報告書_カーライル
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アイテム番号: SCP-1018-JP

オブジェクトクラス: Euclid Safe1

特別収容プロトコル: SCP-1018-JPはサイト-81██の収容セル内に設置された冷蔵庫の中に保管されます。収容の際はSCP各個体が十分に動き回れる大きさの食品用タッパーに一体ずつ入れ、密閉しないでください。
後述の異常性の為、SCP-1018-JP個体へ接触する際は直接皮膚に触れないよう医療用ゴム手袋の着用を義務付けます。また、止むを得ず移動補助等を行う際も、指定トングの使用を優先してください。管理はCクラス以上の職員で行い、必ず2週間以内に管理者を交代してください。
カビの発生や腐敗が確認されたSCP-1018-JP個体は他個体への感染を避けるため、█棟内の冷蔵庫へ隔離し、終了した個体は速やかに焼却処理してください。終了後もSCP-1018-JPの異常性は残る為、引き続き皮膚接触はしないでください。
現在SCP-1018-JPに関する実験は一時凍結されていますが、申請による制限付き再開は可能です。実験群1018-JP-1aの結果から実験対象はDクラス職員のみ、曝露時間は60分以内とし、不測の事態により超過した場合は速やかに終了処置を実行してください。

説明: SCP-1018-JPは菓子の「大福」に酷似しています。体組成は一般的な大福と完全に一致しており、生体器官は確認されていません。SCP-1018-JPは以下の部位を持ちます。
・極めてデフォルメされた目蓋の無い眼。水晶体などの構造は無い。
・半球形の口蓋(マズル)の付いた口。内部は表皮と同じ求肥によって食道、胃が抽象的に再現されている。
・一対の前肢。直径4mmほどの半球形で、歩行や摂食に使用。体表の前半球部分を自在に移動するが、その際周囲の表皮は影響を受けない。
動作は非常に緩慢で、多くの場合周囲の介助を必要とします。知能は3〜4歳のヒト程度です。日本語を解しますが、流暢な会話は不可能です。
SCP-1018-JPの性質は極めて温厚で、生物に対して非常に友好的な態度を取ります。対象が空腹、または不幸だと判断すると自身を捕食するよう呼び掛けることが確認されています。SCP-1018-JPは一般的に『愛くるしい』と評される行動を取り、視認した皮膚接触していない対象の母性本能を小程度刺激します。
SCP-1018-JPの異常性は、SCP-1018-JPが対象の皮膚に直接接触した際に発現します。対象(以下SCP-1018-JP-Aとします)はまず極めてリラックスした状態となり、副交感神経の活性化などの症状が現れます。その後対象とSCP-1018-JPの接触を解除する外的要因に対して非常に高い攻撃性を見せ、要因の排除のみにおいて一時的にヒトの限界を遥かに上回る身体能力を発揮します。この際、活動限界による筋組織断裂や骨折などは確認されていません。SCP-1018-JP-Aは知覚できる範囲でSCP-1018-JPが活動を終了した場合、極度のストレスにより自死するか、精神に深刻な異常をきたします。
SCP-1018-JPは20██年█月██日に██県内のとある和菓子店でエージェント・██により初めて確認され、その後各地の和菓子店を緊急調査したエージェント達から多数の報告が寄せられたことで発見されました。現在回収が進められており、SCP-1018-JP-A群はエージェントによりすべて終了、統合失調症のカバーストーリーが適用されています。
以下はSCP-1018-JPのヒト皮膚への接触に関する実験記録です。

現在SCP-1018-JPは 26 29体確認されており、うち活動中のSCP-1018-JPは14体です。