Sinainai

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の低危険度生物用収容室で収容されます。食餌として1日2回、規定の時間にSCP-XXX-JP専用の餌を与えてください。また1週間に1度、栄誉点滴を施してください。SCP-XXX-JPは24時間体制で監視され、新たなSCP-XXX-JP-‪aの成長が終了したと判断された時点でSCP-XXX-JPをサイト-81██の医務室に搬入し、適切な処置を施した上で切断、保管されます。

説明: SCP-XXX-JPは異常な性質をもった体高56cm、体重27kgの成犬のシベリアンハスキー(Canis lupus familiaris)です。SCP-XXX-JPは体内外に特殊な器官を持ちませんが、1日に1個のペースで、自身の首周りの肉の一部分を数ミリ隆起させた後、約13時間をかけて肥大、成長させ直径35cm前後の肉塊を形成します。肉塊は体毛で覆われ、大きく変形しおよそ本体と同じ形を成形します。その後内部からめり出すかたちで眼球、歯等の各器官が不明な原理で出現し、本体と同犬種の頭部(SCP-XXX-JP-a)が完成し変化は終了します。

SCP-XXX-JPの持つもうひとつの異常性はSCP-XXX-JPの肉を摂食した時の強力な依存性です。この依存性はあらゆる処置で取り除く事が出来ず摂食実験に参加したDクラス職員は他の食物を体が受けつけない事による栄誉失調で全員が死亡しました。

SCP-XXX-JPは██県██市の河川敷で負傷し、ひどく衰弱し動けずにいる所を現地住民の通報により保健所に引き取られ、保護されました。その後SCP-XXX-JPの外見的異常から各メディアが報道した事により財団の目を引き、収容に至りました。また世間にはカバーストーリー「生来奇形の被虐犬」を流布しました。
発見時のSCP-XXX-JPは『不 2███/██/█ 処確』という手書き1のタグがついた黒色の首輪をつけた状態で発見されました。これらの事から人工的なオブジェクトであると考えられ、首輪とタグからその痕跡が探されましたが、有効な手がかりは見つかりませんでした。
また発見時の完成したSCP-XXX-JP-aの個数は26個でしたがそのうちSCP-XXX-JP本体の頭部から近い8つのSCP-XXX-JP-aは激しく損壊していました。これらのSCP-XXX-JP-aの傷口の歯型とSCP-XXX-JP本体の歯型が一致した事から、SCP-XXX-JP-aを自ら食べることで飢えをしのいでいたと考えられます。

上記の経緯と前述したSCP-XXX-JPの肉の異常性から、現在SCP-XXX-JPが口に出来る物は自身の肉のみです。回収されたSCP-XXX-JP-aはSCP-XXX-JPの餌に加工されます。