが理由だ。 ――O5-█
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP群は100匹以下の個体数になるよう調整しつつ、サイト内の魚類飼育用海水プールに収容されます。1日1回水族館等で使用される、一般的な小型魚類用の餌を与えてください。
説明: SCP-XXX-JPはマイワシ(学名 Sardinops melanostictus)とほぼ完全に一致する外見をした小型魚類です。通常時は異常性を発揮しませんが、生食、調理後の両方において摂食時に異常性を発揮します。(以降、SCP-XXX-JPを消費している最中の人間をSCP-XXX-JP-1とする)。SCP-XXX-JPを消費することを途中で放棄した場合にはSCP-XXX-JP-Aが、SCP-XXX-JPを栄養失調の状態にある人間が消費した場合にはSCP-XXX-JP-Bが発生します。
SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JPを消費することを途中で放棄した場合に起きる異常です。厳密にはSCP-XXX-JPを完食する意思を放棄した時点で発生し、その時点でSCP-XXX-JP-1の意識は消費しているSCP-XXX-JPに宿ります。SCP-XXX-JP-1の意識がオブジェクトに宿っている間、SCP-XXX-JP-1自身の体は本人の意思と関係なくオブジェクトを消費続けます。この時SCP-XXX-JP-1は、オブジェクトの消費に合わせ、自分が消費されている苦痛を感じます。この状態はSCP-XXX-JP-1の胃が物理的に満杯になるまで続き、その間SCP-XXX-JPは80%程度消費された時点で、消費行為を開始した状態まで復元されます。(つまり、焼き魚であれば80%消費されると焼き魚が復元されます)。SCP-XXX-JP-1が物理的に満腹になった時点で、SCP-XXX-JP-1の意識は体に戻りますが、これ以降食物を残すことに抵抗を覚えるようになります。これは心的外傷か、SCP-XXX-JPの影響かは不明です。
SCP-XXX-JP-Bは栄養失調状態のSCP-XXX-1がSCP-XXX-JPを消費することで起きる異常です。SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPがこれまで食べたことがないほど美味な魚だと感じ、SCP-XXX-JP-1の胃が物理的に満杯になるまで食べようとします。SCP-XXX-JP-Aと同じように、SCP-XXX-JP-1の胃が物理的に満杯になるまでオブジェクトが修復を繰り返します。SCP-XXX-JP-1が満腹になった時点で修復が繰り返されなくなり、食事終了と共に消火器管内のSCP-XXX-JPは瞬時に消化されます。SCP-XXX-Aののち、SCP-XXX-1の栄養失調状態は完全に回復します。
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
大前田博士: どうも皆さんこんにちは~。永遠の19歳にして蟹座のB型、大前田重信ですよ~。
山城研究補佐: 知らない方は日本支部ナンバーワンの悪食男と覚えていただければ結構です。
大前田博士: ひどいこと言うね~、スミちゃんってば。
山城研究補佐: 私の名前は菫です。それはさておき、今日は何をするつもりなんですか?
大前田博士: 今日はグルメリポートをしようと思ってね。財団でしか手に入らない素材の味、風味、食感。知りたくない? 知りたくない? あ、一応実験の一環だから。異常物品を食べることによる、異常性の研究。
山城研究補佐: 悪食博士と呼ばれるあなたのグルメリポート……。嫌な予感しかしないんですが。
大前田博士: 心外だなあ、スミちゃん。異常が起きたらこの部屋がテルミットで焼き尽くされるだけだよ。ほらこれ、本部に無理強い……掛け合って入手した、首折り彫刻の部屋に撒き散らされた、赤茶色にべたつく何か。
山城研究補佐: ああ神様、仏様……。
山城研究補佐は額に手を当てて天を仰ぐ。
大前田博士: さーて、それでは早速実食に写りたいと思いまーす。……これは、うん。とても鉄さび臭い。血抜きをしてないレバーをペーストにしたような感じかな。そうだな、臭み消しのハーブと塩を混ぜて……悪くない。内臓系の肉っぽい味だから好き嫌いが分かれそうだ。
山城研究補佐: 安心してください、そんなものを食べるのは博士だけです。
大前田博士: 未知を探求するのも食道楽の一つじゃないか。はい、次いきまーす。これまた本部に貰ったお肉。みんな大好き塩酸付けの爬虫類の肉さ。
山城研究補佐: シャレにならなそうなので、何かあったら博士を終了する準備をしますね。
大前田博士: 上司終了しようとするなんてこわいなー。じゃ、食べまーす。まずは生で刺身みたいに。……固い。噛み切れないこれ。ちょっと食べやすくしましょうかね~。
大前田博士が厨房に向かう。15分後、ハンバーグの乗った皿をもって戻ってきた。
大前田博士: 財団トカゲのハンバーグステーキ。うーん、ジューシー! これは絶品だ。スミちゃんも食べるかい?
山城研究補佐は拳銃で大前田博士の頭部に狙いを付ける。
大前田博士: ……なにしてるの、スミちゃん。
山城研究補佐: 博士に異常が起きたらすぐに終了できるようにしてます。
大前田博士: そんなことしなくても、部屋の外の職員に異常が察知されたら二人仲良く黒焦げだよ。ま、いいや。お次は何にしようかな~。よし、これにしよう。
山城研究補佐: うえっ。
大前田博士: スミちゃんフナムシ駄目か~。まー僕もあんま好きじゃないんだけどね。美味しくないから。この日生研産のフナムシはどうなんだろうね。……うん、次いこうか。
山城研究補佐: 博士でも食べられないほど不味いと。
大前田博士: 腐ったバナナを十日間煮込んで熟成させたみたいな味だよ。普通のフナムシも不味いけど、これの数段マシかなあ。ちょっとこの味で舌が馬鹿になっちゃたみたいだ。今回はここでお開きにしよう。
山城研究補佐: 博士、ここ数年くらい見た目変わってない気がするんですが。
大前田博士: 僕は永遠の19歳だからねえ。規則正しい生活と、刺激のある食事が若さの秘訣さあ。
山城研究補佐: 若作りというより、ここ5年くらい老化が止まってるようにしか……あっ。
大前田博士: ん、どったのスミちゃん?
山城研究補佐: いえ、5年前と言えば博士がグルメリポートなんて馬鹿をやらかした時期だな、と。
大前田博士: ……人間気が付かない方がいいこともあるさ。それはそれとして、今日は活きのいい魚型オブジェクトが収容されたんだ。なかなか美味しそうでね~、それ。
山城研究補佐: 少しは懲りてください、博士……。
その後の健康診断に寄せられた医師のコメント
昨年通り相変わらずの健康体です。全ての値が正常値です。ただ、肌年齢が異様に若いのですが、何か心がけていることがあれば教えてもらえませんか?
ゾンビ・アポカリプス
パンデミックハザードという、カプリコーン社製のテレビゲーム。
遊んだものに、世界はすでに滅び、ゾンビがあふれかえっているという認識災害を与える。また、影響者は映画の主人公並みの活躍ができるようになる。街に核弾頭を落としたり、財団職員が影響を受けたらSCP-2000を使ってでも世界を救おうとするためKeter。
Dクラスのみで実験
文書校正
SCP-XXX-JP-1は文明がすでに壊滅状態と認識し、文明の再興のために"ゾンビ"、すなわちSCP-XXX-JP-1以外の人間、脊椎動物を絶滅させること至上の命題と考えるようになります
「これはただのヴァーチャルゲームじゃない、君は地球と人類を救うヒーローになれるんだ! 楽しんでね!
臨場感と迫力は既存のゲームなんかとくらべものにならない! だって本物だからね
博士を使う
現実世界とゲーム内ガイドが同期。ゲームでナイフを拾えば、現実では包丁を拾う。ガイドの最後はゾンビ浄化=世界崩壊。ゲームやめたくなくなる認識災害。
博士は使用者に被害を与える事が多い。
博士
殺人便座とクソトカゲ
クソトカゲを殺人便座でどうにかする
大前田博士
名前: 大前田 重信
クリアランス:レベル3
職務: 生物型異常オブジェクトの研究、生物型異常オブジェクトの有効利用方法の考案、異常オブジェクトの試食
人物: 19██/07/02生まれ。永遠の19歳にして蟹座のB型。
大前田博士は悪食です。生物型異常オブジェクトを担当することが多いですが、それが食べても問題なさそうだと判断したらすぐに口に入れようとします。財団に雇用される前はアメリカの██大学で生物の研究を行っていました。その大学でも研究していた生物を用いた食品を作るなど、悪食さを示していたようです。
性格はひょうきんで大雑把ですが、仕事は完璧に仕上げます。ただし、すぐに異常オブジェクトを食べようとする点にだけは注意してください。なお、実年齢は██歳ですが、見た目と肉体年齢は10代後半として通用する状態を保っています。これはつまみ食いしたなんらかの異常オブジェクトに影響を受けた可能性が示唆されています。確証はありません。
大前田博士: だから永遠の19歳って言ってるじゃないのさ。
山城研究補佐: 十中八九あのトカゲの肉をちょろまかしたせいだと思いますけどね?