entrance_17のサンドボックス
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid →Neutralized

特別収容プロトコル: (収容不可能)事件aにより、SCP-XXX-JPはGPSによる位置情報を失いました。財団はオブジェクトが何らかの理由によって消失したと仮定し、オブジェクトの所在を追跡しましたが、□□□年□□月□□日付けで行われたSCP-YYY-JPへの調査により、それは判明しました。SCP-XXX-JPの異常性は、現在はSCP-YYY-JPの持つ特性により無効化されています。

説明: SCP-XXX-JPは成人女性で、コーカソイドとモンゴロイドの混血です。
SCP-XXX-JPの異常性はそれが存在することにより周囲半径500mの人間に対して発生します。SCP-XXX-JPの周囲半径500mに位置する人間は、今までの行動が何であろうと関わらず、即座にSCP-XXX-JPの探索を始めます。
探索中の人間がSCP-XXX-JPを発見した場合、その人間は一時的に異様なほど食欲が増進します。オブジェクトに近いほど、そして長く傍にいるほどその食欲増進は強く作用します。(SCP-XXX-JPを目の前にしても、その人間はなぜ自分がこのオブジェクトを食欲を向けるべき対象として感じているのかわかりません。)
そして影響された人間は、およそ15分後には理性を失くし、SCP-XXX-JPに齧り付きます。多くの場合は20cm四方の体積のSCP-XXX-JPの肉を飲み込んだところで、SCP-XXX-JPの上げる悲鳴に気が付いて食事をやめます。
SCP-XXX-JPは痛覚を有していますが、一般的な若年女性と同程度の柔らかさの肌を持っています。
SCP-XXX-JPは多くの人類とほとんど同じ体組成をしていることがこれまでの調査によって判明しています。ただし多くの人間と違い、このオブジェクトは損失した身体部位においてとてつもない治癒力を持っています。これまでの実験によって、SCP-XXX-JPの身体の10cm四方が抉られた場合、およそ6時間程度で治癒が終わることがわかっています。ただし、どれだけ損失部位のパーセンテージが増えると治癒力で賄えなくなるのかは判明していません。
このオブジェクトを食べた人間に身体的な被害はありません。(一般人がSCP-XXX-JPを食べた場合の精神的影響についてはいまだ実験が行われていません) 一度食べてからもずっとSCP-XXX-JPと離れずにいる場合、食した人間は一度目ほど食欲増進の作用を受けることはなくなります。しかし影響は免れず、SCP-XXX-JPと共に生活する場合は定期的にSCP-XXX-JPを食べることとなります。

補遺1: 財団が発見する以前、SCP-XXX-JPは東北地方〇〇県の山間部の村落で、"神"として祀られていました。この村落は10人の村人によって構成されており、プロト-サーキック・カルトの思想が色濃く象徴されています。(村人の半数以上には戸籍がありませんでした)彼ら村人は少数民族として世界的に分類されており、19□□年にはマナによる慈善財団からの支援活動が行われました。マナによる慈善財団とこの村落にどのような契約が交わされたのかは定かではありませんが、村人らの外見にコーカソイド的特徴が一切見られないという点から、SCP-XXX-JPはその活動において秘密裏に村落へ輸出されたものであると仮説されています。
村落は都市部から数10km離れており、自給自足で生活をまかなうため外界との接触は閉ざされていました。そのためSCP-XXX-JPの発見は遅れました。

補遺2: 事件aにて、東北地方□□□村は壊滅状態となりました。□□□村では現時点で1□人の死亡が確認されており、生存者はいません。

アイテム番号 : SCP-YYY-JP

オブジェクトクラス : : Euclid

特別収容プロトコル : [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]