Rest of EFU's Life

流されたボトルメール


アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 全ての財団職員は原田宏美氏へのあらゆる手段による接触を禁止されます。

説明: SCP-XXX-JPは2002年7月5日に財団データベースに不明な人物により不明な手段で追加された報告書エントリであり、現在表示されている報告書そのものです。

SCP-XXX-JPには出現した時点で特別収容プロトコル(以下、SCP-XXX-JP-A)のみが記載されていました。このSCP-XXX-JP-Aの項の削除、編集は不可能であり、同様にSCP-XXX-JP自体の削除も不可能です。SCP-XXX-JP、及びその他の媒体においてSCP-XXX-JPの収容方針に関する内容を記録することは不可能です。

SCP-XXX-JP-Aに従わなかった場合、SCP-XXX-JP収容に関わる財団職員はSCP-XXX-JP-Aが強制的に想起されます。このことと前述した異常性により、SCP-XXX-JPの収容はSCP-XXX-JP-Aに従うものとされています。

SCP-XXX-JP-Aの内容は不定期に変化します。しかし、その内容は原田宏美氏(氏に関する情報は別紙XXX-423を参照)、もしくは氏が被害を受けていたストーカー事件に関するもののみでした。

補遺: 以下は、過去のSCP-XXX-JP-Aの抜粋です。また本来の文章で検閲されていない箇所も資料的価値が無い、もしくは検閲されるべきであると判断された場合は検閲が施されます。

2002年7月5日からの抜粋

特別収容プロトコル: 財団は[削除済み]在住の原田宏美氏が被害を受けているつきまとい行為を防止するために、原田氏、及びつきまといを行なっていると見られる[削除済み]在住の████氏、またその周辺の監視、調査を行います。この際、必要であれば周辺の警察機関との連携も認められます。

2003年2月13日からの抜粋

特別収容プロトコル: 財団は原田宏美氏が被害を受けているつきまとい行為を防止するために、つきまとい行為を行っている████氏が原田氏に接近することを防ぎます。これに並行して、████氏の原田氏に対する行為が違法であるとされる根拠の調査を行い、発見された場合には原田氏、及びその家族に提示します。

原田氏の精神的なストレスケアのために月に1度、財団職員が原田氏の自宅を訪問します。

2003年7月24日からの抜粋

特別収容プロトコル: 財団は原田宏美氏が被害を受けているつきまとい行為を防止するため、████氏が原田氏に接近することを防ぎます。この際、██氏に対して、自身の行動が監視、制御されていることを気付かれないように行ってください。██氏が暴力行為、性的行為、破壊行為を行おうとした場合はその行為を行った証拠を記録し、警察に連携を要請します。

原田氏が████氏と[削除済み]の関係であるという情報は否定されます。必要であれば、主張を行っている人物に対しての低レベルの記憶処理が認められます。原田氏の精神的なストレスケアのために月に1度、財団職員が原田氏の自宅を訪問します。

2005年5月6日からの抜粋

特別収容プロトコル: 財団は原田氏が████氏と[削除済み]の関係であるという情報を可能な限り抑制します。その際、記憶処理を用いることは推奨されませんが、原田氏とは知人の関係になく、情報を拡散しようとする人物に悪意があることが明らかな場合、低レベルの記憶処理剤の使用が許可されます。

原田氏の精神的なストレスケアのために2ヵ月に1度、財団職員が原田氏に対して電子メールを用いて対話を行います。

補遺: 現在のSCP-XXX-JP-Aを実行するのに必要なコストを鑑み、SCP-XXX-JP収容チームは大幅に減員されました。


下書き終わり


SCP-2242 - 技術的問題


評価: 0+x

アイテム番号: SCP-2242

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: FOS1の次のバージョンの改善は現在、財団の全サーバー、ワークステーション、携帯端末への全面的なロールアウトを行う前の実験の最終段階にあります。SCP-2242は移動していないという確認は依然として技術研究員デイビッド・ローゼンによる最終決定を待っています。1

Refinement of the next iteration of FOSis currently in the final stages of testing before full-scale rollout to all Foundation servers, workstations, and mobile devices. Confirmation that SCP-2242 has not migrated is still pending final determination by Technical Researcher David Rosen.

変更に従って、約12箇所の小型LAN2 はサイト-15において将来的な監視と潜在的交換機会のためにFOS 14.1に整備されます。セキュリティクリアランス3/2242の職員からの職員を持った他の機械での研究の目的のために、追加の機器は一時的にFOS 14.1に戻されます。

Following the changeover, a small LANof approximately twelve stations will be maintained with FOS 14.1 at Site 15 for future surveillance and potential information exchange opportunities. Additional devices may be temporarily reverted to FOS 14.1 for research purposes at other facilities with approval from staff of Security Clearance 3/2242.

FOS 14.1外での将来的なSCP-2242の発生イベントにおいて、全ての財団サーバーへの不必要なアクセスは安定していて感染していないソフトウェアへの復旧が完了されるまで保留されます。

In the event of future SCP-2242 manifestations outside of FOS 14.1, non-essential access to all Foundation servers will be suspended until reversion to a stable and uninfected software iteration is completed.

SCP-2242の完全な無力が確認されるまで、FOSの全てのバージョンに関する以下のデジタル記録は禁止されます。

Until total neutralization of SCP-2242 has been confirmed, digital storage of the following on any iteration of FOS is prohibited:

  • レベル5セキュリティクリアランスを必要とする全ての文書
  • All documents requiring Level 5 Security Clearance.
  • 余剰次元の交流、転移、そして統合に関する全ての文書
  • All documents pertaining to extradimensional communication, dislocation, and integration.
  • ここ90日の間に更新された職員ファイル
  • Personnel files which have been updated within the last 90 days.

説明: SCP-2242は FOS 14.13とこのソフトウェアを使ってアクセスさせる全ての記録に愛嬌を及ぼす現象です。以前のバーションでは類似する異常性を示しめすことはありませんでした。SCP-2242は現在、別時間軸からの財団のサーバーへの異次元的接続であると理解されています。今日まで、これらの2つの財団3の事例は、イントラネットの共有場所を持つ文書への小さな脚注と文書的な参照改変によってのみ相互作用することができました。

SCP-2242 is a phenomenon affecting FOS 14.1 and all records accessed using this software. No prior iterations have displayed any similar anomalous properties. SCP-2242 is currently understood to be an extradimensional connection to the intranet servers of the Foundation from an alternate timeline. To date these two instances of the Foundation have only been able to interact by minor footnote and bibliographic reference alterations to documents with shared intranet locations.4 Notations from baseline reality have the conventional "Footnotes" titling of the in-text and post-text citations; notations from SCP-2242-1 are labeled as "Reference" in-text and do not appear in a post-text citation block. Access to the SCP-2242-1 version of documents occurs at random intervals when attempting to access any intranet location extant within both realities, and it is understood that this effect is comparable within SCP-2242-1.

Circumstantial evidence has led to the standing hypothesis that knowledge of SCP-2242 has not become ubiquitous among all Foundation personnel in SCP-2242-1 who would have had contact with affected documentation. It is instead believed that the information has been confined to personnel within the Information Technology Department, a small group of personnel from various other departments, and at least one member of the O5 Council.

SCP-2242-1 has thus far been understood to conform to the same theories of physics as believed to govern baseline reality. Current estimates based on collected data hypothesize SCP-2242-1 to be approximately 97% identical to baseline reality; while the differences between the two timelines have resulted in some variations, all major historical events appear to be generally intact.4

Discovery: The first appearance of SCP-2242 activity was recorded on 01/13/2016, approximately forty-eight hours after the release of FOS 14.1; this has since been identified as coinciding with the release of FOS 14.11 in SCP-2242-1.5 Integration of reference notations from both realities was complete within the following twenty-four hours.

Initial theories presumed that the notations likely stemmed from a non-anomalous source, with the prevailing theory quickly becoming that of a cyber attack by an unspecified GOI. The lack of any coding on affected pages to correspond with the notations from SCP-2242-1 was discovered shortly thereafter, prompting reevaluation for potential anomalous properties. Further communication with the authors of the notations led to the current understanding of the situation. Verification of this phenomenon as authentic and anomalous was not determined until O5-7 reported receiving a communication5 from their analogue within SCP-2242-1 confirming the existence of an extradimensional information breach.

Notable Statistical Disparities Within SCP-2242-1:


Addendum 01/29/2016: Recent reports from SCP-2242-1 confirm that the phenomenon has expanded to include additional realities.6 Preliminary communication between SCP-2242-1 and these new instances, which have been designated SCP-2242-1-(1~7), indicates that the phenomenon continues to be isolated within Foundation intranet servers across all realities. Of note is increased variation in the affected FOS iterations, which now range from version 12.5 (in SCP-2242-1-2) to version 16.1.1 (in SCP-2242-1-5). Non-essential access to FOS 14.1 has been suspended while the extent of this effect and the potential fallout scenarios are determined; reversion to FOS 13.6 is currently underway.

ポレンズビー。ポレンズビーはどこなのだろうか。

どこまで歩いても、走っても、いるのは僕。顔も、声も、おそらく性格も、僕と変わらない。そして、僕は僕を殺そうとしている。目を覚ましたらこんなふうだから、今も夢なんじゃないかって思ってる。外は寒いから、暖を求めてまだ形を保ってる建物に入ろうとすると、ぐちゃぐちゃになった毛だらけの僕がいっぱいいる。あそこに居続けると僕もああなるんだろうか。

ポレンズビー、故郷に関して何かを知りたいが、ネットワークはもうダメみたいだ。携帯端末も僕に盗られたしね。まずここは、どこの国なんだろう。歩くだけでポレンズビーに戻れるのだろうか。

歩き続けていると僕じゃない、トーマス・ホアンじゃない人がいた。助けを求めて近寄ってみたが、男性は僕を見た途端に走って逃げ出した。こんな世界じゃ、無理もないか。しかし、彼が向かった先は森のようになった僕の方だった。

「そっちは行かない方がいいですよ!」

彼は僕の忠告を無視して中に入ってしまったが、すぐさま戻ってきた。そして、諦めたように僕の方へと戻ってきた。そして、僕に喋りかけてきた。

「仕方ない、もう俺には後がないようだ。だから、あんたに話そうじゃないか」

「大丈夫だなんて……いや、問題ない」

「そうですか、それは良かった。本当に良かった」

僕は男の顔をよく見た。何となく、見たことがあるような気がした。

「どこかであったことありませんか?」

「え?ああ、嫌というほどあんたは見てきたね」

「……あ、いえ、あなたとどこかで、そう、結構親しい仲だった気がします」

「え?まあ、どうせ俺としての人生も短いから話してみなよ」

「あ、はい。名前は……確か、████……ですか?」

「まあ、そうだよ」

「同じ職場で働いていた気もしますね……確か、研究所のような……そうだ、何か菌類について研究をしていました」

「はは、そういうことか。こりゃ、驚いた」

「当たっているようですね。……あ、そうだ。あなたのことはあだ名で読んでいたと思います。そう、███ってい……」

「ちょっと待て、それは、たぶん、俺はお前のことを█████って呼んでいたんじゃないか?」

「ええと……ああ、そんな気もします」

「そ、それなら俺の家に、入ったことは?あるか?」

「ちょっと思い出させてください。はっきりとは覚えていな……」

「その夜に飲んだ酒は、そうだ、ワインだ。コルトンとかそんな名前だった。めちゃくちゃ高い酒だ。でも、俺はほとんど飲まなかった。飲んだフリをしただけだ。それで、映画を見てた。『ノッティングヒルの恋人』だ。そんな関係になりたいと思ってて、それで、いや、俺の考えてたことはクズだった。そう、それで……」

「あの、大丈夫ですか?」

「ああ、もちろん」

「あの、ポレンズビーがどこか……」

「もし……」

「え?」

「もし、俺もトーマス・ホアンになったなら、一緒にその故郷に行こうぜ」

「……」

返事に困っている僕を、彼は熱く抱きしめた。