Ceto Namrouのサンドボックス
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の収容施設に収容されます。ここの残りは考え中

説明: SCPーXXXXーJPは、全長110cm刃渡り30cmの大斧と直径80cmの円盾です。共に8世紀~11世紀における北欧様式1の装飾が施されており、大斧(以後、SCP-XXXXーJPー1と呼称)はピーターセンの類型論におけるType Mに当たります。円盾(以後、SCP-XXXXーJPー2と呼称)には結目の竜(Dragon Knot)が描かれていますが持ち主によって変化することが確認されています。

SCPーXXXXーJPは、SCPーXXXXーJPを中心とした半径8mの領域に人間が侵入すると活性化、特異性が発現されます。この領域に侵入した人間が1名の場合、その人物はSCP-XXXXーJPを注視するようになり、領域外の人物は漠然とした興味等で領域内へ接近し始めます。この段階では強い呼びかけや物理的な介入等で影響から脱することが可能です。領域内の人間が2名となると、2名はSCP-XXXXーJPを中心に向かい合い、硬直状態2(以後、SCP-XXXXーJPーaと呼称)に置かれます。そして、その周囲に多数の人型実体(以後、SCPーXXXXーJPーbと呼称)が出現します。

SCPーXXXXーJPーbは、8世紀~11世紀における北欧圏の文化的特徴が見られる男女です。周囲には飲料物が入った大樽や想定される年代において豪勢とされる料理が大量に置かれ、実体は角杯や木製のカップを掲げていることから酒宴を行っていると解釈されています。SCPーXXXXーJPーbの内、男性体は狼や熊の毛皮を纏い、甲冑3や斧、剣、槍等で武装しています。女性体はこれら男性体に侍り、酌をする、食べ物を差し出す、口づけや愛撫、[編集済み]等を行っています。女性体の多くは平服や扇情的な服ですが、男性体のような甲冑姿の存在も確認されています。

出現したSCP-XXXXーJPーbは、中央のSCP-ほにゃららーJP-aに向かって数々の声援4を送っており、その中、不特定の1個体が銀製の小物5が詰まった壷を持って進み出ます。進み出た個体(以後、SCP-XXXXーJPーcと呼称)はSCP-XXXXーJP-aの中間に立ち、壷から小物を1つ宙へ放り投げます。この小物が地面に落着すると同時にSCP-XXXXーJP-aの硬直状態は解かれ、両者はSCP-XXXXーJPへ走り出します。落着した小物がより近い方はSCP-XXXXーJPー1を手に取り、攻撃を行い、落着した小物がより遠い方はSCP-XXXXーJP-2を手に取り、この攻撃を防ぎます。この攻防は1合で中断されることもあれば、██合以上継続すること6もあります。この攻防により死者が発生せず、SCP-XXXXーJPーcから合図がでた場合、SCP-XXXXーJP-aはSCP-ほにゃららーJPを放棄し、一定の距離を取った後に再び向かい合います。そして、SCPーXXXXーJPーcが壷から小物を宙に放り投げ、以後攻防が繰り返されます。この間、周囲のSCP-XXXXーJPーbは変わらず声援を送っており、酒宴を続けている様子が確認されています。この攻防はSCPーXXXXーJPーaのどちらかが死亡することで終了します。同時にSCP-XXXXーJPは非活性化し、SCP-XXXXーJPーbは攻防の結果に賞賛や歓声、罵声や失望等、様々な反応を見せながら消失します。なお、この時、SCP-XXXXーJPーaの生存者を含め、SCP-XXXXーJPの周囲に人間が2名以上存在していた場合、特異性は終息せず、活性化を続けます。また活性化が継続し、攻防が繰り返されている際に影響領域外に人物が存在していた場合、その人物は強力な戦闘衝動または好奇心によって影響領域内に積極的に侵入を図ろうとします。

発見と回収: 2008/██/██、英国の██████ヒストリカルリエナクトメントイベントにて「決闘ごっこが殺し合いになって止まらない」という通報が財団の注意を引き、近隣のエージェントが急行しました。エージェントが向かう間もSCP-XXXXーJPは活性化し続けており7、最終的に██人が犠牲となりました。エージェントが到着した際、1名少年が生存しており、SCP-XXXXーJPー1は少年の前の遺体の頭部に[編集済み]、SCP-XXXXーJPー2はその近くに放置された状態で発見されました。エージェントが少年に接近したところSCP-XXXXーJPは再び特異性を発現し[削除済み]。その後、エージェントによってSCP-XXXXーJPは回収、収容されました。事件関係者には記憶処理が施され、カバーストーリー「イベント中の連鎖的事故」が適用されました。

実験XXXXーJP
次の実験はSCPーXXXXーJPの性質を確認する為に行われました。オブジェクトの性質上、実験は音声指示によりDクラス職員により行われます。
なお、この報告書では着目すべき記録のみを抽出しています。全ての実験記録を閲覧したい場合はSCP-XXXXーJP実験記録データにアクセスしてください。