Shelf of Cream_Puff
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは低脅威度生物飼育室に収容されます。SCP-XXX-JPはバネ式の密閉瓶に入れた上で、水温を37度に保った水槽の中に沈めてください。一日一回、蓋を開けて10ccの人間の母乳を蓋がしっかりしまっていることを確認してください

説明: SCP-XXX-JPは体長約4~5cm、体重約40〜50グラムの、カッテージチーズ状の身体を持つ生命体群です。現在4体が確認されており、それぞれSCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2、SCP-XXX-JP-3、SCP-XXX-JP-4のナンバーが振られています。SCP-XXX-JPは身体をひとかたまりに保ち、床を這うように移動します。
食事は必要としませんが、一日に12〜14時間ほどの休息を必要とし、ケースの隅にまとまってやや潰れた形状のままじっとうずくまっています。これは睡眠に似た状態であると考えられます。
特異な性質として、SCP-XXX-JPは他者との接触を好み、一定以上の時間誰にも注目されていないと質量が減ってしまいます。対象が消滅してしまうことを防ぐため、職員は3時間に一度はSCP-XXX-JPの容器を確認してください。
SCP-XXX-JP-1~4の入った容器を近くに並べるとお互いを認識したような仕草をし、ケースの縁にへばりついて触れ合おうとします。お互いが混ざり合ってしまうことを防ぐため、ケースから出した状態での接触はしないでください。

SCP-XXX-JPは人間を好み、職員が自分の近くにいるときは容器の蓋にへばりついて注目を集めようとします。対象の性質を鑑みて、SCP-XXX-JPと職員との触れ合いは推奨されます。人間に接触したSCP-XXX-JPは手のひらを這ったり指先に張り付いたりと、遊んでいるような仕草を見せます。

SCP-XXX-JPは ███県の大学病院で、虐待死の疑いのある乳児の胃の中から発見されました。検体の胃の中に動くものがあるのを発見した監察医は寄生虫を疑い、その後財団が回収しました。
SCP-XXX-JPの発生の疑いのある事件が起こったときは、速やかにエージェントを病院に派遣してください。

SCP-XXX-JP-1からSCP-XXX-JP-4の発見の経緯は以下の通りです。

1-生後6ヶ月の男児、脳挫傷により死亡。手足の骨折から虐待の疑いあり。回収されたSCP-XXX-JPは54g。
2-生後2ヶ月の男児、窒息により死亡。首の骨が折れていた。回収されたSCP-XXX-JPは32g。
3-生後5ヶ月の女児、全身打撲により死亡。回収されたSCP-XXX-JPは49g。
4-生後9ヶ月の男児、溺死。肺の内容物から、風呂桶で溺れた者とみられる。回収されたSCP-XXX-JPは56g。

SCP-XXX-JPの組織を調べたところ、構成物は100%人間の母乳でした。それにもかかわらずSCP-XXX-JPが凝固している理由は不明です。SCP-XXX-JPを生成した乳児たちは完全に母乳で育てられており、粉ミルクは与えられていませんでした。検視内容から、少なくとも死の3時間以内に一度授乳されていたことが分かっています。
現在のところ、粉ミルクを飲んでいるか胃の内容物が空だった乳児からSCP-XXX-JPが発見されたことはありません。

実験記録:

SCP-XXX-JP/001: 職員がSCP-XXX-JP-1をつまみあげる。SCP-XXX-JP-1はちぎれることなく、ひとかたまりの状態を保って空中に浮いた。しばらくつままれたまま静かにしていたが、指先から逃れようともがき、テーブルに落ちる。

SCP-XXX-JP/002: 職員がSCP-XXX-JP-1を撫でる。SCP-XXX-JPは机の上に平らに広がった。職員が撫でるのをやめると、SCP-XXX-JPは数秒待ったあと丸まった。

SCP-XXX-JP/003: 職員がSCP-XXX-JPを机の上に置いたまま天板をトントンと叩く。SCP-XXX-JPは一度大きく膨らみ、音のする方からいつもより早く(分速1mほど)逃れようとする

実験後、SCP-XXX-JP-1は職員に対して怯えたような態度を取り、蓋を開けても出てくることはなかった。
――個体を区別しているのか?

SCP-XXX-JP/004: SCP-XXX-JPを2人の男性職員と2人の女性職員の前に放し、同時に呼びかける。
SCP-XXX-JPは女性職員の方に寄っていく。男性職員と立ち位置を変えても結果は同様だった。また、他の個体に対しても実験結果は同様となった。

SCP-XXX-JP/005: SCP-XXX-JPを4つのシャーレに分けて入れ、それぞれに4人の女性(うち一人はSCP-XXX-JPの発見された乳児の母親)の写真を見せる
それぞれのシャーレから母親の写真に集まる。写真から一番遠いシャーレに置かれた個体はシャーレを乗り越えた。実験後、SCP-XXX-JPは机の上で球状に丸また。なおこのとき以外、SCP-XXX-JPがジャンプする様子は確認されていない