SCP-XXX-JP
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの発見された地点から半径10kmの区域は封鎖されています。一般人がこの区域の通行を試みた場合は、自然保護の理由で立入禁止区域にあると説明してください。SCP-XXX-JPの4km以内(以下、範囲)に接近する場合、防護服を着用してください。もし、防護服を着用せずに接近、観察する必要がある場合はDクラス職員に接近または観察させてください。また、SCP-XXX-JPが移動したことが確認された場合、ただちに捜索してください。

説明:SCP-XXX-JPは██県██村████学校の敷地内に存在する、一辺80cm四方の穴です。深さ800〜1400mで、底には年齢、性別共に不明の死体が埋まっています。顔の前半分、胸部の前半分が埋まっており、男女の判別も困難です。死体は回収を試みましたが、周囲の土が異常に固く、粘着質なため掘り起こすことは不可能で、死体の一部を切り取って回収することを試みても、即座に切り取った死体の一部が腐敗・分解され土となってしまいます。
死体の一部が分解された土は、周囲の土と全く違いが無く、固い・非常に粘着質ということを除けば異常は見られません。
また、死体に触れると、SCP-XXX-JPが移動してしまうため、回収は困難となっています。

SCP-XXX-JPの半径4km以内に侵入し呼吸した場合、多くは30分以内に手、足などの末端から皮膚が黒く変質していきます。同時に、39℃以上の発熱、意識の朦朧等の症状が現れます。その後、首から顔にかけて紫色の斑が現れ、吐血の後に死に至ります(以下、症状)。死因は吐血による失血死などが考えられていますが、具体的な死因は未だ不明です。

19██年、████学校内にて異常な数の生徒の欠席、職員および生徒の多くが症状を訴え数名を残して死亡した[削除済み]により、収容に至りました。

死体を回収しようとする、またはその場に出現して86時間経つというどちらかの条件を満たした場合、SCP-XXX-JPは敷地内のどこかに移動します。
内部に人、物、動物がいた場合は移動の際に消失し、移動後30分〜300分の間、範囲が6㎞となります。その後、移動後30分〜300分が経過すると共に範囲は元に戻っていきます。

人により、SCP-XXX-JPの影響による症状が現れないことがあります。条件は不明ですが、症状が現れない人物(以下SCP-XXX-JP-1)が出現した場合、穴の底の調査をさせてください。また、SCP-XXX-JP-1を敷地の外に出さないでください。
SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP本体と同様に感染源となります。感染力はSCP-XXX-JP本体よりも弱く、個体差が大きいです。

補遺-1: 現在、1█名のSCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JPの調査にあたっています。

補遺-2: 敷地内にある図書館より、敷地は元は墓地であり、墓地を取り壊して学校が造られたこと、過去に病が流行したことが判明しました。また、元司書であったと言うD-7708からの聞き取りにより、学校では[削除済み]が横行していたことが判明しました。

以下、インタビュー記録です。

対象: D-7708

インタビュアー: 上月博士


<録音開始>

上月博士: では、始めます。D-7708、あなたは████学校の司書だったのですね?

D-7708: は、はい。数年司書をやっていました。母校でもありましたからね。まあ……結局、辞めましたが。

上月博士: 何故、やめたのですか?

D-7708: それは、昔と変わらず、生徒も教師も関係なく[削除済み]が横行していたからです。生徒は立場が弱い子を選んで[削除済み]し、教師は見ないふり。それから……
上月博士: それから、どうしました?
D-7708: それから、七不思議のひとつに向かわせるんです。そうしたら弱い子はいなくなり、彼らは次の獲物を探すんです。
上月博士: その七不思議について教えてください。
D-7708: 昔、村で病が大流行した時にお金を惜しんだ大人や老人、裕福な人達が穴を掘って病人達を生死問わずに埋めた。その埋めた穴が学校の倉庫の裏にあって、そこから死体が夜な夜な出てきて、捕まったら学校の下の墓に埋められるって話です。
上月博士: 墓、ですか。
D-7708: はい。元々学校は墓地だったのを取り壊して作られたというのは有名な話でしたから。
<録音終了,>

終了報告書: 周辺地域の資料から、過去に病が流行したこと、元々墓地があったことが事実だと確認されました。