Financiaの下書きです。
現在作成中の下書きに関しては以下文章から、凍結・休止状態のものはタブから選択してください。
-
-
-
-
「保安機械」
ログイン中……起動しました。
ようこそ、技術研究情報ネットワークへ。
項目を選択してください。
ロード中……ロード中……ロード成功。
SCP-XXX-JP "保安機械” の報告書を表示します。
-
システム起動完了。顔面情報スキャン開始。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の大型物品保管庫-1に保管されます。また、付属のSCP-XXX-JP-1とすべてのコピーは使用時以外取り外されます。取り外されたSCP-XXX-JP-1とすべてのコピーは安全保管ロッカーに保管します。どちらも機械認証と生体認証のロックを掛け保管されなければなりません。この安全保管ロッカーには電磁的保護がなされます。これは電磁パルスその他電磁的攻撃からSCP-XXX-JP-1や全てのコピーを保護するだけでなく、SCP-XXX-JP-1やすべてのコピーの内部に記録されているデータが外部の端末にコピーされるのを防ぐ目的があります。また、SCP-XXX-JPとSCP-XXX-JP-1は要注意団体の奪取計画を阻止するために別々に保管されています。
SCP-XXX-JPは大西技術研究員長に許可を得た技術職員だけが扱うことができます。
SCP-XXX-JPは年に一度メンテナンスを行い、正常に作動するようにします。メンテナンスの際には情報災害対抗ミーム”SAFE”の接種を受けた技術員だけが作業を行ってください。メンテナンス後、ミームの効果が切れているか確認するために検診を受ける必要があります。SCP-XXX-JP管理チームはメンテナンスの際技術研究情報ネットワーク内の情報災害抵抗ミーム”SAFE”作成手順を確認しても構いません。
追記1: 今後メンテナンスの際はクリアランス4以上の職員から許可を得た上で大西技術研究員長の立ち会いのもと実施してください。
顔面情報読み込み20%完了
説明: SCP-XXX-JPは情報災害ミームを含んだ画像(SCP-XXX-JP-2)を生成するオブジェクトです。
SCP-XXX-JPはかつて日本の████に存在していた企業の技術研究棟で発見されました。████年7月に起きた集団死亡事件で存在が発覚し、地元警察に潜入していた財団職員が回収しました。回収後、近隣の住人や警察関係者にはカバーストーリー"爆発事故"を流布し、企業の技術研究棟はSCP-XXX-JPの効果が切れるまで最終処分所に偽装します。
SCP-XXX-JPは各辺約2mの立方体型の筐体に入っているサーバーに見えます。筐体の上部には操作用のキーボードと画面が埋め込まれています。筐体は未知の金属で作られていますが、内部アクセス用の鍵穴付き小扉が側面にあります。小扉は上部のキーボードで操作することによって開けることができます。鍵穴からの解錠は成功していません。内部は通常のサーバーと同じ構造をしていますが、異常性を示すハードディスク(SCP-XXX-JP-1)が存在します。
SCP-XXX-JPに搭載されているマザーボードの情報によれば████社が2012年から2013年まで販売していたサーバーを改造したものだと判明しています。マザーボードの一部やCPUなどは改造されていますが異常性を示しません。内部にはハードディスク搭載スロットがあります。回収されたときのスロットは以下の通りです。
スロット |
状態 |
1番スロット |
通常のOSがインストールされた████社の250GBハードディスク。 |
2番スロット |
FAT32形式でフォーマットされた████社の空の250GBハードディスク。 |
3番スロット |
無理やり取り外した際についたとみられる傷がついている。 |
4番スロット |
開発者不明のOSがインストールされた容量・製造元不明のハードディスク。(SCP-XXX-JP-1) |
5番スロット |
なにか作業された形跡はなく、傷はついていません。 |
顔面情報読み込み43%完了
現在、1、2番スロットのハードディスクは取り出され、SCP-XXX-JP-1とは異なる安全保管ロッカーに収容されています。
SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPに搭載することで異常性を示します。SCP-XXX-JPの電源をいれると開発者不明の
████というOSが起動します。████OSは2つの機能が搭載されています。
1つ目の機能は一定の条件や画像データを入力することで画像が生成され、筐体上部の画面に出力する機能です。出力される画像は大きく分けて3つ存在します。画像の識別番号と効果については次の表を確認してください。
識別番号 |
効果 |
SCP-XXX-JP-2 |
視認した人間は情報災害ミームに感染する。 |
SCP-XXX-JP-3 |
視認もしくは音声として認識すると知能が低下し、周囲への破壊活動を始める。 |
SCP-XXX-JP-4 |
効果なし。画像の内容は「気味が悪いもの」と報告されている。 |
表示される画像は毎回異なります。この現象については実験記録XXX-JP-1.1を確認してください。
日時 |
実験担当 |
入力した条件 |
結果 |
████/7/25 |
D-46584 |
乱雑に入力した文字"iohfeooihwfe" |
SCP-XXX-JP-2が表示、D-46584の意識が失われた。 |
████/8/02 |
D-51248 |
"MOTHER" |
SCP-XXX-JP-2が表示、D-46584の意識が失われた。 |
████/8/15 |
D-48152 |
"Foundation" |
SCP-XXX-JP-2が表示されたが、D-48152に効果なし。 |
████/8/30 |
D-51845 |
乱雑に入力した文字”kiujhsfeouh" |
SCP-XXX-JP-2が表示、D-51845の意識が失われた。 |
████/9/01 |
D-52010 |
D-52010の顔写真 |
SCP-XXX-JP-2が表示され、それを確認したD-51845の意識が失われた。 |
████/9/05 |
D-50156 |
D-50156の顔写真 |
情報災害画像が表示、D-50156が周囲の物品を破壊したため終了措置実行。 |
この実験により、不定期に知能を退化させ周囲への破壊活動を始めさせる画像(SCP-XXX-JP-3)、効果のない画像(SCP-XXX-JP-4)が出現する性質が発見されました。そのため生成された画像を重要な書類の保安装置に導入することは難しいと思われます。
ー技術研究長
顔面情報読み込み59%完了
████/3/5に行われていたメンテナンス時に発生した事件XXX-JP-1.3によって技術員の半数以上がSCP-XXX-JP-3に曝露し終了処分を受けました。この事件については事件記録XXX-JP-1.3を確認してください。
この事件はメンテナンス中に誤ってSCP-XXX-JP-1のOSを起動してしまったことに起因します。
今後の整備は電源を切った上で行ってください。
このメンテナンス中に監督をしていた████技術研究員長の証言によると、作業開始から2時間程度経過した時点で████技術研究員が持っていた工具で周囲への破壊活動を始め、████技術研究員を拘束しようとしたその他の技術研究員も同様に破壊活動を始めました。
事件のあとの調査で作業中に誤ってSCP-XXX-JP-3を表示させてしまったことが原因であることがわかりました。後に████技術研究員長は解任され他の部署に異動しました。そして特別収容プロトコルに変更が加えられました。
2つ目の機能は、SCP-XXX-JP-2やその他の情報災害画像の解析能力です。この機能による解析データは対抗ミーム生成時の条件に利用できる可能性があります。この技術について今後財団で利用するかどうかは現在論議中です。
顔面情報読み込み72%完了
████/10/13に実験XXX-JP-1.1の結果と二点の性質を踏まえて実験XXX-JP-2.1がサイト-81██管理者の許可の元、行われました。実験内容と結果は実験記録XXX-JP-2.1を閲覧してください。
実験内容: SCP-XXX-JPに何種類かの条件を入力しSCP-XXX-JP-2を生成する。画像はSCP-XXX-JPのOSに搭載されている解析機能で解析する。解析データを元に情報災害ミームを作成し、Dクラス職員に接種を行ったで元の画像に暴露させる。その際の条件と出力された画像、効果については以下の表を参照してください。
実験日時: ████/10/23
条件 |
効果 |
乱雑に入力した文字"kjzvriouhfeouh" |
ミームは正常に作動しました。 |
D-21151の顔写真 |
ミームは正常に作動しました。 |
エージェント████の顔写真 |
ミームは正常に作動しませんでした。 |
D-32010の顔写真と乱雑に入力した文字”kjfdh" |
ミームは正常に作動しました。 |
この実験から情報災害対抗ミームを作り出すことは容易に可能であることが判明しました。これ以上の実験はO5評議会によって禁止されています。
筐体の破壊の試みはすべて失敗していますが、扉を強行的に開く実験が実施されました。実験についての詳細は
実験記録XXX-JP-3.1, 2を閲覧してください。
実験コード: XXX-JP-3.1
実験内容: 筐体側面の扉を特殊金属製のドリルや切断工具などを用いて開ける。
実験日時: ████/████/████
実験実施者: [削除済]
実験結果: 各種工具を用いたが傷がつくことはなく実験失敗。
実験コード: XXX-JP-3.2
実験内容: 筐体側面の扉の鍵穴から内部にアクセスを試みる。
実験日時: ████/████/████
実験実施者: [削除済]
実験結果: 鍵は効果があるようだがロックには使用されていない模様。実験失敗。
これらの実験のデータはログ化され大西技術研究員とその他職員が管理しています。
その他の実験:
顔面情報読み込み89%完了
実験内容: ████/████/████に発生した██████████████████████████████-███████████████によってSCP-███の█████████████████████████████████████████████れ、その後███分に及んで█████████████████████████████。████████████████████████████████████████████████████████████は失敗し、████████████████████████████████████████████████████████████。結果、████名の終了が確認されました。この実験については██████████████████████████████、██████████████████████████████、██████████████████████████████によってされました。実験はプロトコル███████████████/███████████████/███████████████リンクに則って行われ、██████████████████████████████による研究データはサイト-81█████の管理者と大西技術研究員によってロックされます。SCP-XXX-JPは今後、█████████████████████████████████████████████によって██████████████████████████████されます。
このような研究は続けられるべきだが、頼る状況は回避しなければならない。
―[削除済]
システム読み込み完了 照合開始
完了 画像生成開始
実験内容: █████は██████████████████████████████。████████████████████████████████████████████████████████████。████████████████████████████████████████████████████。██████████████████████████████。████████████████████████████████████████████████████████████、████████████████████████████████████████████████████████████。█████████、██████████████████████████████/████████████████████████████████████████████████████████████。████████████████████████████████████████████████████████████
████████████████████████████████████████████████████████████
█████████████████████████████!
████████████████████████████████████████████████████████████!
████████████!
███████████████████████████████████████████████。████████!
助けてくれ。
[データ破損]
私達は非常に興味深い研究をしていると感じている。だがそれはこれらの実験がなければ進んでいない。
被害者を増やすことと守ることは矛盾しているのではないか、そう感じている。
だが私達の目的はオブジェクトの確保、収容、保護である。それを忘れることは許されない。
故にそのための実験は続けられる。
―大西技術研究員長
-
-
-
-
ロード完了。
このような取り組みによってこのオブジェクトは守られます。
-
-
THANK YOU
-
-
5秒後にこの報告書は閉じられます。
このあとも操作する場合は待機してください。
-
-
(仮置き情報災害画像)
-
-
ミーム殺害エージェント作動
生命微候の継続を確認
保安装置の警戒を解除
ようこそ。担当職員様。保安機械「SCP-XXX-JP」のファイルを開きます。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Thaumiel
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8100の最高機密保管庫に保管し財団ネットワークに接続してください。最高機密保管庫は他のオブジェクトとともに機動部隊い-01("零号舞台")によって警備されます。
レプリカ-SCP-XXX-JPはサーバーに偽装し、サイト-8143の大型物品保管庫に保管してください。また、安全保管ロッカーに中のディスクを取り除いたハードディスクを保管してSCP-XXX-JP-1として偽装してください。年に一度メンテナンスを行っているように偽装します。
また、偽の報告書を情報研究ネットワークに保管します。偽の報告書は適切なクリアランス以外の職員が開いた場合、情報災害画像が表示されるようにします。
レプリカを管理する大西技術研究員長にはこれを含めたThaumielオブジェクトは開示せず、SCP-XXX-JPは財団すべてのファイル保護を目的としたトラップということを提示します。その他の研究員にはトラップであることを開示してはなりません。
SCP-XXX-JPの正式な本体はO5専属部門セキュリティチームによって管理されます。
説明: SCP-XXX-JPは他のThaumielオブジェクトを保護する保安装置です。
レプリカSCP-XXX-JPは不正アクセス者のセキュリティロック解除方法を記録し、解除方法に対抗するためのものです。また、他の資料についても解除方法を記録します。
これら2つの保安装置から得られた情報は、財団施設や他のセキュリティ強化に活用されます。
SCP-XXX-JPは不適切な人員が財団ネットワーク機器を操作し、機密情報へのアクセスを試みた場合、顔情報を読み込み、その情報から情報災害ミーム画像を作り出します。これらの繰り返しによってより効果のある情報災害ミームを作り出すように設計されています。
過去に要注意団体によってレプリカ-SCP-XXX-JPを盗難する試みと、機密情報にアクセスする試みがありました。しかし防衛は成功し、SCP-XXX-JP情報災害ミーム生成プログラムと物品保管庫に強化が加えられています。このログに関しては報告書XXX-JP-3.4を参照してください。
報告書XXX-JP-3.4:
日時: 1999/5/16
ログに残された音声:
男A: 作戦は何の滞りもなく順調に進んでいる。これを回収すれば我々が重要なオブジェクトを奪取する日は近い。
男B: 対抗ミームを作成する装置確認できました。
男A: よしそれにアクセスし、コードをこの記録装置にコピーしろ。それは我々の作戦サムサラ/リリースに必要不可欠のものである。
男B: 報告書が勝手に……一体何が起こってるんだ、なんだこの画像は……
男A: どうした、状況を早く報告しろ!
男B: [削除済]
男A: 助けてくれ。
SCP-XXX-JPは表示される情報災害画像のレベルを変えることができます。状況や人員に応じてその画像の選択は変えられます。これらの処理は機動部隊によって行われます。侵入者処理の際は対策ミームの接種を行ってください。以下はその表示画像のリストです。
識別番号 |
効果 |
SCP-XXX-JP-2 |
視認した人間は情報災害ミームに感染する。 |
SCP-XXX-JP-3 |
視認もしくは音声として認識すると知能が低下し、周囲への破壊活動を始める。 |
SCP-XXX-JP-4は開発段階で出現していましたが、現在その不具合は解消済みであると考えられています。
-
-
すべての保安装置に関する覚書
我々は施設を含めオブジェクトを守り、確保、収容、保護を行うことが第一の責務である。我々が行うセキュリティは何重にも重なっているが、仮にその一つが突破されるとしたら、我々の蜘蛛の糸は断ち切られるかもしれない。我々はこの装置に頼りすぎることを許してはいけない。だが我々含め要注意団体も日々進歩しているだろう。その脅威から我々を、この世界を守るためにこの機械は存在する。失敗は繰り返すな。
ーO5評議会