アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Euclid Keter
特別収容プロトコル:
説明:
補遺:
実験記録XXX-JP-001 - 20██/██/██
対象:
実施方法:
結果:
分析:
インタビュー記録XXX-JP-001 - 20██/██/██
対象:
インタビュアー:<録音開始>
<録音終了>
終了報告書:
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは30m×30m×30mの鋼鉄製チャンバー内に収容し、両輪を固定具で固定してください。両輪を鉄筋コンクリートで固定してください。チャンバーには完全防音・防振設備を施し、内部への侵入はサイト管理者の許可を得た場合のみ行ってください。
SCP-XXX-JPの隠匿には、テスト走行後放棄、1923年にスクラップ化というカバーストーリーが適用されています。
SCP-XXX-JPの収容違反が発生した場合は、SCP-XXX-JPの進行経路の半径10km圏内に存在した一般人全員にSCP-XXX-JP-Aへの変化傾向が見られないかを確認し、SCP-XXX-JP-Aに変化している場合は収容、変化していない場合はクラスA記憶処理を施して解放してください。
SCP-XXX-JP-Aは標準人型収容房に収容し、定期的にロシア語話者による聴取とカウンセリングを実施してください。
説明: SCP-XXX-JPは一般にツァーリ・タンクとして知られる、1915年にロシア帝国で開発された戦車です。1915年8月に高等弁務官事務所の前でSCP-XXX-JPのテスト走行が行われました。このとき走行中の事故により1名の乗員が死亡、その後、予想されていたパフォーマンスを大きく上回る動作を発揮し1、他の乗員を乗せたまま暴走を始めました。この進行過程で多数のSCP-XXX-JP-Aが発生しました。当時のロシア帝国軍による制圧は失敗しSCP-XXX-JPは領内から脱出、この時点で財団がSCP-XXX-JPを捕捉し収容を試みました。この際、現ポーランド領内にて大規模なドイツ軍部隊とSCP-XXX-JPが接触、戦闘の後2、後述の開放イベントが発生しました。この開放イベントにおいて、多数の財団職員及びドイツ軍兵士が後述のSCP-XXX-JP-Bに変化しました。
収容後の調査では内部への進入は失敗しており、スリット等からの内部撮影では[削除済み]、温度調査では内部の空洞に当たる部分が均一な温度3に保たれていることが判明しています。
SCP-XXX-JPの移動の際、姿/排煙/音/振動などSCP-XXX-JP由来の感覚情報を知覚した人間はSCP-XXX-JP-Aに変化します。SCP-XXX-JP-Aは人種/時代に関わらず、全員がロシア語のみを理解、発話し、自らの所属する最高位集団4はロシア帝国であると認識します。また、SCP-XXX-JPのなるべく至近に居るように移動し、SCP-XXX-JPと共に進行します。
SCP-XXX-JP-A | 聴取年 | 主張した所属国家とそのリーダー |
---|---|---|
ドイツ軍兵士 | 1915年 | ロシア帝国 - ニコライ2世 |
財団職員 | 1915年 | ロシア帝国 - ニコライ2世 |
D-264-JP | 1930年 | ロシア帝国 - ニコライ3世 |
財団職員(1915年と同一人物) | 1931年 | ロシア帝国 - ピョートル5世 |
SCP-XXX-JPの近くで行動するSCP-XXX-JP-Aが100人以上になると、SCP-XXX-JPは進行を停止し、一連の動作を行います(以後"開放イベント"と呼称)。開放イベントではまず、SCP-XXX-JPの後部に位置するハッチが開放し、内部から80個の[削除済み]5が出現します。これらはSCP-XXX-JP-A群を引き連れてSCP-XXX-JP内部へと進入し、SCP-XXX-JP-Aが80体進入した時点でハッチが閉鎖します。それから10~30分の後
事案XXX-JP-001 - 1939/09/01 :
財団の収容下にあったSCP-XXX-JPが突如活動を開始、収容を突破してポーランド領方面へと進行を開始しました。この事案によりサイト内で職員の大規模な離反が発生し、██種のSCiPの収容違反が発生しました。SCP-XXX-JPは約███kmの距離を移動したところで開放イベントXXX-JP-002が発生。後に再収容され、欧州から日本のサイトへと移送されました。この事案を受けてEuclidクラスへ引き上げ、収容プロトコルが改定されました。以下は本事案発生時のサイト内部の音声記録を、一部翻訳し書き出したものです。
(破壊音)
財団職員: ロシア皇帝に仇なす敵を打ち倒せ! 皇帝に続け!
(隔壁を解放する音)
財団職員: 神の与えし大いなる存在も我らを加護してくださる! 神は我らと共に! ウラー!
事案XXX-JP-002 - 1986/08/05 :
財団の収容下にあったSCP-XXX-JPが突如活動を開始、収容房が破壊され収容違反が発生しました。この収容違反は迅速に対処され、職員█名のSCP-XXX-JP-A化のみで収束しました。以下は本事案でSCP-XXX-JP-Aに変化した元SCP-XXX-JP主任研究員の桜井博士に対し、本事案後に行われたインタビュー記録です。
インタビュー記録XXX-JP-001 - 1986/08/06
対象: 桜井博士
インタビュアー: ニカノロフ研究員<録音開始>
桜井博士: こんなことをしている場合ではない!
ニカノロフ研究員: 桜井博士、あなたはどうしてSCP-XXX-JPの収容違反を扇動し、実行したのですか?
桜井博士: 我らのロシア帝国が滅亡の危機に瀕しているからだ! それもこれも皇帝がこの極東の地へ幽閉されているからだ! 皇帝が拉致監禁されてから我が国は弱体の一途を辿るばかり! かつて兵の先頭に立ち帝国の敵に立ち向かったあの勇姿、その記憶が民の結束を保っていたがそれももう限界だ。皇帝を我が国へ帰す! それしか我が国の生き残る道はないのだ! 邪魔をするなら、神に捧げた我が身を投げ打ってでも押し通る! 皇帝万歳! ウラー!!
ニカノロフ研究員: 鎮静剤を。
<録音終了>
補遺-1: 事案XXX-JP-002から1ヶ月後、SCP-XXX-JPの内部温度が外気と同等まで低下、また、進入口の開閉が可能になり、内部調査が行われました。調査の結果、内部に異常な点は見られず、損傷も通常のように受ける状態であることが確認されました。調査に参加した一部の職員からは「ロシア民謡を唄う男性の声」が聴こえたとの報告が上がっていますが、再調査では確認されませんでした。
補遺-2: 20██年現在、SCP-XXX-JPの活動が確認されていないため、Safeクラスへの格下げが議論されています。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPは後述の条件を満たした場合にヒトの身体で発生する現象です。SCP-XXX-JPは、男性の場合は性器、女性の場合は性器及び乳頭を、満18才以下の人物により視認された場合(この際視認された側を対象者、視認した側を視認者とする)に発生します。SCP-XXX-JPが発生すると、対象者が男性である場合、陰茎及び陰嚢の表皮以外、女性である場合は大陰唇及び小陰唇、乳房の表皮以外の体組織内にウラン235が発生し(一度に出現する総量は約1kgと見積もられています)、短時間の核分裂連鎖反応を引き起こします。これにより、対象者と視認者は一般の放射線被曝と同様の急性放射線症候群を発症します。
SCP-XXX-JPは核分裂連鎖反応の際に強烈な閃光を発します。これはチェレンコフ光ではなく、周囲の空気が電離した際に発生する光であると確認されていますが、測定された線量から予測された光量を大きく超える数値が観測されています。
補遺:
実験記録XXX-JP-001 - 20██/██/██
対象:
実施方法:
結果:
分析:
インタビュー記録XXX-JP-001 - 20██/██/██
対象:
インタビュアー:<録音開始>
<録音終了>
終了報告書:
名前: 木林 森人 (きばやし もりと)
セキュリティレベル: レベル3
職務: 異常性物体の研究、情報処理及び視覚性コンテンツの制作業務、睡眠
所在: サイト-81██/電波の届くところ
人物: 19██/04/██生まれ。男性。容姿は中肉中背、常に青色の寝巻き、近視用の眼鏡を着用しています。また、しばしば重力に逆らい頭頂部から垂直に伸びている頭髪が確認されていますが、原理は不明です。ただの寝癖です。
木林博士は██県の工学系大学を卒業の後、3年間の山篭りを経て██プロダクションを設立、映像作品の制作に携わりました。翌年4月、インターネット閲覧中にSCP-███-JPを閲覧、人格の約54%を喪失しました。その際到着した財団回収部隊により保護、SCP-███-JPから失われた人格のサルベージが行われ、財団に保護されました。数年に渡るリハビリの後、その深い工学的知識及び創作技能を評価されて財団に雇用され、現在に至ります。
木林博士は過去のオブジェクト曝露による影響で、その人格の54%が電子データ化6されています。人格データはUSBメモリーに保存されており、基本的には木林博士のうなじに施されたUSB差込口に挿入して運用されます。これにより木林博士は本来の人格で振舞うことが可能です。またこの人格データは、電子装置に接続することで記憶装置や通信回線に介入することが可能です。しばしば木林博士は研究の際、また遠隔地との交流の際に、人格を回線経由で転送して運用することがあります。このため、財団関係機関の全ての通信回線には木林博士通行監視システム7、通称"K-GATE"(Kibayashi-GATE)が導入され、常時木林博士の人格の所在は監視下に置かれています。
木林博士は財団に対して篤い忠誠心を抱いており、数々の輝かしい業績を残しています。また口数が少ないことを踏まえた上でも他者に対して比較的友好的です。しかし1日のうち約21時間を睡眠に費やすという異常な生活習慣によりしばしば業務不履行、研究員との不和といった問題を引き起こす傾向にあります。
職員のコメント:
おはようございます。-██研究員
おやすみなさい。-木林博士
寝癖付いてますよ。-██研究員
あ、これですか? 決めてるんですよ。-木林博士
マイクロSDとかにしないんですか?-エージェント██
無くしそうじゃないですか。-木林博士
私のプリン食べました?-柊博士
知りませんよ。54%の方に聞いてください。-木林博士
私のプリン食べましたよね?-柊博士
知りませんよ。46%の方に聞いてください。-木林博士
あ、すみません、木林博士がお休みの間にデスクにコーヒーこぼしちゃって。USBとか書類を濡らしてしまいました。-██博士
えっ。-木林博士
あっ、54%は今ハワイに行ってるんで大丈夫でした。-木林博士
あの、私の54%知りません?-木林博士
首に刺さってますよ。-██研究員
あ。-木林博士
名前: 柊 梢 (ひいらぎ こずえ)
セキュリティレベル: レベル3
職務: 異常性物体の研究、地域伝承や神話研究によるオブジェクト研究/回収への助力
所在: サイト-81██/古い伝承の残る場所
人物: 19██/02/██生まれ。女性。常に周囲と同系統の色/模様の服を好んで着用します。その為、同伴者には目視での視認が困難になった場合に備えてサーマルゴーグルの装備が義務付けられています。
████████工科大学を主席で卒業、帰国後は日本各地の史跡を5年かけて遊歴し、数々の伝承を様々な角度から考察した"御伽のススメ"を執筆。その後██大学地域文化学部客員教授を務めるなど、民俗学・考古学・歴史学の分野で活躍しました。██地方の伝承研究のためのフィールドワークの際、SCP-███-JPを偶然にも発見し、接触。その際の冷静な対処と的確な対処法を財団が高く評価し、スカウトされました。
柊博士は主に御伽噺や噂話に名残を残すオブジェクトの研究で大きな業績を上げており、科学的な研究に先んじて収容プロトコルの確立に貢献しています。
██地方の地域伝承研究のため赴いた██神社。柊博士は苔になりきりこの地の空気を肌で感じ取ろうとしている。 | ██地方の古くからの祭りに参加した際の柊博士。奥から3番目の鯉になりきり祭りを満喫している。 |
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・脚生やす
・技術を使えなくする奴
・錯視を現実世界に落とし込む
・皇帝戦車
放棄後勝手に動き出したツァーリ・タンク
スクラップ化として記録し収容
姿を見たり、音や振動を感じた人間は、皆ロシア皇帝を崇拝し始める(ソビエトやロシア連邦の時代になっても崇拝し、存在しない皇帝の名前を語り始める)
実は中に取り込まれた人が信じる国家元首
国家元首が戦争状態に入ったらその現場になんとしても向かおうとする。それ以外の時は最も近い統治下にない地域を目指して走行する
GOIの襲撃でGOIの構成員が中で死亡、戦ってた財団職員がGOI傘下に洗脳される
・動画の最後にする奴
幻想郷の体制転覆ができる
現実改変?
逆転 上層部の排除?
死体を使う(他で伏線回収できれば無くても大丈夫)
死者を与えれば活性化・生者を与えれば沈静化?