ーか〇かスイッチ(仮)
評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは誤操作防止用ケースに入れられた上で、臨時サイト-81XXの小型アイテム収容ロッカーに保管されます。SCP-XXX-JPは誤操作防止用ケースに入れられた上で、エリア-81XXの地下10階に位置する施錠された低脅威度小型アイテム収容ロッカーに保管されます。ロッカーの解錠はレベル3以上の職員に許可されます。
SCP-XXX-JPの屋外での実験は禁止されています。SCP-XXX-JPに関する全ての実験は凍結されています。
SCP-XXX-JP-1はその周囲に臨時サイト-81XXを建設することで収容されています。収容室の解錠にはサイト管理者の認可が必要です。SCP-XXX-JP-1はその周囲にエリア-81XXを建設することで収容されています。収容室の解錠にはエリア管理者の認可が必要です。

説明: SCP-XXX-JPは端子が存在しないことを除いては標準的な17mm×30mmのロッカースイッチです。操作ボタンには入/切の状態を示すー/〇の記号が印字されています。█████社の同寸法の製品と酷似していますが、製造元は不明です。
SCP-XXX-JPは操作ボタンを操作された際、SCP-XXX-JPを物理的に包囲する空間内に存在するひとつの物質・状態を反転させます。このとき反転される対象はーの入力毎に無作為に選ばれると考えられ、法則性は現在見つかっていません。この効果はSCP-XXX-JPが物理的に通り抜け可能な空間を最大範囲として発現されると考えられますが、SCP-XXX-JPを操作後に最大範囲を拡大または縮小させても効果の影響範囲は変化しません。SCP-XXX-JPは少なくとも自身の効果によって発生した事象に対しては非破壊性を有します。
SCP-XXX-JPは、20██年10月18日、██県██市に存在した████社██支店の喫煙室の内部と当時中にいた男性1名が消失したとの報告についての調査において、喫煙室のガラス壁を破損させ外側に露出していたところを発見されました。この事象の目撃者にはBクラス記憶処理が施され、関係者にはカバーストーリー「爆発事故」が流布されました。また、事象の発生した建造物は財団により買収され臨時サイト-81XXとして利用されました。
喫煙室内に発生した空間異常をSCP-XXX-JP-1として分類します。SCP-XXX-JP-1そのものを、目視を含むあらゆる観測装置で直接観測することは不可能ですが、周囲の電磁波の進行方向の歪曲などからその存在を認識することができます。SCP-XXX-JP-1に干渉する方法は見つかっておらず、SCP-XXX-JP-1からの消失した物質を回収する試み、もしくは元の座標に位置した空間を復元する試みは現在に至るまで成功していません。SCP-XXX-JPの特性から、SCP-XXX-JP-1は空間から完全に切り離された[編集済]と考えられます。

目撃者の証言と監視カメラの映像解析により、SCP-XXX-JP-1の発生は消失した男性がSCP-XXX-JPを操作したことに起因している可能性が高いと考えられ、実験が行われました。

実験記録1 - 20██/01/24

概要: 発見時の状況から、操作ボタンの入力によって物理的に閉鎖された空間を[編集済]に変容させる特性を持つとの仮説が立てられました。予想される空間への被害を最小限にとどめるため、実験は20cm×20cm×20cmの密閉されたアクリル容器内にて、簡易装置によりSCP-XXX-JPを遠隔操作し行われます。

実施方法1-A: 発見時からSCP-XXX-JPの操作ボタンは〇を入力した状態でした。簡易装置により操作ボタンをーに入力します。
結果: SCP-XXX-JP、簡易装置、観測装置が垂直に浮上し容器天井部に衝突しました。

実施方法1-B: 簡易装置により操作ボタンを〇に入力します。
結果: SCP-XXX-JP、簡易装置、観測装置が落下し容器底部に衝突しました。

分析: 容器内の重力方向が反転したと考えられます。仮説は否定されました。

付記: 当時の喫煙室の状況を再現する必要があると考える。Dクラス職員の使用を申請する。 -〇〇博士

実験記録2 - 20██/01/24

概要: 大型実験室内に発見時と同様の喫煙室を再現し、SCP-XXX-JPの入力操作にはD-XXXXXを使用します。

実施方法2-A: D-XXXXXにより操作ボタンをーに入力します。
結果: 喫煙室内の全ての物質の色が反転しました。D-XXXXXは自身の体色の変化について当初混乱を示しましたが直ちに平静を取り戻し、体調への差し迫った影響はないと考えられ実験は継続されました。

実施方法2-B: D-XXXXXにより操作ボタンを〇に入力します。
結果: 喫煙室内の全ての物質の色が反転しました。

分析: SCP-XXX-JPはーの入力によって発生させた効果を〇の入力によって不活性化させるものと考えられます。

実験記録3 - 20██/01/24

概要: 反転の効果範囲の調査のため、喫煙室の扉の開閉状態を変化させます。SCP-XXX-JPの入力操作、扉の開閉にはD-XXXXXを使用します。
実施方法3-A: 喫煙室の扉を開けた状態で、D-XXXXXにより操作ボタンをーに入力します。
結果: 喫煙室内を含む実験室内の明暗が反転しました。

実施方法3-B: D-XXXXXにより喫煙室の扉を閉めます。
結果: 実験室内、喫煙室内ともに明暗の変化はありませんでした。

実施方法3-C: 喫煙室の扉を閉めた状態で、D-XXXXXにより操作ボタンを〇に入力します。
結果: 喫煙室内の明暗が反転しました。喫煙室外の実験室内の明暗は最初の入力により反転したままです。

分析: 反転の影響範囲は包囲する物理的要素によって決定されると思われます。また、影響範囲は操作ボタンの入力後は変化しないと考えられます。

実験記録4 - 20██/02/07

概要: 反転の効果はSCP-XXX-JPが物理的に通り抜け可能な空間まで及ぶとの仮説が立てられました。SCP-XXX-JPの入力操作にはD-XXXXXを使用します。
実施方法4-A: 喫煙室の扉を閉めた状態で、喫煙室の壁に直径1cmの穴を開けて、D-XXXXXにより操作ボタンをーに入力します。
結果: 喫煙室内の全ての物質の左右が反転しました。

実施方法4-B: 喫煙室の扉を閉めた状態で、喫煙室の壁にSCP-XXX-JPが物理的に通り抜けることのできる最小限の穴を開けて、D-XXXXXによって操作ボタンを〇に入力します。
結果: 喫煙室内を含む実験室内の全ての物質の左右が反転しました。

分析: 仮説が真である可能性が高いと考えられます。

実験記録5 - 20██/02/21

実施方法: 小型実験室内で、D-XXXXXにより操作ボタンをーに入力します。
結果: [編集済]。実験室内の清掃が実施されました。予定されていた実験は翌日へ延期されます。
分析: D-XXXXXとD-XXXXXを除く実験室内の空間に反転が発生したものと考えられます。

実験記録6 - 20██/02/22

実施方法: 小型実験室内で、簡易装置によって操作ボタンを〇に入力します。
結果: [編集済]。実験室内の清掃が実施されました。
分析: 発生した[編集済]はD-XXXXXのDNAデータと一致しました。

付記: 実験2の分析はハズレだ 〇はーの再入力でしかない -〇〇博士

実験記録7 - 20██/02/28

実施方法: 小型実験室内で、簡易装置によって操作ボタンをーに入力したものと思われます。その他の詳細な実験条件は不明です。
結果: 実験室内の全ての物質が[編集済]に変換されたと考えられます。[編集済]によって臨時サイト-81XXは完全に消滅し、半径[データ削除済]kmの地帯に被害を及ぼしました。
この被害によりSCP-███-JP、SCP-███-JP、SCP-███-JPが消失しました。
周辺地域にAクラス記憶処理剤が散布され、カバーストーリー「隕石落下」が流布されました。
SCP-XXX-JPは回収部隊い-3によりサイト-8173に臨時収容されました。
予定されていた実験は無期限に中止されました。

世界がこの小さなスイッチに創られたものだったとしたら? 空間異常との関連性を知る職員の大半が現実を疑いつつあります。 -△△博士
1か0のどちらかしかないのであれば都合の良い方だけを見るべきです。スイッチによって創られたのはスイッチのみです。これ以上の議論は無意味でしょう。 -◇◇博士

補遺: 20██年08月01日、消滅した臨時サイト-81XXの跡地にエリア-81XXが建設されました。SCP-XXX-JPはサイト-8173からエリア-81XXに移送されました。