SCP-XXX-JP 「軍隊植物」
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
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最初に発見されたSCP-XXX-JPと同型のAH-1S対戦車ヘリコプター

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-81XXの大型収容格納庫に保管してください。格納庫内ではSCP-XXX-JPをワイヤーで固定し、異常が発生した際には直ちに機動部隊ゑ-6 ("芝刈り機")を出動させ、火炎放射による無力化を実施してください。また、その際に生成されたSCP-XXX-JP-1は、即座に焼却処理してください。SCP-XXX-JPに対する実験は現在中止されています。

説明:SCP-XXX-JPは軍用兵器に擬態する植物です。SCP-XXX-JPは軍用兵器に擬態する特異性を持ち、現在以下の個体が確認されています。

*陸上自衛隊███駐屯地に配備されている個体を発見。最初に保護されました。
*アメリカ軍のM1A1戦車に擬態。アメリカ軍第一機甲師団にて発見。
*Su-34攻撃戦闘機に擬態。ロシア空軍███基地に配備されているところを発見。戦闘機に擬態しているため、地下施設に収容しています。

後述する花粉を採集し遺伝子を解析した結果、スギ属の植物だということが判明しました。SCP-XXX-JPは、一般的な軍事兵器と外見上区別がつきません。また、擬態した兵器が使用する弾薬はSCP-XXX-JPの種子となり、排気ガスは花粉となります。SCP-XXX-JPの5メートル以内に進入した場合、これを動かさなくては行けないという強迫観念に駆られ、操縦しようと試みるようになります。この花粉は通常のガスマスク等で防ぐ事が可能です。なお、この特性は日光が出ている時にしか発現せず、夜間及び雨天時には通常の兵器と同じように振る舞います。

SCP-XXX-JPの特異性は擬態した兵器に人間が搭乗することによって発揮されます。Dクラス職員を用いた実験では被験者が操縦席に乗り込むと、ハッチが閉じ操縦席内は外部から開けることが不可能になります。対象はハッチが閉じた瞬間から意識を失い、シートベルト状の器官によって座席に固定されます。(この器官は、SCP-XXX-JPの根にあたる部分だとされます。)これ以降の動作はSCP-XXX-JPの意思によるものだと考えられます。内部の人間はおよそ5時間ほどで水分と脂肪分を吸収され死亡します。これはSCPが活動する際の水分として人間が使用されたと推測されています。また、出撃した場所と活動した場所が離れている場合、内部の人間が死亡する前に出撃地点に帰還することが確認されています。SCP-XXX-JPに対する通信は搭乗者の声帯を使って通信に応じ、異常がないと錯覚させます。

使用する銃弾などが軍用兵器に被弾した場合、即座にこれと同様の効果を持つ物体(以後、SCP-XXX-JP-1)に変化します。この二つの違いは、SCP-XXX-JPと比べて非常に脆弱であることです。被弾した物体が兵器でない場合は特異性が発揮されません。SCP-XXX-JPの使用する銃弾などが人間に被弾した場合は通常通り負傷します。また、SCP-XXX-JPは排気ガスの代わりに花粉を排出し、これを吸引すると幻覚作用により戦闘における判断力を著しく低下させます。

SCP-XXX-JPは2〜4月1の間、不規則に無人にもかかわらず起動します。しかし、有人のときの状態とは違い、攻撃対象が兵器だけでなく周囲に存在する全ての物体となっています。これは有人時に搭乗者の脳を使って複雑な思考をしている為と考えられ、無人状態では単純な行動しか出来ず、このような行動となると考えられます。

SCP-XXX-JPは20██年█月に実施された陸上自衛隊の演習中に発見されました。当時、陸上自衛隊███駐屯地所属のAH-1Sに擬態していたことによって、搭乗していた██1尉と███2尉を含む█名の自衛隊関係者が死亡、攻撃に被弾し、SCP-XXX-JP-1となった車両が█両確認されています。この出来事が財団の関心を引き、陸自内に潜入していた財団職員がカバーストーリー「動作不良のための解体」を用い、擬態していた個体と攻撃に被弾した74式戦車1両を回収し、他の被弾した個体は全て焼却処分されました。

補遺: 自衛隊のAH-1Sは実戦経験がないため被害が少なくて済みましたが、アメリカ軍とロシア軍に所属していたSCP-XXX-JPは中東でのテロ組織掃討作戦に参加していました。特にロシア軍機に擬態していた個体は爆撃任務に参加しており、多くの軍用車両を攻撃したと報告されています。この場合中東でSCP-XXX-1個体が大量に生成されている可能性が示唆されます。