カルボナーラ製造所

SCP-3001をすこれ

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: safeNeutralized

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP群はサイト-8122の低脅威物保管ロッカーに収容してください。SCP-XXX-JP群を用いた実験にはクリアランスレベル2以上の職員2名の許可が必要です。また、実験の際にはDクラス職員を使用してください。

説明:SCP-XXX-JPは███社より出版されている、高等教育用の数学の教科書(SCP-XXX-JP-A)·問題集及び回答(SCP-XXX-JP-B)·参考書(SCP-XXX-JP-C)で構成される4冊のセットです。教科書、参考書の範囲は数学Aのもので、問題集の範囲は数と式の単元です。内容は同社が出版している同名の4冊の内容と同一のものです。また、これら4冊は破壊することができません。

SCP-XXX-JPの異常性は中学校教育の過程を完了した人間が触れると発生します。SCP-XXX-JPに触れた人間(以下、対象と呼称)は、SCP-XXX-JP-AやSCP-XXX-JP-Cを使用してSCP-XXX-JP-Bを解かなければならないという考えに至ります。この考えは対象にとって最優先されるもので、周囲の人間が促さなければ食事·排泄等生命維持に必要な活動よりも優先されます。また、クラスB記憶処理により消去が可能ですが、12.0%の確率で再度発症します。対象がSCP-XXX-JP-Bを解くことに難航した場合、対象は観測できない実体からの激しい叱咤·暴行·性的暴行を受けます。実体からの攻撃により、対象は骨折等重度の怪我を負うことがありますが、死に至るまでの怪我をすることはありません。また、この攻撃は対象に対し、強い精神的苦痛を与えます。対象以外の人物と実体が会話、接触を図る試みは全て失敗に終わっています。対象は実体に対し従順で、実体を恐れる傾向にあります。対象が1冊のSCP-XXX-JP-Bの範囲を解き終わると対象の半径0.5m以内に次の単元のSCP-XXX-JP-Bが出現します。数学Aの範囲が終わった際には同様に、SCP-XXX-JP-A、SCP-XXX-JP-B、SCP-XXX-JP-Cが出現します。この出現は数学Ⅲ、数学Cの範囲が解き終わった時点で終了します。
また、"解かなければならない"と考えるようになる異常性及び破壊できないという異常性はオリジナルのSCP-XXX-JP群と触れたときでしか発生しません。

SCP-XXX-JP群は██市立高等学校3年2組に在席していた、故████氏のものです。同氏は11月に自殺しました。両親が遺品の整理中、SCP-XXX-JP群を見つけ、母親がその異常性に暴露。████氏の父親と財団エージェント██とは親しい仲であり、通夜に参加したエージェント██が母親が何らかの異常性の影響下にあることに気付き、財団に報告。SCP-XXX-JPが回収されました。

補遺1:故████氏の両親が引越しをする際、掃除をしたときに同氏による手紙を発見しました。手紙の内容は以下の通りです。

拝啓、父さん、母さんへ
多分これを読んでいる頃には、ぼくはもうこの世にいないんだと思う。2人より先に死んじゃったこと、許してね。
ぼくはいじめられていたから自殺しようと思ったわけではないんだ。勉強するのが、生きるのが怖くなったんだ。とくに数学が本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に嫌だった。
1年のときの伊藤先生は優しかった。すごいわかりやすかった。先生のおかげで数学が楽しかった。だから文理選択で理系を選んだんだ。
でも、2年と今年の数学担当が佐藤先生になってから数学が苦痛で仕方がなかった。先生は、数学の小テストを合格しない人を残していた。ぼくは勉強頑張ったから合格していたはず、というより点数的にどう考えても合格してたのに毎日のように残されてた。不合格のみんなはさっさと追試を終わらせて帰宅していたのに、ぼくだけ残されてた。
佐藤先生は、みんながいなくなるとぼくの身体を触って、キスして、嫌なこと、気持ち悪いことをいつもしてきた。1回抵抗したことがあるけど、そしたらお腹を殴られた。すごく痛かったし、一週間くらいお腹に痣が残ってた。それ以来ぼくが先生の気に食わないことをするとお腹を蹴ったり殴ったりされるようになった。だからもう抵抗できなかぅた。
他の人に言えば、助けを求めれば…って考えた。保健室の先生にも相談したのに、何一つ変わらなかった。むしろ次の日に「なんでチクったんだ」とかと言って佐藤先生にいつもより殴られた。だからもう誰もぼくを助けてくれないんだっておもった。だったら死んだほうがいいでしょ?
ずーーーっと、ずーーーーっと耐えてきた。でももう嫌だ。残されて数学の勉強をすることも。この先ずっとこの思い出に縛られて生きていくのも。
僕はみんなが憎い。気付いてたはずなのに助けなかったみんな。父さんも母さんも憎い。ぼくの変化に気付いてくれなかった2人。学校が憎い。相談したのに何も対応してくれなかった学校。先生が憎い。全ての元凶だった先生。自分が憎い。もっとちゃんと拒絶して反抗できなかった自分。
なんでぼくだけが。なんで。みんなも数学をずっとやらされて叱られて痛い思いをしてえっちなことされて苦しめばいいのに。
死んだら勉強道具を全部燃やしてね。
最後までわがままでごめんなさい。
敬具
████

この手紙を発見した両親は市の教育委員会に通報。佐藤正元教諭は暴行、未成年に対するわいせつ行為などの疑いで書類送検。その後逮捕、起訴されました。
また、Dクラス職員を用いた実験の際、何故数学やならければならないと思うのかという心理カウンセラーの質問に対し、"佐藤先生に叱られるから"という旨の回答をしました。観測できない実態は"佐藤先生"と推測されますが、佐藤正教諭は存命で、いかなる異常性も示しませんでした。
補遺2:佐藤元教諭の裁判により実刑判決がでました。それと同時にDクラス職員を用いた実験の途中でSCP-XXX-JP群の異常性の消失が確認されました。以後、SCP-XXX-JP群と増殖した冊子類はNeutralizedとして再分類。低脅威物保管ロッカーにて保管されています。

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