屋根より高い、大空へ。
SCP-655-JP - 屋根より高い…
初めて完成させ、投稿できた記事です。後述のシカ記事ができるまでは私の最高Rate記事で、心の拠り所にしていました。
このオブジェクトの発想に至ったきっかけは、地元の百貨店で流れていた「童謡『こいのぼり』(近藤宮子)」を聞いた事です。空を飛ぶ鯉のぼりがいたら面白いのではないか、とショッピング中に思い至りました。
そこから投稿日を5月5日に合わせるために急いで書き上げました。
記事中にGOI『蒐集院』が登場していますが、当時は「財団の前身」「昔の日本にあったオブジェクトを財団に継承する」程度の認識しかなく、特に深く考えず使用していました。
(特別収容プロトコルを”プロコトル”と間違えており、恥ずかしい経験でした…)
これは後から気づいたことなのですが、江戸時代のSCP-655-JPの捕獲の様子に使った当時の浮世絵の鯉のぼりが、ほんとの鯉のように写実的に描かれていて、江戸時代に広く知られていたという内容に説得力が出てきていますね。
不審者、注意!!!
SCP-1164-JP - 過保護な親たち
トライアンドエラーを繰り返した2作目。安定した評価を得られた記事がこちらになります。
昨今の曖昧な不審者情報を皮肉る記事を書こうという発想から生まれ、実際に記事にも不審者情報のプリントを真似て作った画像を配置しています。
実は記事の中では語れなかった設定があり、SCP-1164-JPは画鋲の無機物オブジェクトではなく生物オブジェクトだったというものです。
記事でも何回か触れていますが「SCP-1164-JP浮遊時の挙動と微細な空気の振動から、不可視の羽を持つのではないかと推測されましたが」とあるようにSCP-1164-JPは見えない羽を持っている虫のオブジェクトなのです。ラストで血が代償となっていました。血を糧にする虫といえば「蚊」ですね。
「SCP-1164-JPは赤い画鋲です。」『長さ0.7cmの針』は口吻、『厚さ0.15cm・直径1.2cmの円盤型樹脂』は血を飲んで赤く染まったおなかということになります。
こちらの描写から、1164-JPは今も血を吸収しています。餌は絶えず必要ですよね。(具体的にはSCP-1164-JP-A内の生物から少しずつ少しずーつ吸い取ります。)不審者を教えてくれる便利なSCPでは終わりません。
また作中に「子供を守ろうの会」という団体名が記されています。これは私が構想しているGOI「護衛商会」の関連組織です。
・護衛商会とは
人々の暮らしを守るためのアノマリーを製造し提供を行っている要注意団体。「護衛用品」と呼ばれているオブジェクトは大抵は何かを代償にして効果を発揮する。
「◯◯を守ろう・守る会」は護衛商会から提供されたアノマリーを運用する下部組織。組織の全員がアノマリーを知っている場合、重鎮のみが知っている場合などある。
後者の場合GOIとは関係ない何も知らない一般人も入会している。(女性の権利を守る会に参加したらそこは護衛商会のグループだったなど)
あれは鳥か?!飛行機か?!
SCP-655-JP-J - おさかなフライ
2017年のエイプリルフールに便乗して執筆した記事です。
もともと、SCP-655-JPのページをエイプリルフール用にこの記事のようにしていて、せっかくだからとJoke記事として改めて投稿しました。
何気にSCP海賊を掘り下げた唯一の記事だと思っております。
美しさは、種を滅ぼす。
SCP-972-JP - 角に魅入られて
謎に鹿ブームのあった2018年初頭、だれも鹿の記事を書かないのでCome_Dreamが動きました。
という冗談は置いて、こちらの記事はTwitterでの「#リプできたタグを3つ組み合わせてSCP記事を書く」というハッシュタグの企画から生まれました。
『鹿』『金属』『外部エントロピー』という3つのタグから、要素を紡ぎだしました。
実は下書きの段階では、オチの画像がディスカッションにあるシカonシカのもので、「コミカルすぎてキモさに欠ける」とのご指摘を受け、現在のものに差し替えました。
全体の流れのイメージとしては、単純明快な異常性→綺麗な画像と生態→馬の脚?!→オチ、と起承転結になるよう構成しました。
投稿後、割と多くの方から賞賛のお言葉を貰い、結果的に100vote越え自記事最高Rateの記事になりとても嬉しい限りとなりました。
動画も作成されもうほんとに……感動です…
魔界の旧き 宵闇の蛸
SCP-1512-JP - 宵闇蛸
蛸葦廃船!!!
蛸葦廃船の記事がずっと書きたかったんです!
海の生物である蛸が、創作物を通して現実に侵食する… いいじゃないですか!
すきです。
記事中の一番上のカーテンの部屋とノートの画像は自作です。私の部屋です。ノートは中二な感じを目指しました。
7・7・7・5調で話をさせるのはちょっとしんどかったです。
苦手なインタビューを多用したので思い出に残っている記事です。フィードバックも頂き成長できたと感じます。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの活動を抑制するため、機動部隊い-5("口封じ")が対処に割り当てられています。最後の出現からの経過日数を記録し、次回の出現地点の予測と該当地域の継続的な監視を行ってください。発見されたSCP-XXX-JPは両面から遮光カバーを取り付けることで無力化してください。公共施設などの人目につきやすい場所に出現した際はより強行的な手段による無力化が許可されます。
収容外においてSCP-XXX-JPの活性化が発生した場合は目撃者にAクラス記憶処理を施し、必要に応じてカバーストーリーの流布を行ってください。活性化によって消失した人物は全て失踪者として処理します。
SCP-XXX-JPは現在サイト-81██にて収容されています。収容室はSCP-XXX-JPが突き破れない素材が使われています。収容室には窓枠を模したものを用意し、SCP-XXX-JPを擬態させた状態を保たせてください。擬態を解くと壁を突き破ろうとします。接触を避けてください。投影イベントを記録するため収容室にはカメラが設置されています。
SCP-XXX-JP-aは標準人型収容室にて拘束された状態で収容されています。移動を断つため両足は切断されています。SCP-XXX-JPの担当職員によるインタビューや調査が許可されています。
説明: SCP-XXX-JPはガラス製の窓と一致した外見の殻に擬態することのできるフジツボ亜目(Balanomorpha)に分類される生物実体です。体長はおよそ2.5m程で、外殻の縁を窓枠に、楯板・背板をそれぞれガラス部分に擬態しています。SCP-XXX-JPが擬態している窓の外の景色は擬態した時点での平面的な静止画となります。SCP-XXX-JPの裏側は周囲の壁面に擬態していますが、不自然に壁が盛り上がっているので判別は容易です。
SCP-XXX-JPは海に面している地域に存在する建造物において、その壁面に設置されている窓が破壊されSCP-XXX-JPが外側から突き刺さり擬態します。変化の瞬間、壁面の損壊及び飛び散った窓の破片はSCP-XXX-JPに癒着する形で修復されます。出現する場所は路地裏などの外部から目立ちにくい場所が大半を占めますが、逆に衆目を集めるような場所に積極的に出現した事例も確認されています。SCP-XXX-JPの質感や構造に直接の異常は見られず、通常の手段では非異常の窓と区別することはできません。
SCP-XXX-JPは閉鎖されている間、不定期に自身の窓ガラス部分に映像を生成する「投影イベント」を発生させます。生成される映像は概ねその窓から観測できる通常時の景色を模倣していますが、景色内に本来存在しないはずの物体や動物、現象などの要素が新しく追加されています。イベント中、投影される要素に対応する音や窓ガラスの震動が観測されますが、映像内でどのような事象が発生していた場合でも、SCP-XXX-JPがそれによって損傷を負うことはありません。イベントの発生から時間が経過するか、SCP-XXX-JPが解放され内部からSCP-XXX-JP-Aが出現することでことで投影イベントは終了し、SCP-XXX-JPは通常時の状態に戻ります。
SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JP内部に存在するフジツボにおける蔓脚に相当する複数の触手です。
開放と同時に、SCP-XXX-JPの周囲3mに存在する人物は、SCP-XXX-JP-AによってSCP-XXX-JP内部に引き込まれ捕食されます。捕食を終えた後にSCP-XXX-JPは脱皮してその場を離れます。抜け殻は非異常の窓と同様に機能します。
捕食後、SCP-XXX-JPは海水と同じ成分1の液体を排出します。この液体はSCP-XXX-JPに捕食された被験者1名につき40リットルほど排出され続けます。この液体は表面張力が非常に強く物質に浸透しません。水をはじめとする触媒と混ぜ合わせると濃度を変化させず成分が液体と同様になります。現在はおよそ2トン程財団で保管されています。
SCP-XXX-JPは小型の実態であるSCP-XXX-JP-aを自身の周辺の有機物の上に生成することが可能です。SCP-XXX-JP-aによって覆われた生物は自身がSCP-XXX-JPであるかのように振舞います。この生物が終了されない限り、SCP-XXX-JPは新たにSCP-XXX-JP-aを生成することができません。
補遺: SCP-XXX-JPの出現と被害は以前から確認されており、██県██市の湾岸部での建造物の破壊と行方不明者の急増から出没地点が特定されました。
機動部隊い-5("口封じ")による活躍によりSCP-XXX-JPは鎮圧され収容することに成功しました。隊員のうち6名が捕食され、1名がSCP-XXX-JP-aに覆われSCP-XXX-JP-a-1として現在収容されています。
対象: SCP-XXX-JP-a-1
インタビュアー: 睦博士
付記: インタビューは収容後対象を拘束して行われました。
<録音開始,>
睦博士: 対象、SCP-XXX-JP-a-1に対しインタビューを開始。
SCP-XXX-JP-a-1: [不明な言語]
睦博士: こちらの言語が理解できるか?
SCP-XXX-JP-a-1: [不明な言語]。なるほど、発話はこうか。
睦博士: 理解できるようだな。いくつか質問をさせてもらう。
SCP-XXX-JP-a-1: いいだろう。
睦博士: 自分のことを教えてくれ。
SCP-XXX-JP-a-1: 我は海洋臣閣下から命を与えられし尖兵バラノモーファ。今はこやつの体を乗っ取っている。
睦博士: 海洋臣とはなんだ?
SCP-XXX-JP-a-1: 口を慎め!総帥様は我らの主、海を統べる王、気安くその名を口にするな。
睦博士: 目的はなんだ?
SCP-XXX-JP-a-1: 目的。我らの使命、それは我らの領域を増やすこと。
睦博士: 侵略ということか。
SCP-XXX-JP-a-1: 大地を削り、水を生み、陸の泡沫を根絶やしにする。
睦博士: そんなことはさせない。
SCP-XXX-JP-a-1: 我の分体を捕らえたからといっていい気になるな。こちらには人質がいる。こいつを生かすも殺すも我の手中にある。
睦博士: 私たちは彼はもう死んでいると判断している。その手には乗らない。
SCP-XXX-JP-a-1: ふん、薄情な者共め。しかし、我の本体が貴様たちを屠るのも時間の問題だ。我の中で溶かされ、海の一部になるがいい!
睦博士: [沈黙]
SCP-XXX-JP-a-1: [笑い声]
睦博士: インタビューを終了する。
<録音終了, >
終了報告書: SCP-XXX-JP-a-1はSCP-XXX-JPの現状を把握できていないようです。
収容中のSCP-XXX-JPの投影イベントにて欠損のないSCP-XXX-JP-a-1が確認されました。SCP-XXX-JPもSCP-XXX-JP-a-1の現状を把握できていない可能性があります。
記事のタイトル: 窓口
付与する予定だったタグ: scp-jp keter 捕食 建造物 敵対的 異次元 未収容
主要な異常性: ランダムに出現する窓型の実体。窓ガラスに様々な「景色」を映すことで人間を誘引し、開放した対象を異次元に引きずり込む。
記事の簡単な要約、オチ: 元々は平行世界の財団が作り出した、K-クラスシナリオ発生時に使用するための避難装置だった。しかし計画は失敗し、向こう側でK-クラスシナリオを起こした実体によって性質を狂わされた結果、こちらの世界の人間を襲うための捕食器官として操られている。なんとか向こう側からこちらに逃げてきた財団職員によって、その真実が明らかとなる。
その他アピールポイントなど: 「窓口」というシンプルな項目名に魅力を持たせようとした結果このようになりました。アイデア自体は悪くないと思いますが、ありがちかもしれないので、異常性などで独自性を与えられると良いと思います。オチへの自然な繋ぎ方が難点かもしれません。(自分はそこで断念しました)
アイテム番号: SCP-YYY-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-YYY-JPの種子は施錠可能なロッカーに保管されます。SCP-YYY-JPを実験を用いるために生育する際は、担当職員からSCP-YYY-JPの生育に関する手順の説明を受けてください。
説明: SCP-YYY-JPは異常な性質を有したキュウリ(Cucumis sativus L.)です。SCP-YYY-JPの外見や物理的組成は一般的なキュウリのそれと同一です。
SCP-YYY-JPの異常な性質はそれを摂食した際に起こります。オブジェクトを摂食した人物(以下、被験者と表記)は、脱水症状を示します。この症状が出てから5~7分程度で、被験者は直立した状態になり身動きを取れなくまります。その後、被験者が直立したまま尿道から被験者の体液や液状に分解された臓器が排出され始めます。被験者はこの事象により出血多量などにより死亡します。この時に残った被験者の皮膚、毛髪、眼球はそのままの状態で残ります。そのため、オブジェクトにより死亡した人物は一見して直立している正常な人間に見えます。またこの事象は加熱や調理などの人為的な処理をされたSCP-YYY-JPを摂食した場合には起こりません。
SCP-YYY-JPは19██/██/██に発生した漁船の難破により、███島に漂着した██氏が救助された際に発見されました。██氏は発見された当時、███島に漂着したのは自分だけであったと供述していましたが、██氏が発見された約2km先のSCP-YYY-JPの苗木の周りで、██氏の乗船していた漁船の乗組員の直立した死体が数体、発見されたこと、漂流後██日以上経過してなお健康状態を保っていたという点で不審に見られたため、██氏に再度インタビューした所[データ削除済み]を行ったと供述を改めました。この事案により財団にSCP-YYY-JPの存在が認知され、収容に至りました。
[[/div]] [[/li]][[/ul]][[/div]]記事のタイトル: きゅうり
付与する予定だったタグ: scp-jp safe 植物
主要な異常性: 食べると体の中の組織が液状になって他の体液と一緒に体の外に出ちゃうきゅうりだよ。
記事の簡単な要約、オチ: 無人島にそれが生えてて、難破して辿り着いた人がそれを食べてしまった人の体液を飲んで渇きを防ごうとしてたことがわかる。(おしまい)
その他アピールポイントなど: 短くて気持ち悪い記事を書きたかったです。なのでリサイクル後も短いとうれしい。なぜきゅうりを題材に選んだかというとみずみずしいものを食べて極限まで脱水症状になるって最悪だよねって発想があったからです。よしなに
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは瓶に入った状態でサイト-8181の保管室においてください。保管室内に実験目的以外で水を持ち込むことは禁止されています。実験終了後、SCP-XXX-JPを含んだ物体は焼却処分してください。
説明: SCP-XXX-JPは既知のどれとも一致しない異常な性質を持った界面活性剤の液体です。親水基と疎水基を持った分子構造であることがわかっていますが、正確な分子構造は判明していません。
SCP-XXX-JPの特異性は水に触れた時に発揮されます。水面上に単分子膜を形成し、水中に溶解した不純物を原料として自己複製し、膜を拡大します。
界面活性剤には水の表面張力を弱める、水と油を乳化させるなどの作用があり、海洋に流出した場合の影響が懸念されています。
記事のタイトル: 侵略性分子
付与する予定だったタグ: 液体 自己複製 化学
主要な異常性: 水に触れると自己複製する界面活性剤(両親媒性分子)
記事の簡単な要約、オチ: 海に流失したら怖いといういくらでもありそうなもの。
その他アピールポイントなど: 現状ではSCP-505の下位互換なので大幅な改稿を必要とすると思われます。両親媒性分子という点を活かすなら、例えば細胞膜や分子エレクトロニクスなどと絡められると面白いかもしれません。自分ではなかなか扱いきれなかったので、もしこのアイデア使うよ!という方がいらっしゃれば生まれ変わらせてあげてください。
アイテム番号: SCP-05371-JP-J
オブジェクトクラス: Neter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現在収容違反中です。迅速な再収容が必要です。SCP-XXX-JPは被験者にオブジェクトを曝露させる状態で収容します。被験者はSCP-XXX-JP収容房に設置されたベッドで就寝させてください。被験者の周辺には目覚まし時計を複数配置し、1分ごとにアラームが鳴るよう設定します。バッテリー消耗の兆候が見られた際は予備の目覚まし時計を配置し、該当する目覚まし時計と交換してください。
説明: SCP-XXX-JPはヒトの腕の形状をした異常実体です。観測者の死角原理不明のポータルから出現します。SCP-XXX-JPの様相は出現ごとに変化し、女性的な腕・老化の兆候が見られる腕・上記2種より短い腕などが確認されています。
SCP-XXX-JPの異常性は被験者の睡眠時に現れます。被験者の睡眠を確認するとSCP-XXX-JPが出現し、そのまま被験者の傍に存在し続けます。この時、被験者を何らかの方法で起床させる試みは全て失敗に終わります。
また、SCP-XXX-JPは1分ごとに現時点で起床しそうになっている被験者のもとに移動します。この特性上、SCP-XXX-JPの移動先を特定するのは困難です。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの発生は現在確認されていません。SCP-XXX-JPとの関わりがあった全ての対象及びその保護者にはクラスA記憶処理を施しています。SCP-XXX-JPと同じ現象が確認された場合を想定し、この報告書は保存されます。
SCP-XXX-JPの発生は、その特性上阻止することが出来ません。実験及び被害者へのインタビューを行わない場合は、対象及びその関係者にクラスA記憶処理を施してください。対象ら・██中学校へはカバーストーリー「感染症による学級閉鎖」が流布されます。
説明: SCP-XXX-JPは千葉県██市内で発生していた異常現象の総称です。SCP-XXX-JPは千葉県██市内から無作為に選出された2001年生まれの人物(以下、対象と呼称)の元に発生します。
日没後対象が就寝したタイミングでSCP-XXX-JP-Aが対象の室内に現れます。SCP-XXX-JP-Aは『マントを着用した男性』のように見えるシルエットです。多くの場合カーテンにSCP-XXX-JP-Aが浮かび上がりますが2、窓がない場合テレビや鏡などからも浮かび上がります。SCP-XXX-JP-Aは7・7・7・5音の言葉で対象に語り掛けます。対象は目を覚まし、SCP-XXX-JP-Aの言葉を聞き続けます。対象が再び眠りにつくと、SCP-XXX-JP-Aは消失します。
SCP-XXX-JP終了後、対象は太陽光に恐怖を抱くようになります。対象を太陽光に曝す事により恐怖を取り除くことが出来ます。物理的な方法で取り除こうとすると対象は激しく抵抗します。
対象は太陽光に曝されると「苦痛」「肌が焼ける」などと主張し激しく苦しむ様子を見せますが、何の外傷も確認されず、SCP-XXX-JPに暴露する前の状態に戻り関連する記憶も喪失します。
しかし、影響が取り除かれた対象のもとに再度SCP-XXX-JPが発生します。このため完全にSCP-XXX-JPの影響を取り除くことは不可能でした。SCP-XXX-JPの影響を受けた対象は、SCP-XXX-JP-Aを認知しています。SCP-XXX-JP-Aについて話す際、語調に変化が発生します。
SCP-XXX-JPは20██年に██市内の児童相談所へ「息子/娘が夜な夜ななにかをつぶやいていて不気味だ。」「原因が不明だが家の外に出ようとしなくなった。」という内容の相談が同時多発的に発生し、実際に██中学校2年生の生徒の出席率が著しく低下していた事実が財団の注意を惹きました。
カウンセリングという名目で各対象を調査した際、上記の異常性が発覚しました。以下はSCP-XXX-JPについて調査した際のカウンセリング記録及び実験記録です。
カウンセリング記録XXX
対象: 対象A
内容: カウンセリングを行うため、対象Aを相談所(財団サイト)に連れていく。
結果: 対象Aは激しく抵抗し、外に出ることを拒否。外に出た途端地面を転がり叫び始めた。対象Aは苦痛を感じたと主張し外出に対し恐怖を示さなくなった。
分析: SCP-XXX-JPの影響の喪失が確認された初めての例。以後、カウンセリングは対象の家庭の室内で行う。
対象: 対象B
内容: 対象Bにインタビューを実施、SCP-XXX-JPの内容を調査。
対象: 対象B
インタビュアー: カウンセラー
<記録開始>
カウンセラー: それではカウンセリングを開始します。██くんよろしくね。
対象B: はい。よろしくお願いします先生。
(生活や学校などについての一般的なカウンセリング、関連性が低いため中略)
カウンセラー: じゃあそろそろなんで外に出たくないのか教えてもらえるかな?
対象B: (ハッとした表情を浮かべる。5秒程度沈黙。)
対象B: よかろう。話してやろうではないか。
カウンセラー: え・・・?どうしたの██くん?
対象B: どうした?話を聞くのではないのか?
カウンセラー: い、いやあ・・・ちょっと。
対象B: あ・・・えっ聞かないんですか・・・、す、すみません。
カウンセラー: いっいえ、聞きます。聞きます。
対象B: では話してやろう。私は闇の住人だからだ。
カウンセラー: はあ。
対象B: 闇の魔王様から力をもらい、私は闇の中で暮らす種族となったのだ。
カウンセラー: ・・・。
対象B: 闇の魔王様は夜に私に語り掛けてくる。私はその闇の言葉を聞きこの力を得たのだ。
カウンセラー: ・・・なるほど!でもどうして外に出たくないのかな?
対象B: 私は闇の住人、光など求めない。
カウンセラー: 吸血鬼みたいな設定なの?
対象B: う・・・、そ、そうだ!闇の住人は灰になってしまうのだ。
カウンセラー: へー。
対象B: ・・・・もう聞かぬのか・・・?
カウンセラー: そうですね・・・、今回のカウンセリングはこのくらいにしておきましょうか。ありがとうございました。
対象B: あ、はい・・・。
<記録終了>
分析: インタビュー中対象Bの不自然な語調の変化が確認された。事前の相談内容やこのインタビューから夜の時間帯にSCP-XXX-JPが発生していると仮定する。これを受け、対象の部屋にカメラを仕掛け検証を実施する。
実験記録XXX-1
対象: 対象A(SCP-XXX-JPの影響は喪失している。)
内容: 影響の付与及びSCP-XXX-JPの再発生の確認の為、対象の部屋にカメラを設置し監視する。
結果: SCP-XXX-JP-Aの出現を確認、SCP-XXX-JPの一連の流れが映像に記録された。対象Aは再度SCP-XXX-JPの影響を受けた。
<記録開始>
22:05 対象Aが就寝したと思われる。
22:12:02 部屋内のカーテンにSCP-XXX-JP-Aが出現。
22:15:23 SCP-XXX-JP-Aが対象Aに語り掛け始める。
22:18:51 対象Aが起床。
22:19:02 ~ 02:22:08 SCP-XXX-JP-Aの語りが継続して行われている。
02:23:01 SCP-XXX-JP-Aの語りが終了し、対象Aが再び就寝。
02:23:11 SCP-XXX-JP-Aが消失。
<記録終了>
分析: SCP-XXX-JPの発生過程が観測された。SCP-XXX-JPの発生を把握するため全対象の寝室にカメラの設置を実施する。
眠る子羊 夢幻世界の 迷い子たちよ 目を覚ませ
光の使者よ 目覚めたならば 我の話を 聞き給え
我は常闇 闇夜の王者 この世の影を 統べる者
混沌の衆 血を求む者 闇の魔物を 従える
(自身の説明が続く。重要では無い為中略。)
闇の力に 興味はないか 今宵汝に 問いかける
力を得れば 闇の住人 内の1人と なるだろう
(対象は頷く。)
良き選択だ 我の僕よ 闇の力を 与えよう
これで汝は 闇にのみ生き 光の下に 戻れない
我の使いよ 良き1日を 送り給えよ ではさらば
インタビュー記録XXX-1
対象: SCP-XXX-JP-A
実施方法: 対象Cの声を模した変声器を用い、SCP-XXX-JP-Aとの会話を試みる。
対象: SCP-XXX-JP-A
インタビュアー: ██博士
<録音開始>
SCP-XXX-JP-A: 眠りの姫よ 夜はまだ浅い 不服だろうが 起きなさい 。
(対象Cが身体を起こす。)
SCP-XXX-JP-A: ああお嬢さん 目覚めたらまず 我の話を 聞きなさい (中略) 今宵貴女に 闇夜の力 欲するのなら 授けよう 。
██博士: 必要ありません。
SCP-XXX-JP-A: これは驚愕 我の姿を 恐れぬ者が 居ようとは 。
██博士: 貴方は何故その・・・力ですか、それを人々に与えようとしているのですか。
SCP-XXX-JP-A: その問いかけの 答えは容易 我の僕を 増やすため 。
██博士: 影響者を増やすこと、ですか。その目的は一体何なのですか。
SCP-XXX-JP-A: 君に教える 事は出来ぬぞ 紛れ隠れる 観測者 。
██博士: 気付いていたのですか。
SCP-XXX-JP-A: 我は全能 闇の帝王 小細工なんぞ 通らない 。
██博士: インタビューは失敗です。
SCP-XXX-JP-A: 汝の願い 聞き入れはせず 娘に力 与えるぞ 。
██博士: インタビューを終了します。
<録音終了>
分析: SCP-XXX-JP-Aに我々の存在を認知されてしまった。SCP-XXX-JPの影響を受けた対象を増やすことが目的だということが判明した。
補遺: 各対象を調査した際、SCP-XXX-JPによる影響だと思われる対象の中に、SCP-XXX-JP-Aの存在を認知していない・語調の変化が起こらない人物(██氏)が存在しました。以下は██氏の母親█氏3に行ったインタビュー記録です。
インタビュー記録XXX-21
内容: ██氏のSCP-XXX-JPの影響を調べるためにインタビューを実施。
対象: █氏
インタビュアー: ██研究員
<記録開始>
██研究員: 最近ご子息になにか変わったことなどは御座いませんか。
█氏: そうねー。特に気になることはないわねー。親のいう事を聞かなくなるのも年相応ですよね。
██研究員: なるほど。夜更かしなどはされていないですか?寝不足の兆候は・・・
█氏: いいえ。そんなこと全くありませんわ。██ちゃんは毎晩ぐっすり眠っています。
██研究員: わかりました。次は外出を控えていることについて、お話し辛いとは思いますがどうか聞かせて頂けないでしょうか。
█氏: あの子は生まれつき肌が弱いのよ・・・。小学2年の頃、皮膚が焼けただれて帰って来てね・・・。だからそれからずっと外には出していないの。勉強も家庭教師に任せているわ。
██研究員: なるほど、昔から・・・。最後に1つ、お子さんから「魔王」や「闇」などという言葉を耳にしたりはしていませんか?
█氏: 何それ?そんなことは・・・ああ、そういえば!
██研究員: どうかされましたか?
█氏: ちょっと待ってくださいね。
(█氏が離席。数分後一冊のノートを手に戻る。)
██研究員: これは・・・?
█氏: ██が必死に描いてましてね・・・。ほら、ここ。闇がどうとか帝王とか書いてありますわ。
██研究員: (ハッとする。)これはもしかして・・・。
█氏: 私には見るなーって言うんですけど、██ちゃんは絵も上手でしてね。将来は漫画家にでもなるかも知れないですねー。
██氏: ママ!僕の部屋に入るなっていつも言ってるじゃないか!
█氏:あら██ちゃん、勉強は終わったの?今ねカウンセラーの先生が・・・。
██氏: あ!それ・・・み、見るな―――!!(ノートを奪い取る)
█氏: あらあら。
██研究員: ██君のことは大体分かりましたので、本日のカウンセリングはこのくらいにしておきます。ありがとうございました。
█氏: いえいえ、こちらこそ。ご苦労様です。
<記録終了>
分析: ██氏の皮膚を調査した結果、肌の疾患は確認出来ませんでした。██氏のノートにはSCP-XXX-JP-Aのシルエットと似たキャラクターが描かれていました。SCP-XXX-JPとの関連性が疑われています。
SCP-XXX-JPの影響を受けていないと思われていた██氏ですが、就寝時の監視カメラの映像にSCP-XXX-JP-Aが確認されました。通常のSCP-XXX-JPと違い、██氏は起き上がらずSCP-XXX-JP-Aによる語り掛けもありませんでした。
補遺2: SCP-XXX-JPの起源を調査するため、██氏のもとに現れるSCP-XXX-JP-Aにインタビューを実施しました。
対象: SCP-XXX-JP-A
インタビュアー: ██研究員
付記: ██氏の声を模した変声期を使用しています。
<録音開始>
SCP-XXX-JP-Aが出現。
██研究員: (沈黙)
SCP-XXX-JP-A: 余を覗き見る 彼の観測者 我へ疑問が あるのだな 。
██研究員: やはり、あなたはこちらの存在を把握しているのですね。
SCP-XXX-JP-A: 我は此の世の 統率者なり 全てを掴む 我がこの手 。
██研究員: 率直に聞きます。あなたは██氏が生み出した「魔王」のキャラクターですね。
SCP-XXX-JP-A: 成程そうか 知り得たようだ しかし惜しいな 間違いだ 。
██研究員: ちがう?では一体・・・。
SCP-XXX-JP-A: 魔界の旧き 宵闇の蛸 どうでも好きに 呼ぶがいい 。
██研究員: 蛸・・・。あのノートに確かに描かれていましたね。貴方の目的は何なのですか?██氏との関係は?
SCP-XXX-JP-A: 我が使命こそ 主人の願い 叶えるために 類増やす 常闇の使者 魔帝のしもべ 影武者として 暗躍す 。
██研究員: それは迷惑なことですし、██氏も望んでいません。やめてください。
SCP-XXX-JP-A: 貴様らなどに 邪魔される程 儂の力は 衰えぬ 。
(突如映像・録音機器共に障害が発生)
<録音中断>
分析: 機器類は██氏が目覚めるまで4復旧が出来ませんでした。SCP-XXX-JP-Aと██氏の間には関わりがあることが確認されました。
補遺3: カウンセリングの一環で█氏に██氏には肌の疾患が無い事を説明し、██氏を外出させました。その結果、対象が受けたSCP-XXX-JPの影響が喪失しました。これ以後SCP-XXX-JPの発生は確認されていません。オブジェクトクラスはNeutralizedに変更されました。
カウンセリングの最中、設置されていたままのカメラに蛸のシルエットが映っている映像が記録されていました。以下はその映像に記録されていた音声です。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現在異常性を失っているとされています。SCP-XXX-JP-Aはサイト-81██の低脅威度物品保管庫に保管されています。
説明: SCP-XXX-JPは種類の判別できない、鬣がピンク色の体色が白いウマ(Equus caballus)です。額から1本角が生えており、神話などの「ユニコーン」に似た姿をしています。未知の手段で会話することが可能です。
SCP-XXX-JPは慈善活動に興味を抱いており、積極的に周囲の人間に提案します。提案を承認するとSCP-XXX-JPは"魔法の力"と称し、慈善行為に適した形状に姿を変えます。
インタビュー記録XXX-JP-1
対象: SCP-XXX-JP
インタビュアー: ██博士
付記: このインタビューはSCP-XXX-JP収容時、サイト-81██で行われました。
<インタビュー開始>
SCP-XXX-JP: お願いします。ボクに何かさせてください。
██博士: あなたは終始その調子ですね。なぜそんなに慈善行為をしたがるのですか?
SCP-XXX-JP: それはもちろん、皆さんの為ですよ。愛と平和と地球の為に。
██博士: 本当は?
SCP-XXX-JP: いや…その、私達って乱暴者だの、██厨だの言われ続けてイメージが悪いじゃないですか。
██博士: 確かにそういった神話がありますね。
SCP-XXX-JP: 私達が船に乗れなかったのも自業自得なのです…。ですのでイメージを変えるために善行を積もうと思いまして。
██博士: なるほど…しかし、あなただけでは効率が悪いのでは?
SCP-XXX-JP: いえいえ、だからこそ地道な努力が必要なんです。そこも評価して頂きたいです。
██博士: そうですか。
SCP-XXX-JP: はい!では早速私になにかお手伝いをさせて貰えないでしょうか?
██博士: 考えておきます。
<インタビュー終了>
申請の結果、SCP-XXX-JPが慈善行為を行える許可が承認されました。
実験記録XXX
指示内容: SCP-XXX-JP収容室の掃除
結果: 尾を箒、蹄を雑巾に変化させた。収容室の92%が清掃されました。
分析: 目的に応じた物に身体を変化させるようです。SCP-XXX-JPは得意げに自身の能力の解説をしていました。5
指示内容: SCP-XXX-JP収容室の照明の交換
結果: 浮遊しながら電球を外し、新たな物に交換した。
分析: 浮遊能力を有しているようです。SCP-XXX-JPは息を切らしていました。6
指示内容: 汚水の浄化: 塩酸を用意。伝承による水を浄化する能力があるか検証。
結果: 塩酸に角をつけた。塩酸は純水に変化しました。
分析: 角の成分はエナメル質(水酸化燐灰石)であり、化学反応の結果ではありませんでした。SCP-XXX-JPは過去にも同じことをした旨を示唆しました。7
指示内容: ██博士の腰痛の改善
結果: 頭部以外を人間の男性に変化させた。██博士に対しマッサージを行いました。
分析: ██博士の腰痛は改善されました。物だけではなく、人間にも変身できることが確認されました。8
一定以上の時間慈善活動をした後、SCP-XXX-JPはユニコーンを模したぬいぐるみ(SCP-XXX-JP-Aと指定)に変化しました。毛色はSCP-XXX-JPと一致しています。SCP-XXX-JP-Aには異常性がある兆候が見られず、オブジェクトクラスがNeutralizedに指定されました。
インタビュー記録XXX-JP-█
対象: SCP-XXX-JP
インタビュアー: ██博士
付記: SCP-XXX-JPが██回目の慈善行為をした後のインタビューです。
<インタビュー開始>
SCP-XXX-JP: 博士、そろそろお別れの時かも知れません。
██博士: ん?どういうことですか。
SCP-XXX-JP: 私達がここにいられる時間には制限があるのです。
██博士: 制限ですか。
SCP-XXX-JP: 博士、お子さんはいらっしゃいますか?
██博士: いますが…何故そんなことを聞くのですか?
SCP-XXX-JP: 私の本当に最後のお願いです。その子に私を会わせてはいただけないでしょうか?
██博士: それは不可能です。
SCP-XXX-JP: そうですか…。では別の、誰か良い子の元へ私を連れていってくださいね…
SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-Aに変化しました。
██博士: インタビューを終了…
<インタビュー終了>
補遺: SCP-XXX-JPは██氏の通報により発見されました。██氏が帰宅時、自宅のリビングにSCP-XXX-JPがいたようです。
発見と同日に女児の死体が██氏の自宅から発見されました。女児は██氏の娘で、遺体は臍部から仙骨部にかけて裂けていました。SCP-XXX-JPとの関連性は不明です。
██氏宅にはSCP-XXX-JP-Aに酷似した人形が発見されました。こちらも異常性は確認できず、関連性も不明です。
氏名: ██ 蝸編らあむ
セキュリティレベル: レベル2
職務: 動物型オブジェクトの追跡、逃走者の捕獲 生類総研を潰す
所在: サイト-81██内部、任務時は逃走者の留置場など
来歴: 財団フロントの孤児院出身。プリチャード学院大学スポーツマネジメント学部を卒業し、財団へ雇用されました。
人物: エージェント・RAMは、199█年3月2日生まれ、身長143cm、体重██kgです。
彼女の身体は小さいですが、運動神経がよくフットワークが俊敏です。財団エージェント体力測定の結果、50m走を3秒739と存命のエージェントの中で6位の成績でした。その他スポーツでも様々な好成績を残しています。
彼女の四肢は末端から胸及び臀部にかけて、肌や内部組織・骨格が爬虫類特有の物に置換10されています。眼球の外観も爬虫類のものように見えます。これにより部位によって体温が異なり、運動をこまめにすることによって彼女は体温を保ちます。
彼女は前述の異常性を持っていますが、その能力を評価され腕と足を隠した上でサイト外に出ることを許可されています。サイト前のロータリーでスケートボードをしているところをよく見かけられ、頼めばアクロバティックな技を披露します。オブジェクト追跡の際も、自走するよりも速い(時速約80km)という理由でスケートボードを使います。
エージェント・RAMは上記異常性の為、身体を動かす必要があります。彼女自身スポーツが趣味なので、暇な職員を見つけては”勝負”を行っています。
以下はその"勝負"の記録を抜粋したものです。
エージェント・RAMの対戦カード
種目: 柔道
結果: 序盤は互角だったが、RAMが隙を見せた瞬間投げ飛ばされた
楽勝。これで勝つのは何度目だろう。 -霧甲水研究助手
(絞め技を受け続けている)ギブギブギブギブ!!…さすが、つよい。-エージェント・RAM
種目: 鬼ごっこ
結果: じゃんけんを後出ししたヤマトモは追いつかれ、無事殴られました。
オラァ!!待てーーー!!! -エージェント・RAM
(頭頂部を殴られる)ぐぇ -エージェント・ヤマトモ
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██にて収容しています。SCP-XXX-JP各個体は、それぞれ1体ごとに分け、不透明な収容箱に安置して下さい。実験の際はSCP-XXX-JPを視認せずに取り出し、被験者にのみ視認させるようにして下さい。現在、SCP-XXX-JP-4、-5、-6に対する実験は禁止されています。
説明: SCP-XXX-JPはウサギ(学名: Oryctolagus cuniculus)に近い遺伝子情報を持つ異常存在です。形態を変化させる異常特性を持ち、変化する形態は、ウサギをモチーフとした物品や生物に限られます。変化した物が非生物の場合、生体反応は確認されませんでした。
SCP-XXX-JPは、変化した形態を視認した被験者に、軽度のミーム汚染や認識災害、小規模な現実改変を引き起こさせます。
被験者がSCP-XXX-JPと対面するのが初めての場合、新たに変化する形態を追加します。一度でも対面した者11の場合、追加は確認されませんでした。被験者の直近のウサギに関する記憶が、新たな形態と関連しています。
現在まで財団は6体のSCP-XXX-JPを確認しています。SCP-XXX-JP-1,-2,-3,-4,-5,-6と分類します。
変化形態と引き起こされる事象については、「記録文書SCP-XXX-JP-い」からの抜粋を確認して下さい。
分類 | 形態 | 発生する異常性 |
---|---|---|
ウサギの耳を模した帽子・カチューシャ | 被験者はSCP-XXX-JPを被りたい衝動に駆られる。頭に装着すると、立ち振る舞いから食生活に至るまでウサギの習性をとるようになる。 | |
絵本『うさぎとかめ』 | 被験者は黙読を始め、各々感想を述べる。被験者は亀に嫌悪感を抱き、周囲の人物に伝え回る。3日程で影響は消える。 | |
ウサギを模した食品 | 被験者はSCP-XXX-JPを摂食したい衝動に駆られる。この影響は強く、記憶処理を受けなければ取り除くことは出来ない。 | |
ウサギを模したぬいぐるみ | 被験者はSCP-XXX-JPから目を離さない限り、SCP-XXX-JPと同様のポーズをとり座り込む。 | |
ウサギを模したバルーンアート | 被験者は地面から2cmほど宙に浮く。 | |
バニーガールの衣装 | 被験者の衣服がバニーガールの衣装に変化する。その後、本人の意思とは関係なく男性を誘惑し、10分で意識が戻る。衣服は戻らない。 | |
絵本『かちかち山』 | 被験者は黙読を始め、各々感想を述べる。被験者は狸に嫌悪感を抱き、狸の形をした物品を破壊する衝動に駆られる。この影響は1週間続く。 | |
SCP-XXX-JP-2のみ | ウサギの耳を生やしたキャラクターのフィギュア | 被験者に極度の緊張感を与え、言語能力を低下させる。 |
SCP-XXX-JP-3のみ | ウサギの耳を生やし、羽をもつ3cm程の少女 | 被験者に極度の疲労感を与え、判断力を低下させる。 |
ウサギ肉・ウサギ料理 | [編集済] |
1996/11/13、日本生類創研の研究施設の跡地から、SCP-XXX-JP3体12と関連資料が発見され、財団により収容されました。関連資料には、SCP-XXX-JPの特性として生後6ヶ月で異常性を発現する、という記述が存在しました。この内容は検証が不可能です。
199X/XX/XX、京都府██市██の██幼稚園の園内に設置されている飼育小屋内から、SCP-XXX-JP3体13が発見され、財団により収容されました。██幼稚園は不審火による火災で廃園になっています。火災では幼児21名、保育士5名、園長、清掃員が亡くなっています。園長の妻██ ██氏によると、園長はSCP-XXX-JP-4,-5,-6を生後3ヶ月の状態で知人から譲り受けたとのことです。園児の保護者や幼稚園関係者からのインタビューによると、SCP-XXX-JP-4,-5,-6は異常性の兆候がなく、火災の3ヶ月前に園に迎えられていました。園児の死体が飼育小屋に寄りかかるように倒れていました。
日本生類創研の資料が正しいと仮定すると、SCP-XXX-JP-4,-5,-6は火災発生前に異常性を発現し、園児は対象を視認し形態の追加・異常性の暴露が行われたと推測されます。
以下はこの時追加されたと思われる、SCP-XXX-JP-4,-5,-6の形態と、発生する異常性です。
分類 | 形態 | 発生する異常性 |
---|---|---|
SCP-XXX-JP-4 | 炎上しているウサギの絵 | 実験記録XXXを参照してください |
SCP-XXX-JP-5 | 炎上しているウサギのぬいぐるみ | 同上 |
SCP-XXX-JP-6 | 炭化しているウサギの死体 | 同上 |
実験記録XXX - 日付199X/XX/X
対象: D-XXX-JP
実施方法: SCP-XXX-JP-5の「炎上しているウサギのぬいぐるみ」の形態を視認させる。
結果: 対象の精神状態は不安定になり、記憶にも混乱が生じた。記憶処理を施したが、心的外傷後ストレス障害の症状が現れた。
以下の音声記録は実験後に記録されたものです。
対象: D-XXX-JP
インタビュアー: 八十神博士
付記: 実験後、D-XXX-JPが発した言葉が異常性の解明や幼稚園の不審火の原因に繋がるのではないかという提案を受け、インタビューを実施しました。<録音開始>
八十神博士: D-XXX-JP、聞こえますか
D-XXX-JP: [不明瞭な言葉で反応、頷く]
八十神博士: 先程の実験であなたが感じたことを話してください。
D-XXX-JP: あ…ああ、あの燃えてるウサギはだな…ウサギさんはね燃えてたの!
八十神博士: どうしましたかD-XXX-JP。あなたはそんな話し方ではないはず。
D-XXX-JP: い、いやあのだな…なんだか…
八十神博士: いいです。続けて下さい。
D-XXX-JP: う、うむ…あのウサギは、ウサギさんはねぼーぼー燃えてたの!
八十神博士: なぜ、燃えていたと思います?
D-XXX-JP: ウサギさんのお絵かきをしてたのーみんなで…、ん?俺は何を言って…
八十神博士: 気にせず続けて下さい。
D-XXX-JP: 俺はあれを見た時…そしたらねーきゅうにぼーぼーって火がもえて、うるさい音がジリリリリリーって聞こえたの!
八十神博士: その音は恐らく火災報知器ですね。
D-XXX-JP: で、せんせいがあわててみんなになにか言ってたなあ。おそとには知らないおじさんがいたよ!
八十神博士: その人物について、もっと詳しく話して下さい。
D-XXX-JP: ぼくわかんない。ウサギさんに会わせて!
八十神博士: 話の続きをお願いします。
D-XXX-JP: おへやの中がまっかっかになってたよー!そのあとねー…[15秒間沈黙]
八十神博士: どうしました?
D-XXX-JP: 熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い
D-XXX-JP: 先生!俺は今どうなってるんだ! 熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い……
八十神博士: インタビューを中止します!彼を抑えて下さい!
D-XXX-JP: みーんなまっくろにごげちゃった!ぼーぼーぼー
D-XXX-JP: 熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い……
<録音終了>
終了報告書: D-XXX-JPはその後ひどく混乱し、暴れ回り取り押さえられました。回復の見込みはなく、終了しました。火災時の園児の記憶と混同したと推測され、不審火が彼の言う謎の人物の手によるものだという可能性があります。
その後、何度か同様の実験が行われましたが、有益な情報は得られませんでした。現在、SCP-XXX-JP-4,-5,-6との接触・実験は禁止されています。
補遺: 2016/10/14、各SCP-XXX-JPの生体反応は確認されませんでした。SCP-XXX-JPは肉体に異常性が付与されていると推測されます。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX‐JPは現在サイト81██に収容中です。SCP-XXX‐JPは防音装置の施された、吹き抜けのある、楕円形の車両巡回コースを設置した施設に収容して下さい。(現状、該当するのはサイト81██のみです。)仮設信号機を赤にする事でSCP-XXX-JPを一時停止させることが出来ます。降り積もった雪は、熱水で解かして排水して下さい。収容違反が発生した場合、通常の検問と同じように、エージェントはSCP-XXX-JPを誘導し、SCP-XXX-JP‐Aを降車させて下さい。安全な移動手段が確立されるまでは、SCP-XXX-JPを他の施設へ移動させないで下さい。
説明: SCP-XXX-JPは█████石油の灯油巡回販売車です。同社の異常性の無い販売車と同様に、歌唱された童謡『雪』を放送します。14その他車としての機能に異常は見られません。停車しエンジン音がしない状態を不活性状態、発進しエンジン音がする状態を活性状態と定義します。
SCP-XXX-JPはただ走るだけでは通常の車体と変わりませんが、『雪』が流れると異常特性を表します。上空に雲を発生させSCP-XXX-JPの周りに雪を降らせます。雪は通常よりも早く堆積しますが、気温は変化しません。発生した雲(SCP-XXX-JP-A)は周囲の雲を同じ特性に変えてしまいます。(変化した雲をSCP-XXX-JP-A-cとします。)SCP-XXX-JP-Aの大きさは、音の届く範囲にまで至ります。この特性は防音壁で緩めることが可能です。SCP-XXX-JPの発声を止める試みは全て失敗に終わりました。SCP-XXX-JPを視認せずに音だけを聞くと「今の季節は冬」と感じる認識災害が発生し、体感温度に変化はないにもかかわらず大抵の場合暖房を起動させます。この時一部の被験者は灯油を求めSCP-XXX-JPに接近を試みますが同時にSCP-XXX-JPを視認するので未遂に終わります。
SCP-XXX-JPは自律して発進できます。交通ルールを遵守しますが、説得力のない標識やありえないマナーの強要は基本的に無視します。一般道において停車するべき状況に置かれると停車します。SCP-XXX-JPの運転座席部分に普通免許15を取得している者が乗ると、SCP-XXX-JPの操作状態に置かれます。(この状態の運転者をSCP-XXX-JP‐Bとします)SCP-XXX-JP‐BはSCP-XXX-JPを発進させると制止されるまで、運転を続けます。SCP-XXX-JP‐Bは普段から素行の悪い者でも、交通ルールに沿った運転をします。過去交通事故を起こしたDクラスの実験のいずれも違反者は現れませんでした。しかしSCP-XXX-JP‐Bがいる状態では脱走の兆候がみられます。
SCP-XXX-JPの助手席部分に乗ると、SCP-XXX-JPは活性時ならば話し掛けてくることが判明しています。その音声は『雪やこんこ』のフレーズを切り取ったもので、その言葉のニュアンスのみでしか話すことが出来ません。16
SCP-XXX-JPを安全な収容に適した施設に移動させる方法を現在模索中です。移設場所の条件として、雪が降っても不自然のない場所が求められます。
補遺: 繰り返し実験を行った結果、SCP-XXX-JPは『い』『こ』『う』(行こう)といった言語を習得しました。『雪やこんこ』の文字内であれば、いずれ普通に会話することが出来るだろうと推測されます。
以下、インタビュー記事の抜粋です。
会話ログ-XXX-JP: 以下の会話ログは、音声記録を文字に起こしたものです。
対象:SCP-XXX-JP
インタビュアー: ████博士(危険物取扱資格全種取得済み。)
運転手:D-XXXX(普通免許を取得済み。比較的模範的。)
<録音開始, (20██/██/██)>
████博士: こんにちは。
SCP-XXX-JP : 『こんこ』████博士: あなたは何者ですか?
SCP-XXX-JP : 『犬』
████博士: 何処から来ましたか?
SCP-XXX-JP : 『庭』████博士: そこで何をしていましたか?
SCP-XXX-JP : 『かけまわり』████博士: 今は何をしていますか?
SCP-XXX-JP : 『こたつで』『かけまわり』████博士: 我々のことを何だと認識していますか?
SCP-XXX-JP : 『猫』████博士: よし、もう降ろしてくれ。(D-XXXXを静止する)
<録音終了>
終了報告書: こちらの言葉は十分理解していると思われる。
通算17回のインタビュー全てで全く同じ回答が得られました。SCP-XXX-JPはどうやら『庭』(外)を『かけまわ』っているもののことを『犬』と認識しているようです。『こたつ』(屋内)にいるものを『猫』と見なすという事も判明しました。
補遺2: SCP-XXX-JPに円滑に会話をさせる目的で、ある程度の教育が認められました。以下に実験として記録します。
実験記録XXX - 日付20██/██/██
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: 『雪やこんこ』の歌詞の範囲内で発音可能な、「中」「もの」「雪」「タイヤ」「油あぶら」「車くるま」「歌」などの1000通りの言葉を意味も併せて覚えさせる。
結果: 一部の単語のみ正確に発音することが出来ました。
分析: 実験後も繰り返し教えることで、より多くの言葉を覚えることが可能だと推測されます。
先日████博士の代理でインタビューに立ち会ったのですが、SCP-XXX-JPとの会話中にSCP-XXX-JP-Aが割り込んでくるという現象が発生しました。SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JPを代弁するかのように話し掛けました。しかし、それは客観的な口調でSCP-XXX-JPを評価しており、あくまでSCP-XXX-JP-A自身の意見であるとインタビュー後に判明しています。そして、インタビュー中SCP-XXX-JPが████████████。しかし、音声データに破損があり修正不可能です。正確なインタビュー記事を即座に作成しますのでお待ちください。
███研究員
会話ログ-XXX-JP-21: 以下の会話ログは、音声記録を文字に起こしたものです。破損部分は███研究員の記憶から抽出したものを補足しています。
対象: SCP-XXX-JP
インタビュアー: ███研究員運転手:D-XXXX
付記: 実験記録XXX後に実施したインタビューです。インタビュー中録音機器が破損します。補足を斜体で追記しています。
<録音開始>
███研究員: では、質問を…SCP-XXX-JP: 『し』『り』『た』『い』
███研究員: (驚きの声)!? …何を知りたいのですか?
SCP-XXX-JP: 『雪』『ふ』『る』 (間を空けて) 『は』『る』『な』『つ』『あ』『き』『ふ』『ゆ』
███研究員: あー…(少し考えて) 冬は降ります。春と秋は一部の地域では降っている所もあります。夏は… 雪は降りません。
SCP-XXX-JP: (沈黙)
███研究員: 質問に戻りますが…
SCP-XXX-JP: 『な』『つ』 『な』『つ』
███研究員: どうしました?
D-XXXX: おい、ちょっといいか?
███研究員: あなたの発言は許可されていません。却下します。
D-XXXX: こいつはよぉ 夏っていうのを見てみたいようだぞ。
███研究員: !? 何故あなたがそんなことが分かるのですか?
D-XXXX: いやぁ… なんとなくだけどよぉ…
███研究員: 確証のない発言は許可しません。
SCP-XXX-JP: 『な』『つ』 『い』『く』 『い』『こ』『う』███研究員: 却下します。そんなことは許可されません。
(このあたりでノイズが発生、以降データが破損)
D-XXXX: おい、そんなに言うこたぁねぇだろ…
███研究員: あなたは黙って下さい。
SCP-XXX-JP: 夏 行きたい 夏 行く (███研究員の解釈で記憶されているようです。)
███研究員: 何故だ。何故そんなに…
D-XXXX: こいつは夏でも雪を降らせたいと思っているそうだ。
SCP-XXX-JP: なつなつなつなつなつなつなつなつ
███研究員: 却下する。連呼するな。
SCP-XXX-JP: なぜだ?どうして?
███研究員: SCP-XXX-JPの存在が明るみに出て、広範囲に至る被害が出るからだ。
SCP-XXX-JP: でも でも 『で』『も』
(数秒の沈黙)
D-XXXX: うっ… ぐっ……
███研究員: どうした?
D-XXXX: ゆ、指が… 指が…
運転席内の気温が急激に低下
███研究員: 車を停めろ! インタビューを中断する。
<録音終了,>
終了報告書: 録音機器の破損は氷点下の温度に曝され発生した氷の膜が原因と考えられます。D-XXXXの指が凍傷になりました。SCP-XXX-JPは運転席内の気温を変化させる事が可能なようです。
███研究員は度重なる自己判断による会話を行っており、SCP-XXX-JPを刺激したとして、尋問後、記憶処理を施され解雇されました。インタビュー後SCP-XXX-JPは「夏」をひたすら繰り返していましたが、現在は落ち着いています。
今後、SCP-XXX-JPの周辺、及びサイト-81██内で「夏」に関する会話は一切禁止する。
████博士
補遺3: SCP-XXX-JPの灯油タンク内をX線で調べた結果、横たわった人体の骨格のような物とノートと思われるものが発見されました。骨格は女性のものと思われます。どのようにしてタンク内に入れたのかは現在不明です。ノートは回収済みです。内容は以下に記します。灯油により一部破損しています。
12月2日
彼、昨日も警官にキップを切███いたみたい
ちゃ██運転しなきゃ████わよ
でも灯油の██販売も楽█ゃないみたいねページが消失
██月25█
█がまた減給処分ですって?!
私の█場は█うなるのよ!もっと彼によくなってもらいたいのに!私決めたわ!!!!!!!
雇用主に直談判█て来るわ!!
以下27ページに渡って判読不明
██月4日
私決めたわ…私が〔削除済み〕になるわ…
ノートの内容は今後改稿予定
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは収容エリア-8164の敷地面積約100平方メートルの多層式収容ドームの中に、発見場所の廃屋と共に収容されます。電子機器の持ち込み、SCP-XXX-JP-Aの未処分、廃屋内の物品の回収といった行為は禁じられています。SCP-XXX-JPが感染した電子機器は破壊後、専用の処理装置で終了して下さい。SCP-XXX-JP感染者は感染の度合いによって最奥層の警備、治療、終了処置のいずれかを指示されます。
説明: SCP-XXX-JPは、常に砂嵐状態のテレビの画面上に映る蝶の形をした歪みです。██県の██山中に存在する廃屋内から発見されました。SCP-XXX-JPはテレビの画面から180°の範囲17にある電子機器と動物に異常特性を感染させます。(以下感染した物品をSCP-XXX-JP-Aと呼称)
SCP-XXX-JP-Aが電子機器の場合、機能不良を起こします。画像・映像を映す機能のない媒体はそれ以上何も起こりません。画像のみを映す媒体には蝶の幼虫に似た歪み(以下SCP-XXX-JP-B-α)が画面上に発生します。映像媒体の場合SCP-XXX-JP-B-αは画面内を移動します。この時のSCP-XXX-JP-B-αは電子機器に応じたエラー時・故障時の模様になります。映像媒体上のSCP-XXX-JP-B-αはランダムなタイミングで蝶の蛹の形状(以下SCP-XXX-JP-B-β)に変化し、さらにそれから1時間から20時間の間に蝶の形状に変化してSCP-XXX-JPと同様の特性になります。SCP-XXX-JP-B-βが現れた時点でSCP-XXX-JP-Aの画面は常に砂嵐状態になります。
SCP-XXX-JP-Aが人間の場合、SCP-XXX-JPを視認すると視界上に砂嵐の模様を持った蝶が現れ、視界内を飛び回りますが、これは実際には存在しません。この時すでに脳内のシナプスに侵入し、視野の感覚器官に働きかけて映像として視界内に現れます。被験者の20%は視野に関する機能の欠損、30%が死亡します。半分は視力こそ低下しますが、視界にSCP-XXX-JPが見えること以外に異常性はありません。盲目の被験者の場合、感染は発生しませんでした。他の動物実験ではまとまった結果が得られませんでした。
SCP-XXX-JPが一般社会にもたらす影響は大きく、XK-クラス世界終焉シナリオ(でいいのかな?)を引き起こすことが危惧されています。 オブジェクトの由来は不明です。
1,https://www.flickr.com/photos/zagrobot/2688696434/ gothopotam氏 CC-BY-SA 2.0
https://www.flickr.com/photos/87913776@N00/3241512841/ futureatlas.com氏 CC-BY-SA 2.0
https://visualhunt.com/photo/12659/
2,
https://www.flickr.com/photos/country-teeth/449772603/ Dfarbin氏 CC-BY-NC 2.0
同上
3,
https://www.flickr.com/photos/quintanomedia/16035779290/ Anthony Qulntano氏 CC-BY 2.0
同上
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは収容エリア-8164の多層式収容ドームの中に、発見場所の廃屋と共に収容されます。電子機器の持ち込み、SCP-XXX-JP-Aの未処分、廃屋内の物品の回収といった行為は禁じられています。SCP-XXX-JPが感染した電子機器は破壊後、専用の処理装置で終了して下さい。SCP-XXX-JPはサイト-81██の防電磁波収容室の中に収容されます。異常性のない個体は新任職員オリエンテーションに使用される備品と共に倉庫内に置かれています。
説明: SCP-XXX-JPは、砂嵐状態のテレビの画面上に映る蝶の形をした歪みです。██県の██山中に存在する廃屋内のテレビから発見されました。SCP-XXX-JPはテレビの画面から半径1.5kmにある映像機器に異常特性を感染させます。(以下感染した機器をSCP-XXX-JP-Aと呼称)
SCP-XXX-JP-Aの画面上には、蝶の幼虫に似た歪み(以下SCP-XXX-JP-B-α)が発生します。SCP-XXX-JP-B-αは体を伸縮させながら、画面内を移動します。この時のSCP-XXX-JP-B-αもSCP-XXX-JP同様砂嵐状態の模様となります。SCP-XXX-JP-B-αはランダムなタイミングで蝶の蛹の形状(以下SCP-XXX-JP-B-β)に変化し、さらにそれから1時間から20時間の間に蝶の形状に変化してSCP-XXX-JPと同様の特性になります。SCP-XXX-JP-B-βが現れた時点でSCP-XXX-JP-Aの画面は常に砂嵐状態になります。実験によって、その後の経過も確認されており、一般的な蝶とSCP-XXX-JPの挙動に大きな違いは見られませんでした。
SCP-XXX-JPを視認すると、被験者は次の中から1つの条件を含む記憶喪失、及び認識災害に陥ります。
・ 「SCP-XXX-JPを見た」という記憶を失くし、次にSCP-XXX-JPを見た時、蝶が飛んでいる映像だと認識する。
・ 「テレビ」「蝶」というワードに関する記憶を失くし、実物のテレビや蝶、それらを模倣した物品を見ると、その場所に砂嵐状態のノイズがかかったシルエットが見えるようになる。
・ 自身の記憶を全て喪失し、外部からの呼び掛けに反応しなくなる。テレビを見ると、自分はテレビの中にいると、自発的に語りだすようになる。
いずれもCクラス記憶処理で完全に除去できる事が確認されています。しかし、「砂嵐状態のテレビ画面に蝶のシルエットが浮かんでいる」という記憶は、記憶処理を行っても現在まで消えた事例がありません。
補遺: テレビ画面の素材に██を使用すると、感染する特性が発生しなくなりました。現在は、██を使用したSCP-XXX-JP-Aと最初に発見されたSCP-XXX-JP個体をそれぞれ収容中です。██の製法はレベル3のセキュリティクリアランスを持った職員にのみ開示されます。
██という物質は存在しません。SCP-XXX-JPの報告書は全て偽装のための内容です。
SCP-XXX-JPは、財団が作成した映像です。SCP-███-JPの安全な収容の為に作成され、SCP-XXX-JPの報告書として記録されています。当初から異常性など無く、SCP-███-JPへ対抗するための記憶処理の口実として使用されました。SCP-███-JPの無力化にほぼ成功した現在でも、新任の職員にこの映像を見せるプロトコルが続いています。また、SCP-███-JPは存在を知ること自体に危険性があるため、オブジェクト収容チーム以外にその情報は開示されません。
SCP-███-JPは現在無力化されています。しかし、オブジェクトの特性上同じ異常性を持つ個体の発生が懸念されるのでここに記録を遺します。
アイテム番号: SCP-███-JP
オブジェクトクラス: Extranormal Euclid Keter Neutralized
特別収容プロトコル: 2012/██/█
2003/██/█時旧プロトコル
1997/██/█時旧プロトコル SCP-███-JPはその大規模な発生範囲から、完全な封じ込めは困難であり、事後処理を徹底することに重点が置かれています。SCP-███-JP対応班は、被害者にできるだけの蘇生措置と記憶処理を施してください。テレビ各局に、点滅描写を含む映像規制を通達しています。財団職員の一定数を、映像点検委員として各局に配置して下さい。
19██/██/█時旧プロトコル [データ削除済]
説明: SCP-███-JPはテレビに発生する異常現象です。目に一定以上の光刺激を受け18SCP-███-JP-1が映っている画面を観る事が発動条件です。SCP-███-JP-119が画面上に現れると、オブジェクトは視聴者が想起した形状20に変化します。視聴者の思考をどのようにして読み取っているのかは不明です。SCP-███-JP-1を視認した時点で、視聴者は光過敏性発作に近い症状を訴えます。同時に、形状の変化したオブジェクトの姿を視認すると、心理的刷り込みが発生し、自身をその姿だと認識します。視聴者が想起した形状をSCP-███-JP-2とします。視聴者はその後意識を失います。SCP-███-JP-1がいたテレビ画面には現在放送中の番組が映りますが、SCP-███-JP-2と同じ形状のものがリアルタイムで映っている番組へと切り替わります。どの番組にもSCP-███-JP-2と同じ形状のものがなければ、画面は砂嵐状態になります。視聴者の体がテレビから離される、離されずに暴露から31時間47分経過するかのどちらかで、視聴者は確実に死亡します。視聴者が死亡した場合、テレビが接続されているアンテナから通常の2倍の値の周波数の電波が放出される観測されます。生還したSCP-███-JP-2へのインタビューによれば、意識を失っている間は異常な幻覚を体験します。
幻覚の内容 放送中のテレビ番組内にあるSCP-███-JP-2の視点が視聴者の視点になり、放送されている映像と同じ風景が見えます。視聴者はSCP-███-JP-2の形状で行動する形となります。番組内での映像が終わると、場面の切り替えが行われ、位置がリセットされます。映像が存在しない場合、視界のすべてが砂嵐状態の映像になり、視聴者はこの時身体的・精神的苦痛を受けたと証言しています。これは次の映像が現れるまで続きます。幻覚内にはテレビ画面と同形状の物体が浮かんでおり、そこには視聴者の体とテレビがある場所の風景が映し出されます。その映像を見て視聴者が自分の姿を思い出すと、幻覚は終了します。幻覚の終了と同時に視聴者は意識を取り戻しました。SCP-███-JP-2が動作できる形状でない場合の生還者は確認されていません。また、生還に失敗した時の詳細は観測が不可能なので不明です。
対象: ██ ██氏
インタビュアー: ██博士
付記: ██氏は自室でテレビを視聴中、SCP-███-JPに暴露した。番組の内容は██議員の記者会見の映像で、各局が連日報道していた。
<録音開始, 19██/██/█**>
██博士: ██さん、落ち着きましたか?
██氏: ええ、未だに困惑していますがおかげさまでもう
██博士: では██さん、あなたが見たという幻覚について話して貰えないでしょうか
██氏: 私がテレビを見ていた時、急に吐き気がし、しばらくして倒れてしまいました。そして気がつくと私は██議員になっていて記者会見を受けていました。
██博士: あなたが見ていた番組と一致しますね。続けてください。██氏: はい、しばらくしてテレビの画面のようなものが近づいてきました。私が見ていたテレビのと似ていました。
██博士: テレビの画面?
██氏: そうです。そこには倒れこんでいた私が映っていて、その時思い出したんです私は私だって。
██博士: ほう
██氏: 自分でも言っている事がおかしいとは思います。でもこの幻覚が頭から離れないのです。
██博士: 大丈夫です。私達にお任せ下さい。他に幻覚について気になることはないですか?
██氏: そう言えば記者達の顔なんですけど、何か普通じゃないというかよく見る事が出来なかったんですよね。
██博士: なるほど、辛い中話して頂き誠にありがとうございました。
██氏: いえいえ、こちらこそご相談に乗って頂いてありがとうございます。
<録音終了, 19██/██/█**>
終了報告書: ██氏が暴露した原因は大量に焚かれたカメラのフラッシュと思われる。テレビの画面のような物は恐らくテレビカメラのアングルと対応しており、実際のテレビ画面から確認できないものは幻覚内でも確認できないと推測する。██氏にはCクラス記憶処理を施した。
████放送の放送波は、映像や音声の信号で直接変調されており、波形スペクトラムの振幅が大きく、そこに異常現象の原因があると考えられました。
- 余白
- 神鳥tale
- 思考実験
- ameの人事ファイル
- kaminの人事ファイル
- ハル薬剤師の人事ファイル
- 歌笛曲芸師の人事ファイル
- 余白
- エージェント・ショーの人事ファイル
- 機動部隊も-2"ONE小隊”
- 宇多田研究助手の人事ファイル
- actigraphの人事ファイル
- はるうらら
- あちちあくち
- いきりすろう
- 91170の人事ファイル
- kamone~の人事ファイル
- jetlag
- test
- pet
それは、花の香りが漂う、ある晴れた春の日だった……
私の運命を変えた出来事……
19██/██/█ 19:██
各機動部隊に通告: GOI-████ 日本生類創研 第█研究施設の位置が明らかになりました。(以下施設█と呼称)今回の任務は施設内への侵入、異常オブジェクトの回収、被害者の救助です。
事前調査の結果、19██年に日本生類創研は4名の新生児を拉致しています。施設█に潜入していたエージェントからその4名の生存が確認されました。直ちに作戦を開始してください。
彼はこの世に生を受け、間もなく運命を引き裂かれた。
命をもてあそぶ者たちに育てられ、いじくられ、沈められた。
幸いといえば奴らの頭脳のおかげで、教養に困らなかったことだろうか。
彼には3人境遇を同じとする友がいた。親を知らず、常識も知らない彼らにとって、唯一の仲間であった。
しかし、無知な彼らはまだ、奴らの正体には気付けずにいる。笑顔の奴らに笑顔で返していた。
19██/11/█
██産婦人科に潜入していたエージェントによると、19██/█/██にNICU21にいた4名の新生児が行方不明になっていたという事例が確認されていました。事例発生から11年経過しており、当時の情報を照合して救助した被害者と同一人物であることが確認されました。
定期健診の時間だ。
いつからだろうか。物心ついたころからずっとやっている。体のいろいろなところをひっかくのだ。かなり痛いがもう慣れてしまった。アメももらえるし、悪くない。むしろみんな楽しみにしている。
デンキくんは特に喜んでいて、いつもまるでタコのように踊っている。
ボクはみんなと違い、定期健診でパパたちにいい顔はされない……。でもいつも励ましてくれるから頑張る気持ちが湧いてくる!
早くボクもみんなみたいになりたいなぁ
被害者についてのレポート・追記1
生類創研により拉致されていた4名の被害者には、それぞれ「伝亀」「英虎」「神鳥」「貴龍」という呼び名が割り振られていました。
生類創研研究者の記録によると、4名とも年相応の教育を受けていたとのことです。生類創研において不都合な倫理的な教育はしていなかったようです。
不安になってくる。ボクはずっと変わらない……。
デンキはよく褒められる。8本の脚で小躍りしている。エイコは毛むくじゃらの手でパパたちにじゃれていて、キリュウなんかはパパがつきっきりだ。
実を言うとパパたちに不信感を感じている……。みんなの姿は確かに変わっていてすごいが、パパたちはボクと同じで全く変わってなさそうだからだ。「キミたちは特別だからだよ。」と言われたが、ボクらが特別?じゃあ普通って一体?
追記3
回収した被害者の遺体にはそれぞれ動物の組織が移植され、体内外の器官・部位が全て動物のものに置換されていました。
10歳の誕生日……。
これはどういうことだろう?
アメを食べたみんなが眠ってしまった。―――パパ達がやってきた!なんとなくボクも寝たふりをする……。
どこかへ担がれて移動しているようだ。「成長期」「細胞を安定」など聞こえる。どこかの部屋へ入りどうやら止まったようだ。
水に何かが入れられる音?薄目を開けて見てみると、みんなが筒の中に沈められている?!
驚き、動き出したボクをパパたち(もうパパなんて呼びたくない)はビリビリするモノで痺れさせた。ボクの意識はここで途切れてしまった。
追記2
4名の被害者は発見時液体の入った筒状の機械に入れられていました。機械にはそれぞれの名前と多数の動物の名称が刻印されていました。安定装置と呼称されており、入れられた生物の細胞を安定させる物だったようです。4機中3機の液体には被害者の血液が混入していました。
生類創研のアジトへの突入命令がいよいよ下された。
私の任務はオブジェクトの回収及び被害者の救出。被害者はすでにオブジェクトになっているかもしれない……。これまでもそうだった……。
機動部隊の先隊が突入した。彼らに続いて私もアジトへ侵入する。
報告: 施設█には生類創研の構成員の痕跡が確認されました。突入時には既に放棄されていたようです。4名の被害者に対しどのような実験を行っていたかについては、資料が確認できず不明です。
機動部隊ととある一室に侵入したとたん、部屋内にあった筒状の機器のガラスが割れてしまった。ドアを開けると作動する仕掛けだったようだ。証拠隠滅には不十分だな……。液体と共に被害者と思われる4体の…オブジェクトが機器から流れ落ちた。
(追記3続き)
以下が発見時の遺体の状態です。
「伝亀」 脚部:8本の頭足類の触腕に置換されている
頭部・胴:魚類の物に置換されている
腕部:蟹(Brachyura)の鉗脚に置換されている「英虎」 頭部:確認できず
外見:無数の哺乳類の手足が生えている「貴龍」 大きなトカゲ(Sauria/Lacertilia) 「神鳥」 外見に異常なし、モンゴロイド10歳男性
それぞれの細胞を検査した結果、安定装置に刻印されていた動物のDNAが混入していることが確認されました。
「ゲホッ、ゴホッ」
「キミ、大丈夫かい?」
「あなたは……?」
「心配しなくていい、君を助けに来た者だ。」
「助けに……?いったいどういう……」
突入部隊は被害者を救出、オブジェクトを回収した後帰還しました。エージェントによる被害者のカウンセリングが行われました。
検査の結果「神鳥」には多数の動物のDNAが混ざり合っている以外には異常性が確認できませんでした。現在、Anomalousとして財団の管理下におかれています。
検査の後、ボクは車で運ばれていった。外にはキレイな花のついた木がたくさんあった。
「―――ということがありました。これが僕が覚えていることです。」
「なるほど……日本生類創研もついにそんなことを……」
「あなたは一体何者なんですか。」
(関係者に目配せする)
「名乗るほどの者でもない、キミたちのような子を悪い奴から守ったり、危ないものを捕まえるのが仕事なだけさ。」
「ボクはえっと……あいつらからは『神鳥』と呼ばれていました。」
「嫌な名前を名乗る必要はない、自分の名前は自分で決めるんだ。」
「名前ですか……そういえばあの時の綺麗な花は……?」
「梅か?それがどうしたんだ?」
(うめ……)
「まあいい、これからキミはどうしたい?全てを忘れてもいいが……」
「忘れる……ですか」
「我々はキミに正しい教育をしようと思う。管理下に置く以上キミには……」
「忘れたくないです……みんなのためにも……」
「……そうか。」
「ボクはボクを救ってくれたザイダン・・・・の力になりたいです!どうすれば……」
「なるほど。だが今の君では……」
「…………」
「そうだな……君が立派な『紳士』になれば考えてやらんこともない。」
「!!」
「実は博士たちから君を『プリチャード学園』へ入学させるよう言われてね。そこで頑張るといい。」
「はい!あなたが言う『紳士』になってみせます!」
それから私は必死に勉強を重ね、19██年プリチャード学院大学生物学部を首席で卒業し博士号を取得した。
あの時からずっと自分の事を「神鳥 梅」と名乗っている。3人の友と恩師を忘れないためだ。
卒業後、程なくして財団に雇用された。しかし恩師であるエージェントは任務によりこの世を去っていた……
生類創研を憎む気持ちはある…… しかし彼が言ったように立派な「紳士」として……心に慈愛を……平和を私の力で……財団職員としてできることを
紳士たるもの、如何なる時も紳士・・であれ_____
――――それでは、簡単な思考実験をしましょう。鷹井研究員、準備はいいですか?
「……」
――――頭の中ではどんなことだって出来てしまいます。例えオーバーテクノロジーな実験でさえもね。
「………」
サイト-8192ではただ今お昼時。SCP-███-JPの件で一時的にここへ配属された鷹井研究員は食堂を目指していた。空腹に耐えかね、何を食べようかと考えながら歩いていると…
「やあ鷹井さん、奇遇ですねここで会うなんて」
「あなたデスカ。ソウデスね、会うのは同好会の集会以来デシタカ」
[編集済]仲間の██研究員に出会いました。 ……いや …捕まったと言うべきかもしれません。
「今、少し協力して欲しい事があってですね。SCP-███-JPの収容方法なんですけど、私達のチームが手を焼いていましてねー。」
「それでワタシに?」
「ええ、ぜひ鷹井さんにもお力を分けてもらおうと…」
「分かりマシタ。ワタシもその件で今日ここに呼ばれましたカラ。それに同志の頼みなら、断れないデスヨ」
「おー頼もしい返事ですね。それでは早速…」
「エ?今からデスカ?」
「はい、それでは思考実験を始めますよ」
――――…さん…鷹井さん!ちゃんと聞いていますか?
「オット、大丈夫、大丈夫デス」
実のところ空腹で倒れそうなのだが、あんなことを言ってしまった手前、今さら断れないのである。
――――せっかくの思考実験なのですからもっとしっかりして下さい。
██研究員の言う思考実験とは、実際にはできない実験方法を頭の中で再現し、最善策を導き出す実験なのだ。
――――この思考共有装置を拝借するのは骨が折れたんですよ?
「…キミの思考実験にワタシを巻き込まナイで貰えマスカね」
――――まぁ、少しくらいいいじゃありませんか。そうだ、昼は私が奢りましょう
「!」
――――では、始めますよ これがSCP-███-JPの特性です
・空中に浮かんでいる20cm程の炎の塊
・50cmまで接近すると、疲労感を覚え約15秒後被験者は死亡する。
・狙いをつけた人物を執拗に追いかけ続ける。
・壁をすり抜け、収容室に収容する事ができない。
・回収場所は██県の██霊園で、オブジェクトは霊的存在と推測できる。
「ナルホド、確かにこれは厄介デスネ」
――――現在、Dクラス職員によってSCP-███-JPは引き付けられています。収容するのが困難な場合オブジェクトを終了させよという要請も上から来ています
「ウーン、壁をすり抜けるとなると収容スルのは難しいデスネ」
――――そこでこの思考実験ですよ!
「そうデスネ…、霊的存在なのでしタラ除霊するのはドウでショウ?」
――――██霊園は鎌倉幕府の頃から寺と共にそこにあったそうです。詳しい年代も宗派も不明なので難しいかもしれません
「うむむ、一筋縄ではいきまセンネ」
――――では、収容室を工夫しますか
2人の思考内に何もない部屋が現れた。
「Dクラス職員を常に移動させる装置を設置してみてはドウでしょう?」
――――いいですね、どんな形のものなのですか?
鷹井研究員は装置の形を思い浮かべようとした
(そういえバ、お腹が…)
部屋には巨大なカツ丼が現れた
――――…鷹井さん、あなたの食欲はよく分かりましたから、少しは真面目に考えて下さい
「す、すまナイ」
――――装置の案はだいたい分かりました。ですがコストがかかりますね、Dクラス職員も有限ですから
「そうデスカー。やはり、収容は難しソウデスネ。無力化する方向で行く方がいいかもデスネ」
――――無力化…火を消す……そうだ!SCP-559を使いましょう!
「エ⁉クロステストですか?あまり得策ではないヨウナ…」
――――今日が誕生日のDクラス職員と、 SCP-559-JP個体を想像して…
部屋内にDクラス職員とSCP-559-JP個体が現れた
SCP-559-JPの上にSCP-███-JPを配置し、Dクラス職員が息を吹きかけると
――――よしっ!消えた!ホラーッやっぱり!
「Dクラス職員は赤ん坊になりましたケド…」
――――思考実験成功です!ご協力ありがとうございます
「エェ…」
「早速、管理者に掛け合ってきますね」
「待ちタマエ」
そそくさと去ろうとする██研究員の肩を鷹井研究員はガシっと掴んだ
「自分の言った言葉を忘れマシタカ?アナタに引き止められてコッチは餓死寸前なのデスヨ」
「うぅ…わかりました…覚えてますよ…」
「はい、食堂に着きましたよ。」
「カツ丼!カツ丼は無いのデスカ?」
「丼ものは今日は天丼しかないようですね」
「モウそれでいいデス!天丼1つ!」
???「あいよ!」
出された天丼を勢いよく掴み取り、凄まじい速さで天ぷらと白米を掻っ食らう
「うわぁーすごい食べっぷり」
「ありゃ?大変じゃ!私としたことが間違えて渡してもうた…」
「ん?どうかしたんですか?あなたは…」
「私はここの厨房の料理長じゃ!先ほどあやつに出した天丼じゃが、実は試しに作った特製天丼だったのじゃ!」
「特製?」
「そうじゃ。わたしが後で食べるために作ったのじゃが…」
「特製と言うからには具が豪華なのですか?」
「うむ、特製きのこ天丼じゃ。エリンギにツキヨタケ、ベニテングダケにウシグソコナヒトヨタケ……」
「」
「鷹井さーーーーーーん⁉」
思考実験-事後報告
鷹井研究員は幸運にも毒性が弱めのキノコだけを食べており、一命を取りとめ財団の医療施設で現在療養中です
鬼食料理長はサイト管理者から厳重注意を受けました
██研究員は管理者にSCP-559の使用許可を申請しましたが却下されました 鬼食料理長から特製天丼の料金(高額)を請求され憤慨しました
SCP-███-JPは水をかけられて無力化しました。
氏名: 雨あめ 富稲といな
セキュリティレベル: レベル0 / クラスE
職務: サイト-81██の雑務、主に掃除をよく任されます。
所在: サイト-81██内のどこかにいます。
来歴: 生類創研から私はやってきたようです。よろしくです。
人物: 幸薄そうだ、とよく言われます。「幸」っていうのがよくわからないですが。私は生類創研によって研究されていたみたいです。こわい。
足が片方なかったようなので、財団の人がこれをつけてくれました。
左あしはロバです。なぜか生殖器がついていないので私はどっちか分かりません。胸はあるのですが。
羽根がついてますが飛べません。
血を支給してもらって、それを食べています。D-ERA30117さんの血はいつも美味しいです。
雨富稲は生類創研の研究施設から回収されました。片足に財団製の義足を装着しています。下半身がロバのものに置換されています。上半身・内部組織臓器がチスイコウモリのものに置換されており、検証の結果ヒトの血液でしか栄養補給ができないことが確認されています。1日にDクラス職員の血液30CCが支給されます。彼女はD-38430117の血液を特に気に入っているようです。
腕が蝙蝠の羽の為、脇下がチャック式のショート丈ノースリブシャツのみを着用しています。下半身及び腹部の露出は問題がないと判断されました。
性格は……そうですね。明るくいつも元気です!
(えっ これのことも書くのですか…!?)
うーん、あまり覚えてないのでわからないのですが、目の下から頬まで何かのラインが残っています。
毎日洗っていますが落ちないです。
これは いままで食べた血をまとめたメモです。ちょっと見せるのははずかしいです。。。
雨ちゃんのブラッドれぽーと
提供者: D-2930 ☆
タバコくさい。年寄りなので室もちょっと悪いですね。
提供者: D-1010518
まずいです。しっかり運動してください。
提供者: D-2015310 ☆
どろどろでアブラっぽいです。普段何を食べているのですか。
提供者: 大和博士 つける価値無し
クソまずい。義足でけってツメで引っ掻いてやった。
提供者: D-24234 ☆☆
まだましなあじ。総じてDクラスはまずいのばかりです。
とっさにメモしたので番号間違えたかも。
とてもおいしい!この人のを毎日たべていたい……♡
氏名: カミン
セキュリティレベル: レベル0 / クラスE
職務: サイト-81██職員へのセラピー、無害な幼体オブジェクトへの対応。
所在: サイト-81██内オフィス
来歴: █████████。生類創研施設にて回収。
人物: カミンセラピストは、男性、身長██cm体重█kgで、現在█歳と推定されています。
彼はウェルシュ・コーギー・ペンブローク(Pembroke Welsh Corgi)の外見をしています。言語を理解しており、神鳥研究員が作成したツールにより、コミュニケーションをとることが可能です。脳化指数が高く、脳の容量がヒトの子供と同等であり、推定された年齢からヒトと同じ成長過程を経ていると思われます。
彼は財団に保護されてから3年ごろ、経緯は不明ですが後天的に二足歩行能力を獲得しています。彼が「足がむずむずする」としきりに伝えていたことが記録されています。
その後彼は2足歩行で生活しており、現在はセラピストとして雇用されています。
カミンのセラピー記録
カミンセラピストへの指導という名目で彼女に休息を与えるべく実施されました。
さあカミンさん、これから・・・しどうを・・・zzzzzzzzz・・・・。- エージェント・篝火
カミンの反応: ぐ っ す り だ ね !
氏名: 春ハル 紫苑シオン
セキュリティレベル: レベル1
職務: 実験・研究用の薬剤の管理・処方、自身の毒液の抽出、薬品の調剤、サイト-81██内ドラッグストアの薬剤師兼販売員、生類総研を潰す
所在: サイト-81██内薬品管理室
来歴: 生類創研から保護された後、プリチャード学院大学へ入学。薬学部を卒業し、財団へ雇用されました。
人物: ハル薬剤師は、199█年4月15日生まれ、体長534cm、体重███kg、胴回り184cmです。薬剤師の国家資格を修得し、製薬開発技術者としても優秀な能力を持っています。現在の研究テーマは記憶処理剤に替わる機密保持用の新薬の開発、及び動物系職員用の薬品の開発の2つです。
彼女は生類創研によって、頭部・胴体・脚部がクサリヘビ亜科(Viperinae)に酷似したものに置換されています。腕部は失われており、彼女は尾の先や舌を腕代わりとしています。ピット器官やヤコブソン器官といったヘビ亜目特有の器官を有するのと同時に、ヒトと同様の聴覚と同じ視界を感じ取ることができるようです。嗅覚はヘビ同様舌の出し入れによって感じ取ります。
彼女の上顎には毒腺が存在し毒液が分泌されています。財団は彼女に毎朝毒を完全に抜くよう義務付けており、採集された毒液は研究用として保存されています。この毒液は神経毒で毒性は弱く、彼女に噛まれると麻酔を受けたように痛みを感じることがなくなります。主に麻酔薬、またDクラス職員用鎮痛剤としての利用が研究されています。
彼女の外見は先述の通りヘビそのものです。衣服の着用は必要ないと思いますが、彼女はかたくなに衣服を要求し、服飾部にも掛け合い頭部以外の全身を覆うナース服とナースキャップが支給されています。
レディに裸でいさせるなんて、なんたること…。 - ハル薬剤師
彼女は付けまつげをしており、職務外の休日には口紅などの化粧もします。性格はおっとりで物腰柔らか、照れ屋ですが主張するべきことはしっかりと主張するタイプのようです。
彼女には「デコり癖」があり、私物にはラメやシールなどが多く散りばめられており本来の形状が判別できません。他人の私物や販売する薬にまでデコレーションをしようとする場面を発見次第即刻注意してください。
エージェント・イチが最初の誤飲事件の被害者です。同じ失敗を何度も繰り返さないよう注意してください。
彼女は前述の通り薬剤師の資格を持っており、薬剤研究の傍らサイト-81██内ドラッグストアの薬剤師兼販売員を務めています。職員たちの処方箋を基に薬を処方しています。
以下はその抜粋です。
ハル薬剤師の処方記録
処方: 目薬
原因: 弱視。視力矯正による眼精疲労。ちょっと匂い嗅ぎますね。 - 榛原客員研究員
あの…。- ハル薬剤師
どうしました? - 榛原客員研究員
ちょっと恥ずかしいです…。必要なんです?これ。- ハル薬剤師
匂いというのはその人の体調を表すものなのですよ。とても重要です。さ、次は口臭の確認です。お願いします。 - 榛原客員研究員
いえ、息はちょっと…。刺激が強いですので…。- ハル薬剤師
大丈夫です。承知の上で頼んでいます。さあ、どうぞ。 - 榛原客員研究員
では…。プゥふぁ~~~~ - ハル薬剤師
うっ…(その場に倒れる) - 榛原客員研究員
F-rabbie: ALERT!! ALERT!!
あら…。うっかり毒が漏れて…。- ハル薬剤師
処方: 抗アレルギー薬
原因: ネコアレルギーの対症療法こちらがお薬です!アレルギー治るといいですね。- ハル薬剤師
ありがとうございます。ところで1つよろしいですか?- 泥濘研究員
はい!なんですか?- ハル薬剤師
ちょっとだけ触らせて頂きたいのですが、いいですか? - 泥濘研究員
え…いえちょっと…。- ハル薬剤師
ちょっとだけならいいのですね!では… - 泥濘研究員
え…あの、キャぁぁぁぁあああああああ…- ハル薬剤師
なんの脈絡も無く始まる
動物系職員ランキング!!
サイト-81██部門!!
サイト-81██には個性的な動物系職員さんたちがいます。まだ見ぬ動物を見れるのは研究員をやっていて役得ですねぇ…。
第1位 カミンセラピスト(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)
私のお気に入りナンバーワン動物職員です。短い脚でちょこちょこ歩くのが愛らしく、しかも二足歩行ができます。とってもかわいい…。セラピストの名の通り、癒されること間違いなしです!
第2位 ハル薬剤師 (クサリヘビ亜科?)
触らせてもらえるか心配でしたが、お腹側はすべすべしていてとても気持ち良い触り心地でした。顔や背中はトゲトゲしていて少し硬かったですね。ナースキャップをかぶっていらっしゃり、とてもかわいいお方でした。
第3位 ███████([|████])
████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████
第4位 レセプショニスト蝶(ヤギ)
背の高い麗人(麗ヤギ?)です。ガードが固く、触らせては頂けませんでしたが、チャイナドレス姿を見せて頂けました。スタイルがよく、一挙手一投足がスマートです。この手の方が好きな方は惚れること間違いなしです!
第5位 歌笛曲芸師(ウサギ)
ラビット!白くてモフモフしていて触った感触もとても心地よかったです!(下心はありませんよ!?私はあくまでモフモフしたくて…)
セクハラですよう…。- ハル薬剤師
処方: 頭痛薬(デコver.)
原因: 度重なる不健康から。こちらをどうぞぅ!- ハル薬剤師
なんなんですかこれは。頭痛薬ってこんなキラキラしてました?- Kuznechov連絡担当員
ふふーん。キレイでしょう?わたしのオリジナルデコですよ!- ハル薬剤師
(これかあの「デコり癖」ってのは。)ふつうのいただけませんか。上に連絡しますよ。- Kuznechov連絡担当員
(急いで取りに行く)- ハル薬剤師
氏名: 歌笛かふえ 愛音あいね
セキュリティレベル: レベル2
職務: 動物系職員へのカウンセリング・メンタルケア、サイト-81██内ステージでのパフォーマンス、誘惑
所在: サイト-81██内部カウンセリングルーム、ステージ控室
来歴: 彼女は過去に「ハーマン・フラーの不気味サーカス」に在籍しており、『ハーマン・フラー主催:野女と美獣たち』において曲芸師の1人としてパフォーマンスを行っていたようです。演目の公開が終了した後は、不明な団体によって経営されているストリップバーで働きつつ、サーカスの補助や場つなぎのパフォーマンスなどをしていました。200█年未明、自身の判断でサーカスを離れ、財団に発見されるまで各地でダンサーや曲芸師としての活動や、売春行為を行っていたようです。
財団に発見された後、外見以外に危険な異常性がない事から「サイト-81██内特殊生物オブジェクト管理区間」において職員として雇用されました。
人物: 歌笛曲芸師は、生年月日不明、身長175cm、体重██kgです。
彼女は性格は穏やかで、丁寧で品のある言葉遣いをします。露出の多い服装を好み、たびたびサイト管理者などに注意を受けています。サーカスにいたころの服装という事で、パフォーマンス時に限り「バニーガール」衣装の着用を許可されています。自信を性別・人種・動物系職員を問わないバイセクシャルだと公言しています。
彼女の外見はウサギの頭部・体毛・尾・手足に似た形態であり、骨格は外見に合わせてヒトとウサギのものが混在しています。身体の部位のどこを検査してもヒトの遺伝子情報しか得られず、彼女の起源は不明です。
彼女は自身の事を「美しい」と感じた者に対し、カフェインを130mgほど摂取した場合と同じ覚醒作用を付与する特性を有しています。些細な事でも彼女に魅了されると特性が発現し、覚醒作用はおよそ7時間継続します。これによる健康的な被害は確認されていません。
この特性から、希望者に対し彼女はカウンセリングを行い覚醒作用を付与させることを許可されています。また、長時間の会議や大規模作戦の前に彼女がステージ上でパフォーマンスを行い、大勢に効果を付与させる場合もあり、彼女はカウンセラーと同時に曲芸師として正式に業務を担っています。
お疲れの皆さんを”しっかり”と魅了できるよう……最善を尽くしています。 - 歌笛曲芸師
歌笛曲芸師のカウンセリング記録
長時間の任務の際はとても助かっています。カラスの朝は早くて…。 - 鴉羽博士
朝が早いなら夜は長いのかしら? - 歌笛曲芸師
梁野博士の問題行動のリストから抜粋
歌笛曲芸師に対し、「身体の構造が気になる」という理由で脱衣を提案する。
歌笛曲芸師はそれを了承しました。
同意と捉えてよろしいのですね? - 歌笛曲芸師
[編集済]
梁野博士はその後3日ほど覚醒状態にありました。
キレイなおねいさんなのだ~ - 福路捜索部隊長
かわいいボウヤ・・・そんなに感じてしまうと眠れなくなるよ? - 歌笛曲芸師
う・・・寝れないのはいやなのだ~ - 福路捜索部隊長
一緒に眠れない夜を過ごしましょう… - 歌笛曲芸師
わちきは帰るのだ~ - 福路捜索部隊長
AO
説明:頭部が女性のモンゴロイドのものへと置換されているウマ(Equus ferus caballus)
回収日:████-██-██
回収場所:日本生類創研第██拠点実験施設
現状:財団標準飼育プロトコルに従い、サイト-81██内特殊生物オブジェクト管理区間収容小屋にて収容中。
注:適切な飼料を与えてください。
補遺: 人間の頭部であるが発話は不可能。身体機能(代謝・生殖・運動など)に異常はないが、尾を常に下に向けており動かしてもすぐに元に戻す習性がある。
以下は実験記録です。
代謝機能の実験
飼料: 財団標準ウマ科用飼料
結果: 問題なく摂食し消化した。
備考: 飼料に手をつける前に長時間繰り返し鳴く様子が見られた。
生殖機能の実験
対象: オスのウマ(Equus ferus caballus)
結果: 問題なく受精・着床し、無事出産されました。
備考: 出産された個体には異常はなく外見やDNAにもウマとの違いはみられませんでした。AO-JPによって羊水が舐め取られる様子が確認できました。
氏名: 乾葉からば 霧兎むう
オブジェクトクラス: Anomalous
職務: 動物型オブジェクトの研究個体、私の相談相手 生類総研を潰さないの?
所在: サイト-81██内特殊生物オブジェクト管理区間収容小屋
来歴: 日本生類創研によりナンバーKー█として研究・様々な実験をされていた個体である。財団による日生の拠点強襲が行われるまで、Kー被験体たちの指揮をし日生の研究を遂行していました。
現在はAnomalousオブジェクトとして研究・実験がなされた後、サイト-81██内特殊生物オブジェクト管理区間において管理されています。
説明 (人物) : 乾葉霧兎は、年齢不詳、体長███cm、体重███kgです。私たちの長女で日生時代は幹部クラスで現在は部下以下の位です。渾名は「むうピー」。頭の出来で言えば私たちの中では1番になるんじゃないでしょうか。
渾名で呼ばないで。私のことは敬意を持って“乾葉さん”と呼びなさい。 -むうピー
発話した内容は特に何の処置もされていない者にはウマの鳴き声として知覚されます。
日生時代の彼女は冷徹な女上司という感じで、カリスマで現場を率いていました。性格もサバサバしており、私に対しても優しい顔を見せたことがありません。しかし、今は財団によって人権を無視した実験などをされ、人道的な扱いをされていません。このため彼女の性格は以前より悲観的なものとなっています。
財団の理念から、私に対するこの仕打ちにはおかしいところはありません。しかし、屈辱的です。- むうピー
AOアイテムの実験の一環で彼女は妊娠し、第一子を出産しました。
おめでとう。赤飯炊かなくちゃね。 - 神鳥白
黙りなさい白。しかし・・・悪い気はしません・・・。 - むうピー
出産を経験した結果、性格に改善が見られた模様です。少なくとも少しの幸福感を感じているようです。
しかし、これはこれです。私自身の待遇を改善する要求は撤回しません。- むうピー
せめて、衣服だけでも支給して欲しいです。- むうピー
むうピーは知らないかもしれないけど、姉弟たちに記憶処理がなされている今貴女の言葉が解るのは”私”だけなのよ・・・w
氏名: 尾根 翔太違うわよ ショー・尾根
セキュリティレベル: レベル2
職務: オブジェクトの回収・対処、自身の機動小隊の統率、着ぐるみイベントへの潜入
所在: 非番時はサイト-81██内ラウンジによく滞在しています。
来歴: 着ぐるみイベント██████にて、偶発的に発生したSCP-███-JPに対し、不備のない収容を実施しその能力を財団に買われスカウトされました。その場に居合わせたイベント参加者へのアフターケアも無駄がなく、この活躍から機動部隊長の素質があったようです。
人物: A.ショーは、199█年1月10日生まれ、身長194cm23、体重██kgの男性です。男性であるにも関わらず、女性的な喋り方や仕草を意識的に行います。また後述のボイスチェンジャーも用いて女性のような声を普段から発しています。
彼は女性的な体形をしたクマの着ぐるみを常時着用しています。ウィッグを装着しており、大抵は画像のような髪型になっていることが多いです。衣服は着ぐるみの上から着用します24。着ぐるみのまま生活し、着ぐるみのまま任務を遂行します。
着ぐるみにはいくつかの機能が備わっています。着ぐるみ内の温度を調節する冷暖房機能、先述のボイスチェンジャー(声色変化可能)、防水・撥水加工、長時間の直立姿勢に耐えるための姿勢制御機能、タブレット類操作の為の指先の素材加工など、財団に加入してからも機能を増やし続けています。
公的な記録では、スカウトから現在まで一度も脱衣した形跡がありません。
余談ですが着ぐるみの鼻部分はボイスチェンジャーのスイッチになっており、押すと「プ~」という気の抜ける音と共に彼本来の声を聴くことができます。
やらないでねェン。 - A.ショー
彼はエージェントでありながら機動部隊員としても活動をしています。
小規模な機動部隊である"ONE小隊”のリーダーを務めており、隊員からの信頼は厚いです。
機動小隊の詳細は別項にて。
彼はサイト-81██内ラウンジにて、暇そうな職員を見つけては声をかけひと時の休息を持ちかけます。
下記のリストはその際の記録の抜粋です。
A.ショーの交流記録ショーちゃんとのひととき
あら、ショーチャン。今日はどうしたの?まさか恋愛相談? -三笠カウンセラー
やぁ~ね~しずりん。あなたのコーヒーが飲みたくなったのよ。いつもの頼むわぁ~。 -A.ショー
[以後数時間に及ぶ恋愛観の話が展開される]
機動部隊も-2("ONE小隊")
隊員数: 11名
任務内容: 集団によるカバーストーリーの流布、特定のオブジェクト収容後の現場処理、一般人の保護
リーダー: エージェント・ショー
概要 機動部隊も-2("ONE小隊")はエージェント・ショーを主軸とした、任務時は4~6名で活動する機動部隊です。大抵はカバーストーリー「精巧な着ぐるみ」、「無許可なコスプレイベント」の流布の為に活動します。
その他、人型動物系オブジェクトの収容作戦の事後処理や、カバーストーリーの流布、被害者の幼児・児童の保護・沈静を行います。
機動部隊も-2("ONE小隊")の構成員は全員動物の特徴を持つ着ぐるみの着用者で構成されています。
構成員の特徴としてそれぞれが活躍に適した条件を持っています。街中・森林・寒冷地・水中など隊員によって適所が違います。
“エルダー・ホーンド”
コードネーム: エージェント・馬鞍まくら
セキュリティレベル: 2
適所: 市街地、森林、寒冷地、夜間・暗所
人物: エージェント・馬鞍は19██年4月10日生まれ、身長230cm23、体重██kgの男性です。
角を生やしたネコ科動物のような着ぐるみを着用しています。
機動部隊も-2("ONE小隊")の構成員の中では一番の年長者で、経験からくる活躍により小隊のメンバーに非常に慕われています。敬意をもってその雄々しい姿から”エルダー・ホーンド”と呼ばれています。
衆目を集める任務においては、巨体と派手さを生かし目立つことにより、オブジェクトへの視線を自らに集めます。
対一般人の場合、ロールプレイの活用やハグなどのサービスを行うので好感を持たれやすいですが、子供には畏怖されるので彼の悩みとなっております。
“イブキ隊員”
コードネーム: 伊吹イブキ隊員
セキュリティレベル: 2
適所: 市街地、山岳、寒冷地
人物: 伊吹隊員は199█年1月29日生まれ、身長187cm23、体重██kgの男性です。
スカーフを巻いたトラの着ぐるみを着用しています。
着ぐるみ姿からは想像もつかない俊敏さを持ち、雪上・悪路の山道であっても難なく走りぬく事ができます。着ぐるみは優れた耐寒性を持っており長時間の寒冷地の任務でも遂行できます。
毛皮の素材が非常に触り心地がよく、一般人からはよくハグを申し込まれます。
“リーちゃん隊員”
コードネーム: リー・葉岸はぎし
セキュリティレベル: 2
適所: 屋内
人物: リー隊員は2002年8月4日生まれ、身長162cm23、体重██kgの男性おとこのこです。
オレンジ色の毛髪のあるチーターの着ぐるみを着用しています。
彼は屋外の任務には出向かず、施設内またはインターネット上の作戦時に行動します。
自身の動き・仕草・声遣いなどを熟知しており、自身を「かわいい」と対象に想起させることに長けています。
自身の演技力に自惚れており、時折過剰な場合があります。そのため小隊内では遠ざけられがちになっています。
“トナカイ・ツインズ”
コードネーム: ベッディとモーフ
セキュリティレベル: 2
適所: 市街地25、森林、山岳、寒冷地
人物: ベッディ隊員は198█年12月20日生まれ、身長198cm23、体重██kgの男性、モーフ隊員は199█年12月28日生まれ、身長187cm23、体重██kgの男性です。
トナカイをモチーフとした着ぐるみを着用しています。
彼らの着ぐるみは薄く軽量で、フットワークは軽くなりますが、耐寒機能は弱いです。しかし、彼らは寒冷地であっても難なく活躍しています。
トナカイだからだよ! - モーフ隊員
彼らは常に行動を共にしています。任務において連携を生かした作戦を得意としています。
無言で身を寄せ合い… |
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あら~ |
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中の人?いませんよ。
氏名: 宇多田うたた 寧莉ねいり
セキュリティレベル: レベル2
職務: 博士・上級研究員の助手、動物系職員との共同研究、変化の術の研究
所在: 現在は月食博士の助手を担当中、当該のオフィスや研究施設でみられる。
来歴: 当時蒐集院が収容していた、現在はSCP-████-JPに指定されている「記されている内容を実行すると、白色のエアロゾルの発生と共に使用者の身体に現実改変を起こさせる開く度に内容が書き換えられる巻物。」の収容後の調査で発見された。SCP-████-JPの異常性に曝露していたが、危険性は見られず財団標準の知能テストで悪くはない成績を修めた26ため研究助手として雇用しました。
人物: 宇多田研究助手は体長50cm、体重4kgのメスのホンドタヌキ(N.p.viverrinus)です。
彼女は前述の通りSCP-████-JPの異常性に曝露しており、白煙の発生と共に自身の身体をホンドタヌキから日本人女性の特徴を持つ特定の形態に変化させる現実改変を行使することができます。この形態は体のみならず服や装飾品を同時に生成することが可能です。多くの事例において身長約142cmほどの女性に変化していることが確認されています。また現実改変の影響なのかタヌキの姿でも発話による意思疎通が可能です。
SCP-████-JPによって決められた現実改変の条件が、恐らく「頭の上に物を乗せ、3回短く鳴いて両前脚を重ね合わせる」と思われます。しかし、彼女は68%の確率で形態の変化に失敗します。形態によっては非常に中途半端なものになってしまいます。
- 身体は人型だが全身にタヌキの体毛がある形態
- 顔が半分タヌキ(画像参照)
- 人間の形態だが服を形成していない
- 下半身のみ人間の形態
- 1番目の例に服を着た形態
- 手足のみ変化できなかった形態
など
失敗した場合変化できなかった部分を触って口を開ける姿がよく確認されています。また成功例の内の41%は目元に黒い模様が残留する傾向にあります。
彼女は旺盛な知識欲を持ち、時にはクリアランス以上の情報も知ろうとするので注意が必要です。質問から会話を始めるため、彼女の話し方を矯正するカウンセリングを検討中です。
また、彼女はタヌキであるためか非常に臆病で何か身の危険を感じる突発的な事象や目に見えてわかる恐怖に直面すると、形態の違いに関わらず擬死を引き起こします。
その場に倒れ込み姿勢を保持したまま不動状態に陥り、抵抗反射機能が急低下するカタレプシーのような状態になり、脅威が去るまで戻りません。彼女が擬死を引き起こした際は、邪魔でない場所に移動させ放置して下さい。
彼女は現在研究員の研修のため、研究助手として活動しています。研修課程の確認のため内容の一部を記録しています。以下はその抜粋です。
宇多田研究助手の研修記録
エージェント・ロロのヘッドライトに驚いて擬死。エージェント・ロロの緊急停止と擬死中に変化が解かれたことにより無事であった。
-宇多田研究助手
結果: 彼女に外出許可が下りるのはずっと先である。
カウンセリングはタヌキの形態で行われました。
なんでトカゲが喋っているんですか? -宇多田研究助手
私はトカゲではなくサンショウウ(ガシッ -カウンセラー小池
(宇多田研究助手がカウンセラー小池を掴んでいる)
(タヌキかわいい・・・)カシャッ-アシスタント藤花
[中略]
わたし、すごく臆病ですぐしんだふりしちゃうんです・・・ -宇多田研究助手
なるほどなるほど・・・。-カウンセラー小池
[カウンセリング中…]
ありがとうございました!頑張れる気がします! -宇多田研究助手
よかったよかった。-カウンセラー小池
(意気投合したのか最後には腕を振る踊りを一緒に踊っていました。)
結果: ある程度の効果はあった模様です。
なんでキツネなんですか?よろしくお願いします!-宇多田研究助手
・・・・27。あ・・あーあの・・・ -月食博士
? どうしたのですか?-宇多田研究助手
あ・・・いえ、よろしくね・・・!- 月食博士
あなたはあ、葉っぱだ・・・タヌキのようですね。- 月食博士
そうです!人間に変化できるのですよ!ふふーん、そのご様子ですと博士は変化に失敗したみたいですね!!!- 宇多田研究助手
ん・・・?ど、どういうことなんだろう???- 月食博士
お手本を見せてあげます!!(タヌキに戻る)-宇多田研究助手
あ、かわいい…- 月食博士
さて…いきますよ!どろん!!!!(ボンッ-宇多田研究助手
{モクモク}あ・・・あれ?{モクモク}-宇多田研究助手(失敗例の5番目)
!! いっしょですね。- 月食博士
結果課程: 現在も研修のため月食博士の研究助手として業務にあたっています。
博士はわからないことを優しく教えてくれるから好きです!-宇多田研究助手
氏名: 阿口あくち 阿鼻あび
セキュリティレベル: レベル1
職務: クリアランスが及ぶ範囲の作業環境調査、昼寝
所在: 職務中はサイト内を不定に見回るので特定不可。
来歴: 日本生類創研の研究施設で回収。記憶処理の後プリチャード学院に入学。在学中、作業環境測定士の資格を修得。財団に雇用された。
人物: 阿口測定士は19██年12月4日生まれ、身長174cm、体重██kgです。作業環境測定士の国家資格を修得し、現在は職員のオフィスや研究室、低脅威オブジェクトの収容室の視察業務を担っています。
彼は生類創研によって、体毛・表皮・頭部・体組織・一部28の骨格がチーター (Acinonyx jubatus)に酷似したものに置換されています。チーターというだけあって足が速いのかといえばそうでもなく、彼の運動能力は成人男性の平均値をほんの少し上回る程度29です。
ただし、猫舌ではあるようです。-神鳥唖蛭解剖医
彼は日頃から寝気に悩まされており、職務中に何度も画像のように欠伸をする姿が印象的です。しかし、十分睡眠時間は取れているので寝不足というわけではないようです。
チーターは昼行性のはずですよ!なんででしょう...-神鳥夢研究員
プリチャード学院時代は男性女性問わず多くの学生から人気があり、彼のファンクラブなるものが設立されていました。
ちっ、なんでこいつばっかり - 神鳥白
生意気な野郎だ...- 情セキュ担 生簀郎
しかし、彼は周囲の期待を余所に、作業環境測定士という資格を得ました。現在はその職務内容に満足している模様です。兄弟からは疑問の眼差しで見られています。
実るほど 頭こうべを垂れる稲穂かな。これが彼なりの姿勢なのでしょう。- レセプショニスト蝶
ワンワン!- カミンセラピスト
彼は非常に兄弟思いで、担当区域でないにもかかわらず一業務に一度は彼らのオフィスに寄っているようです。ただし甘くはなく彼らの部屋のチェックは厳しめです。(生簀郎は特に)
今日も来てくれた....- ハル薬剤師
おにいちゃんの血はおいしくはないけどやさしいからすき - 雨 富稲
彼は今までに何件もの調査を行っています。以下はその業務内容を記録したものの抜粋です。
記録内容に不備はない・・・カモです。- 鴨音秘書
阿口測定士の作業環境チェック
水槽内の環境調査すら自分の仕事なのか...- 阿口測定士
わぁーー - 隈取博士(水槽台に模したハリボテを破りながら登場)
[驚く] - 阿口測定士
その後尻尾を噛みながら、水槽内の調査を実施。
(廊下の照明や掲示物の調査中に)
調査お疲れ様です。そうだ、向こうで僕とゲームをしませんか?”トラ”さん。”トラ”ンプなどいかがでしょう。 -織斑諜報員
いやー職務中だから...それと自分はトラでは...- 阿口測定士
まあまあ、そう言わず、ちょっとした息抜きだと思えばいいんですよ。レート高くしますから。 - 織斑諜報員
・・・仕方ない。しかし、いいのか?自分は”チーター”だぞ?- 阿口測定士
うっ・・・- 織斑諜報員
うーん、これは作業環境を測定する以前の問題だ・・・ふわぁ~[欠伸] - 阿口測定士
どうしたあんた、さっきから欠伸ばかり。- 鐚銭医療スタッフ
実はいくら睡眠をとっても、眠気がすごいんです。 - 阿口測定士
なに?眠気?それならこいつでピタリと治まる。- 鐚銭医療スタッフ
その後阿口測定士は10日は眠った。眠気は解決しなかった。
・・・・ - 乾上研究員
もしやあなた乾上研究員では? - 阿口測定士
よく理解している。何故。- 乾上研究員
いやぁいうて”ここ”じゃあ難易度高いよ!動物ばっかりだし。 - 阿口測定士
理由になってない。教えて。- 乾上研究員
・・・・強いて言えば喋り方ですかね。- 阿口測定士
氏名: 阿口あくち 阿鼻あび
セキュリティレベル: レベル4
職務: 倫理委員会員としての調査活動
人物: 阿口測定士はサイト-81██内特殊生物オブジェクト管理区間を中心に自身の担当する財団施設内で倫理規程への違反が無いかを調査しています。作業環境測定士の業務と並行して、調査内容を倫理委員会及びO5評議会へと提言する役目を負っています。
プリチャード学院時代に実施した模擬テスト30にて彼のみ満点で基準を満たし、記憶処理前提の面談の際も快く入会を引き受けました。彼は報告の度に記憶処理を受けています。その際の行動を覚えていないため寝不足の原因が特定できません。というわけではないようです。原因は不明です。
また、彼自身の異常性から同じ動物系職員への調査を積極的に行うよう指令が行われています。
初めての恋
それはイチゴのように甘く・・・時には酸っぱいもの。
ここにその味覚を知った乙女がいる
そう彼女はハル薬剤師
「捨亜凛さんと気まずい感じになってしまいました…」
(交流記録参照)
「まさか…これが…好き…///」 「いや…でも、うーん…」
彼女は新たな味の刺激に反応し、惑わされています
また彼に会いたいなーという気持ちでいる彼女の目の前に例の張り紙が
「お見合い・・・企画?」 「いきなり、そんな・・・。・・・でも」
「彼に会えるかも…」
悶々と考え込んでいた彼女を突き動かしたのは素直な直感だった
その巨体が廊下を進むには充分すぎる速さだった
「エントリーお願いします!」
佐藤事務員「エントリーありがとうございます。あなたが記念すべき1人目ですね。」
彼女のピンクの身体は火照りとともにいっそう濃くなった
おうしん
- 傷を治してもらい頭が上がらない応神さん。傷を作ってくる彼にハルも「もーっ!」と言いつつ惹かれていく…(Come_Dream)
- ちょっといじわるしたい時は長い身体で軽く締め付ける。(Come_Dream)
- 「保健室の先生に会いに来る小学生みたい」「日本生類創研関連のことで応神がハルのことについてキレる」「応神がプリキュアでハルが妖精」「またですか!ってプンプン怒りながら治療する姿が目に浮かぶ」「応神のシリアス展開を和ませるハル」「デコッたお守りを大切に持っててほしい」[Others]
「イベントの監査、ですか」
倫理委員会からの通達。久々に目にするそれに彼は若干の驚きを見せた。
『サイト-81██で開催されるイベントの監査を命じます。動物系職員が参加者に含まれています。当該職員の監視はあなたに一任していますので、この期間のみの着任となります。』
ここまではいい、その先が…
『例によって貴方が倫理委員会であることは秘匿されます。監査のためイベントの参加を必須とします。』
うーん…
楽しいイベントや親睦会ならまだいいが、このイベント…
財団職員お見合い企画2020
なのである…
お見合企画、言ってしまえば"婚活"だ…確かに年を考えればそろそろ考えなければならないけど…
一人で行くには…ちょっと…
お、そうだ!
あの人付き合いが苦手な弟を連れて行こう!他人に慣れさせたほうがあいつの今後の為にもなるだろうし。
兄のいいとこを見せよう!
「ふぅわ~~~」
「一緒に婚活しにいかないか?」 「は?」
いきなり何を言いやがるんだこのクソチーターは
「いいだろ?お前にも必要だし。」 「…いや、オイ…」
勝手に決めんなこの[編集済]。そもそも…
「こんな歳だからそろそろ身を固めたいし…わかるだろう?」 「1人で行けよ!」
うぜェ…それにこいつの魂胆…
「冷たいこというなよー」 「オレは…オレなんて相手にするやついんのかよ…」
「大丈夫だって~」
さすが人気者様は言うことが違う、こんな顔面のギャップを見せつけて兄弟思いとは、とんだ偽善猫だな。
「オイ、1人で行きたくないだけだろ。」 「~♪」
こんな俺に相手なんて…いや…
「しゃあねえな…くそ…」
絶対無理だろもう…
氏名: 昏鳥こんどり 91クライン
昏鳥 こんどり 0V\レヴィ
セキュリティレベル: レベル1/レベル0
職務: 研究員たちによる被研究、生類創研を潰す
所在: サイト-81██内の研究室のいずれか
来歴: 日本生類創研の研究施設にあった実験用の円柱形水槽内からレヴィを回収、クラインは水槽前に座り込んで涙を流していました。日本生類創研の手がかりを掴むため、また、彼らの協力的態度を理由に記憶処理は施されていません。
神鳥研究員他、数名の職員の監視の下 被研究員として雇用されました。
人物: クライン・レヴィ共に生年月日不明、身長102cm31、体重██kgです。クラインは男性、レヴィは女性です。
彼らは生類創研によって全身の各部位が様々な鳥類のものに置換されており、主にオウムやインコのものが確認できます。色素が両者操作されており、クラインは赤、レヴィは青です。
外見のみではなく、鳥類特有の性質を獲得しています。嗅覚・味覚・聴覚は鳥類に準じ、口腔、骨格、大腸、生殖器、排泄器なども鳥類のものと同じはたらきで機能しています。
レヴィはこの特性により月に一度の周期で産卵を行います。おおよそ30cmほどの無精卵になるので、クラインを筆頭に研究担当者が産卵の補助を行います。卵は研究のため回収されます。
指は存在しませんが、先のほうの羽を器用に動かし指として機能することが可能です。
名前の由来 ・・・ 彼らの身体には生類創研によってつけられた数字の刻印が存在し、それぞれ「91」「170」となっています。「91」の刻印の「1」が「|」のような「ライン」になっていたため「9ライン」→"クライン"、「170」の刻印は上下逆さまになっており「0V\」と見え「0:レ」「V\:ヴィ」→"レヴィ"、となりました。
クライン
彼は生類創研にて回収される前から、睡眠ができないという異常性を保持しています。睡眠をしないことによる健康被害は見られず、彼は常に目を覚ましていることになります。
また、様々な鳥類の鳴き声を真似することもでき、毎朝ニワトリの鳴き真似をしてはオフィス暮らしの職員の目覚ましとして活躍しています。
レヴィ思いで、後述の彼女の特性から普段から彼女のことを気にかけています。衣服は羽毛があるため着用していませんが、首周りに襟とネクタイをつけています。羽繕いも定期的に、レヴィの分まで行っています。
基本的に元気いっぱいで、レヴィを連れてサイト内を走り回っています。夜はレヴィの傍らで本を読み聞かせていることが多いです。
レヴィ
彼女は生類創研にて回収され、検査を行った結果、覚醒ができないという異常性を保持しています。ずっと睡眠していますが、覚醒時と同じように行動することが可能です。機器での調査の結果、現実と殆ど同じ内容の夢を見ていることが判明しました。聴覚・嗅覚・触覚には反応し、相応の行動を行います。しかし、視覚においては全く同じものを見ている保証はなく、仮に目が覚めて記憶が保持されているか確証はありません。
外部の刺激には反応し、会話の際も話は通じていると思われます。ただし、睡眠状態のため寝息32のみでしか返すことができません。
普段からクラインに世話をされており、彼から気にかけられています。衣服は羽毛があるため着用していませんが、首周りにボウタイをつけています。羽繕いも行いますが見ているものが違うため、クラインから身体の隅々まで手直しされてされています
基本的に落ち着いていますが、クラインに連れられサイト内を走り回っています。普段寝ている状態にも関わらず、夜はベッドに入り就寝します。
共通の特徴
双子だからか、クラインはレヴィの考えていることがだいたいわかるらしいです。
生類創研にいた期間が長かったからか初めて知ることに好奇心旺盛で、いろんなことに興味津々です。
また、食欲も非常に旺盛でもぐもぐいっぱい食べています。画像の2人は生類創研から回収されて日が浅かった頃のもので痩せていますが現在は丸ーくなっています。目を離すと虫や実験動物、動物職員まで食べようとするので、監視担当者は注意してください。
ボクたちのトモダチ日記
(すぴすぴ)
……ピンクのヘビは人間にこいをしました。人間はぶきをすてヘビをだきしめましたーーー
(zzZ)
(ぬいぐるみにされてる・・・?!)- 川獺丸従業員
かわうそを だいてねたレヴィは うれしそうだった
(うーうーうーー)
あら、なんかいい匂いがするぞ…. - 蓑蜂研究員
(廊下の角から)
パンケーキおいしかったね~レヴィ (ぐー)
ん? (ぐ)
あ?! - 蓑蜂研究員
(指を咥えながらヨダレをたらし)おいひそう~~✨ (ぐぅ~~)
ワ、ワガハイは食べてもお、おいしくないぞ!!!(逃げる) - 蓑蜂研究員
蓑蜂研究員は、レヴィンに尾部をしゃぶられ、クラインに右の中脚を中ほどまで飲み込まれかけていたところを、通りかかった鐚銭博士に救出されました。
クラインとレヴィンは鐚銭博士の4本の腕によってそれぞれ持ち上げられ、ぶーぶー言っていました。
あいつが言ってたように、腕が役立ってしまうとは - 鐚銭博士
おやつをたべたら おくちをふこう!
あれ?ねぇ夢ねぇちゃん、レヴィのおくちについてる白いのなあに? (げぷぅ)
あ…. - 神鳥研究員
(ぷん)
梁野博士の問題行動のリストから抜粋
レヴィを抱っこすると見せかけ胸部・臀部の羽毛をまさぐる。
クラインによる連続クチバシ突きからの鳥脚キックが決まりました。
こいつ、レヴィにへんなことしたーーー!!!
レヴィはぼくが ぜったいまもる
氏名: 鴨音かもね 琴こと
セキュリティレベル: レベル3レベル1
職務: サイト管理者の業務補佐 神鳥研究員他サイト内の困っている職員の補佐、生類創研を潰す?
所在: サイト-81██管理者のオフィス、神鳥研究員のオフィス、出張先
来歴: 日本生類創研の研究施設にあった実験水槽内から回収。記憶処理の後プリチャード学院に入学。在学中、CBSその他の資格を修得。財団に雇用されサイト-81██の管理者の秘書に就任した。
後述の異常性による変化により、異動が行われました。
人物: 鴨音秘書は生年月日不明、身長156cm、体重██kgマガモ(Anas platyrhynchos)です。性別はメスであるにも関わらず、マガモのオスに見られる緑色の頭部などの形質が表れています。
口癖は「~〇〇カモです。」と秘書でありながらお茶目な部分が目立ちます。業務に関してもミスが若干目立ち、ドジな点が伺えます。33
現在の主な業務は神鳥研究員の補佐、書類整理、サイト81██の職員の問題解決です。机の上に飛び乗ったりしますが、彼女自身では降りることができない(脚が落下の衝撃に耐えられない)ため、彼女から補助を依頼された場合は従うようにしてください。
彼女の嗜好として男性職員と関わりたいというものがあります。歩行がしんどいと言っては男性職員に抱きかかえられてサイト内を移動している様子が観測されています。現在は阿口測定士がお気に入りのようです。
あっちゃんは優しく持ってくれるので大好き・・・・カモです。- 鴨音秘書
彼女は約10年前、日本生類創研の放棄された研究施設にて実験用の円柱形水槽から発見されました。おおよそ20代手前程の成長をしている状態で、水槽から解放したのち頭部の毛髪が緑色に変化しました。
毛髪の変化以外に特筆すべき異常性が見られなかったため、プリチャード学院大学に入学させ、卒業後職員としての能力は十分と判断されたため、サイト-81██に在籍する秘書として雇用されました。
雇用から3年経過した頃、彼女の身体にマガモの特徴が現れてきました。肌の一部から羽毛が生えたり脚の指間に皮膜ができたりなど徐々に変化していきました。再度検査を行うと彼女の遺伝子情報はどの部位からもマガモのものしか検出されませんでした。
約5年前になると「人型の鴨」といえる状態になっており、この時からサイト-81██内特殊生物オブジェクト管理区間へ異動となりました。
年月を重ねることに異常性は進行していき、約1年半前には完全にマガモの姿にな変化しました。この形態に変化してから記憶力・運動能力などが低下、性格の変化が見られ、変化に伴う問題の傾向から近い将来完全にマガモになってしまうことが予想されます。
鴨音秘書のお悩み相談
(鴨音秘書に頼まれ持ち運んでいる)
俺っちそんなに強面すかね… - 神楽坂技師
(神楽坂技師に持たれてる)
確かにそう…カモしれないです。- 鴨音秘書
…………。-神楽坂技師
でもその力強い義手で私を優しく持つことができるのですから、きっと心優しい方だと皆さんは理解されているカモですよ。- 鴨音秘書
…うっす -神楽坂技師
川獺丸従業員が魚の小骨を取るように頼んだが、彼女は羽根では取れない為嘴で取った。
結果骨ごと身を食べてしまったため怒った川獺丸にサイト中を追いかけ回された。
この光景は、サイトの職員達の間で超かわいいと話題になり今なお語り継がれている。
あれぇ、あなた確か見たことない…カモです。- 鴨音秘書
いやいや、俺だよ俺…反ミームだよ!! - エージェント・井戸田
あー、井戸田さんカモしれないですね。- 鴨音秘書
まだ確証がない?じゃあとっておきの収容プロトコルThumielクラスいっちゃうよ。- 反ミーム
反ミームね、むかーしのことだけどダチとバンドを組んでたんだ。でも結局上手くいかず解散しちまった。なぜかって?反ミームは「記憶(曲)できない」からね!反ミィィーーーーーーーム!!!!! - だれ?
わかってますって。井戸田さんでしょ。知ってる…カモです。- 鴨音秘書
貴女はそんな身になってまで何故、秘書という責任ある職務を行っているのだ?- "ハレー"
私を助けてくれた財団に対する忠誠、という面もあるカモですし…、困って私を必要としてくれている人がいるので、例えカモになっても秘書はやめない…カモです。- 鴨音秘書
よくわからないな…私に感情が欠落しているからなのか…?論理的には解釈できない。- "ハレー"
私もいずれカモになってしまうカモですので、感情がなくなってしまうのは多分怖い…カモです。でも、貴女のような方に私でもお役に立てることがあるならいくらでもお手伝いしますよ。ココロのお勉強をしましょう! - 鴨音秘書
よ、よろしく頼む。- "ハレー"
氏名: ジェット・シンドロヴィッチ34・ラグニカフ / Джет Синдрович Рагнеков
セキュリティレベル: レベル2
職務: サイト-81██内の機器の修繕・保守、職員への技術支援、セクハラ
所在: たいていサイト-81██内部を散歩しています。
来歴: プロメテウス研究所の跡地に倒れていました。それ以前の記憶がなかったので彷徨っていたところ、ロシアの密猟団体に捕獲され、見世物として扱われていました。日本人が彼を購入し、密輸を行っていたところを財団が捕捉、彼を保護し調査・忠誠テストの結果、職員として雇用しました。
人物: ジェット技師は、少なくとも4~50代の男性で、身長175cm、体重███kgです。
身体がワニ(Crocodilia)のものに改造されており、直立しても問題のない骨格配置になっているほか、人間と変わらない知覚・代謝・反応を行います。
機器などに関する工学的な知識が豊富で、その能力を見込まれ技師として雇用されました。前述の知識からプロメテウス研究所の元研究員なのではないかと疑われていますが、記憶がないため定かではありません。
また、日本での生活が長く日本語が堪能です。しかし、年月が大いに経過しているにも関わらず、いまだにロシアと日本での時差ぼけを発症しています。
彼はラフな格好を好みTシャツやパーカーなどそこそこ無頓着です。そもそも、彼はワニの体型である以上に肥満体であり、なかなか着れるサイズの服がありません。またこの体型と身体構造から下半身に衣服を着用できません。ワニの外見であるため問題ないとされていますが、これをネタに職員に対しセクハラ的発言をするので注意が必要です。
また、顔の前部がワニであるため非常に飛び出ており、彼との距離を考慮しないと開けた口にぶつかります。35
彼はそのセクハラ気質から、女性職員に避けられがちですが意外に人気もあるようで、一部の職員から好まれております。もちろん、当然嫌われてもいますが….
以下はその交流記録の抜粋です。
ジェット技師のセクハラ事例
うぅ….。なんです? - ハル薬剤師
きみぃ~~~いつもここ36にいるけど彼氏とかいないのかい? - ジェット技師
え!!いや…えっと、あのう…(好きな人はいるけどまだ気持ちを伝えてないし…うーーん) - ハル薬剤師
いないなら、どうだい?おじさんなんかいいんじゃないかい? - ジェット技師
えぇっ!?……(もんもんうーんうーんもんもん) - ジェット技師
おお~~~きれいなウロコですね、ラグニカフさん! - 神鳥研究員
もちょっと下の方がキレイだナ。ぜひ見てくれないかい? - ジェット技師
はい!お言葉に甘えてじっくり観察します! - 神鳥研究員
オゥ、君はそういう反応なのかい? - ジェット技師
ん?何がです? - 神鳥研究員
氏名: 高苗たかなえ 奶茶霧チャイム
セキュリティレベル: レベル1
職務: 動物型職員のためのデザイン考案、必要に応じスケッチ担当、逆ナン
所在: サイト-81██内部のオフィス、あるいはランドリー
来歴: AWCY?の元構成員。とある失敗からハイエナの姿に転身し、AWCY?に所属していた期間の記憶を失った。民間人からの通報で財団に確保されたが、記憶がないことから害がないと判断され、デザイナーとして財団に雇用されました。
人物: 高苗デザイナーは、199█年8月17日生まれ、身長159m、体重██kgです。
本人がAWCY?の構成員として異常芸術行為を行った際、失敗し自身の身体がハイエナのメスのものに置換されています。構成員であった頃の記憶はなく、自身がどんな活動をしていたかは覚えていないようです。
しかし、デザイナーとしての能力には申し分なく、活動以前に十分高い芸術的才能を持っていたようです。作り出すものに異常性はなく、危険でないと判断されています。現在はサイト-81██における諸デザインを担当しています。
高苗デザイナー自身の性別は男性ですが、転身したハイエナの身体はメスです。記憶の中の性別は男性のはずなのですが、女性の衣服を着用し、女性のように振舞っています。
加えて、高苗デザイナーは所謂『においフェチ』であり、とりわけ腐敗臭や男性の刺激臭が好みなようです。ランドリーに侵入しては、男性職員の洗濯前の衣類を漁り、好みのものが見つかるまで続けます。この様子を発見したら、厳重注意をお願いします。
主にスカートを履いていますが、興奮状態に差し掛かると擬██が膨張し、スカートが持ち上がってしまう事例が多く報告されています。風紀部門から再三の忠告を受けていますが、守っている様子は見受けられません。
自撮りと称し、時たまに写真を撮り始めるので、情セキュ管理者の方はセキュリティ違反がないか確認をお願いします。
チャイちゃんとの自撮りターイム
あら~ん、私のアドバイス通り上手くやっているようね~ん - エージェント・ショー
ありがとうございます!先生! - 高苗デザイナー
気を抜いちゃだめよーん。私が相手だからって喋り方が普通になってるわよー- エージェント・ショー
氏名: ポリソムノ・グラーム
セキュリティレベル: レベル█
職務: サイト-81██のごみの分別、インタープリターとしての環境的指導、自主的な清掃職員への水分補給
所在: サイト-81██内部のごみ捨て場、あるいは中庭のビオトープ
来歴: SCP-████-JP37の異常性に曝露してしまい、現在の姿に変貌してしまいました。SCP-████-JP-aとして収容されましたが、危険性はなく、曝露の結果得た知識が財団の活動の一部に有用だと判断されたため、インタープリターとして財団に雇用されました。
人物: ポリ乃インタープリターは、不詳年5月4日生まれ、身長162cm、体重█kgです。
SCP-████-JP38によって「ゴミも排気も出さない完璧な身体」として体表面がPET39に置換され、体内のすべての組織が消失しています。
にも関わらず、変異する前と同様に活動をすることが可能なようです。不明な方法で、視覚聴覚嗅覚触覚などなど従来の感覚、発話や移動などを行っています。活動するにおいて、なんのエネルギーも必要とせず、何も代謝しません。息をしているように見えますが空気が出入りしているだけです。
上記の通り、飲食物を摂取する必要がありませんが、身体の表面積に対し重量が軽すぎるので体内に何らかの水分を保存することで重量を保っています。この水分が入っている状態のポリ乃はペットボトルに入った水分と何ら変わりないためそのまま摂取することが可能です。
液体を充填する際は、「口に相当する箇所の穴40」・「ペットボトルの形をしている突起の先41」のどちらかから行います。第三者が水分補給を行う際も同様の箇所から行います。
ポリ乃は曝露した際の異常性から「エコ」に関して非常に関心を持っています。サイトのごみの分別は完璧で、ビオトープ内の植物の管理や、清掃に関しても自ら進んで行います。自然や衛生、など環境保全まわりの知識が豊富で、サイト内の職員に対して指導を行ったりアドバイスを行ったりします。
元気がいっぱいで、テンションは高めです。エコ以外の難しい話題にはついていけず、時たま天然といえる言動を行います。
また、上記性格は元来のものですが体内に充填された液体によって性格が若干変化します。
いつもサイズの大きいTシャツを1枚だけ着用しています42。胸部に相当する箇所にはラベルのようなものが巻かれており、その部分にだけ恥じらいを感じるようです43。
疲れている職員・のどが渇いている職員を見つけると自身の体内の水分を摂取させます。その方法が上記2通りの箇所のため、断られたり、摂取後心拍数が上がったり、屈辱な気分になったと報告する職員が後を絶ちません。
気にしなくてもいいのに~ - ポリ乃
以下は環境的指導時の記録や、水分補給をした職員の記録の抜粋です。
ポリ乃のエコロジー日記
えーっと…もう一度言っていただいてもよろしいですか? -天宮博士
ですからー、こちらか(口を指さす)こちらの(シャツをたくし上げペットボトルを見せる)どっちから飲むか選んでください! - ポリ乃
えぇ… まあ下の選択肢は無いですね。そちら(口)から… -天宮博士
ではいきますよ! - ポリ乃 えっ?!もう?ちょ… -天宮博士
補給中・・・
…ぷふぁ。なんでのどが渇いただけでこんな思いをしなければならないのでしょう… -天宮博士 (その場を立ち去る)
またどうぞ~ - ポリ乃
(しばらくして)
反ミィィィーーーーーム!!!
うるさーーーい! - ポリ乃これは失礼お嬢さん。突然ですまないが私にもコーヒーを分けてもらえないか? -A.井戸田
(お嬢さん?)いいですよ!どちらから… - ポリ乃
むろん上からだ!(さっき傍で見ていたがこれは間接のアレが期待でき…) -反ミーム師匠
いきますよ~ - ポリ乃
カモン!!! -反ミーム
ジャバ~~~(口からコーヒーを吹き出し反ミームの頭上に降りかかる)
アツゥイ!!! -反
(またしばらくして)コーヒー…コーヒー…コーヒーを… -宇美海博士(コーヒーを求め地に伏している)
どうされました? - ポリ乃
コーヒーを…ください…-宇美海博士
ちょうど今日はコーヒーが入ってます!よろしければどうぞ~ - ポリ乃
あ…では、いただきま…!?-宇美海博士
すみません~もうだいぶ減っちゃいましたのでペットボトルからお願いしま~す - ポリ乃
う…でも背に腹は…-宇美海博士(ペットボトルを掴み、キャップを外し、飲み口を咥えこみ…)
お!いいですね~生き物を大事にしてますね~ - ポリ乃
あなたが噂のペットボトルさんですか。おや、そこに入っているのは… - 隈取博士
本日はコーラです! - ポリ乃
ほう… - 隈取博士
それにしても…自分の頭に自然を取り入れるなんて……素敵…!(ポッ) - ポリ乃
・・・ダンッ(壁に押さえつける)
………? - ポリ乃
俺に君を…おさわり研究させてくれないか…? - 隈取博士
(きゅん・・・) - ポリ乃
[ポリ乃は口を差し出しながら目をつむっている]
[隈取博士の水槽の面がそこに触れるとみるみるコーラがなくなっていき…]
ふう…ごちそうさま。 - 隈取博士
ちょっと悪ノリが過ぎましたかね。 - 隈取博士
[空っぽのポリ乃]…..。 - ポリ乃
ま、まあ…ドッキリだったっていうことで… - 隈取博士[逃げ出す]……もっと~~~~~~~~~~~!!!!!- ポリ乃 えっ - 隈取博士
[水槽に口をつけるポリ乃]む~~~~~~~~- ポリ乃
え?あ、あああああ!!!?水槽の水がぁぁぁぁぁ??!! - 隈取博士
以上の記録から、ポリ乃インタープリターには異常な補水能力がある模様です。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:100_views_edo_063.jpg
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Carp_streamer.jpg?uselang=ja
表示 3.0 非移植 suneko氏
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Morpho_didius_Male_Dos_MHNT.jpg
CC BY-SA 4.0 Didier Descouens氏
http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im4782026
CC 表示-継承 3.0 NOVAさん
https://www.flickr.com/photos/furiobrady/3477715198/
CC BY 2.0 Adrian Brady氏
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