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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはスポンジ製の緩衝材を詰めた箱に入れた上で、サイト-8134の低脅威度物品収容ロッカーに収容してください。

SCP-XXX-JPの異常性の発生を防ぐため、箱から取り出す場合は素手ではなく機械を使用してください。もしも素手でのオブジェクトに接触した場合は、対象者を拘束し、クラスB記憶処理をおこなってください。

実験記録XXX-JP-3を受け、乳児以外の男女ペアでの実験は禁止されています。

説明: SCP-XXX-JPは乳児向け玩具メーカー███社製のガラガラです。中にはアルミ製の鈴が入っており、振ると鈴の音がなります。また、表面にはヒツジの絵が施されています。これらに異常な点は見られません。

SCP-XXX-JPを人間が鳴らした場合、無意識に乳児に関連した言葉遣いで話すようになります。他の人間に向けて音を鳴らした場合、その人間にも異常性の影響が付与されます。また、影響の内容は性別によって異なります。この影響はクラスB記憶処理で除去が可能です。

以下、SCP-XXX-JPの実験記録です。

実験記録XXX-JP-1: 日付20██/██/██

被験者: D-24315(女性)

実験方法: D-24315がSCP-XXX-JPを振る。

結果: D-24315は育児語を使用した。

実験記録XXX-JP-2: 日付20██/██/██

被験者: D-24315、D-31864(男性)

実験方法: D-24315がSCP-XXX-JPをD-31864に向けて振る。

結果: D-24315は育児語を使用したが、D-31864は喃語のみ発声するようになった。

実験記録XXX-JP-3: 日付20██/██/██

被験者: D-24315、D-31864

実験方法: D-31864がSCP-XXX-JPをD-24315に向けて振る。

結果: D-31864は育児語を使用した。D-24315は妊娠し、即時出産した。なお、D-24315は急激な胎児の成長による子宮の膨張により腹部が破裂、大量出血により死亡した。

付記: 胎児は男性であり、出産から5時間後に死亡した。原因は不明。また、胎児の遺伝子を調べた所、D-24315の遺伝子以外に実験に関わったどの人物とも一致しない遺伝子が発見された。

実験記録XXX-JP-4: 日付20██/██/██

被験者: 生後10ヵ月の乳児(女性)

実験方法: 乳児にSCP-XXX-JPを持たせ、振らせる。

結果: 「くまさん」と言う女性の声が記録された。音声の発生源はSCP-XXX-JPからと考えられる。

付記: 実験後、乳児にくまのぬいぐるみを与えた所、喜びを表す行動を示した。

実験記録XXX-JP-5: 日付20██/██/██

被験者: 生後10ヶ月の乳児(男性)、██研究員1(女性)

実験方法: ██研究員がSCP-XXX-JPを使い、乳児をあやす。

結果: ██研究員は異常性に曝露せず、SCP-XXX-JPから「まんま」と言う██研究員の声と類似した声が記録された。

実験記録XXX-JP-6: 日付20██/██/██

被験者: 生後10ヵ月の乳児2人(男性・女性)

実験方法: 女性の乳児にSCP-XXX-JPを持たせ、男性の乳児に向かって振らせる。

結果: SCP-XXX-JPから2種類の「おっぱい」と言う女性の声が記録された。

補遺-1: 実験-1、-4、-5、-6の逆の性別、実験-2の同性同士での実験は全て同様の結果が得られました。

発見経緯: SCP-XXX-JPは20██年に██村の住民から「元気だった村人が突然引きこもるようになった」との通報を受け、引きこもり調査団体に潜伏していた財団エージェントが発見、回収しました。回収時、引きこもりとなっていた██氏は異常性に曝露しており、育児語を使用していました。██村の住民にはクラスB記憶処理を施し、カバーストーリー「村おこしの為の自演」を流布しました。

以下、回収時にSCP-XXX-JPを所持していた明石氏へのインタビューの記録です。