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密集陣形をとるSCP-XXX-JP-2群。

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-1はサイト-8123の低危険性物体保管ユニットに保管されています。レベル1以上のクリアランスを持つ職員なら誰でも使用申請書を提出することでSCP-XXX-JP-1を使用することができます。かかる費用は申請者が用意してください。自作のメニュー、どう変化するか予測できないものを使用するときは事前に報告してください。

説明: SCP-XXX-JPは20██/█/██に██市の回転寿司チェーン店██寿司と███寿司にて、「寿司が暴れている」「爆発音がする」と言う通報を受け、警察無線を傍受していた財団フィールドエージェントにより回収されました。発見時SCP-XXX-JP-2は██寿司と███寿司の間の駐車場にて、26対22で後述の戦闘行為を行っていました。目撃者には記憶処理が施され、周辺にはカバーストーリー「過激な動画投稿者」が適用されました。

SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-1-A,BとSCP-XXX-JP-2-A,Bに分けられ、SCP-XXX-JP-1-Aは██寿司、SCP-XXX-JP-1-Bは███寿司の店内で放送されていた自店の自慢の点を収録したCDです1。SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1によって変化した寿司です。SCP-XXX-JP-1-Aによって生じたものをSCP-XXX-JP-2-A、SCP-XXX-JP-1-Bによって生じたものをSCP-XXX-JP-2-Bとします。

一般的に「軍艦巻き」と呼ばれる寿司が60dB2以上の大きさのSCP-XXX-JP-1の音声に連続で1分以上曝露すると、SCP-XXX-JP-1は異常性を示します。SCP-XXX-JP-1に曝露した「軍艦巻き」はおよそ3分後にSCP-XXX-JP-2に変化します。SCP-XXX-JP-2は自律行動する「軍艦巻き」です。SCP-XXX-JP-2は半径2m以内のものを「目視」することができます。SCP-XXX-JP-2は行動の際に最大約95dB3で、その行動を行った時の「軍艦」の行動音を出し、この時の音は距離減衰が通常の5倍ほどになっています4。SCP-XXX-JP-2の出す駆動音から船種を特定する試みは失敗しています。活性化中のSCP-XXX-JP-2は、時間経過による乾燥や汚れなどを受け付けず、摂食することが可能です。

一部のSCP-XXX-JP-2は「軍艦巻き」のネタを消費し相手を損傷させる攻撃をすることができます。また、ほぼすべてのSCP-XXX-JP-2はシャリを直径0.5mmの球に加工し、主に上空を飛行する相手に対し約50.00cm/sで飛ばすことができます。これは対空攻撃だと思われます。形状を保つために、シャリの量が60%を切った場合、シャリを使った攻撃はできなくなります。これらの攻撃は相手のSCP-XXX-JP-2には効果的ですが他の生物、物体に対しては通常通りの影響以外ありません。ネタを消費しきったり、シャリの量が60%を切ったりした場合、近くにネタ、シャリがある場合はSCP-XXX-JP-2は補給を試みます。この状態で3時間経っても補給ができなかった場合は戦線から離脱した後、異常性を失います。また、約50%の損傷でも無力化し、異常性を失います。SCP-XXX-JP-2は個体により移動速度、攻撃方法が異なり、「軍艦巻き」の質が良いほど性能が良くなります。

同じSCP-XXX-JP-1から生じたSCP-XXX-JP-2(以下、同盟軍と表記)は仲間として共に行動し、打電及び無線によりコミュニケーションをとることができます。通信の内容はSCP-XXX-JP-2-A,Bとも日本語ですがSCP-XXX-JP-2-Aは艦名が英語であり、SCP-XXX-JP-2-Bは日本語です。この通信をこちら側が傍受することはできますが、こちらの通信に一切の反応はありません。通信の内容にはSCP-XXX-JP-2に乗組員が乗っている前提の内容のものもありますが、現在までSCP-XXX-JP-2に乗組員と見られる存在は確認されていません。

SCP-XXX-JP-2-Aと-SCP-XXX-JP-2-Bは敵対しており、遭遇すると戦闘を始めます。戦闘時の戦術は同盟軍の数が多いほど優れたものになります。この戦闘行為はどちらかのSCP-XXX-JP-2がすべて破壊されることにより終結します。勝利したSCP-XXX-JP-2は近隣の皿の上へと移動し、異常性を失います。皿がない場合は、近隣で最も清潔な場所まで移動し異常性を失います。この際、戦闘によって生じた損傷以外の汚れなどは即座に除去されます。この時の「軍艦巻き」を摂食した被験者は「よくわからないが勝利の味がする。」と述べています。被験者の脳を調査した結果、ドーパミンの放出量が増えていることが明らかになりました。