大口の真神

アイテム番号: SCP -☓☓☓-JP
オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP−☓☓☓−JPは厚さ2mの純度の高い鉄板で形成された6m×6m×8mの収容室に保管されます。担当職員は収容所内の様子を24時間体制で監視し、有機体が観測された場合は、Dクラス職員に清潔に保たれた防護服を着装させ表面の付着物を除去した後、速やかに収容所内に入室し有機体を除去して下さい。収容所から退去する際は、残留物が無いか確認した後、収容所の壁面を掃除し退室してください。この手順はおよそ2分間で終了させる必要があるため、担当職員は清掃するDクラス職員への教育·指示を徹底してください。なお収容所内で植物が発生した際は速やかに焼却処分を行い、残留した灰は速やかにSCP−☓☓☓−JPから2m以上遠ざけてください。清掃中に自身の身体から植物が発生した職員は即座に収容室から退避させ、医師による診療を受けてください。行動が不可能な場合は即座に炎熱による終了処分を受けた後に収容室から遠ざけて下さい。

説明: SCP−☓☓☓−JPは全長2.0m、推定体重100kgの雄のニホンオオカミ(学名:Canis lupus hodophilax)に酷似した生物の剥製です。DNA検査によって他のニホンオオカミの剥製から採取されたDNAと99.8%の一致が確認されていますが、記録上における一般的な個体と比べ明らかに巨大です。また、SCP−☓☓☓−JPは衝撃や熱などへの高い耐性が確認されており、当該オブジェクトを破壊する試みは全て失敗に終わっています。なお、体毛には上記の様な破壊耐性は備わっていませんが、人為的な抜毛や熱·衝撃により損壊を受けた場合は即座に新しい体毛に生え替わります。

SCP−☓☓☓−JPは半径1m以内の有機体から不明な方法で植物を発芽させる異常性を有しています。現在、生成された植物に過剰な成長速度以外の異常性は見られませんが、発生した植物全てが日本に自生している在来種であり、うち10%は過去に日本で確認されていた絶滅種であることが判明しています。有機体として確認されているのは5g以上の腐葉土、木材、生物など多岐に渡ります。また、発芽した植物も異常性の対象となる為、植物の発生は爆発的な植物の増殖に直結します。なお、効果範囲内に有機体と判断される物が完全に存在しない場合は異常性を示しません。

SCP−☓☓☓−JPは兵庫県███村周辺の山岳信仰の調査にやってきた財団エージェントが行方不明になった事で大規模な捜索活動が行われた際に発見·収容されました。当初SCP−☓☓☓−JPは村から14km北に位置する██山を信仰する神社の祭神として祀られており、近隣住民からは「マカミ様」と呼称されていました。神社の本殿からは複数の種類が結合したと見られる全長███mの巨大な樹木が確認され、根本からエージェント██のものとみられる衣類の残骸が樹木内から発見されました。███村は総人口が20人足らずの限界集落であった点。「マカミ様に近づいた者は不気味な死を遂げる」という言い伝えにより村民が近づかなかった点から、本アノマリーの異常性を認知している住民がごく少数であったため、現在、村内にはカバーストーリー「神隠し」を適応し、異常性を知る関係者を保護、事情聴取を行っています。

補遺: 20██年6月12日。SCP−☓☓☓−JPの収容室が爆発的な植物の増殖によって破壊される事態が発生しました。発生源となった有機体は、植物の焼却処分の際に消滅したため、特定には至っていません。新しい収容室が完成されるまでの間、SCP−☓☓☓−JPは24時間体制で監視された中型物品収容施設に保管されます。

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アイテム番号: SCP-☓☓☓-JP
オブジェクトクラス: Keter

説明: SCP-☓☓☓-JPは全長2.0m、推定体重100kgの雄のニホンオオカミ(学名:Canis lupus hodophilax)に酷似した生物の剥製です。DNA検査によって他のニホンオオカミの剥製から採取されたDNAと99.8%の一致が確認されていますが、記録上における一般的な個体と比べ明らかに巨大です。また、SCP-☓☓☓-JPは衝撃や熱などへの高い耐性が確認されており、当該オブジェクトを破壊する試みは全て失敗に終わっています。なお、体毛には上記の様な破壊耐性は備わっていませんが、人為的な抜毛や熱·衝撃により損壊を受けた場合は即座に新しい体毛に生え替わります。SCP-☓☓☓-JPは5〜7月にかけて換毛が発生します。この現象は主に野生動物に見られる換毛期と同様に発生しますが、どのような原理で脱毛するのかは不明です。

SCP-☓☓☓-JPは半径1m以内の有機体から不明な方法で植物を発芽させる異常性を有しています。現在、生成された植物に過剰な成長速度以外の異常性は見られませんが、発生した植物全てが日本に自生している在来種であり、うち10%は過去に日本で確認されていた絶滅種であることが判明しています。有機体として確認されているのは5g以下の腐葉土、木材、生物、自身の体毛など多岐に渡ります。また、発芽した植物も異常性の対象となる為、植物の発生は爆発的な植物の増殖に直結します。なお、効果範囲内に有機体と判断される物が完全に存在しない場合は異常性を示しません。

SCP-☓☓☓-JPが長期的に人間からの信仰(この場合の信仰とは、SCP-☓☓☓-JPを神体として崇め奉る行為全般を指す)を得られない環境に置かれた場合、自身の体毛を大量に自切し自発的に植物を発生させます。発生した植物は一般的に神祠や社と見なされる建造物を形成します(以下、SCP-☓☓☓-JP-1と呼称)。SCP-☓☓☓-JP-1は、視認した人間(以下、対象と呼称)に自身を神体とした独自の宗教を信仰させるミーム的効果を持ちます。対象の信仰による変化は以下の通りです。
・日本の山岳信仰に酷似した価値観(アニミズム)への移行
・科学技術への異常な忌避
・自然災害への畏敬とも取れる崇拝
・野生動物の保護
・西暦700年から800年代(奈良時代〜平安時代と推測される)に日本の一般的階級に見られた生活様式への移行

補遺: SCP-☓☓☓-JPの収容違反時、SCP-☓☓☓-JPの植物を発生させる範囲が拡大している事が確認されました。サーモグラフィ監視装置の映像から、財団関係者らしき対象がSCP-☓☓☓-JPが存在する地点へ供物と思われる物品を掲げる様子が至る所で確認されました。これにより、SCP-☓☓☓-JPは、信仰者が増加すると同時に異常性の範囲が拡大する事が判明しました。信仰者と範囲の相関関係は10人/mであると推測されています。

現在、SCP-☓☓☓-JPを保有していたサイト-██は、SCP-☓☓☓-JPの収容違反により完全に機能を停止しています。収容違反以前のサイト-██には████人の職員が在籍していた為、現在の異常性の範囲は[削除済み]。サイト-██周辺は植物により形成された社が規則的に構築されており、上空から監視を行ったDクラス職員はインタビューにて「まるで神殿の様であった」と語っています。なお、監視を行ったDクラス職員は、インタビュー終了時にCクラス記憶処理を受けた後、終了されました。