Coumei

善行者強制収容所

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP－XXX－JPを収容する試みは現在のところ成功していません。各地のSCP‐XXX-JP‐aの周囲には機動部隊な‐１（"出迎え人"）を配置し、オブジェクトから解放された人物の確保・保護を行います。

説明: SCP‐XXX‐JPは平行世界の可能性を含む、この地球上ではない地点に存在すると考えられる施設です。帰還した人物へのインタビューから、オブジェクトは各国の刑務所、監獄に似た内観・設備を有することが判明しています。位置を特定できないため正確な面積は不明ですが、施設は7階建てで、5ha以上の広さを有すると推定されます。
オブジェクトは特定の人物を観測不可能な方法で、強制的に収容していると考えられています。

オブジェクトは少なくとも18██年から、「生命の危機から他者を救った人物」に絞られています。

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]

秘密基地型ブービートラップ

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: オブジェクト近隣の居住世帯にはカバーストーリー「宅地造成工事」を配流し、民間人の敷地内への侵入を防いでください。オブジェクトの周囲には建設業者に偽装した機動部隊な-２（"雷親父"）が配置されます。
対象の実験を行う際、十五歳以上の被検体を使用するにはクリアランス３以上のスタッフの許可が必要です。また、十五歳未満の被検体を同時に使用する場合、その人数は十五歳以上の被検体より２名以上多くなければなりません。

説明:　SCP-XXX-JPは██県██市に位置する、異常性を持った空き地です。対象の広さは２００×１００メートルの長方形で、周囲を雑木林と畑に囲まれています。対象の地表は平坦で、背の低い雑草の他に低木等は見られません。３年間に渡る監視の中で、敷地内では季節を問わず植物の新たな発芽・成長が見られないことが確認されています。
SCP-XXX-JP-nはオブジェクトの敷地内に存在する異常性を持った物品です。SCP‐XXX‐JPの異常性は構成する個々のオブジェクトに由来すると考えられます。大きく分けて４種が存在しますが、いずれも20歳以上の人物が接触した場合と、15歳未満の人物が接触した場合で発露する異常性が異なります。それぞれが引き起こす現象の詳しい記録を閲覧するには、実験記録を参照してください。
SCP-XXX-JP-aは敷地に掘られた長さ70ｍの二本の溝です。2本の溝は所々湾曲した箇所が存在しますが、お互いに概ね平行になるよう、100mの間隔を空け東西方向に向けて掘られています。深さと幅はおよそ１ｍで、溝の壁は木材で補強されています。後述の実験の結果、SCP-XXX-JP-aは塹壕であると考えられており、南側の溝には野戦指揮所と思われる窪地が存在します。
SCP-XXX-JP-ｂは大日本帝国陸軍が使用したものと同種の弾薬箱です。大きさは30×90×30cm、木製で表面に大きく「乙弾」の表記があります。通常時は蓋が閉じていますが、十五歳未満の人物が開けた際に異常性を発露します。前述の窪地の一角に設置されています。
SCP-XXX-JP-cは九二式重機関銃と極似した火器です。一丁が北を向けてSCP-XXX-JP-aに三脚を用いて設置されています。外見・構造上九二式重機関銃との相違はありませんが、発射される弾体・排出される薬莢は全て菓子に置き換わっています。
SCP-XXX-JP-dは九四式六輪自動貨車と思しきトラックの残骸です。

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]

廃棄物-XXX-JP