Carbon13の砂箱
評価: 0+x
food

サーバー-23β、通称"フィンガーボールパーティー"

susi

19██年頃の寿司屋"佐竹"、SCP‐XXX-JP-B-23αの仕事姿

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP‐XXX-JP-1への侵入可能なポータルが増加するのを防ぐため、██区で行われていた再開発は土地価格の急激な上昇を持って即座に中止されます。現在行われていたSCP-XXX-JP-1へのポータルが露出した工事は、██社の工場施設からSCP-XXX-JP収容施設に置き換えられ、財団の拠点として活用されます。

SCP‐XXX-JP-Cの回収作業は現在のところ凍結されています。もし外部への脱出等があった場合SCP‐XXX-JP-C対抗戦闘に知識のある機動部隊や-1"(ウカノミタマ)"が出動します。

説明: SCP‐XXX-JPは異常空間で発生する近年の「食」と過去の豊穣についての異常を伴った象徴的な比喩現象の総称です。内部に都市と無数の人型実体を確認しており、それらも同様に比喩的な意図を持って行動しています。

SCP-XXX-JP-1は異常空間に存在している都市です。その生活様相は現代日本の東京都のものに酷似しており、あらゆる文章や内部に存在する人型実体の供述は、SCP-XXX-JP-1が"仏堂区"と呼ばれている東京都区部の1つであることを示しています。この都市は現存が確認されている複数の自治体に囲まれていますが、SCP-XXX-JP-1内ではそれらに侵入することはできませんでした。

SCP-XXX-JP-1はおおよそ東京都区部として納得できる都市構成であるものの、実在の東京都を逸脱している場面が多々見受けられます。エリア内では、看板が日本語的に難のある表記をされていたり、寿司として提供されていた食品のシャリが直径5mm程のパスタ球で構成されているなどの、いわゆる欧米諸国から抱かれる日本が誇張、曲解されたジャポニズムが存在します。

SCP-XXX-JP-1エリア内では太陽は常に正午を指しています。日没は確認されておらず、常に快晴を維持しています。これらの異常性を除いてSCP-XXX-JP-1内の気候は蒸し暑い東京都の夏に準じています。二酸化炭素濃度が非常に高く、不規則に変動するものの██ppmを越えることもあります。

SCP-XXX-JP-1の文化、風俗は現実の東京に強く影響を受けており、特に「食」に関することについてそれは顕著です。例えば、財団が初めてSCP-XXX-JP-1を観測した19██年の頃にはカウンター形式の昔ながらの寿司屋"佐竹"がエリア央部に存在していましたが、それから10年ほど経って現実の東京で外食チェーンが普及するようになると、寿司屋"佐竹"はSCP-XXX-JP特有の象徴的過程を伴って融解し、某外食チェーンの回転寿司店を想起させる店舗に変化しました。このようにSCP-XXX-JP-1は時代の流れと共にその様相を変えていきます。

SCP-XXX-JP-1について特筆すべきところは財団がサーバーと呼称している施設が各所に点在しているところにあります。外見上はレストランや病院などの普通の施設ですが、時にそれらは本来の用途を越えた方法で使用されます。例えば、サーバー-4α通称"下品に食べまshow!"は南西部に存在するテレビ局の4階にあるクイズ番組の撮影セットです。本来クイズ番組のセットはクイズ番組の収録を行うためのものですが、ここではその形をとった意味をもつ比喩が優先されています。このサーバーに接続されているSCP-XXX-JP-Aはなるべく食品を人目を憚らない方法で食品を消費します。このサーバーが持つ象徴的な意義とはテレビ局であることと関係し、おそらくは大食い番組への批判であることが予想されています。

SCP‐XXX-JP内には無数の人型実体が存在します。財団はこれをSCP‐XXX-JP-A、SCP‐XXX-JP-B、SCP‐XXX-JP-Cの3種類に分類しています。どれも外見的には普通の人間と大差なく、観察される会話では日本語を使用しているモンゴロイド系の人物にみえます。

SCP‐XXX-JP-AはSCP‐XXX-JP-1エリア内においてもっとも数の多い人型実体です。財団の投入したDクラスや機動部隊員のことを"お客様"や"外国の人"と呼んでおり、自らを"仏堂区民"と称しています。睡眠や排泄は確認されていませんが、以下に記述する方法によって異常を伴った摂食活動を行います。

SCP‐XXX-JP-AはSCP‐XXX-JP-1内に多数存在するサーバーに集合し財団が消費ノードと呼んでいる集団を形成します。消費ノードの性質は集合の対象となったサーバーに大きく影響を受け、サーバーにより集合するSCP‐XXX-JP-Aの年齢や性別、性格等に違いがあります。これはSCP‐XXX-JP-Aが個体事に個性を持った存在であり、食の好みがそれぞれに異なるからであるからとされています。SCP‐XXX-JP-Aは消費ノードに接続されることにより、質量保存則を無視した食品の消費活動を行うことができるようになります。小規模な消費ノードに限って観測しても24時間で消費される食品量は███kgと異常なものになり、これは██市の年間耕作量を優に越えます。一説によればSCP‐XXX-JP-1全体で消費する量は日本国の総食品生産量を越えるのではないかとされています。また、消費ノードを構成するSCP‐XXX-JP-Aが多いほど消費量は指数関数的に増大していき、最大の消費ノードを構成できる施設の1つ、サーバー-2α通称"ホテルオクラ"の消費ノードは24時間に██t消費しています。SCP‐XXX-JP-Aは24時間から48時間位の単位で消費ノードの集合と離散を繰り返し、時には小規模な現実改変を集団で行うことにより新たにサーバーを作成します。

SCP‐XXX-JP-Aらの食事風景は非常に楽しそうであると報告され、中には美しい田園風景を見た、と報告するDクラスもいます。その報告はSCP‐XXX-JPの起源に由来するものでミーム汚染や認識災害の類いではないと断定されています。

SCP‐XXX-JP-Bはサーバーに存在する制服を着用した人型実体群です。サーバーの種類によりバーテンダーからコンビニ店員など実に様々な役割を持っています。SCP‐XXX-JP-Aと同様にある程度コミュニケーションを行えますが、商品の注文や限定的な質問以外について会話することはなく、パターンからはずれた会話には「○○?なんだそれ」のような定型文的な返答を行います。サーバーの食品提供メカニズムの主体がSCP-XXX-JP-Bであるか、サーバー固有の異常性であるのかについてはいまだに論争が続くトピックです。いずれにせよSCP-XXX-JP-Bが存在しないサーバーは確認されておらず、発生の一端を担うことは間違いありません。

SCP‐XXX-JP-Cは20██/█/█に██町で発生した事件で行方不明となった██小学校の児童5人です。各個体それぞれ別の能面を被っており、腰には小太刀を差しています。財団に非常に攻撃的で、保持した小太刀で銃弾を弾きかえす、弾幕を避けながら隊員に攻撃するなどの非常に高い戦闘能力を持ち、機動部隊はこれまでに何回も甚大な被害を受けています。人体として突出した運動能力、耐久性を持ち、その捕獲は難航していました。現在では確保作業は凍結されています。

SCP-XXX-JP-Cらの持つ象徴的な特徴として殺害した人体が、コメ、ムギ、アワ、マメのいずれかに変化するというものがあります。これらは五穀に数えられる日本の代表的な穀物であり、昔の食生活を支える食品でした。しかし五穀にはもうひとつ穀物が存在し、同時に行方不明になった5人の子供達のなかでは川原恵氏のみが発見されていません。現在黍や稗に相当する存在として川原氏を捜索しています。川原氏と類似する人型実体を発見、詳しくは補遺-3を参照。

補遺-1: