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元SCP-1528-JP - もぬけのカラス
(とっくに消えてた。)
元SCP-1585-JP - 時計塔は知っている
(ベンチャーコンテスト参加作品。消えそう。消えた。)
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アイテム番号: SCP-1585-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-1585-JPの文字盤には厚さ3cmの鉄板を被せて外部からの目視を防ぎます。SCP-1585-JPの存在する██山は財団が所有し、侵入者を防いでください。
SCP-1585-JPの被影響者のアクシデントタイムには機動部隊す-5"アリスの白うさぎ"の構成員が監視を行います。また、SCP-1585-JPの被影響者となったDクラス職員には、月例解雇の際にパターンB1を適用します。
説明: SCP-1585-JPは、██県██山中腹部に位置する高さ22.3mの時計塔です。デザイン及び外壁の劣化具合から19██年ごろに建築されたと推測されていますが、建築資料は発見されておらずSCP-1585-JPを建築した人物や組織は判明していません。
SCP-1585-JPの文字盤の針は12時を示していますが、文字盤を目視した人間(以下、被影響者)は違う時刻を示していると認識します2。この時刻は被影響者により異なり、文字盤を目視した時刻とは関連性を持ちません。この時刻をアクシデントタイムと定義します。その後、不明の期間を経てアクシデントタイムに被影響者を巻き込むアクシデントが発生します。このアクシデントの内容及び発生経緯にSCP-1585-JPによる異常性の介在は確認できません。
被影響者に水を掛ける、[編集済]を行うなどしてアクシデントタイムに人為的にアクシデントを発生させても、その後のアクシデントの発生を防ぐことはできません。また、アクシデント発生以前は、SCP-1585-JPの文字盤を再度目視しても認識するアクシデントタイムは異なりません。通常、アクシデント発生後にSCP-1585-JPの文字盤を目視すると、以前とは異なるアクシデントタイムを認識します。
SCP-1585-JPの文字盤の目視からアクシデント発生までの期間の長さの法則性は判明していません3。また、SCP-1585-JPにより示されるアクシデントタイムは12時間制であり、アクシデント発生が午前であるか午後であるかを推測する試みは失敗に終わっています。アクシデントの内容及び重度に関しても、事前に推測することはできません。
実験記録(抜粋)(20█2/05/██~20█3/09/██):実験番号 | 被験者 | アクシデントタイム | アクシデント内容 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1585-1 | D-73543 | 03:42 | 被験者が担当していたSCP-███-JPの収容手順を誤り死亡。 | 実験初期段階で発覚していたSCP-1585-JPの異常性は、視認者により文字盤の針が変わることのみ。 |
1585-3 | D-73312 | 10:54 | 脱走したD-█████の確保の際、流れ弾が左足をかすめ軽症。 | この実験の結果を受けて、アクシデントタイムとアクシデント発生の関連性が発覚。 |
1585-4 | D-73673 | 07:32 | 落雷に命中し死亡。 | - |
1585-7 | D-73119 | 01:04 | ██山中で滑落し全身を強く打つ重症。 | - |
1585-8 | D-73312 | 12:32 | 壁から突出していた釘で右手の人差し指を負傷。 | - |
1585-11 | D-73594 | 11:06 | 隣室のD-█████の居住室で火災が発生し、煙を吸引し死亡。 | 次項参照。 |
1585-12 | D-73855 | 11:06 | 同上。 | 初めてアクシデントタイムが同時刻だったケース。2人の被験者を巻き込む1つのアクシデントが発生。 |
1585-14 | D-73312 | 02:13 | SCP-███-JPに被曝。 | 被験者は、アクシデント発生後に即時終了処分。 |
1585-15 | D-73594 | 10:25 | スズメバチに刺され、アナフィラキシーショックが発生し死亡。 | 現在の特別収容プロトコルへ改定後の実験。 |
1585-17 | D-73119 | 05:01 | インフルエンザに感染し、意識喪失。 | アクシデントの一週間後、異常なく回復し復帰。 |
1585-19 | D-73119 | 09:37 | 未発生。 | 被験者はサイト-7352の職員。 |
1585-20 | D-73428 | 09:37 | 未発生。 | 同上。 |
1585-21 | D-73657 | 09:37 | 未発生。 | 同上。 |
1585-22 | D-73925 | 09:37 | 未発生。 | 同上。 |
1585-23 | D-73841 | 09:37 | 未発生。 | 同上。 |
1585-24 | D-73428 | 03:12 | 頭頂部に鳥類の糞が落下して付着。 | 被験者の所属をサイト-74██に変更して実験。 |
1585-25 | D-75532 | 01:29 | 心臓麻痺により死亡。 | 実験者はサイト-75██の職員。 |
実験1585-19~25の結果を受けて、同時刻に複数のアクシデントが発生する可能性の低さから、サイト-7352での大規模なアクシデントの発生が予測され、アクシデント-0937と命名されました。その後、アクシデント-0937の詳細を推測するための実験が行われました。
実験番号 | 被験者 | アクシデントタイム | アクシデント内容 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1585-26 | 夏木研究員補佐 | 09:37 | 未発生。 | 被験者はSCP-1585-JPを担当しており、自身を対象にした実験を希望。 |
1585-28 | ███氏 | 09:37 | 未発生。 | 被験者はサイト-7352の正門を担当する警備員4。被験者はオブジェクトに対するいかなる知識も有していない。 |
1585-31 | SCP-████-JP-A-5 | 09:37 | 未発生。 | 被験者はサイト-7352に収容されている人間型オブジェクト。財団に協力的な姿勢を受けて被験者に選出。 |
1585-33 | ████氏 | 09:37 | 未発生。 | 被験者はサイト-7352の近隣住民。生態調査の名目で██山中に誘導し、実験を行った5。 |
以上の実験結果から、アクシデント-0937がサイト-7352全域及びその周囲に影響を及ぼすものであると推測されました。サイト管理委員会は、アクシデント-0937により大規模収容違反が発生する可能性を危惧し、サイト-7352の破棄を決定しました。
現在、サイト-7352破棄計画が進行中です。速やかに、かつ慎重に収容オブジェクトをサイト-7352から移送してください。
また、収容オブジェクト移送担当職員及びサイト-7352の職員は、AM09:37とPM09:37には活動を止めてアクシデント-0937の発生を警戒してください。
追記(20█3/11/██): アクシデント-0937の内容を調査するため行った追加実験で、アクシデント-0937の発生を確認していないにも関わらず、サイト-7352の職員である被験者が09:37ではないアクシデントタイムを視認しました。この現象が複数回確認されたため、現在までにサイト-7352からの移送が完了している██件の収容オブジェクトの中にアクシデント-0937の要因が含まれていると推測されました。
これを受けて、サイト-7352破棄計画は無期限凍結されました。アクシデント-0937の詳細については現在も調査中です。
サイト-7352からオブジェクトが移送された█箇所のサイトは、アクシデント-0937の発生を警戒してください。
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アイテム番号: SCP-1585-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-1585-JPの文字盤には厚さ3cmの鉄板を被せて外部からの目視を防ぎます。SCP-1585-JPの存在する██山は財団が所有し、侵入者を防いでください。
また、SCP-1585-JPの被影響者のDクラス職員は、月例解雇の際にパターンB6を適用します。被影響者のアクシデントタイムには機動部隊す-5"アリスの白うさぎ"の構成員が監視を行います。
説明: SCP-1585-JPは、██県██山中腹部に位置する高さ22.3mの時計塔です。デザイン及び外壁の劣化具合から19██年ごろに建築されたと推測されていますが、建築資料は発見されておらずSCP-1585-JPを建築した人物や組織は判明していません。
SCP-1585-JPの文字盤の針は12時を示していますが、文字盤を目視した人間(以下、被影響者)は違う時刻を示していると認識します7。この時刻は被影響者により異なり、文字盤を目視した時刻とは関連性を持ちません。この時刻をアクシデントタイムと定義します。その後、不明の期間を経てアクシデントタイムに被影響者を巻き込むアクシデントが発生します。このアクシデントの内容及び発生経緯にSCP-1585-JPによる異常性の介在は確認できません。
被影響者に水を掛ける、[編集済]を行うなどしてアクシデントタイムに人為的にアクシデントを発生させても、その後のアクシデントの発生を防ぐことはできません。また、アクシデント発生以前は、SCP-1585-JPの文字盤を再度目視しても認識するアクシデントタイムは異なりません。通常、アクシデント発生後にSCP-1585-JPの文字盤を目視すると、以前とは異なるアクシデントタイムを認識します。
SCP-1585-JPの文字盤の目視からアクシデント発生までの期間の長さの法則性は判明していません8。また、SCP-1585-JPにより示されるアクシデントタイムは12時間制であり、アクシデント発生が午前であるか午後であるかを推測する試みは失敗に終わっています。アクシデントの内容及び重度に関しても、事前に推測することはできません。
実験記録(20█2/05/██)~(20█3/09/██):実験番号 | 被験者 | アクシデントタイム | アクシデント内容 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1585-1 | D-73543 | 03:42 | 被験者が担当していたSCP-███-JPの収容手順を誤り死亡。 | 実験初期段階で発覚していたSCP-1585-JPの異常性は、視認者により文字盤の針が変わることのみ。 |
1585-2 | D-73312 | 10:54 | 脱走したD-█████の確保の際、流れ弾が左足をかすめ軽症。 | この実験の結果を受けて、アクシデントタイムとアクシデント発生の関連性が発覚。 |
1585-3 | D-73673 | 07:32 | 落雷に命中し死亡。 | - |
1585-4 | D-73119 | 01:04 | ██山中で滑落し全身を強く打つ重症。 | - |
1585-5 | D-73312 | 12:32 | 壁から突出していた釘で右手の人差し指を負傷。 | - |
1585-6 | D-73594 | 11:06 | 隣室のD-█████の居住室で火災が発生し、煙を吸引し死亡。 | 次項参照。 |
1585-7 | D-73855 | 11:06 | 同上。 | 初めてアクシデントタイムが同時刻だったケース。2人の被験者を巻き込む1つのアクシデントが発生。 |
1585-8 | D-73312 | 02:13 | SCP-███-JPに被曝。 | 被験者は、アクシデント発生後に即時終了処分。 |
1585-9 | D-73594 | 10:25 | スズメバチに刺され、アナフィラキシーショックが発生し死亡。 | 現在の特別収容プロトコルへ改定後の実験。 |
1585-10 | D-73119 | 05:01 | インフルエンザに感染し、意識喪失。 | アクシデントの一週間後、異常なく回復し復帰。 |
1585-11 | D-73119 | 09:37 | 未発生。 | 被験者はサイト-73██の職員。 |
1585-12 | D-73428 | 09:37 | 未発生。 | 同上。 |
1585-13 | D-73657 | 09:37 | 未発生。 | 同上。 |
1585-14 | D-73925 | 09:37 | 未発生。 | 同上。 |
1585-15 | D-73841 | 09:37 | 未発生。 | 同上。 |
実験1585-11~15の結果を受けて、同時刻に複数のアクシデントが発生する可能性の低さから、サイト-73██での大規模なアクシデントの発生が予測されました。その後、発生するアクシデントの詳細を推測するための実験が行われました。
実験番号 | 被験者 | アクシデントタイム | アクシデント内容 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1585-16 | 夏木研究員補佐 | 09:37 | 未発生。 | 被験者はSCP-1585-JPを担当しており、自身を対象にした実験を希望。 |
1585-17 | D-73119 | 09:37 | 未発生。 | 被験者の所属をサイト-74██に変更して実験。 |
1585-18 | D-73428 | 09:37 | 未発生。 | 被験者の所属をサイト-13██に変更して実験。 |
1585-19 | D-81325 | 09:37 | 未発生。 | 被験者はサイト-81██の職員。 |
1585-20 | D-73119 | 03:12 | 頭頂部に鳥類の糞が落下して付着。 | 被験者を財団から解雇して9実験。 |
以上の実験結果を受けて、09:37に発生するアクシデントが財団全体を対象にするものであると予測されました。これをアクシデント-0937と呼称し、対策プロトコルが立案されることになりました。アクシデント-0937の詳細については現在調査中ですが、すべての財団職員はアクシデント-0937の発生に備え、被害を最小限にするべく行動してください。
追記(20█9/02/██): アクシデント-0937の内容を調査するため行っていた追加実験で、アクシデント-0937の発生を確認していないにもかかわらず、以下の結果を得ました。実験番号 | 被験者 | アクシデントタイム | アクシデント内容 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1585-124 | D-73119 | 04:54 | 食中毒により下痢が発生。 | 被験者は実験1585-23以降財団に再雇用して実験。 |
1585-125 | D-73428 | 01:29 | 心臓麻痺により死亡。 | 実験状況は実験1585-18と同様。 |
1585-126 | D-73657 | 05:07 | ██山中でウルシにより左手の肌に炎症の発生。 | 実験状況は実験1585-13と同様。 |
1585-127 | D-81325 | 11:31 | [編集済]。 | 実験状況は実験1585-19と同様。 |
1585-128 | 夏木研究員 | 02:26 | サイト内で階段から滑落し全身の各部に打撲。 | 実験状況は実験1585-16と同様。 |
これらの結果から、アクシデント-0937が財団の認知できない形で発生したと推測されました。要注意団体の動向や情報災害系オブジェクトの収容違反などに留意しながら、担当職員はアクシデント-0937の詳細解明に努めてください。
以下は、SCP-1585-JP担当職員である南雲博士による要請です。
SCP-1585-JPの異常性は未来のアクシデント発生時刻を伝えるものと推測されていますが、そのアクシデントがSCP-1585-JPの文字盤を目視することにより引き起こされている可能性が今なお否定できません。よって、財団の理念に基づいてSCP-1585-JPを速やかに無力化することを要請します。 ──南雲博士
南雲博士の要請は現在O5評議会の承認待ちです。
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現在大規模アクシデントの発生が予測されています。
サイトメンバーはアクシデントに備え対策プロトコルに沿って行動してください。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの文字盤には厚さ3cmの鉄板を被せて外部からの目視を防ぎます。SCP-XXX-JPの存在する██山は財団が所有し、侵入者を防いでください。
また、SCP-XXX-JPの被影響者のDクラス職員は、月例解雇の際にパターンB10を適用します。被影響者のアクシデントタイムには機動部隊す-5"アリスの白うさぎ"の構成員が監視を行います。
説明: SCP-XXX-JPは、██県██山中腹部に位置する高さ22.3mの時計塔です。デザイン及び外壁の劣化具合から19██年ごろに建築されたと推測されていますが、建築資料は発見されておらずSCP-XXX-JPを建築した人物や組織は判明していません。
SCP-XXX-JPの文字盤の針は12時を示していますが、文字盤を目視した人間(以下、被影響者)は違う時刻を示していると認識します11。この時刻は被影響者により異なり、文字盤を目視した時刻とは関連性を持ちません。この時刻をアクシデントタイムと定義します。その後、不明の期間を経てアクシデントタイムに被影響者を巻き込むアクシデントが発生します。通常、アクシデント発生後に再度SCP-XXX-JPの文字盤を目視すると、認識するアクシデントタイムは異なるものになります。
SCP-XXX-JPの文字盤の目視からアクシデント発生までの期間の長さの法則性は判明していません12。また、SCP-XXX-JPにより示されるアクシデントタイムは12時間制であり、アクシデント発生が午前であるか午後であるかを推測する試みは失敗に終わっています。アクシデントの内容及び重度に関しても、事前に推測する試みは失敗に終わっています。
アクシデントの内容及び発生経緯にSCP-XXX-JPによる異常性の介在は確認できませんが、アクシデントの発生そのものがSCP-XXX-JPにより引き起こされている可能性は現在調査中です。
実験記録:実験番号 | 被影響者 | アクシデントタイム | アクシデント内容 | 備考 |
---|---|---|---|---|
XXX-1 | D-73543 | 03:42 | 被験者が担当していたSCP-███-JPの収容手順を誤り死亡。 | 実験初期段階で発覚していたSCP-XXX-JPの異常性は、視認者により文字盤の針が変わることのみ。 |
XXX-2 | D-73119 | 06:11 | サイト内で床の段差につまずき手首をひねる軽症。 | - |
XXX-3 | D-73312 | 10:54 | 脱走したD-█████の確保の際、流れ弾が左足をかすめ軽症。 | この実験の結果を受けて、アクシデントタイムとアクシデント発生の関連性が推測され、これ以前の実験結果にアクシデント内容が追加されました。 |
XXX-4 | D-73673 | 07:32 | 落雷に命中し死亡。 | - |
XXX-5 | D-73119 | 01:04 | ██山中で滑落し全身を強く打つ重症。 | - |
XXX-6 | D-73594 | 04:48 | サイト内で階段から滑落し全身の各部に打撲。 | - |
XXX-7 | D-73312 | 12:32 | 壁から突出していた釘で右手の人差し指を負傷。 | - |
XXX-8 | D-73594 | 11:06 | 隣室のD-█████の居住室で火災が発生し、煙を吸引し死亡。 | - |
XXX-9 | D-73855 | 11:06 | 同上。 | 初めてアクシデントタイムが同時刻だったケース。 |
XXX-10 | D-73312 | 02:13 | ██山中でウルシにより左手の肌に炎症の発生。 | - |
XXX-11 | D-73594 | 10:25 | スズメバチに刺され、アナフィラキシーショックが発生し死亡。 | 現在の特別収容プロトコルへ改定後の実験。 |
XXX-12 | D-73119 | 05:01 | インフルエンザに感染し、意識喪失。 | アクシデントの一週間後、異常なく回復し復帰。 |
XXX-13 | D-73428 | 08:05 | 食中毒により下痢が発生。 | 食中毒の原因は昼食として提供された鶏肉。 |
XXX-14 | D-73312 | 05:47 | 心臓麻痺により死亡。 | - |
XXX-15 | D-73119 | 09:37 | 未発生。 | 被験者はサイト-73██の職員。 |
XXX-16 | D-73428 | 09:37 | 未発生。 | 同上。 |
XXX-17 | D-73657 | 09:37 | 未発生。 | 同上。 |
XXX-18 | 夏木研究員補佐 | 09:37 | 未発生。 | 被験者はSCP-XXX-JPを担当しており、自身を対象にした実験を希望。 |
XXX-19 | D-73119 | 09:37 | 未発生。 | 被験者の所属をサイト-74██に変更して実験。 |
XXX-20 | D-73428 | 09:37 | 未発生。 | 被験者の所属をサイト-13██に変更して実験。 |
XXX-21 | D-73119 | 09:37 | 未発生。 | 09:37に被験者に対し水をかけ、人為的にアクシデントを発生させた後に実験。 |
XXX-22 | D-73119 | 09:37 | 未発生。 | 09:37に被験者に[編集済]を行い、人為的にアクシデントを発生させた後に実験。 |
XXX-23 | D-73119 | 03:12 | 頭頂部に鳥類の糞が落下して付着。 | 被験者を財団から解雇して13実験。 |
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは防音機能のある大型鳥類用収容設備に収容します。1日に1度聴覚障害を持った職員が入室し餌やりを行ってください。
SCP-XXX-JP担当職員は、毎日SNSや全国の精神病院の患者情報を確認して新たなSCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-1の発見に努めてください。新たなSCP-XXX-JPが発見された場合、機動部隊み-13("耳なし芳一")が出動して確保及び周囲2km圏内の住民を対象にクラスA記憶処理を行います。第2段階以降のSCP-XXX-JP-1が発見された場合、カバーストーリー("精神病院への入院")を流布して終了します。
説明: SCP-XXX-JPは体長が1.5m前後であることを除いてハシブトガラス(学名:Corvus macrorhynchos)に酷似しています。食性、生態においても差異は見られません。
SCP-XXX-JPの異常性は、その鳴き声を直接聞いた人間(以下、SCP-XXX-JP-1)に現れます。鳴き声を聞いてから█日後、SCP-XXX-JP-1の体内にSCP-XXX-JPの幼体(以下、SCP-XXX-JP-2)が出現します14。
SCP-XXX-JP-2は出現からおよそ██週間を掛けて成体へと成長します。SCP-XXX-JP-2の成長に応じてSCP-XXX-JP-1の体内の臓器及び骨は圧迫され、やがて消失しますが、その際SCP-XXX-JP-1は痛みや違和感を覚えることはありません。
成体となったSCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1の背中を突き破って体外に現れSCP-XXX-JPとなります。その際のSCP-XXX-JP-1は皮膚及び本来の█%の骨肉だけの状態となっており、既に生体反応は失われています。成長に関する各プロセスを解明する試みはすべて失敗しています。また、成長中のSCP-XXX-JP-2をSCP-XXX-JP-1から摘出した場合、SCP-XXX-JP-2はその大きさを保ったままSCP-XXX-JPとなり、SCP-XXX-JP-1は生体反応を失います。
SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-2の成長に応じて異常性を発現します。SCP-XXX-JP-1がその異常性を強く自覚するほど、SCP-XXX-JP-2の成長は早まります。
段階 | SCP-XXX-JP-2の体長15 | SCP-XXX-JP-1が獲得する異常性 | 備考 |
---|---|---|---|
第1段階 | 5cm | 約0.1█秒間、自身を中心として半径██cm内に時間異常が発生。 | この異常性は約20時間おきに無意識化で発揮されます。 |
第2段階 | 20cm | 視認不可能な2本の腕が肩から出現。身体能力の大幅な上昇。 | 現れた腕の大きさはSCP-XXX-JP-1が本来持っていた腕と同等。 |
第3段階 | 40cm | 母国語を忘却し、未知の言語を使用。 | この言語は個体差があり、SCP-XXX-JP-1間での意思の疎通は不可能。 |
第4段階 | 70cm | 周囲の人間を[編集済]と認識。[編集済]が5つに分裂。 | この時点でSCP-XXX-JP-2の体はSCP-XXX-JP-1の四肢や頭部にまで及んでいます。 |
第5段階 | 1.2m | 約██秒間の浮遊。手指が[編集済]。[編集済]。 | [編集済]を好んで食します。 |
補遺: SCP-XXX-JPは19██/██/██に発見されました。「空を飛んでいる人間がいる」との通報を受けて機動部隊が出動し対象を捕縛すると、対象の背中からSCP-XXX-JPが出現し、即座に機動部隊が確保しました。
その█日後に機動部隊員が相次いで異常を訴え医務室を訪れました。その人数とタイミングからSCP-XXX-JPとの関連性が疑われました。
対象: 隊員み-13-に。SCP-XXX-JPの確保に最前列で参加していた隊員。
インタビュアー: 保科研究員
<録音開始>
保科研究員: それでは、症状を教えてください。隊員み-13-に: はい。ですが、症状というか、別に体調が悪いわけじゃないんです。
保科研究員: では、なぜ医務室に?
隊員み-13-に: 少し、昨日からおかしいんです。何と言ったらいいのかわからないんですが、妙な違和感があるというか……。
保科研究員: 続けてください。
隊員み-13-に: 一瞬世界から取り残されたような気がするんです。時が止まったような、と言えばいいんでしょうか。多分気のせいだと思うんですが、もしかしたら何かに暴露したのかもしれないと思ったんです。
保科研究員: ……ありがとうございます。
<録音終了>
終了報告書: 異常を訴えたその他の隊員にもインタビューを行いましたが、全員ほぼ同様の旨を述べました。
その後、経過観察と実験を経て前述の異常性が発覚しました。
補遺2: 調査の結果、第1段階のSCP-XXX-JP-2は、SCP-XXX-JP-1が自身の異常性を自覚しない限り第2段階へは成長しないことが判明しました。その性質を利用して、財団がまだ把握していないSCP-XXX-JP-2の成長及びそれに伴うSCP-XXX-JPの出現を防ぐためにプロトコル・クロノスタシスが実行されており、様々な媒体を通してカバーストーリーを流布しています16。以下はそのカバーストーリーの抜粋です。
ふと時計を見ると、秒針が止まったように見える。そんな瞬間はありませんか? 実はこの現象、「クロノスタシス」という名前がついていて、科学的にもしっかりと解明されているのです。
実は、人間の目は目まぐるしく動いていて、それを上手に脳が処理しているのです。その処理の関係で、素早く視点を動かすと時間が長く感じてしまいます。その状態で秒針を見ると、規則正しく動く秒針が一瞬止まったように感じてしまうのです!
つまり、この現象は錯覚、気のせいだったというわけですね。実は、このような錯覚は他にも日常にあふれていて、[以下省略]
タグ: scp-jp Euclid 鳥 寄生 聴覚
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは防音機能のある大型鳥類用収容設備に収容します。1日に1度聴覚障害を持った職員が入室し餌やりを行ってください。
新たなSCP-XXX-JPが発見された場合、機動部隊み-13("耳なし芳一")が出動して確保及び周囲100m圏内の住民を対象にクラスA記憶処理を行ってください。第2段階以降のSCP-XXX-JP-1が発見された場合、カバーストーリー("精神病棟への入院")を流布して標準人型収容設備に収容してください。
説明: SCP-XXX-JPは体長が1.5m前後であることを除いてハシブトガラス(学名:Corvus macrorhynchos)に酷似しています。食性、生態においても差異は見られません。
SCP-XXX-JPの異常性は、その鳴き声を直接聞いた人間(以下、SCP-XXX-JP-1)に現れます。鳴き声を聞いてから█日後、SCP-XXX-JP-1の体内にSCP-XXX-JPの幼体(以下、SCP-XXX-JP-2)が出現します17。
SCP-XXX-JP-2は出現からおよそ██週間を掛けて成体へと成長します。SCP-XXX-JP-2の成長に応じてSCP-XXX-JP-1の体内の臓器及び骨は圧迫され、やがて消失しますが、その際SCP-XXX-JP-1は痛みや違和感を覚えることはありません。
成体となったSCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1の背中を突き破って体外に現れSCP-XXX-JPとなります。その際のSCP-XXX-JP-1は皮膚及び本来の█%の骨肉だけの状態となっており、既に生体反応は失われています。成長に関する各プロセスを解明する試みはすべて失敗しています。
SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-2の成長に応じて異常性を発現します。SCP-XXX-JP-1がその異常性を強く自覚するほど、SCP-XXX-JP-2の成長は早まります。
段階 | SCP-XXX-JP-2の体長18 | SCP-XXX-JP-1が獲得する異常性 | 備考 |
---|---|---|---|
第1段階 | 5cm | 0.0█秒から0.1█秒の間、視界内の動体の速度を半減させます。 | この異常性は無意識化で発揮されます。 |
第2段階 | 20cm | 視認不可能な2本の腕が肩から出現。身体能力の大幅な上昇。 | 現れた腕の大きさはSCP-XXX-JP-1が本来持っていた腕と同等。 |
第3段階 | 40cm | 母国語を忘却し、未知の言語を使用。この言語は個体差があり、SCP-XXX-JP-1間での意思の疎通は不可能。 | 夕陽を好みます。 |
第4段階 | 70cm | 周囲の人間を[編集済]と認識。[編集済]が5つに分裂。 | この時点でSCP-XXX-JP-2の体はSCP-XXX-JP-1の四肢や頭部にまで及んでいます。 |
第5段階 | 1.2m | 約██秒間の浮遊。手指が[編集済]。[編集済]。 | [編集済]を好んで食します。 |
補遺: SCP-XXX-JPは19██/██/██に発見されました。「空を飛んでいる人間がいる」との通報を受けて機動部隊が出動し対象を捕縛すると、対象の背中からSCP-XXX-JPが出現し、即座に機動部隊が確保しました。
その█日後に機動部隊員が相次いで異常を訴え医務室を訪れました。その人数とタイミングからSCP-XXX-JPとの関連性が疑われました。
対象: 隊員み-13-に。SCP-XXX-JPの確保に最前列で参加していた隊員。
インタビュアー: 保科研究員
<録音開始>
保科研究員: それでは、症状を教えてください。
隊員み-13-に: はい。ですが、症状というか、別に体調が悪いわけじゃないんです。
保科研究員: では、なぜ医務室に?
隊員み-13-に: 少し、昨日からおかしいんです。何と言ったらいいのかわからないんですが、妙な違和感があるというか……。
保科研究員: 続けてください。
隊員み-13-に: 一瞬世界から取り残されたような気がするんです。時が止まったような、と言えばいいんでしょうか。多分気のせいだと思うんですが、もしかしたら何かに暴露したのかもしれないと思ったんです。
保科研究員: ……ありがとうございます。
<録音終了>
終了報告書: 異常を訴えたその他の隊員にもインタビューを行いましたが、全員ほぼ同様の旨を述べました。
その後、経過観察と実験を経て前述の異常性が発覚しました。
補遺2: 第1段階のSCP-XXX-JP-2は、SCP-XXX-JP-1が自身の異常性を自覚しない限り第2段階へは成長しないことが分かっています。その性質を利用して、財団がまだ把握していないSCP-XXX-JP-2の成長及びそれに伴うSCP-XXX-JPの出現を防ぐためのプロトコル・クロノスタシスが実行されています。以下は、その一環としてインターネット上で流布されているカバーストーリーの一部です。
ふと時計を見ると、秒針が止まったように見える。そんな瞬間はありませんか? 実はこの現象、「クロノスタシス」という名前がついていて、科学的にもしっかりと解明されているのです。
実は、人間の目は目まぐるしく動いていて、それを上手に脳が処理しているのです。その処理の関係で、素早く視点を動かすと時間が長く感じてしまいます。その状態で秒針を見ると、規則正しく動く秒針が一瞬止まったように感じてしまうのです!
つまり、この現象は錯覚、気のせいだったというわけですね。実は、このような錯覚は他にも日常にあふれていて、[以下省略]
タグ: scp-jp Euclid 鳥 寄生 聴覚
【問題点】
・第1段階の異常性が、このままだと時計の針は止まらない。直接時間をいじるか脳の処理を遅らせるような能力にしないと破綻する。
・SCP-XXX-JP-1からSCP-XXX-JP-2を物理的に取り出す試みはやっていないのか? 財団がそれをしないのは違和感がある。
→ただ、記事の長さと構成は現状でコンパクトにまとまっている気がする。この事に触れると長くなり、だれる。「物理的に取り出す試みは失敗に終わっています。」の一文で終わらせてもいいのか?
記事のVote結果を受けて、改善のための考察。
(2018/06/24 11時時点で、Vote:-4(+6/-10))
記事の概要: 文字盤を目視するとアクシデント発生時刻を教えてくれる時計塔。そのアクシデントは必ず発生するけど、その中身や何日後に発生するのかはわからない。
アクシデントの内容は様々。即死するケースもあれば、ちょっとケガする程度のケースもあるし、二人が同時に巻き込まれるケースもある。
しばらく実験を進めていくと、アクシデントタイムが同一に、しかもアクシデントが発生しないという事態が起こる。調査すると、財団全体に発生するアクシデントのようだ。
数年後、急にアクシデントタイムが変わりアクシデントが発生する。確認できないうちにアクシデントが発生してしまったらしい。
その内容は、実は財団の理念がすり替わっているというアクシデント。財団世界の人間は気づけないが、読者には気づかせる構成。
記事の売り:
異常性
アクシデントの発生だけ予言される→何が起こるかわからないまま、その時刻になったら身構えることになる
内容
1、異常性により発生する様々な種類のアクシデント
2、財団にアクシデントが発生することが予言される
3、財団を襲ったアクシデントのせいで気づかぬうちに理念がすり替わっている
なぜDVされたのか?(推測):
DV理由:面白くないから
→なぜ? 実験内容が冗長?→全体的にもっと省略して短くする?
→なぜ? アクシデント-0937の内容?→アクシデントの発生を告げてしまったのが悪いのか、発生した内容が悪いのか
→アクシデント内容を明確に告げてしまうより、発生させずに推測できるような記述をしてみる
→最後の追記を外す。それでも内容が推測できるような記述を行い、いつか恐ろしいアクシデントが発生する、というものにする。
→推測できるようにするためには、アクシデント内容に法則性を持たせる or 実験の条件で推測できるようにする
→答えを言ってしまうのが良くない? 適切なヒント量にする
でも、あまり大きく改稿するとUVしてくれた6人に申し訳ない…理念のすり替わりは結構好きなアイデア
理念のすり替わりを適切なヒントで表現するのは至難の業な気がする
記事のテンプレートとか。
アイテム番号:
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル:
説明:
補遺: