SCP-XXX-JP 「軍隊植物」
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
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発見されたSCP-XXX-JP-1と同型のAH-1S対戦車ヘリコプター

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-81██の厚さ1.5cm一辺が12.5mの強化アクリル製の部屋に収容されています。SCP-XXX-JPが散布する花粉の漏出を防ぐため部屋には空気濾過器を取り付け、月に1度メンテナンスを行って下さい。確保したSCP-XXX-JP-1は大型収容格納庫に保管してください。格納庫内ではSCP-XXX-JP-1をワイヤーで固定し、異常が発生した際には直ちに機動部隊ゑ-6 ("芝刈り機")を出動させ、1000℃以上の加熱による無力化を実行してください。現在SCP-XXX-JP-1に対する実験は中止されています。

説明: SCP-XXX-JPは軍事兵器に受粉する高さ約12.7mのスギ属の植物です。SCP-XXX-JPの特異性は、本体から散布された花粉が兵器のエンジンなどから吸入される事で発揮されます。花粉を吸入した兵器は約1時間でSCP-XXX-JP-1となり、外見上は原型となった兵器と区別がつきませんが、耐久力の大幅な強化や高温1に対して通常の兵器よりも脆弱という点が異なります。

SCP-XXX-JP-1は搭乗した人間の脳を使って独自に思考及び行動してるとみられています2。また、SCP-XXX-JP-1の排気ガスはSCP-XXX-JPが散布する花粉と同様のものとなり、これを他の兵器が吸入した場合新たにSCP-XXX-JP-1が生成されます。また、SCP-XXX-JP-1が使用する弾薬類は全てSCP-XXX-JPの種子となり、着弾した地点から数日程でSCP-XXX-JPが発芽します。

SCP-XXX-JPは20██年█月に実施された陸上自衛隊の演習中に発見されました。当時演習場近くの森林に生息していたSCP-XXX-JPは、陸上自衛隊███駐屯地所属のAH-1Sが吸入したことによって、搭乗していた██1尉と███2尉を含む█名の自衛隊関係者が死亡、花粉を吸入しSCP-XXX-JP-1となった車両が█両確認されています。この一件が財団の関心を引き、陸自内に潜入していた財団職員がカバーストーリー「エンジントラブルによる墜落事故」を用い、SCP-XXX-JPとSCP-XXX-JP-1を回収しました。

補遺: 中東で同様の特異性を持つT-72Sが確保されました。これによって収容されていないSCP-XXX-JPが存在する可能性があります。