FeS_ryuukatetu 砂箱

気が付くと俺は見知らぬ場所に立っていた。深々と降る雪に寂れた街灯と家、中には人の気配もする。
さっきまで俺が居た部屋は何処に行った、とかそういった驚きは特に無い。どうやら明晰夢ってヤツらしい。ここが夢の中だということは何故だかはっきりとわかる。

「おや、新入りかね。」

と、近くの家から出てきた爺さんが声を掛けてきた。

「いや、違うようじゃな。夢を見ていると言ったところか。なんにせよ歓迎しようじゃないか。」

「ここは…どこなんだ?」

「ここかい?説明せんでもそのうち分かるだろうが、まぁお前さんみたいなのが集まってくる街さ。場所については儂にも分からん。」

情報は何も得られなかったに等しいが、俺は特に気にしないことにした。財団に所属している以上、一般常識なんてもんは頼るだけ無駄だということは身に染みている。

「ま、ここに来たからには酒がないとやってられんよ。ほれ、お前さんも一杯。」


 

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8149の紙媒体オブジェクト保管用書庫に収容してください。
SCP-XXXX-JPを用いた実験には担当職員の許可が必要です。収容違反の発生を受け、実験の被験者として一度SCP-XXXX-JPの異常性の影響を受けた人物を起用することは禁止されました。

説明: SCP-XXXX-JPは「死にたくないなら 〜今すぐやめるべき50のこと〜」と題された148mm×210mmの大きさの書籍です。異常性によりページ数は不明ですが、タイトルと内容から50ページ前後であると推測されています。奥付が存在しないため、発行所や著者については不明です。SCP-XXXX-JPには、見開き1ページ毎に1~50の番号と見出し、見出しの事柄をやめるように促す文章が書かれています。見出しはそれぞれ人間の死の要因となる物質、または行動が書かれています。

SCP-XXXX-JPが人の手によって直接開かれる場合、SCP-XXXX-JPを開いた人物(以下、被験者と表記)にとっての死の要因となりうる見出しのページが開かれ、一度閉じるまでそれ以外のページをめくることはできません。この開かれたページを見た被験者は以降、見出しの事柄を忌避するようになります。この影響は記憶処理により取り除くことができません。見出しにはやめることが不可能なものもありますが、その場合でも被験者は問題なくその内容をしなくなります(実験記録XXXX-JP-4を参照)。また、被験者以外が見た際に影響を受けることはありません。

SCP-XXXX-JPは2010年2月16日、██県の書店から発見され、奥付が存在しないことを不審に思った書店員が警察に届け出たことにより収容されました。SCP-XXXX-JPの影響により異常性を持った一般人は現在まで報告されていませんが、発見した場合は最寄りの財団サイトへ連絡してください。

実験記録XXXX-JP-1 - 2019/1/8

被験者: D-23351

実験内容: 被験者にSCP-XXXX-JPを開かせる。以降実験の内容は同様のものとする。

開いたページの内容:

13:危険な場所

死にたくないなら危険な場所に行くなんて以ての外!
工事現場、橋の上、怪しげな研究施設も危ないぞ…
事故なんて無縁な安全な場所で過ごそう!

(背景に工事現場の絵と立ち入り禁止のマークが描かれている)

結果:実験以降、D-23351はアノマリーを使用した実験を嫌がるようになった。█日後、Dクラス収容施設からの脱走を試みたため終了された。

実験記録XXXX-JP-2 - 2019/1/12

被験者: D-23352

開いたページの内容:

02:タバコ

死にたくないならタバコはやめよう!
タバコは百害あって一利なし、あなたの肺を汚します。
健康な生活は健康な肺から!

(背景にタバコを吸う人、タバコの箱、灰皿の絵が描かれている)

結果:D-23352は一日に2箱のタバコを吸うヘビースモーカーだったが、実験以降タバコを一切吸わなくなった。

実験記録XXXX-JP-3 - 2019/1/14

被験者: D-23353

開いたページの内容:

06:お酒

死にたくないならお酒は程々に!
飲み過ぎなければいいって?そんなこと言ってる人は絶対いっぱい飲むでしょう?
やっぱりすっぱり飲まない方がいいね!

(背景にビールを飲む人、日本酒の瓶、居酒屋の絵が描かれている)

結果:実験以降、D-23353は一切飲酒しなくなった。また、少しでもアルコールが入った食物は避けるようになった。D-23353は元々特筆して酒好きではなかった。

実験記録XXXX-JP-4 - 2019/1/17

被験者: D-23354

開いたページの内容:

47:テロメアの短縮

死にたくないならテロメアの短縮は厳禁!
寿命っていうのはDNAの先端、テロメアが縮んで無くなるまでの時間なんだ!知ってた?
寿命で死んじゃわないようにテロメアは大事にしよう!

(背景にDNAのイラストが描かれている)

結果:D-23354の行動に変化は見られなかった。検査の結果、D-23354の細胞は劣化しなくなっていることが判明した。

収容違反記録XXXX-JP - 2019/1/20
2019年1月20日、SCP-XXXX-JPの収容違反が発生し、実験室8149-██から発見されました。同室内からは「目的: SCP-XXXX-JPについての実験 場所: 実験室8149-██ 被験者: D-23355 実験内容: SCP-XXXX-JP全ページの内容の把握、並びに同一人物が複数回開いた際の挙動の観察」という文面に██研究員とサイト管理者である██博士のサインが書かれたオブジェクト持ち出し許可証が発見されていますが、両名は身に覚えがないと証言しています。
以下は実験室8149-██及びその監視室の監視カメラの映像です。

13:01:10:

13:04:00:


 
 

不運幸運を呼ぶ子

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 現在SCP-XXXX-JPは収容に協力的です。SCP-XXXX-JPはサイト-81██の標準人型収容室に収容されます。SCP-XXXX-JPの異常性の発現を最小限にするため、SCP-XXXX-JPの収容室内に配置する物は最低限必要な物資に留めてください。SCP-XXXX-JP収容室から半径200mに立ち入る場合は担当職員の許可が必要です。

説明: SCP-XXXX-JPは██県██市に住んでいた██ ██という名前の1█歳の日本人です。SCP-XXXX-JPは自身の意志に関わらず、事故や事件を引き起こす行動をしてしまう異常性を有しています。SCP-XXXX-JPは収容されるまでに██件の死亡事故とその他███件以上の小規模な事故を起こしています。検査の結果、SCP-XXXX-JPの行動は精神疾患や発達障害などによるものではないことが判明しています。
SCP-XXXX-JPは20██年█月█日、██市の交番に寄せられた「不幸を呼ぶ子がいる」という相談から発見されました。SCP-XXXX-JPの収容にあたり、SCP-XXXX-JPを知る人物に対してはカバーストーリー「精神病院への入院」が適応されています。

補遺:

これ以降の報告書閲覧に際し、職員コードの提示が必要です。

職員コード
パスワード

 
 

岐阜大震災があったことになる
信州弁の母→時空間異常→標準語に
事故で下半身不随の友人→協力者→数ヶ月の骨折だったことに
一般人の主人公→画像→財団職員
不妊薬で産まれなかったことに
1214 おやすみ、僕の街

Finally it works

… in iPhone!

UPDATE 1.08: 2018/11/21
UPDATE 1.07: 2018/11/03
UPDATE 1.06: 2018/10/30
UPDATE 1.05: 2018/9/29
UPDATE 1.04: 2018/9/16
UPDATE 1.03: 2018/9/06
UPDATE 1.02: 2018/9/05
UPDATE 1.01: 2018/8/25


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