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オブジェクトクラス: Anomalous Keter/Thaumiel(潜在的Apollyon)

説明: SCP-XXX-JP-Jは30cm×20cm×5cmの木箱です。いや、本当にそうだと言えるのか?SCP-XXX-JP-Jが強力な認識災害をもち、それを木箱と思わせているだけかもしれない。SCP-XXX-JP-Jに認識災害検知装置を当てても反応はしないが、それもSCP-XXX-JP-Jの異常性であるか、あるいは機械ですら認知できないほどの認識災害を持っているのではないか?そうでなくても、あるいは箱の中には恐ろしい怪物がいて自らを守るために卵の殻を木箱に偽装しているとか、私たちがSCP-XXX-JP-Jの正体を知ると同時にその情報が改変されて木箱という概念に無理やり塗りつぶされている可能性だってある。いや、待て、そうだ、そもそも木箱とはなんだ?私たちが木箱と思っているのはなんだ?私たちはSCP-XXX-JP-Jによって木箱という概念を植え付けられているだけなのではないか?SCP-XXX-JP-Jが過去改変性を有し、視認した人物に木箱というものが生まれたときからずっとあったという偽の記憶を植え付けられているのではないか?木箱……そうだ、そもそも私たちはいつ木箱という概念を学んだんだ?誰に教えられ、どうやってそれを知った?そして、どうやって木箱とそうでないものを区別する能力を身につけたんだ?私たちはこのオブジェクトによって木箱を教えられてないと断言できるのか?













説明: SCP-XXXX-JPは不良更生指導士・リバイバル・シルバーと自称していた、未知の金属と繊維から成る銀色を基調とした装甲服、および各種装備(以下、SCP-XXXX-JP-A)を所持した人型実体です。声色と体格から男性であると考えられており、一般的な成人男性の約6倍の身体能力を有し、殊に腕力は素手で財団エージェントの鎮圧用標準装備を大きく上回る能力を有しています。

以下は記録上において確認されたSCP-XXXX-JP-Aの機能一覧です。
番号 説明
SCP-XXXX-JP-A-1 SCP-XXXX-JPの頭部前面に装着されたグラスモニター。SCP-XXXX-JPは「インフェリアディテクター」と呼称しており、付近にSCP-XXXX-JPが指導の対象とする存在を発見するために用いている。
SCP-XXXX-JP-A-2 腰に装填されている棒状の物体。SCP-XXXX-JPが鞘から取り出すことにより、先端が竹刀や鞭など対象に苦痛を与えるものに変化する。人体に対して使用した場合、その形状にかかわらず骨折する程度の傷を与えることが確認されている。SCP-XXXX-JPは「愛の鞭」と呼称しており、指導する対象を発見した際にこれを用いて指導を行うと証言している。
SCP-XXXX-JP-A-3 不明な原理により空中に浮遊する本。その表紙に書かれている文字を変化させることによりSCP-XXXX-JPとの対話を可能としている。SCP-XXXX-JPは「ホームワーク」「ホームワークロボ」と呼称している。

SCP-XXXX-JPは東京都██区の██高校で発生した不審者による生徒の無差別殺人事件を元に存在が感知されました。当初は一般人による犯行と思われましたが、監視カメラに映っていた犯人の異様な体躯や容姿から何らかの人型実体であると推測され、同区の他の高校に潜伏していた財団エージェントにより確保、収容されました。

対象: SCP-XXXX-JP

インタビュアー: ██研究員

<録音開始>

██研究員: こんにちは。まずはここまでの非礼をお詫びしましょう。

SCP-XXXX-JP: 全くだ。私をこんなところに閉じ込めてどうしようというんだ?これからまた指導をしなければならないというのに。

██研究員: その気持ちは分かります。しかし、あなたの言う指導によって、既に何人もの学生が死亡しています。指導と言うにはあまりに暴力的過ぎるのではないのでしょうか?

SCP-XXXX-JP: はっ、あいつらには根性がなかったからな。

██研究員: しかし、あなたの指導の対象はあまりに厳し過ぎると思います。こちらの調査の結果、あなたは軽犯罪、例えばポイ捨てなどにも反応していましたよね?これは流石にやりすぎではないでしょうか?

SCP-XXXX-JP: たとえ小さな悪だとしても!(ポーズを取る)それを見逃して正義などと言えるわけがない!

SCP-XXXX-JP-A-3: そうだッチ!ポイ捨てだって立派な悪ッチ!

██研究員: そもそも、なぜあなたはこのような事をしているのですか?指導が

SCP-XXXX-JP: 正義のために決まっているだろう!

SCP-XXXX-JP-A-3: そうだッチ!███(SCP-XXXX-JPの名前と思われる)くんは良き先生になりたいという願いを込めて正義のヒーローになったんだッチ!その熱い想いを簡単に否定しないでほしいッチ!

██研究員: そうでしたか。失礼。(██研究員が咳をする)

[けたたましいアラーム音]

SCP-XXXX-JP: おっと、また指導する対象を見つけたようだね、ホームワーク!

SCP-XXXX-JP-A-3: 今回の対象は2m前方にいるッチ!さあ、指導するッチ!

██研究員: ……まさか。(勢いよく立ち上がり部屋を退出しようとする)

SCP-XXXX-JP: 問答無用!うなれ、愛の鞭!

[SCP-XXXX-JPが██研究員に向かってSCP-XXXX-JP-A-2を振りかぶる。]
<録音終了>

終了報告書: このインタビューの直後、SCP-XXXX-JPは部屋の前に待機していた警備員によって鎮圧されました。██研究員は竹刀となったSCP-XXXX-JPが足に直撃し、大腿骨を粉砕骨折する大怪我を負いました。現場検証により、SCP-XXXX-JP-A-2は十分な殺傷能力を持つと判断されたため、財団によって回収されました。SCP-XXXX-JP-A-2は鞘から引き抜くことができませんでした。

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アイテム番号: SCP-1440-JP-EX

オブジェクトクラス: Thaumiel Explained

特別収容プロトコル: SCP-1440-JP-EX周辺は、常に2人以上の警備員により封鎖されます。また、SCP-1440-JP-EXを取り囲むようにして100m毎に監視カメラが設置されます。付近の住民には、カバーストーリー「再開発に伴う工事中」を流布し、SCP-1440-JP-EX内部への侵入を禁止してください。SCP-1440-JP-EX内部に侵入しようとしている人物を発見した場合、即座に拘束しBクラス記憶処理を施してください。

説明: SCP-1440-JP-EXは██県██市にある300m×300mの土地です。

評価: 0+x

アイテム番号: SCP-001-JP-J

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:

説明: SCP-001-JP-Jはサイト-8181に出現した4.6m×5.4mの時空間異常です。SCP-001-JP-Jは我々の世界との平行世界(以下、SCP-001-JP-J-A)と接続しており、SCP-001-JP-Jを通じて両世界の行き来を可能としています。
SCP-001-JP-Aの世界にもこちらの世界における「SCP財団」が存在していますが、

対象: SCP-001-JP-J-A世界のO5-1(便宜上、O5-1´と表記。)

インタビュアー: ██博士

<録音開始>

O5-1´: ふん。どうせこちらの世界でも、あのいまいましいクソトカゲはいるのだろうな。

██博士: SCP-682のことでしょうか?それならもう処理は済んでいます。

O5-1´: ……なんだと?どういうことだ?

██博士: ですから、SCP-682の完全破壊は成功裏に終わっています。まさか、そちらではまだSCP-682が存在しているのでしょうか?

O5-1´: あ、当たり前だろう!あいつがどれだけしぶとく、強く、そしてタフか、君たちもわかっているだろう?一体君たちはどうやってあいつを処理したっていうんだ!

██博士: 処理……というほどでもないですね。ジェラルド博士がドライブに連れて行ったらいつのまにか破壊されていました。

O5-1´: ……なんだと?

██博士: そちらの世界にも同様の人物がいることは確認済みです。ですから……。

O5-1´: いやいやいや。そんなはずはない。あいつがその程度でくたばるはずが……。な、なら、SCP-076はどうだ?あいつもなかなかにしぶといはずだ。そちらだっててこずっているだろう?

██博士: SCP-076……"アベル"ですか?彼なら来てますよ。

O5-1´: そうだよな、Keterに決まって……は?来てる?

██博士: はい。なんならお呼びしましょうか?

O5-1´: お、お呼びだと!?何を言って……。

[SCP-076が入室する。]

██博士: あ、来ましたよ。

O5-1´: [甲高い悲鳴]

██博士: どうしたんですか、そんな悲鳴を上げて。彼が怖がるじゃないですか。

O5-1´: いや、怖がるとかそういう問題じゃないだろう!?

SCP-076: ハカセ……オカワリ……。

O5-1´: お、おい!その右手に持ってるのはなんだ!も、もしやSCP-447じゃあるまいな!?

SCP-076: コレ……サワヤカ……。

O5-1´: 何がさわやかだ!ふざけてるのか!

[██博士がコップにドリンクを注ぐ]

██博士: さっきからどうしたんですか。博士も飲みます?
O5-1´: 誰がそんなもの飲むか!

██博士: 案外おいしいですよ?隠し味のSCP-447がまたさわやかなミント味でね……。

O5-1´: やっぱりSCP-447じゃないか!絶対に飲まないからな!

██博士: そうですか?まあ、とりあえず落ち着いてください。

O5-1´: はぁ……だったら、SCP-2317はどうだ?あいつが消えてたらありがたいんだがな。それこそこちらの世界に逃げ込みたいものだ。

██博士: SCP-2317ですか?それなら持ってますよ。

O5-1´: そうか。やはり君たちの手にも負えなかったか……。

██博士: これですよね?

[██博士がSCP-2317のカードを提示する。]

O5-1´: なんだこれは。

██博士: なんだこれは、って。SCP-TCG-JP-Jのカードに決まっているじゃないですか。

O5-1´: S……TCG?何を言ってるんだ?

██博士: もしかしてそちらの世界にはないのでしょうか?これはですね、SCPを題材としたトレーディングカードゲームで……。

O5-1´: [沈黙]

██博士: おっと、失礼。私情が入ってしまいました。

O5-1´: ああ……うん……。

██博士: 最後に何か質問はありますか?

O5-1´: ああ……一つ聞かせてくれ。

██博士: はい。

O5-1´: さっきから後ろに佇んでいるあのムキムキマッチョは誰なんだ。

██博士: 彼ですか?SCP-999ですが何か?

O5-1´: ……もう嫌だ。

<録音終了>

終了報告書:

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 全国のSCP-XXX-JP発生条件を満たしている企業には、最低二名の監視員を配置し、24時間交代で見回りを行なってください。監視員の休憩時間は4時〜8間のみ休憩を認められますが、少なくとも一人は見回りを継続して行なってください。1

説明: SCP-XXX-JPは、「新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働・パワハラによって使いつぶし、次々と離職に追い込む成長大企業2」に発生する異常現象です。SCP-XXX-JP発生条件を満たした施設内には、全身が黒色の人型実体(以下、SCP-XXX-JP-A)が出現します。SCP-XXX-JP-Aとの意思疎通はできませんが、ときおり意味不明な言葉をつぶやき周囲のSCP-XXX-JP-Aと慰めあうような行動を取ることが確認されています。
SCP-XXX-JP-Aは、施設の屋上に移動し飛び降り自殺を行うことがあります。このとき、施設内に存在していたSCP-XXX-JP-Aに対応する人物(以下、対象)は激しい自殺衝動によって大抵の場合自殺しようとします。周囲の人間が止めた場合、一時的に対象は冷静を取り戻しますが、以降対象は定期的に自殺衝動に駆られ、自殺を行います。この原因について対象は、仕事に対する疲労、あるいは人間関係の苦悩など仕事によるストレスに起因するものであると主張しています。

(以下、オチとなる部分)
補遺: サイト-8181においてSCP-XXX-JP-Aの出現が確認されたため、上記の特別収容プロトコルは財団内のすべての施設において行うことが決定されました。

補遺2: 上記の特別収容プロトコルの実施後、財団内全ての施設においてSCP-XXX-JP-Aの出現が確認されました。この原因は不明です。

いっそ殺せ。 - ██警備員