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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは防音室内の低脅威度物品収容ロッカーに収容されます。低反発緩衝材で梱包し、防音室に収容してください。防音室内部はカント測定器により常に監視されなければなりません。ヒューム値の変動が検知された場合、担当職員は速やかにサイト管理者に報告してください。

SCP-XXX-JPに昆虫を接触させる実験を定期的に行ってください。実験のスパンは330日未満が推奨されます。

説明: SCP-XXX-JPは石灰質角礫岩1です。SCP-XXX-JPの外形・質量は、異常性を有しない同サイズの石灰質角礫岩と差異がありません。これまでに20個のSCP-XXX-JPが収容されています。

SCP-XXX-JPは直径81.9 mの範囲(以下、消音域)内に存在する昆虫から発される音を消失させ、その表層に新たな角礫を発生させます。消音域内の昆虫から発される音は、領域の内外を問わずいかなる手段においても観測されません。消音域を脱した昆虫はSCP-XXX-JPの影響を免れます。SCP-XXX-JPの異常性の影響を受ける昆虫として、半翅目の一部が該当することがわかっています。また、SCP-XXX-JP表層に発生した角礫の質量は、昆虫が発したと推測される音量の0.824乗に比例することがわかっています。

████/██/██、山口県██市で発見されたSCP-XXX-JP-16の収容作業中に表層のクラックが広がりSCP-XXX-JP-16片330 gが剥落したところ、軽度の現実改変が発生しました。SCP-XXX-JP-16の損傷と現実改変の関連が疑われました。

実験記録XXX-8 - 日付████/██/██

対象: D19426

実施方法: カント測定器を設置した室内で、砕石用ハンマーを用いSCP-XXX-JPの端部を砕く。

結果: SCP-XXX-JP片514 gを採取。半径██ mの範囲で██.█%の空間ヒューム値低下が確認されました。D19426のヒューム値に有意な変化は見られませんでした。

分析: SCP-XXX-JPは損傷により周囲の空間ヒューム値を低下させる作用があることがわかりました。思うに、分子の吸熱反応みたいな仕組みなんじゃないか? -██研究員

実験結果を受けて、SCP-XXX-JPの特別収容プロトコルが改定されました。

追記: ████/██/██、SCP-XXX-JPを収容する防音室内のヒューム値が徐々に低下していることが報告されました。SCP-XXX-JPに損傷は見られないほか、物理的損傷を与えうる要素は発生しておらず、原因は調査中です。継続的に昆虫と接触していた2SCP-XXX-JPでヒューム値の低下は認められないことから、定期的な実験が推奨されます。以上を受け、SCP-XXX-JPのオブジェクトクラスが再分類されました。は、昆虫との接触がSCP-XXX-JPの引き起こすヒューム値漸減に効果的であるか検証がなされるまで、Euclidに据え置かれます。

補遺: 蒐集院から移管された資料の中にSCP-XXX-JPと類似の性質を持つオブジェクト3の記載がありました。当該オブジェクトは14██年4に何者かによって持ち出されたのを最後に、蒐集院の資料に記述がありません。