SCP下書き

 
アイテム番号: SCP-xxx-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-xxx-JP-1の地点から半径1kmの範囲の立ち入りを制限してください。
また、膨張し続けていることから完全な収容が非常に困難です。
SCP-xxx-JPを湿度が極めて低く密閉された室内に収容する案は現在保留されています。

特別収容プロトコル追記: SCP-xxx-JP-1は地震や強風などによって移動し、それによって大規模な[データ削除済]が起きる可能性があるため地面に強力に固定してください。

概要: SCP-xxx-JPは三重県██市の██、標高███mの非常に風が弱い区画にある異常な空間です。
このとき空間の中心とされる地点にあり地面に落下していて、青く発光している物体をSCP-xxx-JP-1、空間自体をSCP-xxx-JP-2とします。
SCP-xxx-JP-2に入った大気中の水蒸気は瞬時に凍るため霧がかり、その形がはっきり見えますがそれを見る限りSCP-xxx-JP-2は一部が地面に埋まった球体のように見えます。

また、その半径は発見当時は約50mでしたが現在は約1██mにまで大きくなっています。

SCP-xxx-JP-2のほとんどの状態はSCP-xxx-JP-2の周りの状態と概ね一致しますが、少なくとも気温はSCP-xxx-JP-2の周りと比べて極めて低いです。
具体的な数値の測定には失敗していますが、気体の状態のヘリウム1をSCP-xxx-JP-2に噴射した際液体の状態を一瞬経て固体の状態になりました。
このことから、SCP-xxx-JP-2内部の気温は絶対零度2を下回っていると考えられています。
また、その気温の低さによりSCP-xxx-JP-2内部のあらゆる物質は気体であっても凍結するためSCP-xxx-JP-2内部は極めて真空に近い状態であり、湿度も0%に近いです。

内部が真空に近い状態であるにも関わらず、SCP-xxx-JP-2がその形を保つことができる理由は分かっていません。(補遺2を参照)

SCP-xxx-JPは一定でない速度で膨張しており、その半径は1日で0.█mm~█.█cm大きくなります。
膨張の度合いが大きいほどSCP-xxx-JPの周りの湿度が高いことがこれまでの研究で分かっていますが例外(補遺3:事件記録SCP-xxx-JP-Aを参照)が█件あり、例外が起こる場合の条件や起こった原因の有力な仮説は未だ出ていません。
また、SCP-xxx-JPの膨張の度合いは例外を除く場合では周りの水蒸気量にのみ依存するものと考えられています。

SCP-xxx-JP-2内部の原子の運動について観測する試みはすべて失敗に終わっています。

概要追記: SCP-xxx-JP-2の影響は地下にまで及んでいることが明らかになり、それを踏まえるとSCP-xxx-JP-2は球体の形をしています。

補遺1: 実験ログ

実験1
日付19██/██/██
実験内容
Dクラス職員1名に耐超低温スーツ(ライト、カメラ、音声通信機付)を着用させSCP-xxx-JP-2内部に侵入しSCP-xxx-JP-1を観察し報告。
その後SCP-xxx-JP-1に触ることができるようであれば、SCP-xxx-JP-1の感触などを報告。
<ログ>

██研究員: D-████、スーツの着用は済ませましたか?

D-████: ああ、それにしてもこれきっついな。もっと俺のサイズに合ったスーツはないのか?

██研究員: それはあなたにピッタリのサイズのスーツです。中に空気が入ってしまうとSCP-xxx-JPの影響を受けてしまいます。それより着用を済ませたならSCP-xxx-JP-2に侵入してください。

D-████: [2.1秒間の沈黙]…ちっ、分かったよ。中に入ればいいんだろ?

その後D-████はSCP-xxx-JP-2内部に入っていく。

██研究員: D-████、先に何か見えますか?

D-████: いや、霧がかってて最初っから見えてた青い光以外何も見えねぇ。それにすごく寒い。[6.7秒間の沈黙]…これ迷って出られなくなったりしねぇよな?

██研究員: SCP-xxx-JP-2の半径は現在78m程しかありませんから何も見えなくても直進してれば外に出られるはずです。

D-████: そうか…[4.8秒間の沈黙]…お?なんか見えてきたぞ?カメラ付いてっからおまえにも見えてんだろ?

██研究員: はい。なんでしょうか…青く光っているボール?のような…。

D-████: だよな!俺はこれがさっき外側で見た青い光の正体だと思うんだが…[1.2秒間の沈黙]…いや、それにしては小さすぎるか?

██研究員: いえ、光がSCP-xxx-JP-2内部の凍った水蒸気に何度も反射していたと考えれば外側で大きく見えていたとしても不思議ではないでしょう。

D-████: …は?何言ってんのか全然わかんねぇんだけど。…まぁいいかそれでいいなら。で、俺はこの後何をすればいいんだ?もう帰っていいのか?

██研究員: いえ、それを実際に触ってみてください。

D-████: …いや、これは触っても大丈夫なのか?すごく怖いんだが…。

██研究員: では、近くで見てみて何か異常なものは感じますか?

D-████: それは感じないな…でもこれに近づいてからもっと寒くなった感じがする。

██研究員: それはあなたに身体的又は精神的な異常をもたらしていますか?

D-████: いやそこまでじゃないけどよ…。

██研究員: ではSCP-xxx-JP-1を触ってみてください。

D-████: [8.8秒間の沈黙の後、2度の深呼吸]…分かった。触ってみる…。

その後D-████はSCP-xxx-JP-1を指で軽くつつく。

D-████: …大丈夫みたいだな。スーツも壊れたりしてないみたいだし。

██研究員: ではSCP-xxx-JP-1の感触などを報告していただけますか?

D-████: …おう。[D-████は29.4秒間SCP-xxx-JP-1を何度も指でつついたり押し込んだりなでるような動きをしてSCP-xxx-JP-1の感触を確かめる。]…なんだか、スポンジみたいな柔らかさだ…それでいてスベスベしている…。

██研究員: なるほど。では、それを持ち上げることはできますか?

D-████: …分かった。[D-████はSCP-xxx-JP-1を持ち上げる。]

D-████がSCP-xxx-JP-1を持ち上げたとき、それに伴ってSCP-xxx-JP-2も移動した。これにより一部の空気が超低温から常温に急激に変化したことで小規模な[データ削除済]が起こった。

D-████: うわ!なんだ!何が起こった!この野郎お前!何をした!

██研究員: 落ち着いてくださいD-████!今すぐSCP-xxx-JP-1をもとの場所に戻して!

D-████: あぁ!?[D-████はSCP-xxx-JP-1を素早く元の位置に戻す。]

このときにはSCP-xxx-JP-2上部で[データ削除済]が起こったため、D-████には少量の[データ削除済]が降り注いだがD-████に怪我はなかった。

この後D-████は無事帰還。この実験を受けて収容プロトコルにSCP-xxx-JP-1の地面への強力な固定が追加された。

実験2
日付19██/██/██
実験内容
実験1とは異なるDクラス職員に実験1の時に用いたものと同じスーツを着用させそれに加えて刃を研いだカッターを持たせる。
その後、SCP-xxx-JP-2内部に侵入しカッターでSCP-xxx-JP-1を切り取り、SCP-xxx-JP-1及びSCP-xxx-JP-2の反応を観察。異常がなければ切り取ったSCP-xxx-JP-1の一部を持ち帰る。
<ログ>
  [データ削除済]

この実験による損害は、補遺3:事件記録SCP-xxx-JP-Bを参照してください。

補遺2: ██博士の研究により、SCP-xxx-JP-1から全方位の外側に向けた未知の力がはたらいていることが分かりました。
この力を、SCP-xxx-JP-3とします。
SCP-xxx-JP-3は、SCP-xxx-JP-2のみに時間差で作用しているようであり、SCP-xxx-JP-2外部では、水蒸気を伝って伸びていることが分かりました。
また、SCP-xxx-JP-3には、一番伸びているSCP-xxx-JP-3に合わせてほかの全てのSCP-xxx-JP-3が伸びる性質があり、これによりSCP-xxx-JP-2が球体の形状を保っているものと考えられています。
SCP-xxx-JP-3によってSCP-xxx-JP-2が膨張しているものとして考えられていますが、依然として例外が起こる条件や原因は分かっていません。

補遺3: 事件記録

事件記録SCP-xxx-JP-A: 8名の研究員がSCP-xxx-JPの膨張の度合いを調査するために、SCP-xxx-JPの周りに水蒸気を散布する準備をしていた際、SCP-xxx-JP-1の発光が急激に強まり、その直後SCP-xxx-JP-2が通常の約132倍の速度で11.3秒間膨張を続け、その後同じ速度で、元の大きさに戻りました。
元の大きさに戻る際、実験1の時に比べて大規模の[データ削除済]が起きましたが、これが直接の死因となる研究員はいませんでした、8名の研究員はいずれもSCP-xxx-JP-2に晒されたことにより死亡しています。
この事件を受けて、たとえSCP-xxx-JP-2の外側で作業をするとしても、その際はスーツを着用することが義務付けられました。
(この記録は8名の研究員のうちの1人の研究員が所持していたカメラに写っていた映像記録をもとに作成しています。映像記録を見たこれ以外の3名の研究員が、精神に異常をきたし、うち2人が自殺したため、映像記録を見ることは推奨しません。また、3名の研究員の精神の異常は、SCP-xxx-JPの異常性とは関係がなく、映像にも異常性がないことが確認されました。)

事件記録SCP-xxx-JP-B: 実験2により切り取られたSCP-xxx-JP-1から小型のSCP-xxx-JP-2のようなものが出現。
これが[データ削除済]を起こし、[データ削除済]。
これによりD-████は死亡。更に630m離れて実験を観察していた█博士を含む4█名が死亡。
SCP-xxx-JP周りの環境にも、少なくとも20年は続くであろう[データ削除済]が起きました。
その後小型のSCP-xxx-JP-2は自然に消滅しましたが、その際に████Bq3の強力な放射線を放出しました。
この事件を受けて、SCP-xxx-JP-1を刃物などで傷つける行為は、いかなる理由であっても禁止されています。