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What a pity!

アイテム番号: SCP-xxxx-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-xxxx-JPはサイト-8133内の、ネットワーク環境の整えられた室内に収容されます。原則として電源を切り、コンセントからプラグを抜いた状態にして保管して下さい。
SCP-xxxx-JPおよびSCP-xxxx-JP-1を用いた実験をするには、セキュリティクリアランス2以上の職員の許可が必要です。また、実験を終えた後、被験者にクラスBの記憶処理を行うことが推奨されています。

説明: SCP-xxxx-JPはWindowsOSの一般的なラップトップパソコンです。モニターフレームの上部にはインカメラと内蔵マイクが取り付けられ、経年劣化による傷や汚れは多少見られるものの、外見に特筆すべき特徴はありません。
SCP-xxxx-JP内には標準装備されているアプリケーションの他に、サンドボックス型のオンラインゲーム(以降、SCP-xxxx-JP-1)がインストールされています。SCP-xxxx-JP-1は他のプレイヤーと共に様々な建材を用いて建築物を作ることができるゲームで、2007年から全世界で発売されています。

SCP-xxxx-JPは通常のラップトップパソコンと同じように作動しますが、SCP-xxxx-JPの起動から5分間経過すると、自動的にSCP-xxxx-JP-1が起動します。SCP-xxxx-JP-1が起動すると、画面には「SELECT SERVER」と表示され、選択できるサーバーが4つ示されますが、いずれも「Kathryn's Server」と書かれたサーバーになります(「Kathryn」については後述)。また、起動中にSCP-xxxx-JP-1を終了させる全ての機能は、一切その操作を受け付けなくなります。
サーバーに接続された後、「Kathryn」というプレイヤーから「一緒にお互いのお城を作らない?」と誘われ、SCP-xxxx-JPを操作する対象者は「Kathryn」と「お城」を建築することになります。対象者によって時間に差はありますが、「お城」が完成するまでの所要時間は約4~5時間の中に収められます。
お互いの「お城」を作り終えた後、「Kathryn」から「お礼がしたい」と言われた直後、対象者は自身の作った「お城」が見える位置まで強制的に移動させられ、SCP-xxxx-JP-1への一切の操作を受け付けなくなります。その間、「Kathryn」は対象者の作った「お城」を爆弾型のアイテムで破壊し始め、最後には画面一面に「What a pity!」と表示されます。この画面を見た対象者は興奮状態になり、部屋の物品を破壊する、自身の体を傷つける、といった衝動的な行動を起こし、30分ほどで落ち着きます。
この段階になると、SCP-xxxx-JPは自動的にシャットダウンされますが、財団の行った実験により、落ち着きを取り戻した対象者は再度SCP-xxxx-JPを起動させ、SCP-xxxx-JP-1をプレイし始めるという傾向がみられました(実験例-xxを参照)。このことから、SCP-xxxx-JP-1は対象者に対して依存性を持たせる効果があると仮定され、現在研究が進められています。

SCP-xxxx-JPは[データ破損]県の民家から発見されました。収容時、近隣住民から「子供の騒ぐ声がうるさい」と通報があり、交番の警察官が駆け付けたところ、子供部屋でSCP-xxxx-JPを使用していた11歳の少年が暴れている姿が発見されました。少年の体には掻き毟ったような跡や刃物による多量出血の跡が見つかったため、病院へ搬送し、一命を取り留めました。その後の捜査でSCP-xxxx-JP

以下はSCP-xxxx-JP-1を用いた実験の様子をまとめた資料です。